徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

新型コロナは唾液の中にいる

2021年01月18日 06時28分09秒 | 小児科診療
新型コロナウイルス対策をしたら、ほかの感染症は激減したけど、新型コロナだけが残っている、という不思議な現象が発生しており、現在の対策で十分なのか?という素朴な疑問がわいてきます。

新型コロナの特徴の一つに「唾液中にウイルスがたくさんいる」ことがあげられます。
テレビで放送されているように、新型コロナの検査では鼻の中の検査のほかに、唾液を使った検査がありますよね。
これは唾液中にウイルスがたくさん出ていることの証拠です。

一方、インフルエンザを含めた他の感染症で、唾液を使った検査はできません。
つまり、唾液中にウイルスはいない(あるいは少ない)のです。

唾液の中にいるということは、くしゃみや咳をすると飛び散った飛沫が感染力を持つことは当然ですが、先日テレビで「ふつうの会話を3分間すると、1回咳をしたときと同じだけ飛沫が飛ぶ」ことがわかったと放送していました。

だから、「マスクなしの会話・会食で感染する」のですね。

会食の際、横並びは合い向かいよりリスクが高いそうです。
合い向かいでも、正面より斜め前にずらした方がリスクは減るそうです。

<参考>
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