還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

春の花2題(初恋)

2015-05-30 20:51:01 | 写真

ユリの花 はるかな過去の 恋始め

近くの公園の山中でササユリの花が咲き始めました。
木漏れ日に浮かび上がる姿を、ほぼイメージどおりに写し撮る事が出来た。
ササユリの花言葉は「清浄」「上品」、
故郷の町花でもあり、はるかな昔の初恋をイメージします。
あの頃は子供なりにいろんな事を思ったものです。
半世紀も前の過去がついこの間のことのように思えるのに、孫がもうその年代になっている。
幼かった孫がいつの間にか多感な思春期を迎えている。
何とも不思議な感覚である。


ササユリが心ひそかに思う初恋ならば、ポピーは舟木一夫が歌った「清らかな青春、爽やかな青春・・・(君達がいて僕がいた)」のように明るくオープンな初恋をイメージします。
ちなみにポピーの花言葉は「恋の予感」「陽気で優しい」だそうです。


美山かやぶきの里の放水

2015-05-22 23:38:57 | 日記

一昨日は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている京都府南丹市美山かやぶきの里で消火訓練を兼ねた放水が行われた。

最近は日本中どこへ行っても中国や韓国からの観光客であふれかえっているが、ここも例外ではなくたくさんの観光客が訪れていた。

それに加えて放水が行われると言うので各地から訪れたカメラマンで三脚を広げる場もないくらい。

自宅を8時前に出発し10時前に現地に着いたが、すでに二つの畔道には場所取りをした三脚が林立している。
放水は午後1時半からだと言うのに、昼前には各旅行会社の撮影ツアー組も加わりすごい人混みになっていた。
早目に行っておいて正解でした。
一日で3000名の観光客が訪れたそうです。

かつて火事で一軒が全焼したのを契機に各戸に放水銃が設置されたそうですが、防火水槽の掃除と消火訓練を兼ねて春と秋に放水が行われている。
数年前には観光客が殺到し道路の渋滞や不法駐車を引き起こしたので、放水日を公表するのを止めたことがあったらしい。
そうすると観光客が激減してしまって、最近はインターネットで公表して平日に実施するようになったそうです。
それでもこの人出です。

3時間半待って放水時間は7分足らずで終わり。
まるで病院の診察みたいですが、いろんな角度から撮ると面白そうなのでまた秋にも訪れる予定です。


高齢者大学

2015-05-19 23:42:46 | 日記
4人に一人が高齢者となった我が日本。
どこの自治体も医療費や介護費用の増大を抑えるために様々な対策を考えています。
特に男性は定年退職後は現役時代の仲間とも次第に疎遠になり、(最近はあまり聞かなくなりましたが)「濡れ落ち葉」と揶揄されたり、引き籠りになりがちです。
近頃はネットと言う楽なツールがあるので一人でいても退屈しないので、知らぬ間に引き籠りになってしまう人も多いようです。
しかし引き籠ってしまうとボケるのもアッと言う間です。
それでは行政も困るので、各種ボランティアに誘い出したり、シルバー人材センターや高齢者大学に力を入れたりといろんな施策を打っています。

当市でも地区別に4校の高齢者大学があり、全部で580人が在籍しています。
月一回の講演とその後の班ごとのホームルーム、それに各クラブ活動(30種類)といった内容です。
一班10名位の構成ですが、昨年はメンバーにも恵まれ、講義後のランチやお茶のみ、忘年会、お別れ会と楽しい一年だった。
昨日は新しいメンバーの初顔合わせ、久し振りに学生時代のクラス替えの時のような気持ちを思い出した。

妻や娘達はどこへ行っても親しくする友人がたくさんいて、しっかりとこの地の住人になっている。
自分も親しく話し合える人数が増えた時が、他所者でなくようやくこの地に根を生やしたことになるのだろう。
地元で死ぬまで付き合える友達が一人でもできれば・・・との思いで皆勤している。

レトロヂ三木

2015-05-17 22:58:09 | 日記

今ではほとんどシャッター通りと化した感のある地方の商店街ですが、その中のひとつでもある三木市のナメラ商店街で昭和の時代を再現するイベントが開かれた(毎年一回開かれているようです)。

