またまた、妙なタイトルをつけてしまった
普通ならば、
”私が影響を受けたギタリスト・・”となる
多かれ少なかれ、人は誰かに影響を受けて生きているのだ
あまりにもかけ離れた人よりも近しい人々に影響を受けるケースが多いと思う
読者の皆さんにも少なからず心当たりがあるのでは?
実は私がギターを始めたのは父親の影響なのだ
私が幼稚園生の頃から、その辺にクラシックギターが転がっていた
気が向くと古賀政男のような演歌を弾いていた
その頃の私は当然ながら、ギターなどにはまったく関心を示さなかった
本格的にギターに興味を抱き始めたのは中学生の頃なのだ
仲の良い友人がギター部に入部し、休憩時間に毎日のように弾いていたのだ
ギター部にもジャンル分けがあり、彼はフォークソング系に属していた
お世辞にもルックスは良いとは言えない
『中の下』くらいなのだ
当時は携帯電話もポータブルゲーム機も無い時代だった
非常に趣味性の低い時代だったと振り返り思い出す
休憩時間に彼がギターを弾き始めると友人を取り囲むように『女子の輪』が出来ていた
私を含め、ギターを弾けない(もちろん持っていない)者たちは指を咥えて眺めていた
数ヵ月後に親を説得して見切り発射的にフォークギターを買ってもらった
たぶん、モーリスの最も安いモデルだったと記憶している
音が良いのか?悪いのか?も分からなかったが嬉しかった
教則本も少なかった(しかも高かった)時代だけに友人が教えてくれた数個のコードを練習した
凝り性の私は1カ月ほどでコードを教えてくれた友人を追い抜いてしまった
奏法的な話になってしまうが・・
『プリング&ハンマリング』『スリーフィンガー』などカッコ良く見えるテクをテレビから盗んだのだ
現在でもネット動画から奏法のヒントを得ることも多いのだが・・
当時から、そういったセンスがあったようだ
数ヵ月後には女子の輪を私が独り占めしてしまったのだ
嫌な奴~と思わないでほしい
みんな異性にモテたいのだ
”努力なき者に果報は無し!”
指にマメを作った成果が実った瞬間だった
女子に囲まれている私を羨ましそうに見つめている男がいた
私の親友のK君だった
長身の私に対して彼は前から2番目というおチビさんだった
ルックスは並みといったところか・・
ある日、彼が意を決したように私に話しかけてきた
「あのさ・・僕もギター弾きたいんだけど・・・」
「今週の日曜日に買い物に付き合ってくれないかな?」
楽器が弾けない者にとって楽器店は敷居が高い場所なのだ
髪の毛が長い店員さんに話しかけられたらどうしよう・・
当時の中学生は純真で初心だったのだ
私はお金を握り締めた彼のお供をかって出た
どうやら、小遣いを数カ月ほど前借りしたようだ
ちなみに彼は私のギターよりも1万円ほど高いギターを買った
長く続けたい!
上手くなりたい!
という熱意が伝わってきた
下手な私もまったく弾けない初心者にとっては身近なギター講師なのだ
親切な私は放課後に彼のお宅を訪ねてギターを教えたのだ
目的は彼の美人のお姉さんの顔が見たかったのだ
動機が不純であっても、ちゃんと彼にギターを教えたのだ
料理上手な彼のお母さんの持て成しも楽しみだった
数ヵ月後には彼も努力の甲斐あり演奏できる曲ができた
めでたし、めでたし・・・
受験で別々の高校に進学した
その後は音信不通になっていた
大学を卒業して社会人になった頃に同窓会の知らせが届いた
彼と同じクラスだった時のクラスメートが幹事だった
久々に友人たちと再会した
数年ぶりに彼に会ったのだ
「久しぶりだな~」
「ギター弾いてる?」
冗談を投げかけたのだ
何と彼は有名な楽器店に就職していたのだ
読者もほぼ100%知っているような上場企業なのだ
音楽とは無縁だった男が楽器業界に身を委ねたのだ
「何で楽器業界なの?」という野暮な質問はしなかった
「お前が音楽業界とは意外だったなぁ・・」
という私の言葉に彼は笑っていた
私は心の中で思っていた
『あの時に俺がギターを教えていなかったら・・?』
これは少なからず関係しているといえる
ちなみに楽器が弾けなくても音楽業界に就職できる
販売員もいれば、事務屋さんもいるのだ
しかしながら、事務屋さんとして就職するにしても楽器に興味がないならば他の業界に行くと思う
就職先は山ほどあるのだ
それから数十年が経った・・・
ある時、仕事の都合で地方都市を訪れた
仕事も一段落して夕刻に飛び込み的に楽器店を覗いたのだ
「もしかして・・○○君じゃない?」
何と!彼がその楽器店に勤めていたのだ
「凄い奇遇だな~ 久しぶりだよな」
彼の胸のバッジを見ると『副店長』と書いてあった
「出世したじゃない! 副店長なんだ・・」
何度も言うが・・
まったく音楽とは無縁の男が大手の楽器店で副店長になっていたのだ
同じ会社で知り合った奥さんと結婚して子供が二人いるらしい
東京には無理だったが○○県にマイホームも購入したようだ
良い事だと思う
彼にとってはあの時の一本のフォークギターが人生を決定付けたのだ
ちょっと大袈裟だが・・本当のお話なのだ
余談だが・・
高校、大学共に何人かの友人にギターを勧めてきた
大半が飽きてやめてしまったようだが・・
数人はオヤジになった現在も趣味で弾いているらしい
その中の一人とは年に数回ほどジャムセッションをする仲間なのだ
オヤジ達のジャムに奥さんと子供が付いてくる
時に車自慢であったり、ギター自慢であったりもする
驚いた事に中には大学時代に使っていたエレキを持参するオヤジもいるのだ
すぐに売ってしまう私とは大違いなのだ
何とも物持ちが良い男なのだ(偉い!)
