還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

年の瀬

2011-12-30 20:50:15 | 日記
いよいよ今年も残すところ、あと一日となりました。
25日から始めた大掃除も一段落し、今日は一年間お世話になったマイキャンピングカー(もどき)の洗車で終わり。
カレンダーの引き継ぎ準備も完了です。


今年は辛卯(かのとう)
辛はつらい、ひどい、きびしい
卯は扉を開くと草ぼうぼう、問題山積みといった意味があるそうです。
本当に文字通りの辛く厳しい一年でした。

来る年は壬辰(みずのえたつ)
壬は陰が極まって陽が生まれる
辰は陽気盛んになり草木変化伸長するという意味だそうです。

来年はまだまだ辛い日々を送らざるを得ない東北の人々にも、希望の芽生える年であってほしいと心から願わずにはいられない。

また辰は振、震、唇に通じ、東海・東南海・南海地震に対する備えも怠らないようにしたい。
陰が極まる時があるかも知れないが、その後の陽を信じて、せめて気分は明るく過ごしたいと思う。


切干大根

2011-12-27 18:54:31 | 家庭菜園
厳しい冷え込みが続いています。

今朝は当地でも最低気温が-4℃(最高気温6℃)となり外部の水道にはツララが出来ていました。

昨日の積雪も融けて天気もよくなりそうだったので、今年最後の畑作業に行ってきました。
自宅近辺では数ミリの積雪だったが篠山についてびっくり、畑はこんな状態だった。

仕方ないので大根と白菜、春菊、ミズナ、ミブナの収穫のみで帰ってきました。
土が凍てついていて大根を抜くのが中々大変でした。
大分土寄せしていたのですが首の部分が凍ってしまっているようです。
ス入りになっていないか、ちょっと心配です。

この時期は切干大根を作るのに一番いい季節です。

今年は手抜きして、皮をむいた大根を輪切り(厚さ5ミリ位)にしてみました。
上は19日に干したもの(大根2本分)

6日後にこんなになっていました。
こんなに水分を含んでいるんですね、干したら1/3位の大きさになっています。

介護保険のうまみ?

2011-12-25 23:25:28 | 日記
有権者の期待を見事に裏切って、人件費の削減や徹底的な無駄の削減には何ら手をつけないまま、民主党が国民に負担ばかりを押しつける12年度予算を決定した。
政治家の公約なんてまともに信用している人はほとんどいないと思うが、これほど見事に公約を全て捨て去って平然としている政権も珍しい。

診療報酬や介護報酬についても引き上げが決まった。
儲け優先の医者が多い中で診療報酬を上げる必要性は薄いと思うが、義父母が要介護認定を受けケアマネさんのお世話になるようになってから、その献身的な仕事ぶりに心から感謝していたので、介護報酬については賛成だ。

しかしその一方、介護保険を利用した工事を頼んでみてわかったのだが、工事費がべらぼうに高いのだ。
利用者が支払うのは一割だけなので利用者からあまり文句は出ていないようだが、例えば玄関にちょっとした手すりをつけるだけで10数万円とか一般市場価格の数倍が相場のようだ。
どこかの天下り団体が途中でピンハネでもしているのではないかと疑いたくなるほどだ。

工事費等についてはもっと精査して、介護費用を最大限有効に使ってほしいと思う。

光合成

2011-12-24 21:03:11 | 日記
アメリカの科学雑誌が発表した今年の10大科学発見の中に、日本の「はやぶさの成果」と「光合成の研究成果」が入っているそうだ。
はやぶさは映画にもなるくらい有名になったが、「光合成の研究」については国内でもあまり知られていない。

ご存じのように全ての植物は地中の無機物や、水と太陽光から光合成によって作りだされたブドウ糖等を養分として生きている。
光合成を行う過程において水が酸素と水素に分解されるのだが、その分解する物質の構造を解明した成果が評価されたとのこと。

