還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

春の到来

2011-02-27 19:01:07 | 家庭菜園
知らない間に随分日が長くなってきた。
「つるべ落とし」と言われる秋に比べると、日が長くなる速度はなぜかゆっくりしていると感じる。
理論的には同じ速度であるはずだと思うのだが・・・。
年寄りの「時の経つのが早く感じる」時間感覚と、これから成長する若者の「ゆったりした」時間感覚とよく似た現象なのだろうか。


日が長くなると秋冬野菜のトウ立ちが始まる。

ミズナはすでに花が咲きかけている。
大根の白い花もいいが菜っ葉類の黄色い花はいかにも春を感じさせてくれる。

わが畑で春の到来を一番早く知らせてくれるのは

このホトケノザと

オオイヌノフグリ
家庭菜園をやる上ではやっかいな雑草だが、この時期の雑草はまだ可愛いものだ。


エンドウは石灰を全く施さなかったからか、茎が茶色くなって元気がない。なにかの病気なのだろうか?

もう遅いかも知れないが気休めに有機石灰を株周りに施してきた。
ホウレン草と同様にエンドウも無石灰では駄目なのかも知れない。


いよいよ来週くらいにはジャガイモの植付の予定。
今晩にでも種イモを切って切り口をコルク状に乾燥させてから植え付ける予定です。
今日もジャガイモ用の畝上で焚き火をして元肥替わりにする。





生活発表会

2011-02-26 23:18:20 | 日記
今日は下の孫(4才)の保育園の年一回の生活発表会。
開始時間より大分早く行ったつもりだったが、もうすでに会場は満席状態。
3才児から今年小学生になる6才児までが一生懸命、劇と楽器演奏を披露してくれた。

一日中泣き暮れた初保育の日からは想像できないくらい成長した姿が、両親や祖父母達にはどのように映るのだろう、カメラやビデオが乱立している。

この年令は春の植物のように日々の成長がはっきり目に見える時期だ。
年少クラスのたどたどしくも微笑ましい演劇も、(たまにセリフを忘れたり間違ったりの愛嬌もあったとしても)声も大きくしっかりとした年長クラスの演劇も、成長の軌跡がはっきりと見えるようだ。


6才児はまもなく、それぞれ別々の小学校に巣立っていく。
市内の保育所が少ないため、それぞれが市内各地から通っているからである。

上の孫が経験したことだが、小学校では地元の幼稚園からの新入生が集団でまとまっており、保育園からの新入生は孤立気味で友達ができずに悩んだ時期があった。
幸い学童保育の友達や、2年生になって保育園出身の友達と同じクラスになってからは明るくなったが、一時は両親ともども随分心配した。
人生最初の試練というにはあまりにも幼い年令で可愛そうだった。
当地では学童保育も3年生までということで、その孫も今年からは鍵っ子になる。

古い考えかも知れないが、個人的には子供をかかえた女性は働くよりも家庭にいてほしいと思う。
しかし労働人口がだんだん減っていく日本にあっては、そうとばかり言っているわけにはいかないのだろう。
それにしては幼い子供をかかえながら働く女性に対する施策がまだまだ足りない。




春近し

2011-02-23 21:01:59 | 日記
2月も終わりに近づき、日の出も大分早くなってきた。
ちょうど朝の通勤時に山頂から太陽が顔を出してきたので思わず携帯のカメラで写してみた。


フィルムカメラでもなかなか難しい被写体だけに携帯のカメラでは何を写したのかよくわからない(と言い訳?)。

20年以上同じ光景を見ていたはずなのに写真はおろか立ち止まって眺めることもなかった。
気楽な契約社員になったせいで写真に撮るゆとりができたということか。
ささやかだけど現役時代もこんな余裕を持って暮らしていれば、もう少し違った人生になったかも知れないのにとつぶやくもう一人の自分がいる。

いよいよ春近し、昨日からマスクで花粉予防を始めた。

畑では雑草に追いかけられる日々が待っている。


八百長とスポーツマンシップ

2011-02-20 11:41:31 | 日記
問題になっている大相撲のシステム化されたような八百長は真剣勝負と信じていたファンを根底から裏切る行為であるのは間違いない。