「フレットくらいは打ち換えた方がいいんじゃない?」
常にコンディションの良い私の新しいギターと合わせると微妙に音程が狂っているのだ
減り過ぎたフレットでは完璧なチューニングは不可能なのだ
「いろいろと金もかかるしなぁ・・買えないよ」
オヤジにとっては趣味の世界は二の次、三の次なのだ
ある意味で私は趣味に関しては非常に恵まれていると思う
条件付きではあるが・・
欲しいギターを手に入れることもできる
パソコンに向かう時間も比較的自由な方らしい?
幸せだと思う。。
何だか昔話を延々と語ってしまった・・
たかがギターではあるがドラマがあるのだ
私に関して言うならば、音楽と仕事(収入)とはまったく無関係だが生活に影響がないわけではない
特に音楽を制作するようになってから、日々の仕事や生活にも張りが出てきたのだ
イライラとする事も多いが・・
何となく許せてしまう自分がいるのだ
かなりのウェイトで音楽が私のストレス発散になっているのだ
年齢や体力を気にすることなく続けられるのも良い点の一つだと思う
ちなみに作曲に関してはいつまで続くかは自分でも分からない
ゼロからの作曲とは非常に根気と集中力が必要な作業なのだ
もちろん、元になる音楽的なセンスも必要だが・・・
昨晩、ギターと戯れていて出来た曲をアップしてみたい
読者のみなさんはZZ TOPというバンドをご存じだろうか?
音楽好きな人が多いようなので多分一度は聴いたことがあると思う
アームなどの小細工なしのストレートなテキサスロックなのだ
あの太い音と親しみやすいリフが大好きなのだ
ギターソロもペンタトニック一辺倒の伝統的なロックだ
速弾きなどはないが・・何ともカッコいい!
髭とサングラスがトレードマークなのだ
まだ聴いた事がない人はyoutubeなどで検索してみてほしい
この手のロックが弾きたくなった時にB.C.Richが大活躍するのだ
単純にアームが無いというだけではない
厚いボディーと温かみのあるピックアップによるところが大きい
尖がった音が
特徴的なIbanezやAria Proには出せないサウンドなのだ
いろいろなジャンルに興味があるだけに何だかんだ言っても音数は重要だと思える
まったくの思い付きで弾いてみた
最初に浮かんだリフを聴きながら音を重ねただけなのだ
ベースもアドリブなのだが一番最後に音入れしたのだ
こんな自由度も宅録ならではの楽しみだと思う
「ベースが最後じゃダメなの?」
という感想を抱いている人もいると思う
基本的にはドラムやベースといったボトム的なリズム隊は最初に録ってしまうのがお約束なのだ
それにギターやボーカルを重ねるというのが基本だといえる
ちなみに全員がスタジオワークをこなしていたTOTOのメンバーのレコーディングはバラバラだったらしい
それぞれが多忙なだけに暇な時間を見つけて単独でスタジオを訪れていたらしい
目の前の譜面とカウント音だけを頼りに自分のテイクを入れて帰ってしまうらしい
何ともプロ的というか・・カッコいいと思う
相変わらず前置きが長いが聴いてみてほしい
まったくの遊びなのでクオリティは期待しないでほしい
エフェクトが少ないだけに何となくスタジオテイクのような感じに仕上がった気がする
リバーブをガンガン使ったホールシュミレーションも良いがこんなシンプルな音も捨て難い
完成曲以外にもこんな感じで『思い付き』を音にしてみたいと思っている
私のブログの信条は・・
”音が見えるブログ・・”なのだ
普通ならば、
”私が影響を受けたギタリスト・・”となる
多かれ少なかれ、人は誰かに影響を受けて生きているのだ
あまりにもかけ離れた人よりも近しい人々に影響を受けるケースが多いと思う
読者の皆さんにも少なからず心当たりがあるのでは?