その成果を元に、未だ人類が成し得ていない「人工光合成」の技術が開発できれば、燃料電池をはじめいろんな分野で画期的な成果が期待できるそうだ。

家庭菜園をやり始めてから様々な植物の生態にも興味が湧いてきたが、小さな雑草でもこんな凄いことをやっていると思うと感動ものである。

一般に動物のほうが植物よりも高等生物だと思われているが、あらゆる動物は自分自身で自分の餌を作ることはできない。

自らの餌を自分で作れる植物があって、それを食べる小さな虫がいて、その虫を食べる昆虫類がいて、その昆虫類を食べる動物、その動物の肉を食べる動物(人間も)がいる、その動物達の排泄物がまた植物の栄養になるといった食物連鎖の根源が植物なのだ。

ところが殺虫剤とか除草剤を多用する現代農業が、その食物連鎖を断ち切って生態系を崩してしまうかも知れない。

少なくとも家庭菜園愛好家としては、光合成は出来ないけれど、代わりに鍬を振り上げ無農薬・非化学肥料で連鎖を大切にしながら作物を作り続けたい。

食事の前に唱える「いただきます」は仏教では「(動物の)お生命をいただきます」の意味だと言われる。
動物と違って植物の生命についてはあまり意識することもないが、植物の様々な営みに敬意を表して、作物に対しても同様に感謝の念を込めて「いただきます」と言おう。


年一度の生存確認

2011-12-23 17:38:45 | 日記

若い頃は無理に義理だてしなければならない強迫観念にかられて「大晦日なのにまだ年賀状が書けていなくて焦っている夢」を何回も見たものだ。
しかし還暦を過ぎてからはもう義理だては止めて、本当に懐かしい人だけに絞ったので枚数も減り(ちょっと淋しい気もするが)大分楽になった。
おまけに宛名もデザインもパソコンのお世話になっているので、そんな夢を見ることもなくなった。

一人ひとりの面影を思い浮かべながら書く添え書きが、遠く離れた友人達との絆を確認する作業である。
今年は銚子時代に一緒だった多くの同僚達の故郷を襲った大震災もあり、一日も早い復興を祈りながらの作業でもあった。

この年令になると本人の喪中ハガキが届くことも少なくなくなってきて、普段音信のない人達とは年一度の生存確認作業も兼ねていることになる。

若い人たちの間ではメールでの新年の挨拶が増えて年賀状の販売枚数が減ってきているようだ。
しかし若かりし頃の初恋の人からの年賀状を待つドキドキしたような思いはなくなったが、やはり元旦に届くハガキを一枚一枚めくる楽しみは他には代えがたいものがある。

冬野菜栽培の参考

2011-12-17 20:07:42 | 家庭菜園
冬至を間近に控え、いよいよ本格的な冬がやってきたようです。
篠山の畑ではうっすらと初雪が積っていました。

=秋ジャガ=
秋ジャガの茎葉もすっかり萎れて収穫時期になっているのですが、(収納棚には春ジャガがまだたくさん残っているので)掘り上げずにそのまま土中においておきます。
春野菜の植付まで畝が空いているので、こうしたほうが新鮮さを保ったまま保管できるようです。


=大根=

寒さに凍てついて「ス入り」になるのを防ぐため何本かは抜いて土中に埋め、残りは首まで土寄せをしました。
これで2月位までの大根を確保できますが、春先にも収穫できるように10本足らずですが初めてトンネル栽培に挑戦してみることにしました。

普段は種蒔き後に雨のはね上がり防止用に籾殻少々で覆うのですが、今回のトンネル栽培では防寒と防乾用に多めに覆いました。

たっぷりと水やり後、透明ビニールでトンネルを作り周囲をしっかりと土で固定し密封状態にしました。
露地栽培では10月に入ってから播種したものは極端に生育が落ちるのですが、トンネル栽培ではこの時期に播種してどうなるのか楽しみです。


=タマネギ=
これまで播種から植付までの苗は立派に育っているのに、何故か玉が太らなかった。
これは苗の植付間隔と施肥の量と時期に問題があるのだろうと思っていたが、それ以外に冬季の水やりが大切だそうです。
冬の水やりは霜柱が立ったり凍ったりするので駄目だろうと思い避けていたのですが、どうやらこれが間違いだったようです。
冬の間も根を伸ばし生長するためにしっかり光合成をする必要がありますが、そのためには充分な水が必要だということです。

