還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

落花生とトマトの混植

2014-05-31 22:55:37 | 家庭菜園
昨日に続いて今日も真夏日となり、畑作業には厳しい一日でした。
暑い中ですが、家でポットに播種していた落花生の苗が大きくなり、底で根がとぐろを巻いている状態だったので定植するために畑に行ってきました。

落花生はカルシウム分が不足すると実が入らないので、事前に有機石灰を施してから、元肥として鶏糞+米糠+市販のAG有機の混合を一株あたり移植ゴテ2杯分埋め込みました。
本当は2週間位前にこの作業をしておかなければならないのですが、無精なせいでいつも後追いになってしまいます。
でも何とか今までの経験ではそんなに不具合は感じていないので、今日も同じ事を繰り返してしまいました。
(サンデー毎日の身分になったのでもっと計画的にやらなければ・・・とは思っているのですが)

空いている畝に5本だけ定植し、残りはタマネギかジャガイモの後に植え付けようかと・・・。
そんな事を考えていたら、いつも米と黒豆をわけて頂いている農家の方に「落花生はトマトの株間に植えるといいトマトが出来る」と伺った。
コンパニオンプランツについては栽培本等でよく目にしますが、これは初耳だったので帰宅してからネットで調べてみたら

①トマトは近くにあるほかの植物を排除する性質があるが、ラッカセイは共存可能
②ラッカセイの根には根粒菌が共生しているので、空気中のチッソを固定してトマトに供給できる。
③トマトはナス科、ラッカセイはマメ科であるため、根圏微生物や寄生する病害虫も異なり、病害虫防除に役立つ。
④ラッカセイはトマトの株元の弱光線下でもよく育ち、互いに根の張るスペースや吸収する肥料分が異なるため、競合しない

トマトは水分が多すぎると実付きが悪くなり、乾燥し過ぎると裂果するというように水分調節が難しい野菜です。
そこで落花生を混植すると、落花生は地表を這うように生育するのでトマトを乾燥から守ると共に、余分な水分を吸収しトマトの好む乾燥状態が維持できるということです。

今年もトマトの株間は充分にとっているので、早速来週にでも混植してみようと思っています。


爪木埼灯台(静岡県)

2014-05-30 23:39:08 | 灯台巡り
つめきさき灯台
2014年4月21日(0740-0920)訪問

昭和12(1937)年4月1日 初点灯

静岡県下田市爪木崎
(34.39.20N  138.59.23E)
高さ  地上~塔頂:17.3m  水面~灯火:37.8m
白色塔型(円形)コンクリート造り
灯質  単閃白光 毎4秒に一閃光
光度 8300カンデラ
光達距離 13.5海里(約25km)

下田港を囲むように東側にせり出した須崎半島の東南端にある灯台。
下田市内よりR135を北上すると「爪木崎方面」の道路標識があり、それに従って右折します。
途中の信号で須崎港方面と爪木崎公園方面への分岐を左側へ進みます。
突当りまで進むと灯台手前に有料駐車場(¥500)がありますが、少し手前を左方向に進むと爪木崎公園の駐車場(無料)があるようです(確か、駐車場の矢印があったような気がします)。

灯台は広い自然公園内の先端にあり、途中に野水仙の群生が見られます(あいにく訪れた時はすでに咲き終ったあとでしたが)。

また様々な海浜植物が自生しており昭和天皇も熱心に調査されたそうです、近くに昭和天皇と皇后の歌碑が設置されています。
 
昭和天皇歌碑のある場所から灯台を望む

公園内はきれいに整備されており、灯台へは結構距離がありますが楽に行く事が出来ます。

凛とした灯台らしい形の灯台です。
あいにくと今にも雨の降り出しそうな天気で残念でしたが、天気が良い時にぜひ再訪したい灯台の一つです。
出雲日御碕灯台(この時も今日と同じような天気でした)とよく似た形の灯台です。


海底火山の名残りである柱状節理
マグマが噴火せずに地層の隙間に入り込んで、そのまま固まってしまったもので、マグマが冷える時の体積収縮によって柱状節理となったもの。
この地の柱状節理は断面が六角形をしていることから「俵磯」と呼ばれ、江戸時代には建築用資材として人気があったそうです。


