還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

よいお年を

2014-12-31 21:51:45 | 日記
いよいよ今年も残すところ2時間あまりとなりました。
皆さんにとってはどんな年だったのでしょうか?

46年間の懲役(?)生活から完全フリーの身になって10カ月、想像していたほどの落差もなく、比較的スムーズにサンデー毎日の生活に入れたような気がします。
厳寒の朝5時半に起きる必要もなく、毎日心ゆくまで布団の中でうとうとできる自由があるのは本当に有難い。
ただ唯一の読書タイムであった通勤時間がなくなり、本を読むことがほとんどなくなりました。
現役時代に読んでいた吉川英治の「新平家物語(全八巻)」も第四巻で止まったまま。
来年は少し落ち着いて読書する時間も作りたいものです。
(時間がないわけではなく、そういう気分にならなかったのが今年です)

別に正月といっても子供時代のように初々しい楽しみがあるわけでもなく、ずーっと休みの生活では年末の慌ただしさも感じることの少ない昨今ですが、それでも一区切りの時です。
少しは厳かに来る年を迎えたいものです。

取り敢えず今年一年つたないブログにお付き合いいただき有難うございました。
来年もよろしくお願いいたします。

どうかよいお年をお迎え下さい。


旅先で出会った心うつ言葉(3)

2014-12-27 21:07:19 | 日記

愛知県の伊良湖岬にて

大リーグ・ヤンキースの黒田投手が古巣の広島カープへ復帰することが決まりました。
パドレス提示の21億6000万円を蹴って、4億円強の年俸を提示した広島復帰を決断した黒田の男気もさることながら、7年前に気持ち良く送り出した広島球団の対応が素晴らしい。
球団本部長は「彼にとって広島が郷(さと)。いつでも帰ってこれるように15番は空けておく。帰ってきたいならいつでも帰ってこい」と言い、「言ってくれたら何でも送ってやる。食べ物でも本でも、ほしいものがあったら言ってこい。お好み焼きのソースでもいいぞ。さすがにカキは送れんけどな」と・・・。
まるで親のような優しさです。
大リーグをクビになって帰ってくる選手は多いですが、黒田投手のようにピーク中に帰国するのは初めて。
こんなに選手に愛される広島球団が羨ましい。

黒田、前田健太、大瀬良と三本柱が揃った来年の広島には我阪神は相当苦労させられそうだ。
野村監督、この3人は巨人にぶつけて阪神には他の投手でお願いします。

(追記)広島の来シーズンの監督は緒方孝市さんに替っていました。緒方監督くれぐれもよろしく!

「入り」よりも「出」の改革を

2014-12-24 22:51:31 | 日記
中教審が知識重視から思考力を重視する事を骨子とした大学入試改革案を出した。
孫が受検する2020年度からの導入を目指しているらしい。
趣旨や良しだけど・・・。

記述式の解答様式になるそうだが、何十万人もの受験生の採点が正確にできるのだろうか?
そう言えば私らが無線従事者の国家試験を受験した頃は全てが記述式であった。
例えば「K形フェージングについて説明せよ」といった問題をA4二枚分の解答欄に記述するものだった。
「わかりません」と書いた受験生が居たかどうかは?ですが、採点する側は大変だったと思います。

また二次試験では面接や討論を中心として人物重視の選考になるようだが、短時間の面接で受験生の人物を正確に判断できる面接官がどれだけいるのだろう?
多くの会社では人事評価制度を取り入れていますが、評価者の評価能力が低くてかえって士気の低下や職場の雰囲気が悪くなってしまった会社も多い。
ひどいのになると、段取り良く時間内に仕事を片付け定時に帰宅する能力の高い社員よりも、能力不足から時間内に片付ける事が出来ず時間外勤務を繰り返す社員の方が評価が高いといったようなバカな事例もよく見てきました。

思考力、討論能力や人間形成は大学でこそ教育することではないのだろうか?
大学生活を経験していない年寄りの偏見かも知れませんが、入学すること自体が目的みたいになっていて、入学してしまってからは受験時代の苦労を取り戻すかのように自由を謳歌するばかりの大学生活になっていないだろうか?
「入り」よりも「出」を狭き門にして大学が求める人物像にふさわしい人間以外は卒業させるべきではない。
それが出来ないのは大学の怠慢でしかないと思うのだが・・・。

真冬に虫害?