それと追肥時期ですが、平均気温8℃以下の頃に肥料切れするとトウ立ちしやすくなるそうです。
但し3月中頃以降に追肥すると根元に窒素分が貯まって腐りやすくなるので注意が必要です。


これから当分の間は畑作業に余裕があるので、今後の栽培計画を立てたり、いろんな本を読んで少しでも知識を増やそうと思っています。
自分流の勝手な解釈を修正するいい機会です。

ズボン下

2011-12-13 22:46:24 | 日記
「そんな年寄りくさいモン穿けるか!」とばかり粋がって今まで穿かなかったズボン下ですが、妻の「もう充分年寄りやん」の一言で今日からズボン下を穿き出しました。
これが結構暖かくて体感温度が2~3℃上がったような気がします。
おかげでひん尿気味だった小用の回数も大分少なくなりました。

まだ「寒さに耐えて身体をきたえるんだ」という気持ちもあったのですが、実際のところはもう「身体をきたえるのではなく、いたわらなければならない年令」のようです。
こう感じ出したということ自体が精神的な老化の始まりなのかも知れません。

でも気分だけはいつまでも若さを維持したいと思い、通勤の徒歩区間はipodで20代の頃によく聞いた音楽を聞きながら心をときめかせながら歩いています。


家庭菜園とPDCA

2011-12-10 17:09:52 | 家庭菜園
今日でやっと最後のエンドウ豆の種まきを終えました。
これからはあまり時間に追われることなく、冬野菜の収穫と玉ねぎやイチゴの管理をしながら、新たな畝の開墾でもする予定です。

それから連作回避を考えながら来年の栽培計画をたてなければと思っています。

家庭菜園も仕事と同様にPDCAを上手く回しながらやっていかなければ・・・と考えています。

普通はDo(とにかく作ってみること)とCheck(今年は出来が悪かったな等)のみに終わってしまいがちですが、作りたい作物の種類やら栽培時期、それに何より連作障害を避けるための数年間にわたった栽培計画(Plan)が一番大事だと(今年落花生をむやみに作りすぎて)痛感しました。
少ない畝で栽培期間と連作回避を考えながら栽培計画を決めるのは意外と難しいものです。

ものの本によれば豆類は最低でも数年間の間隔をあけなければならないと書いてありますが、これが中々難しい。
本のとおりにしようとすると、小さな畑では数年間は豆類が作れなくなってしまいます。

篠山の黒豆農家では毎年同じ畑で作られているようにお見受けするのだが、何かコツがあるのだろうか?
今度機会があったら聞いてみよう。


頑張れ!上園

2011-12-09 17:03:45 | 日記
我阪神タイガースの上園投手と楽天の松崎投手のトレードが正式に発表された。
新人王を取ったルーキーの時から顔に似合わず先輩捕手をマウンドに呼び寄せる図太さと、ポーカーフェースで飄々と投げ続ける姿に将来の阪神投手陣の軸になってくれるものと期待していただけに残念だ。

かつての関川や古沢、新庄、最近では広島へ行った赤松のように、阪神を出てから見違えるような活躍をした選手が多い。
ぜひ上園投手にも阪神を悔しがらせるような活躍をしてほしいと願っている。

頑張れ! 上園
阪神を見返してやれ!

紅葉

2011-12-05 19:57:32 | 日記
今年は遅くまで私達の目を楽しませてくれた紅葉も盛りを過ぎたようです。

これからは文字通り「木枯らし」の季節に入ります。

小さい頃理科で習ったように、ふだん植物は根から吸い上げた水分と日光によって葉で光合成を行って養分を作り、植物本体に供給して生長しています。
ところが気温が低くなると植物は乾燥から自分の身を守るために落葉の準備を始めます。
葉の付け根にコルク様の離層が作られ、水や養分の(葉と植物本体間の)移動ができなくなります。
その為、光合成で出来た糖分が葉の中に貯まり、赤の色素アントシアニンが作られて紅くなり、落ち葉となるまでのしばしの間わたし達を楽しませてくれます。

このように紅葉のメカニズムは解明されているのですが、
「ではいったい何の為に(何故)紅葉するのでしょうか」

「害虫が木に寄生して冬を過ごそうとするのを防ぐために、いかにも毒を持っているぞと言わんばかりに鮮やかな赤や黄色に変身するのだ」と言う説が有力らしいのですが
(誰も葉っぱに聞いた訳でもないので)本当のところはよくわかっていないそうです。

紅葉だけでなく、いろんな自然現象についてそのメカニズムが解明されているものは多い。
しかし一方「何のために」「なぜ」ということがわかっていない事も多いようです。

例えば
何のために人間の身体にガン細胞ができるのか?
何のために人は年老いたらボケてくるのだろうか?