中改造

2014-05-26 22:49:08 | キャンピングカー
自作キャンピングカーでの旅行も10数回を数え、その都度不便な点の小改造を繰り返しています。

当初の完成時はこんなシンプルな形だったのですが最初の旅行中に就寝時の荷物置き場に困り、旅先のホームセンタで材木を購入し急遽後部に棚を作りました。

これは後にテーブルを付けた姿です。
最近は寝袋ではなく布団を利用するようになり(下部には布団を畳んでいるので)後部の視界が悪くて危険(特に高速走行中は後部視界が悪いととても不安になります)なので

天井部に棚を追加し、運転中は下の棚に荷物を置かないようにしました。
これで下部に布団を積んでいても後方視界は確保できるようになりました。

寝袋は簡単で便利なのですが窮屈感は否めません。
その点、布団は身動きが自由で自宅と同じ睡眠環境を確保できて快適です。
その反面、後部のソファ下がデッドスペースになってしまいます。
そこで

前部ソファ下に設置していた(バッテリー、インバータ、充放電コントローラー等を収納した)電源ボックスを後部ソファ下に移動させることにしました。
浮気症でよく気が変わるものですから、制御部をワンブロックにまとめました。

左側から太陽電池からの入力端子、充放電コントローラへの入力電圧をシリーズ接続したダイオードで調整できるようにしたロータリースイッチ、バッテリーへ接続するNFB、充放電監視用の電流計、充放電コントローラ、下部の端子は12V出力端子となっています。

バッテリーとインバータは最後部に設置しています。


布団利用の前は後部に折り畳み自転車を積めたのですが、最近は積む場所がありませんでした。

そこで助手席と前部ソファの隙間に設置していた(給排水タンクやヤカン、ガスコンロ等を収納していた)水回りを変更します。

電源ボックスを収納していた場所に設置します。
(作成中の水回りです)

水回りはソファ下に隠れます。
上手く工夫すれば、このスペースに折り畳み自転車を2台積める筈(?)です。


剪定講習会

2014-05-26 00:01:03 | 日記

近所の公園で土日と二日間「まちなみガーデンショー」が開かれ大勢の人で賑わっていた。
様々なイベントが開かれていたが、その一つ「剪定講習会」に本日参加してきた。

造園業組合のプロの方が剪定ばさみや脚立の使い方から実際の剪定方法までを教えて下さった。
剪定については全く何の知識もなく、ただ単に大きくなった枝を切り落とすだけだったが、いかにいい加減なものだったかをあらためて痛感した。
どんな事でもプロの方の蘊蓄を聞くと底の深さを思い知らされたり、目から鱗を落とすような事があり、大変勉強になります。

今回、興味を持たされたのは、次の二つの事でした。

強剪定で枝の葉を落とし過ぎると、根が全ての葉が無くなったと判断して養分を枝の方へ送らなくなる。

元気な木は花が余り付かないので、根切りをしたり水不足にしたりして樹勢を弱めてやる。
なんでもこれは、自分が弱ってくると本能的に子孫を多く残そうとするからだそうです。
そう言えば前年の夏に雨が少なかったりすると、杉花粉の飛散量が増えるというのも同じ事なのでしょう。
獅子唐の栽培において、収穫の終期に葉を採ってから(この葉を炊いたものは大変美味で大好きです)急に収穫量が増えた経験がありますが、これも同じ事だったのでしょう。
スイカの親ズルを途中で切落すのも同じなのでしょうか?

植物も動物も生物は全て、厳しい条件になればなる程、子孫を増やそうと努力するのが生理なのでしょう。

生活が豊かになった日本の出生率が低いのも自然の摂理なのでしょうか?
安倍首相が戦争が出来る国になろうと必死になっているのも、ひょっとしたら少子化対策の面からも厳しい状況を作り出そうとしていると言うのはうがち過ぎた見方でしょうか。
思わずそんな事を思い浮かべたくなる自然の摂理です。



花と老い

2014-05-23 22:07:13 | 写真

ウオーキング途上の河畔で見かけた花
背丈5~60cmでマーガレットに似ているが、何と言う名前なんでしょう?
ひまわりのように太陽の方向を向いています。

春の花 沈む夕日に 後ろ向き

高齢者大学の写真クラブ初例会用に撮影してみました。
老いた心境を表現したつもりですが・・・。


根深ネギ定植とイチゴ考

2014-05-22 23:04:42 | 家庭菜園
=根深ネギ=
根深ネギは繰り返し土寄せが必要で中々作りにくい野菜ですが、少しでも楽になるように工夫してみました。
有機石灰を施した畝に

