還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

虫食い白菜

2011-10-31 18:49:53 | 家庭菜園
この間まで暑い暑いと言っていたと思うのに、早いもので10月も今日で終わり。
今年も残すところあと2か月になってしまいました。
農作業もあとはエンドウの種まきとタマネギの定植ぐらいを残すのみで、ややのんびりとできる季節になってきました。

=白菜=
不織布をかぶせていたので油断していたわけではないのですが、よく見てみたら知らない間に穴だらけになっていました。

被害の大きなヨトウ虫は退治(大き目の糞が目立つので見つけやすい)していたので安心していたのですが、

体長5㎜ぐらいの小さな虫がせっせと葉を蝕んでいる。
ピンセットで目立つものは退治しましたが、巻いている葉の内側にも何匹かいるようです。


=大根=
一本立てにしてから生長が目立つようになりました。

直径3センチ位になっています。


=落花生=
一本だけ試し掘りしてみました。

植付が遅れたせいもあって、まだちょっと早いようで小粒のものが多い。


突然ですが
逃~げた女房には 未練はないが~♪
今日も寂しく独り寝です。
今から簡単な夕食を作って食べます。


TPP問題について

2011-10-29 22:33:48 | 日記
交渉参加の是非を巡って世論を二分しているTPP問題。
今は関税障壁に絞って農業問題だけがクローズアップされている感がある。

しかしよく考えてみると、他にももっといろんな問題があって国家のありようを変えてしまうようなことになるのかも知れない。
マスコミからは断片的且つ偏った情報しか入らないので正しく考えることが難しいが、いろんな情報に触れて自分なりに考えてみなければと思っています。

かつて派遣労働の解禁の際にはほとんど無関心で、その法律が通ることによって世の中がどのように変わるのかについて、当時はほとんど騒がれなかったように思う。
しかし結果的にはワーキングプアと呼ばれる若者が増え、何とか正社員になったにしても今度は過重労働で心身を病んでしまう若者が増えてしまった。
(我が家でも、毎日深夜まで仕事に追われ終電で帰宅する娘を見ているといつか壊れてしまうのではないかと心配でしかたがない)

今度は国内にとどまらず国際的な問題であるので、国民全体がもっと真剣に考える必要があるのではと思う。

嫌な予行演習

2011-10-28 22:34:53 | 日記
8月には久しぶりの独身気分を堪能した妻の不在であったが、今回は何とも寂しい気分を味わっている。
昨日義父が心臓発作で緊急入院し、その付き添いで妻が病院に泊まり込んでいるためである。
何とか一命はとりとめたが、もう90歳近いので心配です。
それにもまして、もし万一の場合アルツハイマーを患っている義母の症状が劇的に悪化するのは間違いないので、そちらのほうが心配である。

自分の中で家族という言葉が親や祖父母・兄妹を表わしていた頃から、妻や子供・孫を表わすようになって久しい。
人生で一番つらいのは子供との別れ、一番寂しいのは妻との別れではないだろうか。

幸いにしてどちらもまだ経験していないが、義父母はこの一番つらい別れを経験している。
そんな義父母にはいつまでも生きてほしいとは思うが、こればかりは順番なのでどうすることもできない。
できればどちらにも次の寂しさを味わうことなく旅立ってほしいと願うばかりである。


灯りの点いていない我が家の玄関の鍵を開けるときの、何とも言えない寂しく侘しい気持ち。
これが妻に先立たれた夫の気持ちなのだろうか。

変な予行演習をした昨日今日でした。
明日は病院へ行ってきます。


有馬富士公園の秋

2011-10-24 21:08:37 | 日記
大好きな柿がいっぱいなっているという妻の甘言につられて県立有馬富士公園までサイクリングしてきた。

汗だくになりながら散策してから約2カ月、園内はすっかり秋景色になっている。

茅葺き民家の周辺はコスモスが満開
嫁ぐ前の母娘の思いを歌った「秋桜」の情景が自然に浮かんでくる景色だ。


茅葺き民家脇の棚田では稲刈りも終わり、懐かしい稲木での自然乾燥が行われている。
こうやって稲穂を下向きにして天日でじっくり乾燥させると旨味が増して美味しい米になる。


これも秋の代名詞


収穫した柿
園内には種々の柿の木や栗の木、あけび等が自生または植えられていて訪れる人を楽しませてくれる。


兵庫県にはこの他にもたくさんの県立自然公園が整備されている。
多分どこの県よりも充実しているのだろう。
こういう税金の使い方は大歓迎だ。


ブロッコリー完全復活

2011-10-23 17:52:43 | 家庭菜園
=ジャガイモ=
9月10日に植え付けたメークイーンと北アカリ、ようやく20本が発芽している。
発芽直後のものから30cm丈までいろいろ。

