還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

吉津灯台(三重県)

2016-03-29 22:45:38 | 灯台巡り
よしず灯台
2015年10月22日(0930-0945)訪問

昭和27年(1952)12月  初点灯

初点プレート
三重県度会郡南伊勢町
(34.16.11N  136.30.34E)
高さ  地上~塔頂:9.9m  水面~灯火:62m
白色塔形(六角形)コンクリート造タイル貼り
LED灯器
灯質  等明暗白光  明 3秒 暗 3秒
光度  6000カンデラ
光達距離 14海里(約26km)

リアス式海岸の連続する志摩半島南部は、英虞湾、五ヶ所湾、贄湾、神前湾、古和浦湾と入り江が続きます。
この吉津灯台は神前湾の最奥部にある吉津港の手前の小高い山の上にある小型灯台で、吉津港に入港する船の目印となっています。
吉津港は漁港ではなく商港で、近くで採れる石灰石の運搬に利用されているようです(港近くにはセメント工場がある)。

五ヶ所方面からR260を西進する、河内トンネルを越えると吉津港が望める海岸沿いを走ります。

途中で港の前方の岬の上に見える灯台が吉津灯台(矢印)です。
R260の小さな橋を渡ってすぐ「南伊勢町村山」の小さな看板を目印に左折します。(「神前浦」方面の標識もある)
海岸沿いに進み、行き止まりの手前を右折し山に上る。

山頂付近に屋根付きの小さな展望所風の小屋がある。
付近に駐車も可能で、写真の矢印の所に立派な道があり、そこから数十メートル先に灯台が立っている。


灯台から海は見えませんが、展望所風の小屋からは神前湾が望めます。





自民党兵庫選挙区

多くの国民が懸念を示した戦争法案がいよいよ施行されました。
自公両党は野党が共同で提出した戦争法廃止法案の審議さえしようとはせず、参院選前の議論から逃げ続けています。
それだけやましいことがある証拠です。







プロ野球開幕

2016-03-25 22:29:49 | 日記

金銭がらみでいろいろと物議を醸したプロ野球だが、いよいよ本日セパ揃って開幕を迎えた。
残念ながら我がタイガースの開幕戦は
昨年16勝9敗とカモにした中日相手だったが、ここ一番の一発不足は例年通りで初戦を飾れなかった。
「花形選手必ずしも名監督ならず」という例を過去にもいろいろと見てきたので、正直、金本監督にもあまり期待してなかったが、チームの雰囲気が変わりつつあるようだ。
それは負け試合の中でも、貪欲に次の塁を目指す走塁に顕著に現れていた。
西岡の相手の隙をついたホームインや、投手のメッセンジャーまで果敢な盗塁を行う姿は今まであまり見られなかったことだ。
失敗しても監督の見せる嬉しそうな笑顔が、選手の積極性をより引き出しているように見えた。
今年こそはひょっとしたら・・・と思わせる開幕戦でもあった。

ただ鶴よ、あそこは2塁へ投げるべきだろう!
あんな弱気では他の選手についていけないぞ。
頼むよ、もっと強気で思い切って行け!

これから半年あまり、またストレスと歓喜の繰り返しの日々が始まる。





公明党支持者の皆さん、平和を愛するなら、せめて自民党候補を応援するのは止めて下さい。



高くても原発を使わない電気を

2016-03-22 22:37:58 | 日記
いよいよ来月から我々一般家庭でも電力会社を自由に選べるようになる。
新電力会社の料金は使用量が多いほど関電に比べて割安になるように設定されている。

老夫婦二人だけの上に普段から節電を心がけていることもあって、我が家の月平均の電力使用量は200kWh前後。
ちなみに大阪ガスのHPで試算してみると、ガスと電気のセット契約で年間2千円強、2年縛りを追加した契約でも約900円ほど割高になるようだ。

新電電の登場で飛躍的に安くなった電話料金と比べると、電力の自由化と言ってもなんとも物足りなさを感じる試算結果です。
貧しい年金生活者にとって例え小額でも今よりも高くなるというのは抵抗があるもので、契約変更の申し込み書を書いたけど投函するのを躊躇せざるを得ない。
と思っていたが・・・

関電・八木社長の再稼動差し止め決定に関し「上級審で勝訴した場合は損害賠償請求も辞さない」との原告に脅しをかけるような発言を聞き、いくら安くともこんな会社の電気を使うのは許されない。

またそれに輪をかけるような恐ろしい発言が関経連の副会長・角和夫阪急電鉄会長から飛び出した。
 なぜ一地裁の裁判官によって、国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか
「憤りを超えて怒りを覚える」として「こういうことができないように、速やかな法改正を望む」