幅約40cm

深さ約40cmの溝を掘ります。

(3月3日に播種したのですが、途中で育苗ポットをひっくり返してしまい折れてしまった)苗を両壁に寝かせて植え付けました。
折れた苗がまっすぐになるように針金で固定してみました。

中央部に元肥を施してから、乾燥防止用に枯れ草をかぶせておきます。

溝を掘った土は肥料袋に入れて保管しておき、生長に合せてかぶせていきます。


=イチゴ=

収穫最盛期をむかえたイチゴ
何故かトンネルを施さなかった畝のイチゴの方が2倍くらい大きな実になっていました。
トンネル栽培と違ってゆっくりじわじわと生長するからか、それとも雨がかかるせいなのでしょうか?
収穫時期をずらせるために半分はトンネル栽培していたのですが、来年からはちょっと考え物です。
人間も温室栽培のように過保護で育つと小粒で大成しない事が多いが、作物も同じなのでしょうか。

半島巡りキャンピング旅行 五日目~七日目

2014-05-20 21:55:31 | 旅行
今回の旅の後半は灯台巡りのみとなったので、詳細は灯台巡りの項で記すこととし、備忘的に概略行程のみを記しておきたい。

4月24日 晴
道の駅「伊豆のへそ」を0740出発、R136~R1経由で三浦半島へ
さすがに天下の険と言われるだけあって箱根峠は上りも下りもきつい、延々と12㎞以上続く長い下り坂路側のあちらこちらにブレーキ故障車用の退避坂が設けてありました。
我愛車は青息吐息です。帰りは別ルートを探さねば・・・。

=観音埼灯台 (1145-1450)=

=剣埼灯台  (1540-1640)=

=諸磯埼灯台 (1700-1730)=


4月25日 晴

=安房埼灯台 (0610-0710)=

=城ケ島灯台 (0720-0850)=

夏のような陽光に輝く湘南海岸、江の島を横目に眺めながら本日の宿泊予定地「道の駅富士」を目指す。

14時過ぎに道の駅に到着、今日はここでのんびりと旅の疲れを癒すこととする。
富士山が間近にある筈だが、相変わらずここでも姿を見せてくれません。


4月26日 晴
道の駅「富士」はR1沿いにあり車の騒音がうるさい所ですが、疲れがたまってきていたのかぐっすりと眠れた。
朝方にかすかに富士山が望めたのが今回の旅での富士山初見。
0700出発

=清水灯台(三保灯台) (0730-0800)=

=清水真埼灯台 (0830-0850)=

=羽衣の松 (0920-1120)=
ここからの富士山も美しく、外国からの観光客も多数訪れていたがあいにく今日は富士山の影も見えなくて残念。


=御前埼灯台 (1510-1930)=


4月27日 晴
道の駅「御前崎」0740出発

=伊良湖岬灯台 (1020-1340)=

1920自宅着
夜は2人でいつものようにウオーキング。
今朝は御前崎で目覚めたのに、しばしの日常からの脱却も終わりもういつもと同じ日常。
何だか不思議な感覚だ。



私的懇談会

2014-05-16 22:34:42 | 日記
戦前回帰に執念を燃やす安倍首相の暴走がついに行きつくところまできた感のある集団的自衛権を巡る解釈改憲問題。
自分の考えに近い人だけを集めた私的な「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」なるものの結論でもってお墨付きを与えられたかの如くふるまうつもりのようだ。
こんな偏った議論だけで、約70年間続いてきた専守防衛という国是をこうも簡単に変えていいものなのでしょうか?