かつての横綱クラスの力士にも八百長の噂があったし、告発しようとした元力士とそのタニマチが同じ日に同じ病院で同じ病名で亡くなったという恐ろしい事実が示すように、闇の世界の介在も疑われている。
新聞記事によると八百長を断固として断った学生相撲あがりの力士に対して、そのタニマチの知り合いがドスをちらつかせて脅したようなこともあったようだ。

いつ頃から今回発覚したようなシステム化がなされていったのだろう。
多分最初のきっかけは、この一番で負けると十両陥落といった力士に対する相手方の善意の思いやりから出発したのではないだろうか。
「武士は相身互い」「惻隠の心」といった武士道精神から発したものであるのかも知れない。
そのこと自体は真剣勝負から外れるとは言っても、決して目くじら立てて責めるべきものでもないだろうと思う。


道徳という教科があった小学校時代、その中味はほとんど忘れてしまったが一つだけ今でもはっきり覚えている話がある。
それは戦前のデビスカップの決勝戦で日本の清水選手とアメリカのチルデン選手が戦った時の事。
チルデン選手が転倒したとき清水選手はわざとゆっくりとしたボールを返して試合を続けたという話である。

相手の弱みにつけ込むのではなく、こういう行為こそがスポーツマンシップであるということを教えられたように思う。
まだ戦後まもない頃であり、子供心にも連綿と続いてきた日本の武士道精神のほんのかけらが残っていたからだろうか、それとも戦争に負けた相手のアメリカ人に対して思いやりをほどこしたちょっとした優越感みたいなものがあったからか、妙に感激した思い出がある。


大相撲の八百長のきっかけもこういう精神から発したものであると信じたい。
相撲に対して子供時代のような興味はなくなってしまったが、やはり伝統ある国技といわれるスポーツだ。
今となっては、下手に隠しだてするのではなく一切合財をすべて明らかにして、一旦解散するくらいの心構えで大相撲の再起を期待したい。




今日の畑作業

2011-02-19 22:00:07 | 家庭菜園
昼間は春の到来を思わせるような陽気だった。

=ホウレン草=
今日は残っていた秋まきのホウレン草の種を植え付けた。
1週間水に浸しておいたのだが、まだ気温が低いからか、それとも種が古かったからかほとんどが未発芽だった。
今までは発芽させてから畑に播種していたのだが、今回はうまく発芽してくれるだろうか?ちょっと不安。
元肥には落葉堆肥と有機石灰、油カス、鶏糞を施した。
昨年から他の作物には無石灰での栽培実験をしているが、ホウレン草だけは酸性に弱く極端に生長が悪くなるので石灰も施すようにしている。
秋まき用の種なので、今の時期に植えると"とう立ち"が心配なので早目に収穫をしなければ・・・。

=玉ねぎ=
種から育てた玉ねぎの苗は大きさが不揃い(茎が1㎝~2,3mm)、おまけに霜柱で浮き上がってしまった苗もあり、上手く収穫できるかどうかこれも心配。
除草後に2回目の追肥(油カス)を行った。

=エンドウ=
12月に播種したエンドウだがまだ2~3cm丈で、これも生長が遅れ気味だ。
例年はもう少し大きくなっているような気がするが、無石灰の影響かどうか、今後の生長を注意深く見守ろうと思う。


ようやく今年の畝単位の栽培計画を立てた。
春と秋にジャガイモを作るようにしたので、連作回避に頭を悩ます。

初めて作った秋ジャガ「アンデスレッド」は味が今一つであった、今年は同僚がやっているように春のジャガイモの残りを秋用の種イモに使ってみようと思う。
本では病気が心配なので必ず種イモを購入するように勧めているが、これはひょっとしたら「種イモ屋」の陰謀だろうか?
同僚の話では全く問題なく作れているようだ。
そう言えば母親はジャガイモのことを「ニドイモ」と言っていたが、これは春と秋に二度使えるという意味だったのだろうか。

雪の花

2011-02-14 18:45:57 | 日記
還暦過ぎた身にはあまり関係ないけど今日は聖バレンタインディー、9才の孫の手作りのチョコと妻からのウィスキーボンボンが胃袋の中にある。

