インフルエンザ関連ニュースの拾い読み。
今シーズンは当初製薬会社のワクチンが検定で不合格となり、ワクチン不足が懸念されました。
■ インフルエンザ:ワクチン不足、増産で来月解消へ--県医療指導課 /鳥取(2011.11.19:毎日新聞)
◇「安心して接種待って」
インフルエンザワクチンの出荷が一部製薬会社で予定より減った影響で、鳥取県内の一部医療機関でも先月からワクチン不足が続いている。県などによると、ワクチンの増産などで、来月には状況はほぼ改善される見通しになった。県医療指導課は「12月上旬には県内需要に対する100%の供給めどが立っている。かかりつけの医者の指示に従い予約するなどして、安心して接種を待ってほしい」と呼びかけている。
幸い当院で採用している製薬会社ではなく、影響は受けませんでした。
しかし、例年予約希望のすべてにお答えできない状況が続いています。これは接種の際に風邪をもらわないように時間・空間を分けているからです。インフルエンザワクチンは短期間に集中して行う必要があり、接種枠を広げれば広げるほど一般診療の時間が削られることになりますので悩ましい。
さて、かかりつけながら当院で接種できない方(すみません)が他院で接種予定の前に風邪を引いて「ワクチンを打って大丈夫ですか?」と相談に見えます。
軽い症状でどんどん悪化する勢いがなく、診察所見で問題がなければ私は接種していますが、この辺の考え方には医師間で少し温度差がありますので、残念ながら「打っても大丈夫ですよ」と保証することはできかねます。接種医の判断を仰いでください。
一般論は当院HPの「風邪を引いた後はどれくらい期間を空ければいいのですか?」をご参照ください。
なお、インフルエンザワクチンに余裕ができましたので、現在予約受付を再開しています。ご希望の方は電話・窓口で受け付けていますのでどうぞ。
→ 11月22日で追加枠も埋まりましたので、受け付けは終了させていただきました。
次はインフルエンザ流行のリスクを教えてくれる温度湿度計の話題;
■ インフルエンザの季節到来、感染予防に役立つ湿温度計発売(2011年11月19日:子育て支援ニュース)
◇ インフルエンザの感染予防対策に一役
健康計測機器の開発などを行っているタニタは、10月20日からインフルエンザの予防に有効な温湿度計の発売を開始した。
今回の商品は、小児科医の研究などで明らかになった、季節性インフルエンザの発症が、温度や湿度と密接な関係があるという理論に基づき開発された。
温度と湿度(相対湿度)の値から算出した「絶対湿度=体積1立方メートル中に含まれる水蒸気の量」をベースに、ウィルスが生存しにくい環境(ほぼ安全)、ウィルスに感染に注意が必要な環境(注意)、ウィルスに感染しやすい環境(警戒)の3段階で表示。表示に沿って湿度と温度管理を行い、インフルエンザの予防対策に繋げる。
◇ 手ごろな価格で3種類を用意
商品はデジタル表示で見やすい「TT-549」(価格3675円)、アナログ式で、据え置きと壁掛け兼用の「TT-547」(価格2100円)、アナログ式で大型の壁掛け使用の「TT-549」(価格3675円)の3種類を用意。
「TT-549」では、「警戒」時にはアラームが鳴るように、注意を促す機能を搭載したほか、カビが発生しやすい環境にあることを知らせる表示機能なども備えている。
☆ タニタのHP
インフルエンザは気温と湿度が低いと活動が活発化するから冬に流行すると従来説明されてきました。それを数字で表して危険度を知らせる湿温時計が体重計で有名な「タニタ」から発売されました。
でも、育児熱心のお母さんが乳児用体重計を購入して毎日体重測定しノイローゼになってしまう、という現象と同じことが起きないか私は心配です。
インフルエンザは熱帯地方でも流行していますし、近年検査キットが普及するとともに沖縄県では夏にもインフルエンザ流行が発生していることが判明しましたので、この温湿度計は私の目から見るとちょっと・・・。