最近の中国の強引で我ままな振る舞いや、軍事力でもって領土を拡張しようとする動き(=首相の言う安全保障環境の変化)を見ると、いざという時の備えは充分に尽くしておかなければならないのは当然のことである。
しかしそれは自分の国を守る自衛権を確立することであって、同盟国が攻撃されたからと言ってその攻撃した国に対して日本が参戦するという集団的自衛権のことではない筈である。

どうしても集団的自衛権が必要であると言うならば、堂々と選挙で国民の意志を確かめるべきであろう。

まるで巨人ファンばかりを集めた会議で、巨人に有利なように勝手に野球のルールを変えるようなことはすべきではない。

もしこのまま事態が首相の思い通りに進んでいくのなら近い将来、自民党に議席を与え過ぎたことを痛烈に後悔する事になるのは間違いない。

半島巡りキャンピング旅行 四日目-2

2014-05-15 22:40:38 | 旅行
4月23日

=恋人岬 (1415-1515)=
西伊豆には旅人岬、出逢い岬、恋人岬とロマンチックな名前の岬が多いのですが、この恋人岬が最も人気のある所のようです。
平日でも多数の観光客が来ていました。

駐車場近くのモニュメント。
駅名表示板には前の駅(土肥温泉)、次の駅(結婚)と。

駐車場から岬まではこんな遊歩道を通って約700m、結構歩きます。

世界的に有名なグアムの恋人岬と姉妹提携を結んだことを記念して作られたと言う「金の鐘」
お金に縁のない(?)人には中々鳴らすのが難しい鐘です。二人共上手く鳴らせませんでした。

遊歩道の先端には岬の名前の由来となった民話にちなんだ「愛の鐘」が設置されています。
(この岬は「廻り崎」と言っていたのが1983年に「恋人岬」となり、その翌年にこの鐘が設置された)
年寄りには余り関係ないですが、民話にちなんで3回鐘を鳴らすと永遠に愛が続くと言われているようです。
1回目で「自らの身を清め」、2回目で「相手の心を呼び」、3回目で「二人の愛を誓う」と言うのが鳴らすルールだそうです。

しかしここの一番の売りは何といっても富士山をバックに美しい夕陽が眺められるという事です。
これがなければ何と言う事のない岬です。
今日は富士山のかけらも見えず薄い印象しか残らなかった。


=戸田(へだ)灯台 (1550-1615)=

沼津市の南端にある戸田漁港を囲む親指のような形をした御浜岬。
その親指の関節にあたる所に立っている灯台です。

条件が良ければ、富士山をバックに見ることができる筈なのですが・・・。


=大瀬埼灯台 (1650-1750)=
御浜岬の北方約5㎞にある大瀬崎の先端にある灯台です。
徒歩で大瀬神社を目指して海岸沿いに進むと、岬の先端に神池と言われる小さな池があります。

すぐ近くの三方を海に囲まれているにもかかわらず純淡水池です。
その先に灯台は立っている。

ここからは富士山がすぐ近くに見えるのですが、今日は霞に隠れて全く見えませんでした。
ここが駄目なら、今回の旅の目的である「富士山をバックにした灯台の写真を撮る」と言う事は絶望です。
残念ながら今回は諦めて、冬か秋の空気の澄んだ時期に再度挑戦したい。

伊豆半島の灯台巡りは今日で終わり、明日は三浦半島を目指すために途中の道の駅「伊豆のへそ」へ向かう。


=道の駅「伊豆のへそ」 1920着=

途中の三津の「やまや」で夕食(この辺でアブラゴソと呼ばれているヒウチダイの煮付定食が廉価美味で満足でした)を摂り、道の駅にはいつもより大分遅くなった。
「みんなのHAWAII」という賑やかな電飾看板が目立ちとても道の駅とは見えなかったので、カーナビの指示通りに進んできたのに何回も同じ所をぐるぐる回ってようやくたどり着いた。
車中泊車多数



半島巡りキャンピング旅行 四日目-1

2014-05-12 23:21:05 | 旅行
4月23日
6時に目覚めた時にはまだ曇っていたが、今日の天気はどうなるのだろうか? 
富士山をバックにした灯台の写真撮影が今回の旅の目的の一つであるので、カラッと晴れてくれることを祈りつつ、0740に道の駅を出発。

5年前のちょうど今頃の時期に、初めてのキャンピング旅行で房総半島を訪れた時は、富士山がくっきりと見えて感激したものだが、西伊豆からだともっと素晴らしい富士山が近くに望める筈です。
富士山が間近に見えるのと海に沈む夕日を売りにしている西伊豆地方なので期待を裏切らないで欲しいものですが…。


道の駅「花の三聖苑」の温泉で「田植え前の田を利用した花畑は、天国はこんな所かと思うぐらい見事だ」と地元の人から聞いたので朝一番に寄ってみたが、ちょうど花の端境期で残念であった。