こんな三権分立の意義さえわからない程度の低い人物が関西の経済界に君臨しているなんて信じられない思いだ。
こんな人間には家族ともども福島に移住して原発事故の実態を体験した上で発言して頂きたいものだ。
 
まるで5年前の原発事故など他所事のように発言するのを聞くと、怒りとともに、原発由来の電気を使うことは人の生き方として金に変えられるものではないという思いを強くした。

関電と阪急(電鉄、デパート、阪急オアシス)はボイコットします。
力のない小市民のできるささやかな抵抗です。
同じような行動をとる原発に反対する方々が増えることを期待して・・・。



自民党兵庫選挙区



五ヵ所浦灯台(三重県)

2016-03-19 13:21:01 | 灯台巡り
ごかしょうら灯台
2015年10月22日(0820-0830)訪問

昭和47年(1972) 9月11日  初点灯
昭和63年(1988)10月    改築

初点プレート
三重県度会郡南伊勢町五ケ所浦 988-91
(34.20.54N  136.41.54E)
高さ  地上~塔頂:9.9m  水面~灯火:12m
赤色円形塔形コンクリート造(タイル貼り)

LED灯器
灯質  連成不動単閃赤光 毎5秒に1閃光(※1)
光達距離 3/7海里(約6/13km)

3日間にわたる道の駅「伊勢志摩」を拠点にした三重県の灯台巡りも4日目、いよいよ志摩半島ともお別れし南方面へと進みます。
まず最初は道の駅から南西方向にR167→県道16号→R260と進み、
道の駅から約12kmでR260と県道12号の交差点(県道12号の標識が目印)を左折し「商工会」方向へ進む。
海岸沿いの道まで直進し突き当たりを右折すると灯台が視認できます。灯台のすぐ脇まで車で行ける。

後ろは南伊勢町の中心街

左前方が湾の入り口方向

五ヵ所湾の最深部にある灯台で姿形は防波堤灯台のように見えますが、岸壁側に立っており一応沿岸灯台のようです。
しかし役割は防波堤灯台と同じようで、塔色は赤色(※2)に塗られています。


(※1)
連成不動単閃光
単閃光(一定の間隔ごとにピカッと一回光る)と光の弱い不動光(光がついたままで点滅しない)を組み合わせたもの

(※2)
港の奥に向かって右側の防波堤灯台は赤、左側の灯台は白色に塗装されている。
沿岸灯台は(雪国の白黒や赤白塗装の灯台を除けば)一般に白色に塗装されている。



つぶやき

2016-03-17 17:50:46 | 日記
最近はなんとなく気忙しくじっくりとブログを書けていないが、最近の出来事などについてツイッター風に記しておきたい。

=プロ野球における選手間の金銭授受問題=
巨人選手の野球賭博問題から派生した問題だが、大手マスコミが一面トップに掲げるようになって、大それた悪事のような雰囲気になっている。
本当にこんなに騒ぐような問題なんだろうか?
必勝を期さなければならない大事な試合の気合を入れるためや、練習時のエラーに対する罰金徴収が、そんなに悪いことなの?
似たようなことは一般社会においても日常茶飯事に行われてるんじゃないの?
マスコミはもっと他に力を入れるべき問題があるだろう。


=関電、高浜原発運転差し止め仮処分に異議申し立て=
付近住民の危惧を無視し、自らの利益のために仮処分停止の異議を申し立てた関電だが、異議審も仮処分決定と同じ山本裁判長が務めることになった。
これで決定が覆される恐れは少なくなった。関電はあてが外れた格好だが、本当に良かった。
最終的に関電は高裁に抗告するだろうが、上級審においても権力からの司法の独立が保たれるように期待したい。
上級裁判所にいくに従って権力側の意向に沿うような判決が多いのが、残念ながら日本の司法の現実です。

最近は5年前の事故を忘れたかのように着々と原子力村が復活しているようです。
電事連が盛んに原子力を含めたエネルギーのベストミックスについてのCMを流している。
原子力規制委員会もどちらの方向を向いているのかわからないようなコメントが多くなっている。
我々は事故当時の「東日本壊滅か」といった状況を決して忘れてはいけない。



高浜原発運転差し止め決定

2016-03-09 18:09:33 | 日記

東日本大震災から5年を迎える今月。
まるで原発事故がなかったかのように原発再稼動に突き進む現政権と電力会社。

特殊な事情がある場合だけに特例的に認められるはずの運転期間も簡単に60年にされてしまった。
事故の反省から生まれたはずの原子力規制庁も、いつの間にかまた元の原子力村に里帰りした感がある。
福井地裁の高浜原発運転停止の仮処分も上級審で覆されてしまい、諦めに近い無力感を感じている人も多いことでしょう。