実は私がギターを始めたのは父親の影響なのだ
私が幼稚園生の頃から、その辺にクラシックギターが転がっていた
気が向くと古賀政男のような演歌を弾いていた
その頃の私は当然ながら、ギターなどにはまったく関心を示さなかった
本格的にギターに興味を抱き始めたのは中学生の頃なのだ
仲の良い友人がギター部に入部し、休憩時間に毎日のように弾いていたのだ
ギター部にもジャンル分けがあり、彼はフォークソング系に属していた
お世辞にもルックスは良いとは言えない
『中の下』くらいなのだ
当時は携帯電話もポータブルゲーム機も無い時代だった
非常に趣味性の低い時代だったと振り返り思い出す
休憩時間に彼がギターを弾き始めると友人を取り囲むように『女子の輪』が出来ていた
私を含め、ギターを弾けない(もちろん持っていない)者たちは指を咥えて眺めていた
数ヵ月後に親を説得して見切り発射的にフォークギターを買ってもらった
たぶん、モーリスの最も安いモデルだったと記憶している
音が良いのか?悪いのか?も分からなかったが嬉しかった
教則本も少なかった(しかも高かった)時代だけに友人が教えてくれた数個のコードを練習した
凝り性の私は1カ月ほどでコードを教えてくれた友人を追い抜いてしまった
奏法的な話になってしまうが・・
『プリング&ハンマリング』『スリーフィンガー』などカッコ良く見えるテクをテレビから盗んだのだ
現在でもネット動画から奏法のヒントを得ることも多いのだが・・
当時から、そういったセンスがあったようだ
数ヵ月後には女子の輪を私が独り占めしてしまったのだ
嫌な奴~と思わないでほしい
みんな異性にモテたいのだ
”努力なき者に果報は無し!”
指にマメを作った成果が実った瞬間だった
女子に囲まれている私を羨ましそうに見つめている男がいた
私の親友のK君だった
長身の私に対して彼は前から2番目というおチビさんだった
ルックスは並みといったところか・・
ある日、彼が意を決したように私に話しかけてきた
「あのさ・・僕もギター弾きたいんだけど・・・」
「今週の日曜日に買い物に付き合ってくれないかな?」
楽器が弾けない者にとって楽器店は敷居が高い場所なのだ
髪の毛が長い店員さんに話しかけられたらどうしよう・・
当時の中学生は純真で初心だったのだ
私はお金を握り締めた彼のお供をかって出た
どうやら、小遣いを数カ月ほど前借りしたようだ
ちなみに彼は私のギターよりも1万円ほど高いギターを買った
長く続けたい!
上手くなりたい!
という熱意が伝わってきた
下手な私もまったく弾けない初心者にとっては身近なギター講師なのだ
親切な私は放課後に彼のお宅を訪ねてギターを教えたのだ
目的は彼の美人のお姉さんの顔が見たかったのだ
動機が不純であっても、ちゃんと彼にギターを教えたのだ
料理上手な彼のお母さんの持て成しも楽しみだった
数ヵ月後には彼も努力の甲斐あり演奏できる曲ができた
めでたし、めでたし・・・
受験で別々の高校に進学した
その後は音信不通になっていた
大学を卒業して社会人になった頃に同窓会の知らせが届いた
彼と同じクラスだった時のクラスメートが幹事だった
久々に友人たちと再会した
数年ぶりに彼に会ったのだ
「久しぶりだな~」
「ギター弾いてる?」
冗談を投げかけたのだ
何と彼は有名な楽器店に就職していたのだ
読者もほぼ100%知っているような上場企業なのだ
音楽とは無縁だった男が楽器業界に身を委ねたのだ
「何で楽器業界なの?」という野暮な質問はしなかった
「お前が音楽業界とは意外だったなぁ・・」
という私の言葉に彼は笑っていた
私は心の中で思っていた
『あの時に俺がギターを教えていなかったら・・?』
これは少なからず関係しているといえる
ちなみに楽器が弾けなくても音楽業界に就職できる
販売員もいれば、事務屋さんもいるのだ
しかしながら、事務屋さんとして就職するにしても楽器に興味がないならば他の業界に行くと思う
就職先は山ほどあるのだ
それから数十年が経った・・・
ある時、仕事の都合で地方都市を訪れた
仕事も一段落して夕刻に飛び込み的に楽器店を覗いたのだ
「もしかして・・○○君じゃない?」
何と!彼がその楽器店に勤めていたのだ
「凄い奇遇だな~ 久しぶりだよな」
彼の胸のバッジを見ると『副店長』と書いてあった
「出世したじゃない! 副店長なんだ・・」
何度も言うが・・
まったく音楽とは無縁の男が大手の楽器店で副店長になっていたのだ
同じ会社で知り合った奥さんと結婚して子供が二人いるらしい
東京には無理だったが○○県にマイホームも購入したようだ
良い事だと思う
彼にとってはあの時の一本のフォークギターが人生を決定付けたのだ
ちょっと大袈裟だが・・本当のお話なのだ
余談だが・・
高校、大学共に何人かの友人にギターを勧めてきた
大半が飽きてやめてしまったようだが・・
数人はオヤジになった現在も趣味で弾いているらしい
その中の一人とは年に数回ほどジャムセッションをする仲間なのだ
オヤジ達のジャムに奥さんと子供が付いてくる
時に車自慢であったり、ギター自慢であったりもする
驚いた事に中には大学時代に使っていたエレキを持参するオヤジもいるのだ
すぐに売ってしまう私とは大違いなのだ
何とも物持ちが良い男なのだ(偉い!)