2014-12-23 19:47:33 | 家庭菜園
数日来の寒波もようやく峠を越え、今日は文字通り「小春日和」の穏やかな一日でした。
この時期は収穫以外は大した作業もないのですが、天気につられて畑作業にいそしんできました。
イチゴの畝の除草と追肥(鶏糞+米糠)、浮き上がったタマネギ苗の修復のみの作業ですが、同じ姿勢を続けていると腰が痛くて大変です。
以前はあまり感じなかったのですが最近は腰痛がひどく、こんな所にも加齢を意識するこの頃です。

生でも美味しいスナックエンドウ、今年はより甘いと言われるスイートスナップを植えたのですが

今日はこんな状態に・・・ ショックです。
こんなに寒い時なのに虫の仕業なのでしょうか?
復活してくれる事を祈って一応オルトランをまいておきましたが、どうなることやら・・・。
ひょっとしたら寒くなって餌の少なくなった鳥のせいかも知れませんが。


高齢者の受難?

2014-12-20 23:59:49 | 日記
「今年の6月末で日本国家の借金総額が1008兆円となり、いよいよ財政破綻に近づいたか?」といった議論があります。
一方で日本国民の一世帯あたり平均貯蓄額が1739万あり、外国からの借金はほとんどないので財政破綻することはないという人もいます。
この1739万円というのは8000世帯の平均で、中央値は1023万円だということです。
しかし1割の世帯は貯蓄額100万円未満で、世代別の貯蓄額の平均値と(中央値)は
20代: 365万円(200万円)
30代: 600万円(405万円)
40代: 962万円(640万円)
50代:1524万円(900万円)
60代:2175万円(1398万円)
となり、20代と60代では約6倍(中央値では約7倍)の開きがあります。

60代で多いのは退職金を手にした事と、収入が年金だけになり健康や生活面で老後の不安が大きいのが原因なのでしょう。
約40年間一生懸命仕事に励み、やっとまとまったお金を手にしたのですからちょっとは贅沢に使いたいのはやまやまなのでしょうが、
世間では平均寿命を生きるとすると、それなりの老後を送るには3000万円は必要だと言われています(私達の生活実感からはエッと思うのですが)。

しかし政府は景気回復の為にはこの高齢者の貯蓄を何とか吐き出させようと懸命です。
孫の教育資金贈与や子供の住宅建設費贈与の非課税枠の拡大といった施策を次々と繰り出しています。
それでもこれらの施策は本人が納得づくで行使できるので、世代間の所得移転という面では悪くはないでしょう。

本当に恐ろしいのは(ずる賢い官僚や政治家は誰も決して口にはしませんが)、現在アベノミクスと言う名のもと日銀が行っている施策です。
国債保有額が年間80兆円まで国債を日銀が買う、また株(ETF)や不動産投信(J-REIT)を年間3兆円も買うと言っています。
これは紙幣を発行している日銀が何の裏付けもないお金を印刷してばらまいているようなもので、お金の値打ちがどんどん下がっています。
一般庶民は円高やデフレ気味で物価が安定している方が絶対に有難いのですが、世間の風潮はインフレ歓迎ムード。
これは政府やマスコミが一丸となって国民を洗脳しているせいなのでしょう。

原油が下がって物価が安くなるのは国民にとっていい事の筈なのに、日銀は2%のインフレ目標の達成が難しくなったと渋い顔をしていますが、なんかずれています。
まるでカンニングをしてでもいい点を取ろうとする学生みたいです。

原油が下がったせいでロシアは物価が短期間で1.5倍になり、ルーブルを売って外貨に替えたり、商品の買いだめに走る人で大変なようです。
このまま際限なきお金の増刷をしていると、我日本もインフレがコントロールできなくなりハイパーインフレになるのは目に見えています。
小学校時代の社会化の教科書に載っていた第1次大戦後のドイツの「パン一切れを買うのに乳母車一杯のお札」の絵が目に浮かびます。

ハイパーインフレで物価が10倍になれば、高齢者の平均貯蓄も217万円、国家の借金も100兆円となり、国の財政破綻は一挙に解決です。
当然勤めている人の給与もそれ相応に上がるので、全体としては生活レベルが極端に低下することはないかも知れません。
問題は我々のような年金だけが頼りの高齢者層です。
財源がない上に、今年から年金積立金を株等のリスクの大きいものに投資をするようになったので年金の物価スライドは難しくなっていると思われます。
こういう形で個人の意志を無視した世代間の所得移転を進めようとしている勢力があるのでは・・・と勘ぐりたくなります。

もうすでに円安のせいもあって金も相当高くなっていますが、我々も余裕があれば少しは「金」とかの現物資産で備えをしておいたほうがいいのかも知れません。
我が家にはガラクタの金属くずはたくさんあるのですが「金」は・・・。


日本人はゆでガエル?