未発芽のものも数本あり、万一の霜害を防ぐためビニールトンネルをかけておいた。



=大根=
先週に続いて残りの大根も間引いて一本立てにし(これで全て一本立てになりました)、畝肩に鶏糞を施して土寄せを行う。
同僚も言ってましたが、何故か今年はダイコンサルハムシの発生がほとんど見られず葉っぱもきれいままです。



=白菜=
大分巻きだしました。
もう不織布を外したほうがいいのかも知れませんが、例年虫の被害に懲りているのでもう少し不織布をかけたままにしておきます。

株周りに油カスを施した。
これまで毎年不満足な出来でしたが、今年は何となく期待が持てそうです。



=小豆=
莢が色づいてきたものから収穫しました。

虫に負けないように早採りしたつもりだが、毎年のことながら半分以上が虫に食われている。

アズキノメイガの幼虫(右から二つ目にいる)にやられた小豆
無農薬では避けられないこととは言え、にっくき害虫です。



=ブロッコリー=
青虫に全ての葉っぱを食われてしまって、ほぼ諦めていたブロッコリーですが見事に復活してくれました。

虫害の少なかったものと比べると生長が遅れ気味で背丈は半分位ですが、何とか頑張ってくれそうです。
生長点だけ残っていれば何とかなるもんだと、何だかブロッコリーから人生訓を教わったような気分です。
よし俺の頭の毛も・・・・・。


ある感慨

2011-10-21 10:35:41 | 日記
旧知の人のメールに さりげなく触れられし 先輩の訃報
往年の闘士の面影薄れ 好好爺然とせし風貌に 
時の移ろいを思いつつ 歓談せし日が昨日のことのよう
時代の流れと人の歴史
それぞれの胸に深い思いを残しつつ 過ぎ去ってゆくもの
感慨深し

再び砥峰高原

2011-10-17 09:11:09 | 日記
昨年初めて訪れた砥峰高原だがススキが見頃ということで、昨日再度行ってきました。
途中は車のすれ違いも出来ないような細い山道だが、観光バスを含めて駐車場は満杯。
いたる所、人物を入れないで写真を撮ることができないぐらいの混みようでした。



カルスト台地を思わせるような地形でゴルフ場のような高原一面のススキが見事だ。


逆光に映えるススキと秋空

写真を撮りながら約2時間半、のんびりと秋を感じた一日でした。


帰りには銚子時代の友人宅に寄り、夜11時過ぎまで懐かしく歓談し有意義な一日でした。


小説「日本列島放棄」と現実

2011-10-14 23:01:23 | 日記
新井克昌という人の書いた「日本列島放棄」を読んだ。
4年前に書かれた小説なのに、まるで3・11以降に書かれたのではないかと思うほどの現実との相似に驚いた。

物語は宮城沖でマグニチュード8.5の大地震が発生し15mを越す津波が各地を襲う。
そして三日後に福島第一原発が爆発し放射能を撒き散らす。そうこうしている間に女川原発も大規模な放射能漏れを起こして全滅してしまう。
作者にはまだ政府に対する信頼があったようで、小説では政府は直ちに自衛隊を使って周辺の全住民を避難させる。
一方、現実の政府は「直ちに健康に影響はない」と強調して最小限の避難しか指示せず、SPEEDIのデータも公表せずに周辺の人々を被爆させてしまった。
チェルノヴィリではあのソ連でさえ直ちにバスを使って周辺住民を強制避難させたというのに・・・。
何とも言いようのない虚しさを感じる。

小説では更に5日後になって東南海地震(M9.4)、数時間後に南海地震(M9.2)が起きて浜岡原発、川内原発、伊方原発、敦賀原発、美浜原発が放射能漏れを起こしてしまう。
その上に速度の遅い台風が列島を縦断して放射能を全土に拡散させてしまい、沖縄と北海道を除く日本列島に人が住み続けることができなくなる。

国会では現実と同様にああでもない、こうでもない、膨大な金がかかると繰り返すばかりで一向に対策が進展しない。
そこで時の原子力委員長が「国家が大事なのか、国民が大事なのか」と全身に怒りを込めて訴えて、ようやく病人等の弱者を北海道と沖縄へ移住させ、他の9500万人を国際社会に受け入れてもらうべく国連に要請する。

衆議院厚生労働委員会で東大アイソトープセンター所長の児玉龍彦教授が早急な除染や対策を訴え、怒りに身体を震わせながら「7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に 国会は一体何をやっているのですか」と叫んだ姿と重なった。

しかし政府・役人は相変わらず国民の健康よりも国家の財政を心配しているのか、被爆線量限度を1mSV/年から引き上げようとしている。

この現実。これが我々が選んだ政府であり、国民の公僕たる役人の姿なのだ。
老い先短い我々世代はどうでもいいが、なぜ若者達は怒らないのだろう。


狂い咲き?