=堂が島 (0800-0940)=

奇岩や多くの小島が松島に似ていることから「伊豆の松島」と呼ばれている西伊豆町の堂が島。

干潮時には陸続きになるというトンボロ現象が見られる三四郎島(見る方向によって3つの島にも4つの島にも見えるところからこう呼ばれている)。
あいにくこの時間には見られなかったのが残念。
公園内を散策した後、洞窟巡りの遊覧船に乗って見ることにする。
ここで昨夜道の駅で出会ったご近所さんの夫婦と偶然にもまた一緒になった。
灯台巡りでは滅多に旅の途中で再会することはないものですが、有名な観光地ではよくあることなのでしょう。

定員50人弱の遊覧船ですが、こんな洞窟の中へ入って行きます。

思わず首をすくめてしまいます。

洞窟の途中に天窓(天窓洞)が開いています。
公園内の遊歩道からも覗きこめますが(物を投げ込まないで下さいとの注意書きあり)、洞窟の中から見ると何やら幻想的です。
約20分間の遊覧を終え、向かいにある「加山雄三ミュージアム」でコーヒーをごちそうになり次の目的地まで車を走らせる。


=安良里灯台 (1015-1300)=
同じく西伊豆町の安良里漁港を囲むように突き出た網屋崎の先端にある灯台です。

安良里の集落と反対側の造船所方向へ行き、行き止まりになっている少し手前の遊歩道から歩きます。

西伊豆町は加山雄三と何か縁があるのでしょうか、ここに加山雄三の光進丸が停泊しています。

遊歩道入口、網屋崎まで約1㎞。
海岸沿いに平坦な道を通って楽に行けるだろうと考えていたのですが・・・。

こんな急なアップダウンを何回か繰り返して進まねばなりませんでした。

遊歩道に入ってすぐの高台から眺めた安良里港、防波堤灯台でしょうか、すぐ近くに灯台が見えます。
(この時点ではまさかこれが目指している灯台だとは夢にも思いませんでした)
途中には「ここから先は急な下り坂が続く、健脚向きコースです」との注意書きがある。

約一時間歩いてやっと灯台のある網屋崎に到着です。
海の向こう約100m先に安良里の集落が見える。

灯台に到達した証拠にと撮っている初点プレートですが、せっかく苦労してここまで来たのに何故かプレートが外されていました。
こんなことなら向かい側から撮影すればこんなに苦労することもなかったのに・・・。
人が住んでいれば橋でもかかっているのでしょうが、直線で100m位の距離を延々と約1㎞の山道を通って来なければ到達できない灯台です。

安良里では江戸時代から昭和40年頃までイルカ漁(どこかの名前だけは有名な大使が変な事を言っていましたが・・)が行われていました。
これはイルカ漁の網を保管していた網小屋です。


=黄金崎 (1315-1400)=

黄金色の地肌が夕陽に映え、その名の通り見事に黄金色に輝くという黄金崎。
ここからも美しい富士山が見える筈なのですが、春霞でその姿を拝むことは出来ませんでした。
黄金色に輝く向こうに富士山が望めるという絶好のスポットですが、本当に残念です。

馬の顔のように見える黄金崎の先端です。




資料廃棄

2014-05-09 22:55:33 | 日記
退職から2カ月が過ぎ、ようやく倉庫に眠っていた現役時代の資料の山を片付け始めた。
技術系社員として半世紀近くお世話になった会社は、同じ技術系でも各専門部門毎に人事も、扱う技術もそれぞれ異なっており、それぞれが別会社みたいなものであった。
いつ頃からか、それでは駄目だということで総合的な複合技術の習得を要請された。
その頃の集合研修や職場OJTの資料がまだ積んだままになっていた。
万一どこに転勤になっても、その時に困らないように捨て切れずにいたものである。

整理しながら当時のいろんな事が思い出される。
技術の進歩はドッグイヤーと言われる業界にあって、今では完全に陳腐化したものばかり。
しかし当時はわけのわからない他部門の用語に戸惑ったものだ。
どの部門の技術も本当はそんなに簡単に習得できるような底の浅い技術ではなく、会社の本当の狙いはコップを揺すり続けて意識改革を促すものだったのだろう。

苦しかったことも過ぎてしまえば全てが懐かしい。
当時必死に習得しようとした技術も、今になって見れば何と古臭いことか。
もうそんな事と縁もなくなった解放感と若干の寂しさの中で整理が続く。

