還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

「竜馬伝」が終わった

2010-11-28 23:28:37 | 日記
一年間一回も欠かさずに見続けた大河ドラマ「竜馬伝」がついに終わった。
終わり方は今一つであったが、終わることに一抹の寂しさを覚えるほどに熱心に見続けたドラマは久しぶりだ。

並行して子母沢寛の「勝海舟」も読んだので、幕末の人間関係がいくぶんは理解できたような気がする。

それにしても鎌倉幕府以来、何百年も続いた武士の世の中にあって、よくあんな考え方ができたものだと思う。

武市半平太・河田小龍・勝海舟・横井小楠・桂小五郎・高杉晋作・西郷隆盛・・・等々
ひとえに様々な人との出会いから、あらゆるものを吸収していった人間力によるものだろう。

農民が納めた年貢によって生計をたてていた当時の武士達にとっては、戦前に共産主義思想を唱えるに似たような恐れを持ったに違いない。

現在で言えば庶民の税金で食べている役人の世の中をひっくり返すようなものだろう。

そう考えればマスコミを総動員しての「小沢一郎潰し」も何となく裏が見えてくるような気がする。

当時にすれば過激な理想を唱える竜馬に対して、幕府のみならず、かつての同志の薩長や土佐の中にも殺意を持った人間がたくさんいた。

まるで今の民主党を見ているようだ。

敵に本当に恐れられる人物は暗殺されるというのが、歴史が教える真実なのかも知れない。



「丹波竜の里」ウオーキング

2010-11-23 22:11:01 | 日記
今日は北風吹く寒い丹波路を、妻の体操グループのウオーキングに参加してきた。
篠山川の渓谷美と恐竜の発掘現場をめぐる約5㎞のコース。
妙齢(読んで字の如く妙な?齢)のご婦人がたがほとんどで、27名の参加者のうち男性は体操の先生を含めて3人だけ。


JR下滝駅を起点に川代公園まで、途中には同時に5人までしか渡れないこんな吊り橋もある



吊り橋から見た篠山川
あいにく曇り空でせっかくの紅葉に染まる渓谷美が今一つだったのが少し残念。


地元の「恐竜の里づくり協議会」の人達が運営している道の駅風の「恐竜の里」(名称は不正確かも)ではちょっとした土産物や農産物、食べ物も販売している。
建物の外では子供達が石を金槌で割って化石を探すこともできる、約1割くらいの確率で何らかの化石が見つかるとのことだった。



ちょうど丹波竜の化石をはじめて発掘された足立さんが見えられて、発掘現場を案内して下さることになった。

ちょっとわかりにくいが、発見された恐竜の実物大の模型


発掘現場は先に見えるレンガ造りの「村営上滝発電所記念館」の下にある。
ここは大正11年に完成し昭和38年まで稼働していた水力発電所を改装して、1階は発電所関連の展示、2階に恐竜に関するものが展示されている。
当時は電力会社がこの地区まで電気をひいてくれなかったので、地元の人たちが山の木を売ったりして現在の価値で約9億円を工面して作ったとのこと。
当初9億円の見込みだったが2億ぐらいオーバーしたために、後々まで村が借金に苦労したらしい。
当時の人達の電気に対する渇望と心意気が伝わってくる話だ。
発電所を作る時はそんなに苦労したのに、恐竜化石が発見されたために、国が有形文化財に登録して、何も言わなくても改装費用も出してくれたそうだ。

ここの2階から下の発掘現場を眺めながら、足立さんがユーモアたっぷりに発見のいきさつから地球のマグマや大陸プレートの話まで交えて詳しく説明して下さった。
(発電所の話も足立さんの説明から)


この下にも恐竜の化石が眠っているかも。


1億年も前にここに住んでいた恐竜からの、長い長い年月を経ての現在の住人へのプレゼント。
それは生きた証しを見つけてくれたお礼なのかも知れない。

私達は1億年後へ何を残せるのだろうか・・・?