「フレットくらいは打ち換えた方がいいんじゃない?」
常にコンディションの良い私の新しいギターと合わせると微妙に音程が狂っているのだ
減り過ぎたフレットでは完璧なチューニングは不可能なのだ
「いろいろと金もかかるしなぁ・・買えないよ」
オヤジにとっては趣味の世界は二の次、三の次なのだ
ある意味で私は趣味に関しては非常に恵まれていると思う
条件付きではあるが・・
欲しいギターを手に入れることもできる
パソコンに向かう時間も比較的自由な方らしい?
幸せだと思う。。
何だか昔話を延々と語ってしまった・・
たかがギターではあるがドラマがあるのだ
私に関して言うならば、音楽と仕事(収入)とはまったく無関係だが生活に影響がないわけではない
特に音楽を制作するようになってから、日々の仕事や生活にも張りが出てきたのだ
イライラとする事も多いが・・
何となく許せてしまう自分がいるのだ
かなりのウェイトで音楽が私のストレス発散になっているのだ
年齢や体力を気にすることなく続けられるのも良い点の一つだと思う
ちなみに作曲に関してはいつまで続くかは自分でも分からない
ゼロからの作曲とは非常に根気と集中力が必要な作業なのだ
もちろん、元になる音楽的なセンスも必要だが・・・
昨晩、ギターと戯れていて出来た曲をアップしてみたい
読者のみなさんはZZ TOPというバンドをご存じだろうか?
音楽好きな人が多いようなので多分一度は聴いたことがあると思う
アームなどの小細工なしのストレートなテキサスロックなのだ
あの太い音と親しみやすいリフが大好きなのだ
ギターソロもペンタトニック一辺倒の伝統的なロックだ
速弾きなどはないが・・何ともカッコいい!
髭とサングラスがトレードマークなのだ
まだ聴いた事がない人はyoutubeなどで検索してみてほしい
この手のロックが弾きたくなった時にB.C.Richが大活躍するのだ
単純にアームが無いというだけではない
厚いボディーと温かみのあるピックアップによるところが大きい
尖がった音が
特徴的なIbanezやAria Proには出せないサウンドなのだ
いろいろなジャンルに興味があるだけに何だかんだ言っても音数は重要だと思える
まったくの思い付きで弾いてみた
最初に浮かんだリフを聴きながら音を重ねただけなのだ
ベースもアドリブなのだが一番最後に音入れしたのだ
こんな自由度も宅録ならではの楽しみだと思う
「ベースが最後じゃダメなの?」
という感想を抱いている人もいると思う
基本的にはドラムやベースといったボトム的なリズム隊は最初に録ってしまうのがお約束なのだ
それにギターやボーカルを重ねるというのが基本だといえる
ちなみに全員がスタジオワークをこなしていたTOTOのメンバーのレコーディングはバラバラだったらしい
それぞれが多忙なだけに暇な時間を見つけて単独でスタジオを訪れていたらしい
目の前の譜面とカウント音だけを頼りに自分のテイクを入れて帰ってしまうらしい
何ともプロ的というか・・カッコいいと思う
相変わらず前置きが長いが聴いてみてほしい
まったくの遊びなのでクオリティは期待しないでほしい
エフェクトが少ないだけに何となくスタジオテイクのような感じに仕上がった気がする
リバーブをガンガン使ったホールシュミレーションも良いがこんなシンプルな音も捨て難い
完成曲以外にもこんな感じで『思い付き』を音にしてみたいと思っている
私のブログの信条は・・
”音が見えるブログ・・”なのだ