今後は人生の整理の時間が待っているのみ。
何たる寂しさ・・・。

やった!梅野

2014-05-06 22:45:58 | 日記
先制こそしたが、以後はずっと中日に押され気味。
9回表に代打俊介のヒットでようやく追いついたものの、追加点が取れそうな雰囲気は全くしない試合展開。
4月の絶好調が嘘のような貧打線。
野手も投手もほとんど全員が出尽くして、今日も良くて引き分けどまりと諦めかけた12回表。
やってくれました、最後の代打・梅野がレフトスタンドへ2ランホームラン。
大した新人です。
頑張れ! 梅野
第2の田淵君誕生だ。

今年こそは美味しいスイカを

2014-05-06 22:20:54 | 家庭菜園
家庭菜園も12年目になりましたが、スイカは中々難しくて今まで満足できる出来栄えだったのは2回位しかありません。
今年こそは・・・

ツルを誘引しやすいように、畝の中央ではなく肩に近い方に植え付けます(5mの畝に「紅まくら」を2本植えました)。
スイカの根は深く伸びるので、充分耕した畝に深い(約40cm)植え穴を掘ります。

元肥には米糠・堆肥・骨粉・溶リン・鶏糞を充分に施しました。

土を埋め戻し、活着をよくする為に植付前にたっぷりと水やりをします。

暫く時間が経ってから苗を植え付けます。
深植えにならないように畑の土とポットの土の表面が同じ高さになるようにします。
火山の火口のように苗の周りに溝を作り、そこに水やりをします。
これは地際が湿っていると菌が入りやすいから、それを防ぐ為です。

ウリバエ被害防止も兼ねてビニールキャップをかぶせて植え付け完了。
今後の栽培管理も手抜きをせずに、今年こそは立派なスイカの収穫を目指します。

今日は他に

キュウリ5本とゴーヤ1本

オクラ20本(こんなには要らないのですが、発芽率ほぼ100%で苗が出来過ぎ、モッタイナイの精神で・・・)と
万願寺シシトウ1本を植え付けた。



今シーズン2回目の収穫、前回よりはちょっと大きくなってきました。

勇気があるのか、それとも(誰かと同じで)単に欲どおしいだけなのか、今年もヒヨドリが防鳥網にひっかかって御臨終です。
恨まないでね。


半島巡りキャンピング旅行 三日目

2014-05-05 22:40:32 | 旅行
4月22日

伊豆に入ってから三日目になりますが、相変わらず朝からどんよりとした天気。
灯台巡りが中心の旅ですが、曇り空に灯台は映えません。
やはり灯台はくっきりとした青空と真っ白い雲をバックにしてこその灯台です。

今朝も5時半に起床し、6時45分に道の駅「伊東マリンタウン」を出発。
東伊豆の灯台巡り開始です。


=川奈埼灯台 (0700-0720)=
伊東市の川奈崎のゴルフ場内にある灯台。

R135からの川奈崎、画面中央付近に灯台が小さく見えています。
海岸沿いに行き止まりまで車を進め、そこから細い山道を歩いて5~6分で到着します。

朝早いのでまだプレーしている客はいなくて、従業員がコースの整備をしていました。
従業員の許可を得て12番ホールの端を通って灯台まで行きます。

ゴルフのティーを模った珍しいデザイン灯台です。
ちょっと青空も見えてきて、どうやら天気は回復傾向のようで一安心。


=城が崎海岸・門脇埼灯台 (0750-1010)=

伊豆東部火山群の一つである大室山の約4千年前の噴火による溶岩流が作った陸地の尖端がこの城が崎海岸です。
灯台の他、吊り橋や遊覧船もあり観光地としてよく整備されていて、平日でも結構観光客が多い。

城が崎海岸と灯台

吊り橋と灯台

門脇吊り橋
長さはそんなにありませんが、結構高さはあります。
この吊り橋を渡って灯台と反対方向へ約1㎞の遊歩道が整備されていて、黒船防備の砲台跡や茅葺きの「ぼら納屋」と言う食事処があります。