坂越の牡蠣

2010-11-22 22:20:44 | グルメ
そぼ降る雨の中を、冬の風物詩「牡蠣」を食べに赤穂市坂越の海の駅「しおさい市場」へ行ってきました。



今年の牡蠣は大きくてよく太っている。
焼き牡蠣はこんなのが10個くらいで1890円、炭火で焼きながら食べる。
ここではこれが一番美味しいと思う。



妻は「しおさい定食」(1750円)を



私は「牡蠣定食」(1750円)を焼き牡蠣と一緒に食べた。
焼き牡蠣を一人6個と牡蠣フライ3個、蒸し牡蠣3個、汁物に1個、茶碗蒸しにも1個と計14個も食べた。
さすがにちょっと食傷気味。
今年はもう牡蠣はごっつあんです。
今後は焼き牡蠣をメインにして定食は止めたほうがいいみたい。
食べすぎてせっかくの美味しさが半減してしまう。



向かいの生島。
神社の白壁と紅葉のコントラストが美しかったので、車を停めてシャッターをきったがきれいには色が出ていない。


落葉堆肥作り

2010-11-20 21:40:42 | 家庭菜園
今年は初秋の暑さから急に冷え込んだせいか、紅葉がきれいだ。
近くの公園も赤・オレンジ・黄色ときれいな紅葉が盛りです。


紅葉が終わるとこれからは落葉を拾い集めて、落葉堆肥作りの時期です。




昨年の落葉はほとんど腐葉土化しているので、取り出してから今年の落葉を積み始めました。

公園で拾い集めた落葉に米糠と水をかけて踏み固めました。
深さ50㎝くらいの落葉も踏み固めると10cmくらいになりました。
これから毎週繰り返して一年分の落葉堆肥を作ります。

畑に入れる時は、手で握って土のようにつぶれるようになってからにしないと、かえって悪影響があるので要注意です。
今年は大根用の畝にやや未熟の落葉堆肥を入れたせいか、今日収穫した大根3本ののうち2本が股割れしていました。


KY

2010-11-15 08:21:27 | 日記
世間ではKYというと、「人の気持ちを読む」という意味で使われる事が多いが、我職場ではもう30年以上前から危険予知活動の意味で使われていた。
いろんな事故事例を参考にKYT(危険予知トレーニング=何故か最後だけ英語)をさせられた。

事故事例を基に
1.どんな危険が潜んでいるか。を数人で出し合い。
2.その中で最も重要な危険要素を洗い出す。
3.それに対して自分(達)はこうする。
というような事を繰り返し行うのだが、
トレーニングなので1の潜んでいる危険要素を洗い出すことがポイントで、突拍子もないような要因にまで頭をめぐらすことで、危険に対する感受性を高めることが目的である。

例えば「青信号で横断歩道を渡ろうとしている場面」に潜んでいる危険要素は
1.信号無視の車にはねられる。
2.青信号で右折してきた車にはねられる。
3.急いで渡ろうとして転んで怪我をする。
4.スピードを出して横断しようとした自転車とぶつかる。
といったような要素は誰でも思いつくことだが、
5.横断歩道付近にある電柱の上の作業者が落としたペンチが頭にあたる。
とか
6.上空のカラスが糞をして、服が汚れる。
7.飛行機の墜落にまきこまれる。
といったようなふざけたような発言も、注意せずに何でも出させることが重要。

若い頃は「くだらん」と馬鹿にしていたが、繰り返しやっているうちに何となく自然に身についていったようだ。
有難いことに、今では日曜大工中に電話がかかってきても、「ひょっとして電話中に他人が来て怪我をするかも知れない」と大工道具をそのままにせずに、必ず刃先を下にしておくとかの注意を常にはらうようになった。

頭を常に危険予知で働かせておけば、ボケ防止にもなるのではと思っている。
「そんなら何で自転車にはねられるねん」という突っ込みは無しで・・・・。



最近の畑の様子

2010-11-13 22:48:10 | 家庭菜園
今日、落花生を全部掘り起こした。

前回収穫したのを炒って食べてみたが、中国製のものと違ってみずみずしくて美味しい。
落花生は好きだが中国製のものは嫌だと言って食べない妻も、喜んで食べている。
初めて栽培したせいもあって、何も手を入れずに植えっぱなしにしていたので収穫量が少ないのが残念。
来年は株間を充分にとり、しっかり土寄せも行って収穫量を増やそうと思う。




2,3日前の霜でジャガイモも獅子唐も葉っぱがしおれてきている。
まだ掘り起こすのは早い気がするが、大丈夫だろうか、ちょっと心配。

獅子唐は今日で収穫終わり、2本だけだが食べきれない位たくさん収穫できた。
野菜のうちで最もコストパフォーマンスがいいようだ、来年からは一本でもいいかな・・・・





玉ねぎ苗も大分大きくなってきた、来週くらいに定植しなければ。




今日はエンドウ豆用の二畝を、除草を兼ねて耕し、昨年から作っている腐葉土と鶏糞をすき込んだ。
最近、人力で耕すのがだんだん重労働になってきた。
腰が痛くて連続作業ができない、休み々々やっているので一日かかって今日は二畝かじいただけで終わった。