今シーズンは当初製薬会社のワクチンが検定で不合格となり、ワクチン不足が懸念されました。
■ インフルエンザ:ワクチン不足、増産で来月解消へ--県医療指導課 /鳥取(2011.11.19:毎日新聞)
◇「安心して接種待って」
インフルエンザワクチンの出荷が一部製薬会社で予定より減った影響で、鳥取県内の一部医療機関でも先月からワクチン不足が続いている。県などによると、ワクチンの増産などで、来月には状況はほぼ改善される見通しになった。県医療指導課は「12月上旬には県内需要に対する100%の供給めどが立っている。かかりつけの医者の指示に従い予約するなどして、安心して接種を待ってほしい」と呼びかけている。
幸い当院で採用している製薬会社ではなく、影響は受けませんでした。
しかし、例年予約希望のすべてにお答えできない状況が続いています。これは接種の際に風邪をもらわないように時間・空間を分けているからです。インフルエンザワクチンは短期間に集中して行う必要があり、接種枠を広げれば広げるほど一般診療の時間が削られることになりますので悩ましい。
さて、かかりつけながら当院で接種できない方(すみません)が他院で接種予定の前に風邪を引いて「ワクチンを打って大丈夫ですか?」と相談に見えます。
軽い症状でどんどん悪化する勢いがなく、診察所見で問題がなければ私は接種していますが、この辺の考え方には医師間で少し温度差がありますので、残念ながら「打っても大丈夫ですよ」と保証することはできかねます。接種医の判断を仰いでください。
一般論は当院HPの「風邪を引いた後はどれくらい期間を空ければいいのですか?」をご参照ください。
なお、インフルエンザワクチンに余裕ができましたので、現在予約受付を再開しています。ご希望の方は電話・窓口で受け付けていますのでどうぞ。
→ 11月22日で追加枠も埋まりましたので、受け付けは終了させていただきました。
次はインフルエンザ流行のリスクを教えてくれる温度湿度計の話題;
■ インフルエンザの季節到来、感染予防に役立つ湿温度計発売(2011年11月19日:子育て支援ニュース)
◇ インフルエンザの感染予防対策に一役
健康計測機器の開発などを行っているタニタは、10月20日からインフルエンザの予防に有効な温湿度計の発売を開始した。
今回の商品は、小児科医の研究などで明らかになった、季節性インフルエンザの発症が、温度や湿度と密接な関係があるという理論に基づき開発された。
温度と湿度(相対湿度)の値から算出した「絶対湿度=体積1立方メートル中に含まれる水蒸気の量」をベースに、ウィルスが生存しにくい環境(ほぼ安全)、ウィルスに感染に注意が必要な環境(注意)、ウィルスに感染しやすい環境(警戒)の3段階で表示。表示に沿って湿度と温度管理を行い、インフルエンザの予防対策に繋げる。
◇ 手ごろな価格で3種類を用意
商品はデジタル表示で見やすい「TT-549」(価格3675円)、アナログ式で、据え置きと壁掛け兼用の「TT-547」(価格2100円)、アナログ式で大型の壁掛け使用の「TT-549」(価格3675円)の3種類を用意。
「TT-549」では、「警戒」時にはアラームが鳴るように、注意を促す機能を搭載したほか、カビが発生しやすい環境にあることを知らせる表示機能なども備えている。
☆ タニタのHP
インフルエンザは気温と湿度が低いと活動が活発化するから冬に流行すると従来説明されてきました。それを数字で表して危険度を知らせる湿温時計が体重計で有名な「タニタ」から発売されました。
でも、育児熱心のお母さんが乳児用体重計を購入して毎日体重測定しノイローゼになってしまう、という現象と同じことが起きないか私は心配です。
インフルエンザは熱帯地方でも流行していますし、近年検査キットが普及するとともに沖縄県では夏にもインフルエンザ流行が発生していることが判明しましたので、この温湿度計は私の目から見るとちょっと・・・。