昔、子供時代に見たことのあるような骨董品や露天、屋台が並びたくさんの人で賑わっていました。

街角には古い映画のポスターが貼ってあったり、チンドン屋が練り歩いて懐かしい昭和のレトロを満喫できました。

地元の酒をプレゼントされたチンドン屋さんが感激し、普段は決してしないであろう歌を歌って応えていました。
人情もレトロで微笑ましい光景でした。

ステージではジャズやオールデイズの懐かしの歌の他、マジ大道芸人ハマーさんの見事な芸が披露され、想像以上の技に思わず拍手をしていました。

一角の広場では望郷モーターショーが開かれていました。
ミゼットやスバル360、マツダキャロル、オート三輪等々、昔懐かしい車が大集合
おまけに全部ナンバープレートの付いた現役です。
昨年沼津でアメ車のクラシックカーショーを見て、さすが関東にはシャレ者が多いと感心したものですが、関西にも居ました居ました。
こういうのを見ると嬉しいですね。

昭和35年製のミゼット

運転席です。現在でもミゼットはたまに目にする事がありますが、さすがにこのハンドルの車はほとんど見ません。
昔はオート三輪もこんなハンドルで、バイクのようにキックでエンジンをかけていました。
二輪から三、四輪への原点とも言える車です。

これはその頃より少し後の時代のオート三輪(たしかクロガネとか言うメーカーのが多かった)、丸ハンドルになっています。

この車は初めて見ました。
二人乗りのBMWです。

面白いのは乗り降りは前のドアが開くようになってる事です。
MCの女性も「オーッ モーレツ」の小川ローザの格好をしています、さすがにスカートはめくれ上がりませんでしたがこれも懐かしいですね。

ミゼットと言えば大村昆さんですね、
私らよりは20才近く上の筈ですが、若々しいですね。

全車揃ってバタバタとパレードです。
そう言えば当時オート三輪のことをこのエンジン音から「バタコウ」とか呼んでいましたね。

賑やかだった往時を思っているのでしょうか、上品な洋品店の老店主夫妻がずっと静かに眺めておられました。
もうお馴染みさんもみんな年で出かけられなくなりお客もほとんどいない、ただ年寄りが店を開けているだけだとおっしゃていました。
達観されている様子が、(安くて便利な所を利用する自分の消費行動を顧みて)何か複雑な気持ちを起こさせました。


名を名乗れ!

2015-05-15 22:00:10 | 家庭菜園
植物の生長著しい時期になり、畑の周りは雑草だらけ。
先週、今日と妻に除草を手伝ってもらって少しきれいになりましたが、油断すると又すぐに草ぼうぼうになります。

本葉が出始めたばかりの島オクラ
定植にはちょっと早いかも知れませんが、根がトレ―の底からはみ出してきたので定植しました。
昨年講習会で習ったように株間を10cm強とやや狭めに植え付けました。
栽培テキストよりは大分狭めですが、収穫時の生育をゆっくりとさせるにはこの位がいいそうです。


先週植え付けたキュウリとカボチャ
ウリバエ(ウリハムシ)のせいで、あわれにもこんな状態に。
油断も隙もありません、不織布で覆いました。
次からは植付けと同時に防虫網をかぶせなければ・・・。


トウモロコシの元肥に生ゴミ堆肥を入れておいたら、何やらウリ類のような苗が何本も発芽してきました。
初々しい一年生のように名札でも付けて生えてくれればいいのですが・・・
キュウリかカボチャかマクワウリ、それとも冬瓜? 何なのかさっぱりわかりません。
以前何かわからないまま抜かずにおいておいたら冬瓜がなりがっかりした経験があるので、抜くかそのままにしておくか決めかねています。


収穫期を迎えたイチゴ、2週連続でたくさん収穫できた。
まだ熟していないのがたくさんあるので当分楽しめそう。
早く畑を整理して落花生を植えたいのですが、イチゴも惜しいし、悩ましいところです。

るり渓

2015-05-13 22:21:54 | 写真

京都府南丹市るり渓にて

戦えと 流されし日の 落ち椿

今年は戦後70年の節目の年、
しかし将来、戦前何年の年と言われかねない最近の世相です。


降りそそぐ 水の嵐も 不気味なり


ゴーヤ等硬い種の発芽方法

2015-05-09 22:56:57 | 家庭菜園
ゴーヤは夏の暑い時期には落ちた種も自然に発芽しますが、播種適期と言われる桜の開花頃には中々発芽してくれません。
過去には何回も失敗し、結局苗を購入するはめになっていました。
水浸しにした布に包んでホームコタツの中に置いたりもしましたが、一つも発芽することはありませんでした。
(ひょっとしたら温度は適当だったけどコタツヒーターの赤外線が発芽を抑制していたのかも?)