悔しいけれど、こんなところにも身体の老化が現れてきているのを感じる。
もうちょっと背筋を鍛えなければ・・・・と思っているが、妻は無理するなと言う。
きっと無理して医者の世話になっちゃかなわんと思っているんだろう。

政治家の腹芸

2010-11-09 22:24:42 | 日記
尖閣領海侵犯事件のビデオ流出が問題になっているが、大多数の国民は「よくやった」と思っていることだろう。
海上保安庁職員が法に従って中国の暴力漁船を拿捕したのに、情けない政府が中国の圧力に屈して釈放してしまった。
我々が交通違反をして、取締りのパトカーに体当たりをして逃げたら、それこそ警察は面子をかけてつかまえるだろうに・・・。

いくら経済面で中国の恩恵を受けているといっても、ああまで中国に馬鹿にされて、まだ戦略的互恵関係云々と言っている情けない国だ。
西洋諸国の侵略から日本を守ろうとした明治維新の志士たちや、お国のためと死んでいった特攻隊員たちは、今のこの国のあり様を見てどう思うのだろう。

中国の国内事情や今後の経済・外交関係を考慮して正式にビデオ公開はできないが、中国の主張がでたらめであることを全世界に知らせるために、わざと政府の誰かが隠密裏に流出を指示したのであれば、まだ見込みがあると思うし、真実はそうであってほしい。
そうであれば命をかけて任務にあたっている海上保安官たちも少しは救われるであろう。

そんな芸当のできる政治家が今の民主党にいるのだろうか?


北方領土問題にしても、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して参戦し武力で占領してしまった卑怯なロシアに甘く見られてしまっている。

こんな時には、しかるべき政府の誰かに「昨今の北朝鮮や中国・ロシアの動向を考えるに、我が国も核兵器の開発の検討を始める必要がある」くらいのことを言わせて、首相が「唯一の被爆国である我が国の国民感情を考えると、そんなことは一切考えていない、彼の心情は痛いほど理解できるがこの際、泣いて馬稷を切る」
と言って罷免するぐらいのことをすればよい。

ガキ大将が珍しい物をもっている子供に「ちょっと貸せや」と言って、取り上げてしまうようなことをされているのだ。
腕力ではかなわないので相手の言うままになっている子供でも、ポケットにナイフでも持っていそうな格好でもすれば、さすがのガキ大将も二の足を踏むだろう。


政治は素人が思うほど単純に考えることはできないだろうが、とにかくどんな手を使ってでも国を守らなければいけないのだから。


キャンピング旅行記ー北近畿2

2010-11-08 11:16:11 | 旅行
11月6日
昨夜は20時過ぎに眠ったので今朝は3時過ぎに一旦目が覚めてしまった。
2度寝をして7時前に起床。
寝る時に4台だけだった車中泊車がいつの間にか9台になっていた。


=伊根の舟屋巡り(0915-1000)=


道の駅からも舟屋群が遠望できるが、海から眺めてみようと道の駅内の観光案内所で海上タクシーを予約した。


一人1000円で二人から運航してくれる。遊覧船(一人660円、一時間に2回運航)もあるが、海上タクシーのほうが船頭さんの案内を聞きながら、舟屋の近くまで寄ってくれるのでおすすめだ。

道の駅で知り合った愛媛のご夫婦(東北を廻ってこられて今日で22日目と言っておられたお元気な夫婦)と4人で約40分間、船上からの景色を楽しんだ。


台風の時など大丈夫かと心配になるが、伊根湾は湾口が内海側を向いており、潮の干満差が50㎝しかないので心配ないということだった。
もっとも最初はもっと陸側に建っていたらしいが、江戸時代に現在の場所でも大丈夫だということで、このかたちの舟屋ができたそうだ。
昔は伊根湾で鯨漁も行われていたらしいが、現在はぶり等の養殖やまぐろの畜養が行われている。


船尾から餌を投げると上手なかもめは空中捕獲の技を見せてくれた。




=経が岬(1100-1210)=

R178沿いに駐車場があるがそこから更に北東側に入っていくと灯台の近くにも駐車場があるので、そこに駐車して、急な階段のある山道を15分くらい歩いて灯台まで行ける。
駐車場出口の案内看板の矢印方向は何故か進入禁止になっていたので、矢印方向ではなく直進する。
山頂展望台まで登ってみたが、視界が一方向しか開けてなくて灯台も見えない。


明治31年に点灯した、白くてどっしりとした灯台だ。


レンズが大きい




帰りはR178を「丹後松島」や「屏風岩」を眺めながら、爽やかな秋晴れの中を快走、最高の気分だ。
日帰りでも来れる場所であるが、一泊するだけで随分遠くへ来たような感覚になる。