メカニズムの解明は唯物的にアプローチできるのに対して、「何のために」という事はどちらかと言えば心の領域に近いからだろうか、わかっていない事が多い。
これらがわかれば画期的な解決策に近づく道が開けるかも知れないと思う。


ところで今日の新聞の投稿欄に「人生の帰り道」と言う上手い表現をされている方がおられたが、人生80年とすれば40才からは帰り道を帰っていることになるのだろうか。
と言うことは現在は10代後半にさしかかっていることになる。
人並みに生きられればあと10数年で無に帰っていく。
幼少期に物覚えの悪かった身としては、帰り道は物忘れがゆっくりと訪れて欲しいと願うばかりである。

官僚に舐められきっている民主党

2011-12-04 19:39:55 | 日記
子育て世代が利用しやすいように保育所と幼稚園を一元化して「こども園」とする制度を民主党政府が断念した。
新たな一元組織「こども園」を作り所管は内閣府とするようだが、保育所と幼稚園もそのまま存続し、保育所を所管する厚労省、幼稚園を所管する文科省の組織はそのまま継続する。

何のことはない役所の組織が一つ増えただけだ。
組織の簡素化・効率化の方針はどこへ行ったのだろう。

先日の「総務省の電波割り当て問題」でも官僚の言い分どおりになったし、
天下り禁止のはずがダダ漏れ。
公務員人件費の2割削減、徹底的な無駄の洗い出し、公益法人の見直しも全く進まず。
政策仕分けも財務省の掌で踊っただけ、決定した事項さえも官僚のいいようにあしらわれている。

最初は徹底したサボタージュで政権を行き詰らせ、政治家を官僚の足元に跪かせてから、あとは官僚のやり放題。
政治家を小馬鹿にしている官僚の高笑いが聞こえてきそうだ。

あんなに期待されて政権交代したはずの民主党がわずか2年でこのありさま。
出るのはため息とボヤキばかり。
次の選挙ではどこに投票したらいいのだろう?


また官僚のずるさ

2011-12-01 21:35:34 | 日記
総務省が携帯電話用周波数の割り当てを従来通りの方法で行うと決定した。

今度割り当てられる周波数帯(700MHz帯と900MHz帯)は電波が遠くまで届きやすいのでプラチナバンドと呼ばれ、各事業者が喉から手が出るほど欲しい電波である。
そこで国の行政刷新会議が財政難を少しでも補うために提言型政策仕分けで競売方式にすることを決定したばかりなのにである。
試算では数千億円が国庫に入るかも知れないというのに・・・。

総務省にすれば、競売方式にすれば官僚の裁量が入り込む余地がなくなり旨味がなくなってしまうことを恐れたのだろう。
裁量によって業界への影響力を確保するということは、総務省に限らずほとんどの役所が持っている権限のようなものなので絶対に手放したくないものなのだろう。

政治家が決めたことを守らないための理由付けはいつも極めてもっともらしいものである。
自分たちの権益を守るためなら頭がフル回転するようだ。
さすがに高級官僚と言われる頭のいい人達だけのことはある。

今回はスマートフォンの急速な普及に伴って電波不足が予想されるので、法改正を待っておれないからというのが理由だそうだ。

頭のいい人達なのでその気になれば法案なんてすぐに作れるだろうに。
どの法律の改正が必要なのかわからないが、電波法であれば省令の改正ですむのではないかと思うのだが・・・。

マスコミ記者も役所の発表をそのまま記事にするだけでなく、最低どの法律をどのように改正する必要があるのか?、又それにはどの位時間がかかるのか?位はつっこんでほしいものだ。

電波は公共財であって決して総務省の役人のものではないのだから、国民の代表である政治家が決めたことには従うべきだ。