今年は水浸しにした布に種を包んで瓶の中に入れ、日当たりのいい窓辺に置いてみました(3月16日)。
すると見事に堅い殻が割れてほとんど全部が発芽しました(4月5日)。

これは四角豆(ウリズン豆)ですが、このような状態の種を種蒔きポットに蒔きます。

ゴーヤやオクラ、四角豆等の発芽には有効な方法だと思います。
ホウレン草などもこうして発芽しかかりの種を畑に蒔くと無駄がなくなります。

尚、暖かい時期には瓶の蓋は取っておいた方がいいでしょう。


白毫寺の九尺藤

2015-05-07 21:26:39 | 日記

ゴールデンウィークも最終日ともなれば人混みも少しはマシになるだろうと、昨日は丹波市市島町の白毫寺へ行ってきた。
この季節以外は訪れる人もほとんどいない山里の寺だが、さすがにこの時期はすごい人出です。
 
昨年友人と訪れた時は最盛期も過ぎて寂しい藤棚だったが、今年はちょうど見頃で見事な藤だ。

藤の下での語らい
見物客用に藤の下や周りに椅子やベンチが設置されている(写真撮影にはこれが結構ジャマになるのですが・・・)。

散歩に来ていた子犬たち、一躍モデル撮影会の様子を呈していた。

ライトアップされると幻想的な姿に。



夏野菜定植

2015-05-03 22:00:25 | 家庭菜園
一年中ゴールデンウィークの身になっても、この季節を迎えると何となく浮足立つような感覚になるのは、哀しいサラリーマン生活の名残りでしょうか?
そんな気持ちを抑えて、妻と子達、孫達は旅行、劇団四季の観劇とゴールデンウィークの始まりを謳歌しているのを横目に眺めながら、昨日今日と一人で畑仕事三昧。
畑で一泊二日の車中泊です。

先週に堆肥、有機石灰を混ぜ込んだ夏野菜用の畝に透明マルチをして地温上昇させていた。
定植に失敗したことは今までもあまりないのですが、地温が高い方が活着が確実になります。
今回はトマト、キュウリ、スイカ、マクワウリ、カボチャ、獅子唐の植付です。

苗は農業科のある近くの高校で安く購入しました。
9時から販売開始なのですが、前回は9時前に行った時にはすでに多くの人が並んでいていい苗は全て売れてしまっていた。
これに懲りて今年は7時半頃から並んだおかげで先頭から30番目位になり、いい苗が手に入りました。

=トマト=
サターンが60円、接ぎ木桃太郎でも150円と立派な苗が随分安く買えました。
定植適期は一番花が咲き始めた頃です。

ちょうど植え時の購入苗。
(自家育苗の苗9本はまだ花が咲く気配はないけど、ついでなので一緒に植え付けた)
昨日に植え穴に元肥(鶏糞、AG有機)を施し、たっぷり水やりをして再度透明マルチをして地温を上げておいた。
そして今朝マルチを外して植え付けました。

昨日半日がかりで組み立てた屋根と支柱
トマトの花房は全て第一花房と同じ方向に出来るので、支柱に当たらない向きに植え付けます。
尚、果実が日焼けをおこさないように花房を北ないしは東に向けて植え付ける。
そして大事なのは根がしっかり活着するまでは股芽は取らずにそのままにしておくことです。
これは根の発育は生長点(=股芽)の数に比例するからです。
股芽は活着してから全て取り除きます。


=キュウリ=
キュウリの定植適期は本葉が3~5枚で葉の大きさが7㎝位の時です。

ややまだ早いようですがついでなので植え付けを強行しました。
トマトと同様に昨日に準備をしておいた植え穴に植え付けました。
キュウリは特に地際が弱いので、昨日たっぷり水やりをしておいて植え付け時は水やりはしません。


=スイカ=

昨年のスイカ(紅まくら)は糖度が最高で立派なものが収穫できました。
終わってツルを片付ける時に掘り起こしてみると、深さが1m近くまで入っており随分遠くまで根を伸ばしていました。
スイカの追肥はツルの尖端あたりに施すように言われるのが本当だと実感した。
今年は夏武輝という種類に初挑戦です(高校には紅まくらがなかったので)。
根が深く入るように充分耕し、底に生ゴミ堆肥を充分施してから植え付けました。
植え付け後はビニールキャップをかぶせます。
スイカは一本につき畳一枚分の広さが必要だそうです。
畝の北側に植え付けてツルは南側へ誘引するのがコツです。
スイカは管理が中々難しいですが、スイカ大好き人間には収穫時の喜びがたまりません。
今年も上手くいきますように・・・。


今日は他にマクワウリ(金太郎)、カボチャ(栗えびす)、獅子唐(万願寺)各一本を植え付け、あとは落花生とゴーヤ、四角豆、オクラ、根深ネギを植えれば完了です。
今回は一泊二日の作業だったので、教科書どおり前日に元肥と水やりをしておいて今朝に植え付ける事ができました。



先月に植え付けたトウモロコシが風に倒されないように、防風ネットをかけてみました。