両親が泊まり勤務のある職業だったので我が家に預かった時、布団の中で目に涙をためて淋しさを必死に耐えていたのがついこの間のように思われるのに、いつの間にかこんなに成長した孫。
これからは成長するにつれ世の中の様々な試練に出合うだろうが、いつまでもこのまま素直に育ってほしいと心から願う。

昼ごろから降り出した雪がみるみるうちに5cm位積ってホワイトクリスマスならぬホワイトバレンタインディー。
植木に積った雪が時ならぬ花が咲いたようにも見える。

立春の頃には春近しと思わせたが、やはりそう簡単にはいかないようで又寒さがぶり返してきた。
これからはこういうのを何度か繰り返して桜の季節を迎えることになるのだろう。
関西では奈良の「お水取り」が春の到来の目安である。


今日、阪神球団から一昨年に退団したJFKの一角ジェフ・ウィリアムス投手の現役引退が発表された。
ピンチの時にマウンドに立ち、大きく息を吸って精神統一し見事にチームのピンチを救った場面がいくつもよみがえってくる。
彼の野球人生で阪神に対する思い入れが一番強いということで、阪神球団を通しての引退発表となったようだ。
阪神ファンとしては我身を褒められたようで嬉しいかぎりだ。
我々もいつまでもジェフを忘れないよ。



積雪の畑

2011-02-13 22:33:38 | 家庭菜園
自宅付近では昨日の雪も融けてよい天気になってきたので、畑まで行ってきた。
いつものことながらどうやら篠山口付近が兵庫県の南北の境界になっているようで、それまではよく晴れていたのに急に厚い雲に覆われて小雪まで舞いだした。
案の定、畑についたら一面雪に覆われている。



健気に耐えてる玉ねぎ。
1月に続いて今日も肥料をやるつもりだったが今日は無理みたい、来週以降にしなければ。



しかたがないので、スモモの追加剪定をして時間をつぶす。
昼ごろから晴れて雪も融けだしたので、肥料を与えて1週間経ったイチゴにマルチングを施した。

収穫時期をずらす為に、右側の畝にはビニールトンネルをかけた。
昨夏の少雨でポットに採った孫苗が全滅してしまったので、仕方なく子苗を植え付けたが出来はどうなるのだろう?


キャンピングカー製作記9

2011-02-12 15:28:19 | キャンピングカー
=ポータブルトイレについて=

いざという時の為に、通販で買ったポータブル水洗トイレを積んでいたが、今まで一度も使ったことがない。

一度も使わないのに結構場所を取るので、代用品を作ってみました。

車外でコンロを使用する時の防風用に組立式の囲いを作ります。

蝶番で接いだ2枚の板を二組作り、爪付きナットで締め付けてボックス状にする。

このボックスの上部に簡易便座を乗せ、登山用のビニール製簡易トイレと合わせて使用します。




折り畳んだ時はこんな大きさになりますので、狭い車内スペースの有効利用ができるようになりました。

トイレとコンロの防風板の共用というのは、何となく「しびん」で水を飲むような気分であまり感じのいいものではないですが、今まで車内でトイレを使ったことは一度もなく、今後も使うことはないと思うので、あまり気にしないことにします。
本当に困ったときの保険のつもりです。





政治家の罪

2011-02-10 23:26:34 | 日記
フランスでは首相一家がエジプトでの航空機代やホテル代をエジプト政府から提供されていたことが問題になっている。
フランスも日本と同じで「政治と金」のことが問題になっているのかと思ったが、どうやらちょっとニュアンスが違うようだ。
もちろん金の問題もあるが、それ以上に政治家としての情勢判断や識見が誤っていたことのほうが問題視されているようだ。
エジプトの独裁権力に対する国民の不満がたまっていることを見抜けず、ムバラク大統領と会談したことがやりだまに上がっている。

国民を代表して国の利益を守るべき政治家としては、情勢判断の誤りや先見性のなさのほうが致命的だということだろう。
一歩誤れば国を間違った方向へ導きかねないのだから当然のことだ。

翻って日本の政治家は明けても暮れても「政局」と「政治と金」のことばかり。

「権力を利用して政治献金を集める罪」と、「識見がなく的確な情勢判断ができない罪」とでは「政治家の罪」としてはどちらが重いのだろう。
(これは一般論であって、決してOさんとKさんのことを言ってるのではないですよ)