2011-10-10 18:18:55 | 家庭菜園
=大根=
初めての追肥として鶏糞を施し、播種後4週目と3週目の苗を間引いて一本立ちにした。


=白菜=
虫害のため苗から植え直した白菜だが、不織布で覆っていたためか虫に食われることもなく大きくなってきた。
これも初めての追肥として油カスを施しておいた。



=ジャガイモ=
植付から4週目にしてようやく2本だけ発芽している。

春ジャガでも発芽まで約5週間かかっていたのでもう少しの辛抱。


=ブロッコリー復活?=

先週虫に食われてこんなになってしまったブロッコリー
生長点は残っていたようで新葉が出だして何とか復活しそうになってきた。
元気になるように祈りを込めて油カスを施す。



イチジクと柿が収穫期を迎えて楽しみな季節です。
本当なら実がなっているはずの梨の木ですが、何故か今ごろ花が咲いている。

季節外れの狂い咲き
よーし俺もこれから狂い咲き・・・(んなことはないか?!)

年金改革の罠

2011-10-04 21:04:24 | 日記
政府が検討している夫婦の年金「二分二乗案」についてあまり気にもしていなかったし、まあ内助の功で支えてくれた妻にも半分の権利ができるのは悪いことではないと考えていたが、よく考えてみるととんでもないことのようだ。

夫の厚生年金受給額が20万円の場合、二分二乗案では夫10万円妻10万円となり、夫婦二人共生きているうちは何ら変わらないが、
仮に夫が先に亡くなった場合の妻の受給額は、現行では20万円×3/4=15万円(遺族年金)が10万円に、
妻が亡くなった場合の夫の受給額は現行20万円が10万円になり半減してしまう。
このようにどちらかが先立った場合の支給額が大幅に減ることになる。

国の財政再建のためには社会保障費の圧縮が大命題ではあるのだろうが、役人の考えるずる賢さには本当に油断も隙もならない。
もうちょっとで騙されてしまうところだった。


あわれなブロッコリー

2011-10-03 17:39:30 | 家庭菜園
=ブロッコリー=
2週間前に購入苗を植え付けたブロッコリー

先週はこんな状態。
虫食いが見られたので不織布で覆ったのだが、既に産卵していたようで青虫が数匹せっせと葉っぱを蝕んでいる。

今日はあわれにもこんな姿に。
にっくき青虫を踏みつぶしておいたが、果たして再生してくれるだろうか?


=大根=
ようやく9月中に3畝分播種した。
涼しくなるのが早かったので今年はこれで終わり。
(昨年も10月に入ってから播種したものはあまり太らなかった)

3週目、虫食いもなく順調に育っている。

2週目のもの

先週播種したもの


イチゴを移植したので、来週はその後に「春菊」「水菜」「ミブ菜」の種を蒔くつもりです。


やっぱりどこかおかしいマスコミ

2011-10-01 21:02:26 | 日記
九電の「やらせメール問題」を調査していた経産省の第三者調査委員会が、佐賀県知事と九電の不透明な関係を指摘した。
許認可権限を持ち公正であるべき知事が、九電と組んで賛成世論を捏造していたのに、その責任を問うマスコミは少ない。
「死の町発言」で鉢呂前経産大臣を辞任に追い込んだときの扱い方とあまりにも違い過ぎる姿勢だ。

これは当事者が「原発慎重派」か「原発賛成派」かの違いによるものなのだろう。

先月、東京で開かれ6万人が参加した「さようなら原発集会」も地方紙の神戸新聞はトップ面に写真入りで報じていたが、読売新聞では社会面片隅のベタ記事で写真もないものだった。
いくら社説で「原発は核抑止力の面からも維持していかなければならない」と主張する読売新聞であるにせよ、6万人も参加した集会を無視するような報道ぶりだ。

かつてマスコミは公平で正しいと無邪気に信じられていた時代もあったが、現在は権力者や広告主の意思を代弁する機関になってしまったようだ。

私の購読している読売新聞は昔、自民党中曽根派の機関紙と揶揄されたこともあったようにその傾向が顕著だ。
本当はもうちょっと公平な地方紙に変更したいのだが、家庭面が充実しているとの理由から家族の反対で実現していない。

私の知人でマスコミは信用できないからと新聞購読をやめて、情報はインターネットのみから仕入れている人がいるが、今後はこういう人が増えるのかも知れない。
私自身はそれも偏り過ぎる危険があるのであまり賛成ではないのだが、マスコミを信用しなくなっている人が増えているのは事実だ。

マスコミに反省を促すには我々が購読や視聴をやめるのが一番なのだろうが、中々そうもいかないので、残念ながら裏読みをしつつ読み続けるしかない。