特に高浜や大飯原発で事故が起きると我々が住む地域や琵琶湖も汚染され、福島に比べても致命的な被害になることが予想されている。
そんな中で高浜原発3、4号機を再稼動させた関西電力。
国民の命や生活よりも自社の経済的利益を優先させる現社長のふてぶてしいふくよかな顔を見るのも嫌になる。

そんな中で本日、大津地裁で高浜原発3、4号機の運転差し止めの仮処分申請が認められました。
今回の司法の判断にわずかばかりの希望を見る思いです。

住民が起こした裁判や労働裁判等は、地方裁判所で勝訴しても上級審へいくたびに覆されることの多い現実があるので、安心はできませんが取り敢えず一安心です。
上級裁判所にも良心的な裁判官がいることを期待して今後の推移を見守りたい。

私に出来るささやかな抵抗は、関西電力との契約を新電力会社へ変更することで関電に抵抗することです。
同様の考えや行動をされる方がたくさん居られることを期待しています。
小さなことでも原発廃止へ向けての行動につながれば・・・。

田曽埼灯台(三重県)

2016-03-08 18:52:12 | 灯台巡り
たそさき灯台
2015年10月21日(1050-1140)訪問

昭和26年(1951) 3月30日  初点灯

初点プレート
三重県度会郡南伊勢町田曽浦 4722-9
(34.17.08N  136.41.28E)
高さ  地上~塔頂:12.0m  水面~灯火:97.0m

白色塔形コンクリート造

LED灯器
灯質  群閃白光 毎6秒に2閃光
光達距離 10海里(約18km)

英虞湾と五ヶ所湾との間に突き出した田曽岬の山上にある小型灯台で、五ヶ所湾や英虞湾に入港する船舶の目印となっています。
 
浜島港を起点とするR260を西進し、「田曽浦」の標識がある分岐を左折します。
そこから約2km走り、突き当たりが「宿田曽漁港」になります。

大きな看板の脇に案内地図があるので灯台の大体の位置が確認できます。

漁港には広い駐車場がありますが、ここは漁師専用の駐車場になっており、地元の人でも駐車すると怒られると灯台への道を尋ねた地元の方がおっしゃっていました。

漁港の反対側(「老人クラブ海楽苑」の建物の付近)に路駐して矢印の方向へ歩きます。

上側の道路の端(小さな駐車場の脇、矢印の道)を下り、民家の間の細い道を進みます。
(漁港の手前の交差点・簡保の施設がある所を左折してもここへ出ます)

ここさえ間違わなければ灯台へは迷うことなく進めます。

それらしい道になりました。

途中、何ヶ所か分岐がありますが「南勢テクテク会」の手作りの案内表示板どおりに進みます。
大体しっかりした方の道が灯台への道になります。

駐車場所から約20分で灯台です。
山道をテクテクと歩いてようやく灯台の姿を目にした時のこの瞬間がたまりません。

2009年から始まった灯台巡りですが、この灯台が記念すべき100基目となります。
小さな灯台ですが周辺もよく整備されており(周辺には桜の木が植えられており春には美しい桜の中で白亜の灯台が望めるようです)気持ちのよい灯台でした。



浜島港灯台(三重県)

2016-03-01 21:36:34 | 灯台巡り
はまじまこう灯台
2015年10月21日(0950-1010)訪問

昭和30年(1955) 3月30日  初点灯

初点プレート
三重県志摩市浜島町浜島
(34.17.5N  136.45.9E)
高さ  地上~塔頂:8.7m  水面~灯火:20m
白色塔形コンクリート造
灯質  単閃白光 毎4秒に1閃光
光度  3500カンデラ
光達距離 10海里(約18km)


浜島港の尖端にある矢取島(防波堤で地続きになっている周囲100mにも満たない小さな島)にある小型灯台で、対岸の御座埼灯台と対になって英虞湾への入り口の目印となっています。

国道260号の起点から「海ほおづき」方面に進み、海岸近くにある「海洋センター」付近に駐車し、海岸から防波堤上を歩いて矢取島へ向かいます。

左手方面へ小石の上を歩く

右側にある階段を上る


敷地は非常に狭く、灯台全体の写真撮影はなかなか難しい。

残念ながらこの灯台はwikipediaによれば2010年(平成22年)9月に廃止されたようです。