花粉症の季節

2011-02-06 20:08:35 | 日記
2月に入ってからこの間までの寒さは何だったのだろうと言うぐらい暖かい日が続いている。
平日は通勤で一万歩位歩いている(通勤だけで約8000歩、一万歩にするために会社ではエレベータを使わずに階段を歩いたり、後輩達に"徘徊"と悪口を叩かれながら用もないのに各フロアを行ったり来たり)が、休日はほとんど歩かないので今日は妻と二人で町内一周約6kmを歩いてきた。
この間まではヒートテックのシャツに防寒着・手袋を身にまとってちょうど良い位だったが、今日は軽装でちょっと歩いただけでもう汗ばんでくる。

暖かくなってくるとまもなく杉花粉の季節が始まる。
40代後半のある年に突然始まってから、毎年鼻水と目のかゆみに悩まされ続けている。
甜茶を飲んだり、目薬をさしたりしているがほとんど効果がない。
今年は例年に比べて花粉量が多いようなので医者に「抗アレルギー薬」を処方してもらったが果たしてその効果はどうだろうか。
2月から4月にかけてのいい季節が花粉症の人にとっては一番つらい季節である。

一昨年、岡山県の智頭宿に行った時に、杉細工を売っているおばさんに「一発で治るという花粉症の民間療法」を教わった。
それは「乾燥させた杉の葉を湯にとかしてお茶がわりに飲む」というもの。
インフルエンザのワクチンと同じように、抗体をわざと体内に入れて症状がひどくなるのを防ぐものだと思うが、あまり聞いたことがないしネットで調べてもそのような記事は見当たらなかったので、何となく躊躇している。
どなたか同じような話を聞かれたり、実際に試された方はいないのだろうか?
もしいらっしゃたら、ぜひお教え下さい。




大根最終収穫

2011-02-05 19:45:19 | 家庭菜園
今日は2週間ぶりの畑作業だったが、春のような陽気につられて大分はかどった。おかげでちょっと腰が痛いですが・・・。

10月に播種した最終の大根を全部収穫した。

播種時期が遅かったせいが、生長がやや不十分です。
やはり大根は9月中に播き終るようにしたほうがいいようです。


イチゴの根張りは浅くて雑草とからまっている、このままではイチゴの生長に悪影響がありそうなので、雑草をきれいに抜いて肥料を施した。

写真のように株の周りに焼成骨粉を施し、この上に米糠と鶏糞を追加して覆土する。
本当はマルチも施すべきなのですが、今年は少雨のせいで冬にしては珍しく土が乾燥しているので、雨が降ってからマルチングをする予定。


今日は春霞のように遠くの山がかすんで見えたけど、これはひょっとしたら霧島・新燃岳の火山灰だったのだろうか?(それとも黄砂?)



節分

2011-02-03 22:09:47 | 日記
今年の正月には「意識的な生活を心がけよう」と誓ったのにもはや腰砕け気味、相変わらず変化のない日常の繰り返しでいつの間にか時間だけが過ぎていく。

そして今日は節分、ジジババ二人だけで「鬼はそと!福はウチ!」と小さな声で千葉県産の落花生を投げてみる。
もう今更別に鬼が家にいてもかまわないし(いるやんか、ひとりと陰の声?)、福も困ってる人がいればどうぞ持って行って下さって結構です。
健康と最低限の生活だけさせてもらえれば充分です。
と奥ゆかしい気持ちを神様に見せておいて、なんかのお蔭をもらおうという高等戦術。

二人で恵方の南南東に向かって黙々と巻き寿司をほおばる。
確か関東に住んでいた頃にはこんな習慣はなかったはずだが、いつからだろうか家族全員が一言もしゃべらずに黙々と巻き寿司を食べるようになったのは。
客観的に眺めたら滑稽な姿に違いない。


明日は立春、今年は珍しく暦どおりの気候で大寒の頃が一番寒く(当地で最低気温-7℃)昨日あたりから急に暖かくなってきた(昨日は最低気温1℃)。
今日は仕事で久しぶりに京都まで行ってきたが、コートを着て歩いていると汗ばむほどの陽気であった。

まだ寒さは何度かぶり返すだろうが、いよいよ春に向かってスタートをきった感じである。

これからはまた畑仕事に追われる日々が待っている。