テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

万能ギターってやっぱり必要かも・・?

2015年11月06日 | 日記
先に結論から述べたい・・

知り合いに売却を考えていたアリアだが手元に残す事に決めたのだ



ギターはいつでも売る事が出来るが・・・

『好条件』で売るにはタイミングが必要なのだ



今回の商談において私に損がない好条件だった

あくまでも金銭的な話だが・・

使用期間や改造パーツなどを考慮しても損はない取引だった

ある意味、他人が積極的に欲しがるギターは価格を問わず人気がある証なのだ

一方、いつでも、どこでも・・

誰でも簡単に手に入れられるギターはあまり人気がないともいえる

不人気のギターが悪いというわけではない

自分が気に入ればそれは良い買い物という事になる


投資目的で人気があるギターを買い漁る輩とは区別したい

実際、このような面倒臭い層が存在するのも事実なのだ

まったく縁がないが59年製のレスポールなどはその好例なのだ


極薄ながらもメイプル板を用いた『メイプルトップ』なのだ



非常に良い木目が出ている

一時はメイプル風のシールが流行っていたが・・

ボディの鳴りをスポイルするという事で最近は採用されないようになってきた



それでも低価格帯のギターはコストカットの為に相変わらずこの構造を採用している


表情に美しい木目を見せながらも『スペック表』で一切触れていない場合、その可能性が高い


このギターはネックが細く、薄いのだ



ここは演奏性を左右する重要なポイントになる

握り込みのコードフォームにしても速弾き系のフィンガリングにしてもストレスを感じない


一方でギブソンの極太ネックなどと比較すると『鳴り』が弱い

ボディが共振しているというよりはピックアップのパワーで鳴らしているという感が否めない

本物の鳴りを体験した人、それが好きだという人には物足りない事も事実なのだ


もう一つ、今回も音源としてご紹介したが・・

『多彩な音』も捨て難い



リアピックアップにしても・・

シングル、シングル×2、ハムという3モードが選択できる

そのどれもが『使える音』なのだ


この手のタップ系のギターの場合、オマケ的な音のギターも多い

エピフォンなどのレスポールでツマミを引き上げるとシングルモードに切り替わるギターがある

ハムはレスポール系の太い音がするが・・どうもシングルが使えない

ストラトのような音をイメージしてはダメなのだ

カッティングをしても気持ち良くない

まぁ、個人的な感想なので多くの人が同様の印象を抱くとは限らない


ギターはネットでは買えない

ルックスと価格だけで決める人はそれでも良いと思う


結局、音が分からない人なのだ

以前は否定的な意見を述べていたが・・

『どうでも良い・・』という感じに変わってきたのだ


余計なお世話なのだ


まぁ、私のブログの読者の方には価格に見合った『良いギター』を手に入れていただきたい

お手持ちのギターの使用頻度が低く、不要だと感じる場合、それを売り新しいギターに買い替えるのも良い選択だと思う

使っている場合には『買い足し』になる


以前にもお話したが・・

ギターが弾いた時間だけ傷む・・

一方で『エージング』も同時に進行する


弾き込まれ塗装が剥げ落ちた年季が入ったギターをイメージしていただきたい

今にも壊れそうだが・・乾いた良い音がすると思う

パーツの馴染みと木部の水分の適度な抜けによるところなのだ


個人的は第一段階の変化は約5年くらいで訪れると思っているのだ

ここでも弾いてきた時間が影響する

あくまでも私が基準のお話なのでほとんど弾かない人はその倍くらいかかると思う

シーズニングとエージングのバランスが悪い個体も多々ある


そこそこ古いギターだが・・ほとんど弾かれていない個体なのだ

パーツの馴染みが悪い

中古で見た目がキレイな個体に多い

見た目のキレイさで飛びつく人も多いが・・


このようなギターはいくら弾き込んでも伸びない

ギターは最初が肝心なのだ

ギターは子供にも似ている


幼い頃に躾(しつけ)を怠った子供がそのまま40歳になったと仮定しよう

見た目はオヤジだが・・

脳は微妙・・・


こんな大人が増えている

歩きスマホなどでトラブルを起こしている人に該当すると思う

困った事に激増しているのだ


『修正』は可能だろうか?

少しは何とかなると思うが・・根本的な解決策はない


ギターも同様、最初の数年が重要なのだ

誰がどんな風に使ったか?

これによってギターの音が決まる


最初に上手い人の手に渡ったギターが後に初心者のもとに巡ってきても素性は変わらない

良い音で鳴ってくれる

いわゆる、初心者が苦手なパキパキのストラトがこのタイプなのだ

「何かカッコいいから買ったけど・・弾き難い」

この辺りの個体が稀に中古で流通する

買い!なのだ


脱線したが・・

今回の音源は昨日のストラトで使った音源をアリア用に手直ししたのだ

基本的なアンプのセッティングが一緒なのだ

違いはGT-100内蔵のブースターを使っている事だけなのだ


私のアリアを欲しがる知人には申し訳ないが・・

もう少し使ってみたいと思う




アリアを手放せば名実ともに

”レスポール&ストラトの部屋・・”

になったのだ


過去のサンプル音源や多くの楽曲も実はアリアで弾いたものが多い

約6割がアリアなのだ

今後、頑張ってレスポールとストラトを弾いていきたい

むしろ、アリアを休ませる傾向でも良いと思う

十分に熟成しているのだ



ピックアップを色々と切り替えて弾いてみた

音の違いを感じていただきたい

これは同時に『ダンカン』の音なのだ

ピックアップ交換を考えている方には参考になると思う





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする