テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

オベーションギターのネック裏レリック加工

2022年10月07日 | 楽器
パテを盛った部分が完全に乾燥したのだ

今回は盛るというよりは凹んだ部分を穴埋めするという感じなのだ

本来は放置するか塗装をすることになる

とりあえず、様子を見ながら紙ヤスリで削ってみたのだ

番手の粗いヤスリでパテ部分を削った

イメージとしては凹んだ穴にパテが残るという感じ

今回は240番から2000番までの数枚を使用した

これも毎度お馴染みの100均の商品なのだ



黒テレやジャズベなどの加工でも大活躍した

基本的に私は手作業なのだ

電動工具で済ませるということも出来るが手で感覚を掴みたい

人間の手ほど優れた道具はないのだ

どんなに技術が進歩してもギターロボットが生まれない理由がそこにある

鍵盤を機械的に動かすロボットは存在するがギターはまだ登場していない

ギター弾きの指先には練習の成果と己の感性が詰まっているのだ

読者の皆さんもご自分の指先をジックリと観察してみていただきたい

ネック裏のキズは好きではない

正直な話、上手い人はネックにキズをつけることはない

長年使い込んで表面の塗装が剥がれることはある

常に触れる部分だけに熟達した人はネックの扱いには細心の注意を払う

ボディも同じなのだ

良く触れる部分や擦れる部分の塗装が剥がれることはあるが大きなキズがつくことは本来はあり得ない

ギターを倒すというのも拙さが滲み出ている

他人に倒されたことはあるが自分でギターを倒したことはない

バンド練習などでも常に『動線』を考えているのだ

転ばぬ先の杖・・

少し工夫すれば事故やトラブルは未然に防げる

脱初心者を目指す人はトラブル回避を視野に入れるべきだと思う

しかしながら、怪我の功名という感じで前のオーナーに感謝したい

仮にネック裏にキズがなければ無駄に加工することはなかった


40年以上経過している表に対して裏は若い

これも違和感を覚える部分だった

今回のキズ補修で良い感じにレリック加工できた

結果としてレリック加工のようになったのだ


画像では分かり難いと思うが適度に艶が抑えられている


問題のキズや凹みは皆無なのだ

アコギはローポジを多用する

良く使う部分のキズは本当に気になる


照明の映り込みで艶感がお分かりいただけると思う


一皮剥けたような印象を受ける

長年の弾き込みで表面が剥けたような感じになった


良い意味で表と裏のバランスがとれた感じなのだ

最終的にはレモンオイルで整えた

専用のクリーナーなど不要なのだ

ギターの基本はから拭き

汚れが酷い場合にはレモンオイルかオレンジオイル

これで十分なのだ

両者の違いは匂いの違いなのだ

特に成分に違いはないようだ

私はフリーダムがリリースしている製品を長年愛用しているのだ

お徳用の大容量オイルは不要なのだ

量よりも質を重視したい

年齢を重ねるほどにそれを思う

食べ物などにも言えるのだ

私が買い物に行くと迷わず値段が高い商品をカゴに入れる

結果、それで後悔したことがない

値段が高い商品にはそれなりの理由がある

その理由に気付かない人はお買い得を買った方が幸せになれる

これはギター購入にもいえるような気がする

猫に小判・・

豚に真珠・・

ではギターが泣くのだ

私は自分の好みと技量を知っている

自分を一番分かっているのは自分だけ

それ故に常に身の丈に合ったギター道を意識しているのだ

”お金をかけるよりも知恵を絞れ・・”

が私のギター道のモットーになっているのだ

必要な物は躊躇なく買うが無駄な物は買わない

ただそれだけなのだ

今回のネック補修も結果的に0円食堂なのだ

手間と時間もそれほどかからなかった

過去に重ねたレリック加工の経験が活きている

何となく結果が見えているのだ

今回は結果オーライだった😉 



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