途中の道の駅「てんきてんき丹後」で本日限定のチラシ寿司セットで昼食にする。



昔の同僚が有機・減農薬の米を作っているとのことで、その米を分けてもらうために、R432→R312→R432経由で昔の同僚宅に寄る。
20数年ぶりの再会だったが、昔よく麻雀や野球・パチンコ等で遊んでいたせいか、全然久しぶりといった感じがしない。

福知山ICから舞鶴道に乗り、1730に帰着。
総工程360kmの短い旅だったが、天気も良くよい旅であった。
今週は「有馬温泉一泊」「砥峰高原」今回とよく遊んだ。
来週からはまた仕事だ。頑張るぞ。


家で早速、米を炊いてみた。
有機栽培のせいか、それともとれたてほやほやの新米のせいかわからないが、甘くておいしい。
いつもは健康の為に夜は一膳にしているのに、あまりの美味しさに二人共二膳も食べてしまった。

キャンピング旅行記ー北近畿1

2010-11-07 23:36:39 | 旅行
一泊二日だけの小旅行に行ってきました。

11月5日
8時半に自宅を出発。
無料化社会実験中の舞鶴若狭道を利用して、1時間半足らずで道の駅「舞鶴港とれとれセンター」に到着。
無料化になって極端に交通量が増えたが渋滞することもなく快調に走行できる。民主党様さまである。


=道の駅「舞鶴港とれとれセンター」0950-1030=


海鮮市場で新鮮な魚介類をその場で焼いてくれる。
朝食後あまり時間も経っていないが、早速焼いてもらって食す。美味 夫婦ともども大満足。
たった一泊だけだからと、冷蔵庫もクーラーボックスも出発直前に降ろしてきたことが返す返すも残念。

舞鶴はここだけにして素通りする予定であったが、市場内に新鮮な寿司屋がある、昼をここで食べるために予定外の舞鶴観光をすることにした。


=赤レンガ倉庫群 1045-1145=

旧海軍が建設した赤レンガの建物群が自衛隊桟橋近辺にまとまって残っている。
無料で入館できる「市政記念館」と「まいづる智恵蔵」を見学する。
平日だからか見学者が少なく寂しい感じがしたが、その分落ち着いてゆっくりと見学することができた。


昨今の近隣情勢を鑑みてか、桟橋に停泊している自衛艦に対する自分の感覚が変わってきたことを実感する。


=引揚げ記念公園 1200-1245=


スピーカーから流れる「岸壁の母」のメロディーを聞きながら、この短い言葉によせた当時の人々の気持ちに思いをはせた。
「悔いなきや いまのこの国の ありざまに」



=28番札所「成相寺」 1445-1535=

天橋立は素通りして直接成相山へ向かう。
信仰心のない私には入山料一人500円はちょっと高いなと思いながら入口を通過する。
本堂から約1.4km上にあるパノラマ展望台へ向かう。
いたる所に尖った石ころが地面から突き出しているガタガタ道を、タイヤがパンクしないかとヒヤヒヤしながら上ってきたが、あいにく小雨が降りだしてきてせっかくの景色も今一つで残念だった。



=道の駅「舟屋の里伊根」 1605着=

海上タクシーから眺めた道の駅(小高い丘の上)
近年に全体が「景観保護地区」に指定されたということで、道の駅が最後の新設建物のようだ。

砥峰高原

2010-11-03 22:37:28 | 日記
ススキが見頃だということで、姫路の北の方にある砥峰高原(神崎郡神河町)へ行って来た。



最近まで知らなかった所だが、映画「ノルウェイの森」のロケ地になったせいか、ススキと同じく一面ひとひと状態だった。
到着した時点(12時前)で駐車場は満杯だったが、ちょうどうまい具合に空きが出来て待たずに駐車できた。



標高900mに90haのススキの草原が広がっている。



氷河時代に氷河が動いて出来た地形に、昔鉄穴流し(かんなながし=風化した花崗岩の表面の砂をかき取って水に流し、沈殿した砂鉄を採る手法)が行われていたせいで、現在のような高原が出来たといわれている。


標高の低いところは湿地帯になっており、こんな沼もある。



途中で弁当を食べたりしながら約2時間で高原を一周してきたが、逆光に輝くススキの足元にはリンドウの花が可憐に咲いていたりして結構気に入った。
展望台から北側のススキはまだ若いようで背丈も低くやや見劣りがするが、毎年春には野焼きをして整備されているようなので数年後には立派になっていることだろう。

意外と知らないいいところが近くにあるもんだ。