2014-12-15 22:33:15 | 日記

大義なき選挙と言われた総選挙も終わり、ほぼマスコミの予測どおりの結果となりました。
大多数の国民の反対や懸念に耳を傾けることなく強引に推し進めた特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認、武器輸出三原則の撤廃、原発再稼働に見られるように、今後の安倍首相の政権運営は国民の信任を得たとして、より強引さを増してくる事でしょう。

TV出演中に流された街角の声に示した異常なまでの首相の反応、選挙前に報道各社に出された自民党の要請文書等に見られるように、現政権はマスコミの影響力を非常に重視している事がわかります。
その為、時期折々にマスコミ幹部とのゴルフや食事会を開催し懐柔、また朝日新聞の誤報に対する執拗なまでの攻撃等マスコミを恫喝する事にも長けています。
そのせいか選挙期間中における街角でのインタビューにおいても、政権におもねったのか景気や消費税増税に対する意見が中心で、原発や集団的自衛権、特定秘密保護法に対する意見はあまり放映されなかったような気がします。

現在の雰囲気が、大人たちから聞かされた話や歴史書・小説や映画から得た戦前の情勢に似通っているのではないかという危惧を抱いています。
杞憂であればいいのですが、目先の利益や経済的損得ばかりに世間の目がいっている間に、鍋の湯がじんわりと温度を上げていっているのでは・・・?

沖縄のように米軍基地問題で沸き立っている所では、カエルは熱さに気付いて鍋から飛び出しました。
このままでは誰かが鍋の火を強めなければ、日本人は本当にゆでガエルになってしまうかも知れません。
その役割は誰が担うのでしょうか?


久し振りにマイスター工房の巻寿司

2014-12-12 23:31:42 | 日記

昭和30年代までは綿織物(先染めの「播州織」)で栄えた我故郷。
「糸(繊維)で縄(沖縄)を買った」と言われた沖縄返還交渉後は見る影もなく廃れて、何もなくなってしまった故郷。
今そんな故郷で唯一頑張っているのが、「マイスター工房八千代」の巻寿司です。
関西の各民放はもちろん、昨年はNHKの「ルソンの壺」でも紹介されて連日多くの客で賑わっています。

10時開店なのですが9時頃にはもう客がちらほら
最近も「ヒミツの県民ショー」で紹介されてからは中々手に入りにくくなってしまいました。
以前は前日に電話予約すれば確実に入手できたのですが、昨日予約の電話を入れた時は既に予定数オーバーで断られてしまった。

聞けば予約は1000本、当日販売は2000本が予定販売数だそうです。
おまけに一人5本の制約付き
それでもほとんど途中で売り切れてしまいます。
近所の人達にも頼まれていたので、地元にいる兄にも早朝から並んでもらって、やっと15本をゲット。
(義姉が勤めているのですが、裏技のズルをすることは許されていません)

大きな具と申し訳程度の米、そして懐かしい独特の味が人気の秘密です。
いろんな店が類似の寿司を販売していますが、どうしてもこの味は出せないそうです。
その秘密はリーダーの味付けにあり、当日の温度や湿度に合せて微妙に調合を変えているところにあります。
マニュアル化されたものはなく、そのリーダーの感覚によるサジ加減が生命ということで、人気の巻寿司もリーダーの一代限りのものです。

マイスター工房八千代の営業時間は
木~日の10時~16時(但し売り切れ次第閉店)
喫茶部は同じく木~日の8時半~16時です。

ちなみに喫茶部のマイスター定食(¥1000)は地元の食材を使った美味しいものでお勧めです。
また11時までのモーニングはコーヒーにトースト2枚、ゆで卵、サラダ等のボリュームたっぷりで450円也。
寿司を手に入れるには早目に予約を入れるか、予約できない場合は当日開店前にいけば整理券を配っています。
一人5本の制約ができてから一人で大量に購入することができなくなったので、当日でも400人までは買うことが出来ます。
狭い店なので中に入るのは整理券順に10人づつとなります。
早目に整理券をゲットして開店まで喫茶部でモーニングを食べながら待つという手もあります。
ちなみに前日電話予約をしておけば開店前に喫茶部で購入する事が出来るようです。




