まじめな話です。
本日、「群馬漢方集中セミナー」に参加してきました。
講師は大阪の千福クリニック院長、千福貞博先生。
元々は一般外科医でしたがふとしたきっかけで漢方に目覚めて独学でマスターし、現在はビギナー向け講演をあちこちで行っている先生です。なんでも全県制覇を目指しているとか。
私は漢方セミナーをもう数十回聴講していますが、初めから漢方専門の先生より西洋医学中心の診療をしていた人が漢方の魅力に取り付かれてプチ専門医になった人の話の方がわかりやすい印象があります。
西洋医学と東洋医学の間の垣根を上手に飛び越える方法を噛み砕いて教えてくれますので。
今日の千福先生の話は特にわかりやすく、大阪人らしく「つかみはオッケー!」と話のリズムもよく睡魔に襲われずに一日聴講できました。
腹診の実技がとても勉強になりました。
この腹診方法も講師の先生により微妙に異なります。
千福先生は外科医らしく、結構強く押して所見を取るタイプ。
私は小児科医ですので痛い診察は極力避けてソフトにマッサージする癖があり、「もっと強く押して」という感じの指導を受けました。
一番印象に残ったのが表題の「瘀血点マッサージ」。
女性で下腹部がポコッとふくれている方は、おへその斜め下を押すととても痛がることがあります。生理痛がひどくて悩んでいる人に多い傾向があります。
そこを漢方医学では瘀血点といい、治療薬を選択する所見となります。
と、そこまでは今まで何回も聞いた話でしたが・・・
千福先生は「痛がるところを痛すぎない程度の強さでぐりぐりマッサージしていると急に柔らかくなって痛みが無くなり、本人も楽になります」とおっしゃいました。
実は私も瘀血点が少し痛むので、夜布団に入ったらマッサージしてみようかな。
腹診はお腹に手を当てて診察しながら、実は治療もしていることになります。
「手当て」の語源はここから来ているとか。
そういえば九州の織部先生の講演でも聴いた記憶があります。
彼の師匠は山田光胤先生で「痛くない腹診」がポリシーだそうです。
手をそっとお腹に当てて体の声を聞く・・・ゆっくりとマッサージして緊張を和らげる・・・良い方法ですね。
本日、「群馬漢方集中セミナー」に参加してきました。
講師は大阪の千福クリニック院長、千福貞博先生。
元々は一般外科医でしたがふとしたきっかけで漢方に目覚めて独学でマスターし、現在はビギナー向け講演をあちこちで行っている先生です。なんでも全県制覇を目指しているとか。
私は漢方セミナーをもう数十回聴講していますが、初めから漢方専門の先生より西洋医学中心の診療をしていた人が漢方の魅力に取り付かれてプチ専門医になった人の話の方がわかりやすい印象があります。
西洋医学と東洋医学の間の垣根を上手に飛び越える方法を噛み砕いて教えてくれますので。
今日の千福先生の話は特にわかりやすく、大阪人らしく「つかみはオッケー!」と話のリズムもよく睡魔に襲われずに一日聴講できました。
腹診の実技がとても勉強になりました。
この腹診方法も講師の先生により微妙に異なります。
千福先生は外科医らしく、結構強く押して所見を取るタイプ。
私は小児科医ですので痛い診察は極力避けてソフトにマッサージする癖があり、「もっと強く押して」という感じの指導を受けました。
一番印象に残ったのが表題の「瘀血点マッサージ」。
女性で下腹部がポコッとふくれている方は、おへその斜め下を押すととても痛がることがあります。生理痛がひどくて悩んでいる人に多い傾向があります。
そこを漢方医学では瘀血点といい、治療薬を選択する所見となります。
と、そこまでは今まで何回も聞いた話でしたが・・・
千福先生は「痛がるところを痛すぎない程度の強さでぐりぐりマッサージしていると急に柔らかくなって痛みが無くなり、本人も楽になります」とおっしゃいました。
実は私も瘀血点が少し痛むので、夜布団に入ったらマッサージしてみようかな。
腹診はお腹に手を当てて診察しながら、実は治療もしていることになります。
「手当て」の語源はここから来ているとか。
そういえば九州の織部先生の講演でも聴いた記憶があります。
彼の師匠は山田光胤先生で「痛くない腹診」がポリシーだそうです。
手をそっとお腹に当てて体の声を聞く・・・ゆっくりとマッサージして緊張を和らげる・・・良い方法ですね。