途中にこんな看板がありました。
味噌汁一杯 1万円 ・・・!!
もちろん口には入れておりません。

灯器の下が展望台(無料 9時ー17時)になっており、展望台からはプリン状をした大室山(581m)や万二郎岳(1300m)、万三郎岳(1407m)が望めます。


=稲取岬灯台 (1100-1220)=

R135を走っていると温泉ホテル街の上に目立つ灯台が目に入ります。

開けた温泉街の南東端に稲取竜宮岬公園があり、灯台はその中に立っている。

公園内だからか灯台横にはトイレがあり、その屋根にも登れるようになっています。
これはその屋根上から撮った灯台です。

灯台の裏側には「どんつく神社」という小さな神社があり

岡山・吹屋地区の「金精神社」にもありましたが、ここも男性器を御神体としていて、昔の人の性に対する神聖さと大らかさを表わしているようです。


=石廊埼灯台 (1350-1450)=

伊豆で最も有名な灯台でしょう。
日本の灯台の父と言われるイギリス人技師ブラントンによる灯台で、背は高くないですがどっしりとした私の好きな形の灯台です。
ナビに従って進んで行くと「石廊崎灯台前」というバス停があるジャングルパークの前に着きましたが、既に廃園になっており駐車することはできません。
灯台へはここからが一番近いようですが、引き返してトンネルの手前を左折して遊覧船乗り場前から約20分歩いて灯台に到着。

石廊崎の尖端、遊歩道があり歩いて尖端まで行く事ができます。(根元には石室神社の社務所あり)

神子元島はここからが一番近くに見える。
明治3年に建造された石造りの神子元島灯台の黒白模様がはっきりと見えました。


=波勝岬 (1530-1600)=
今回の旅で一番楽しみにしていた所です。
それは昔、愛くるしい本間千代子(我々年代以下の人はほとんど知らないでしょうが)が歌った「愛しあうには早すぎて」に
「・・・波勝岬は 純情岬♪」 (一番)
「・・・波勝岬は 青春岬♪」 (二番)
「・・・波勝岬は 思い出岬♪」(三番)
と繰り返し歌われた岬なので、どんなロマンチックな岬なのだろうと想像してたからです。

ちなみにこの歌は舟木一夫・本間千代子主演の映画「君たちがいて僕がいた」の挿入歌として使われていました。
ちょうど私らが高校に入学した年でした。

実際に来てみると切り立った断崖が続く岬で、浜に野猿が自生する波勝崎苑以外は人が立ち入ることは難しい所です。
どうやら作者は純潔を重んじる当時の世相から、人を寄せつけないこの秘境の岬に処女性を託したようです。

この岬にも波勝埼灯台があるので、せめて近くから写真だけでも・・と一人で挑戦してみました。
(波勝崎苑の人には灯台は断崖絶壁の所にあり、建設もヘリで資材を運んだくらいなので無理だと忠告されたのですが)

初めはこんな道で楽そうでしたが

途中からこんな状態で道が途絶えている。
携帯も圏外で妻も心配するので、仕方なく今回も諦めました。


=道の駅「花の三聖苑」 (1720着)=

温泉のある道の駅だからでしょうか、やや辺鄙な場所にあるのに、同じ神戸ナンバーのご近所さんや徳島の軽キャンの夫婦ほか車中泊車が結構多い。
トイレもウオッシュレットで快適です。




久し振りの畑作業

2014-05-01 22:12:20 | 家庭菜園
この時期はあらゆる植物の生長が旺盛な時期、特に雑草の勢いには目を見張るものがあります。
旅行等で10日あまり畑に行かなかったら

果樹を植えている所はこんな状態に・・・。


前回はまだ小さかったホウレン草も収穫する前にトウ立ちしてしまっている。


トンネル栽培のイチゴはそろそろ食べ頃になってきた。

量は少ないが今年初収穫のイチゴ


タマネギの欠株部に植えていた二十日大根も収穫期に


種蒔きから育てたトウモロコシ、
昨年の種だったからか、発芽率50%と育苗本数が少なかったので数cmの苗も植え付けた。
満足に育ってくれればいいのですが・・・。
キセアニア現象が心配なので苗を買ってきて植え付けることは止めました。


ジャガイモも旅行に行っている間に30cm丈ぐらいに大きくなっている。
もう遅霜の心配もないのでビニールトンネルを外して、やや遅れたが芽欠きをしておいた。

草刈りもしなければならないのだが、最近は年令と共にすぐに腰が痛くなるようになってきて次回に延期です。