キャンディー売り

2014-12-11 11:23:20 | 日記

鐘の音の 響き懐かし 秋の空

今ではすっかり見ることのなくなったキャンディー売りのオジサンと子供たち。
これは昭和40年代中頃の銚子市での風景です。
子供たちの素直な笑顔が何とも言えません。

昭和30年代には(現在では見向きもされないような)小さな田舎の集落にも、「アイスクリンはいらんかねー」と鐘を鳴らしながら自転車でよくやって来ていました。
田舎での夏休みの楽しみは川での水浴びと昆虫採集、そしてたまにやってくる行商のオジサン達。
鐘の音(静かな田舎のことなので遠くからでも聞こえる)がすると5円玉を握りしめて待っていたものです。

「紙芝居」や、ブリキやひっくり返すと猫の鳴き声のするオモチャ等「何でも10円」の露店、竹細工や小間物の行商等々、移動手段は全て自転車の時代。

自転車も今では見る事のなくなった「三角フレーム」のがっしりしたものです。
「婦人乗り自転車」と呼ばれた現在のようなフレームの自転車が登場したのはもう少し経ってからだったように思います。
当然、子供用の自転車なんて世に出ていない時代で、みんなこの三角フレームの中に片足を突っ込み自転車の片側につかまるようにして乗っていたものです。

三角乗り(ネットより借用)
工業化と高度成長を経てみんな豊かになり、こんな光景に出くわすこともなくなりました。
友だち同士集まっても、お互いに話をする事もなくゲーム機に熱中している子供達を見ると、本当にこれでいいのか?と不安になります。
単に年寄りの懐古趣味かも知れませんが、昔の方が精神的には豊かだったような気がします。

便利さと豊かさを追い求めて生活は楽になったけれど・・・。

清水真埼灯台(静岡県)

2014-12-03 13:27:59 | 灯台巡り
しみずまさき灯台
2014年4月26日(0830-0850)訪問

昭和11年(1936)5月 初点灯 
平成 6年(1994)3月  改築

初点プレート 

静岡県静岡市清水区三保
(35.01.14N  138.30.57E)
高さ  地上~塔頂:11m  水面~灯火:11m
白色塔型(八角形)コンクリート造りタイル貼り

LED灯器
灯質  等明暗白光 明3秒暗3秒
光達距離 11海里(約20km)

清水港の入口、三保半島の北端にあり、多数ある防波堤灯台と共同して船舶を清水港へ誘導する役目を担っている小型灯台です。

何だか防波堤灯台の方が立派に見える・・・?

塔高と水面から灯火までの長さが同じ11mと言うと不思議ですが、これは基礎部分が砂の中に埋もれているせいです。
本当ならこの角度からは富士山がくっきりと見える筈なのですが、訪れた日は春霞で全く気配も見えませんでした。

ネットから借用

私は清水灯台(三保灯台)近くの駐車場に車を置いて自転車道を歩いて行きました(約2㎞30分)が、清水真埼灯台の近くにも駐車可能なスペース(釣り人がたくさん駐車していた)があります。
車で直近まで行く場合は「東海大学海洋科学博物館」を目指せばそのすぐ先です。

自転車道には案内標識もあるので迷うことはないと思います。


やっとタマネギ植え付け

2014-12-02 12:03:16 | 家庭菜園
師走の声を聞いた途端に真冬のような冷え込みがやってきました。
今年はタマネギ育苗用の土をしっかり熱湯消毒して万全にやったつもりだったんですが、プランターにたくさんの種を蒔き過ぎたせいか、見事に育苗失敗。
猫のヒゲほどの苗ばかりで、少しだけ植え付けてあとは放っていました。
そうしたら有難いことに近所の方が見るに見かねたのか、わざわざ畑まで取りに行って立派な苗をたくさん届けて下さった。

左は植えていた苗(少しは大きくなっているが)、右が頂いた苗
早速今まで植えていたものを抜いて植え替えました。
来年のタマネギはほぼ諦めかけていたのですが、お蔭で二畝あまりに植えることが出来、一安心です。

先月に播種したスナップエンドウもようやく発芽しだした。

今年はホトケノザが何故か異常に発芽していてエンドウが目立たない。

ちょうど昨夜来の雨で抜きやすくなっているので小さいものもほとんど抜いておいた。


第一弾目のブロッコリ最終の頂花蕾収穫。昨年は植付時期の遅れでほとんど収穫できませんでしたが、今年は結構大きいのが収穫でき満足。
今年は寒くなるのが早かったからか青虫の被害も少なくてすみました。

頂花蕾を収穫後、全ての葉を落として追肥をしておいたら、新葉も出て側花蕾が付き始めました。