還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

稲木

2014-09-30 22:57:26 | 写真

稲木たて 冬待つ心ぞ 野間の里

最近の稲刈りは機械で稲刈りから脱穀まで一挙動ですませるようになり、随分楽になりました。
刈り取った稲藁は細断されて田にまかれ、実は玄米となって袋詰めされて機械から出てきます。
私らの子供時代は勿論こんな便利な機械はなく、ほとんどが手作業で大変な仕事でした。
その中でも特に稲刈りは重要な仕事で、これが終わり、稲木に稲束をかけた後の気持ちを詠んだつもりです。

たまに写真のような風景を見ると懐かしい思いがします。

昔は稲木ではなく(何と呼んでいたか忘れてしまいましたが)稲束を積んで山にしたものもありました。
小学生時代は下校の途中でこの稲山に体当たりして倒した数を競ったりして遊んでいたものです。
今になって思えば、お百姓さんにとってはえらい迷惑な事だったものですね。

米や落花生等の豆類もこうやって実の部分を下にして天日干しをすると甘さが増します。
間もなく家庭菜園の落花生も収穫時期(10月下旬~11月上旬)を迎えますが、10日間ほど天日干しをする予定です。


間口港灯台(神奈川県)

2014-09-24 23:22:50 | 灯台巡り
まぐちこう灯台
2014年4月24日(1540-1640)訪問

昭和49(1974)年2月 初点灯 

初点プレート 

神奈川県三浦市南下浦町松輪
(35.08.33N  139.40.44E)
高さ  地上~塔頂:9.8m  水面~灯火:11m
白色塔型(円形)コンクリート造り(タイル貼り)
灯器  LED灯器
灯質  単閃白光 毎4秒に1閃光
光達距離 5海里(約9km)

剣崎のすぐ北側に位置する間口漁港の入口に設置されている小型灯台です。
剣埼灯台から直線距離で約200m北側の岩礁上に設置されています(能登半島の長手埼灯台や能登赤埼灯台も同じような設置形態でした)。

対岸にうっすらと房総半島が見える。

剣埼灯台とのツーショット。
まるで親子のようです。

行き方は間口漁港の方からよりも剣埼灯台から海岸に降りた方が楽です。

右側へ行くと剣埼灯台、左側を海岸まで下ると間口港灯台があります。
この近辺には駐車は不可ですが、海岸まで出ると砂浜近くに一台位は駐車できるスペースがありました。
 

俳句と写真

2014-09-23 22:45:34 | 日記
8月25日開講のインターネット大学講座(gacco)の俳句の4週間にわたる講義が終わった。
大学の先生によるわかりやすい講義や、受講生同士のディスカッションでいろんな考え方に触れ、俳句の事が少しは理解でき始めたような気がします。
4回のテストも何とかクリアし、あとは今週末期限のレポート提出を残すのみとなりました。
これが中々大変ですが、頑張って何とかクリアしたい。

昔、カメラ部の先輩がよく「写真は俳句だ」と言っていました。
これは作者の感動を極端に短い俳句に託すように、写真においても余計な物を全てそぎ落として主題を強調するという事なのだろうと思っていました。

今回俳句の講義を受講して
感動の深さや強さは極めて重要だが、それだけでは充分ではない。
感動をそのまま歌っただけでは読者は理解しやすいが、それは読者の心を素通りしてあまり印象に残らない。
言葉や発想の新しみが必須である。
意外で新鮮な面白い言葉続きを生みだして、読者を刺激し興味を駆り立てる。
読者をふと立ち止まって考えさせるという事が大切。
そして意味の方向性を示すだけで、あとは読者の想像にまかせることが重要だという事です。

これは写真で言うと、絵葉書的写真は美しくてきれいだが見た人の印象に深く残らないのと全く同じことです。
俳句がたった17文字で感動を伝えるように、一枚の写真で見る人に感動を伝えるには、
自分が感動した事をどういう風に見せるのか、一ひねりも二ひねりも工夫がいるという事なのでしょう。

上手く表現はできないですが、昔先輩が言われていた「写真は俳句」という意味が(今回受講して)少しは理解できたような気がします。

彼岸花

2014-09-16 11:58:07 | 写真

山里に ひとかげ多し 彼岸花

今年の夏は後半の多雨のせいか冷夏気味で、秋の訪れも例年より早いような気がします。
普段は人気の少ない農村地帯ですが、この時期は彼岸花と稲刈りの人の姿が目立ちます。



「曼珠沙華」とも呼ばれる「彼岸花」ですが、幼児の頃はたしか「ソウシキバナ」とか呼んでいた記憶があります。
田畑の畔にたくさん自生しているきれいな花に魅せられて摘んで帰ると、「家に持って帰ると火事になる」と言ってよく親に怒られたものです。
これは多分この花は有毒で、特に鱗茎は毒性が強くて食べると死んでしまうこともあるからだと思います。
田の畔によく自生しているのは、昔この毒性を利用してモグラの侵入を防ぐために畔に植えられたからだと言われています。


句は彼岸花の火事連想(火と陰)と人影をかけてみました。

剣埼灯台(神奈川県)

2014-09-11 23:34:19 | 灯台巡り
つるぎざき灯台
2014年4月24日(1540-1640)訪問

明治 4年(1871)3月 1日 初点灯 (旧暦では1月11日)(日本で7番目の洋式灯台)
大正12年(1923)9月 1日  関東大震災で倒壊
大正14年(1924)7月 4日  再建

初点プレート 

神奈川県三浦市南下浦町松輪
(35.08.29N  139.40.38E)
高さ  地上~塔頂:16.9m  水面~灯火:41.1m
白色塔型(八角形)コンクリート造り

第2等フレネルレンズ(3面)
灯質  複合群閃白緑互光 30秒毎に白2閃光と緑1閃光
光度 48万カンデラ
光達距離 白光17海里(約31km)
     緑光18海里(約33km)

三浦半島の東南端に位置する大型灯台です。
対岸の房総半島・洲埼灯台と対で東京湾・浦賀水道の入口を示す灯台。
慶応2年(1866年)の江戸条約により幕府が建設を約束した8灯台の一つで、英国人技師ブラントンの設計によるものです。
初代は石造りでしたが、関東大震災で倒壊し大正14年に現在の形に再建されました。

観光地化されている観音埼灯台と比べるとひっそりとしていますが立派な灯台です。
訪れた時はTVのロケをやっているところで大勢の人で賑わっていましたが、普段は訪れる人も少ないのではと感じました。

横須賀方面からR134を南下し、途中(三浦海岸の信号)から県道215号に入ります。
松輪郵便局を過ぎて左折するとキャベツ畑(冬は大根畑)の先に灯台が見えてきます。

舗装道の終点近くに有料駐車場があります。

主にダイバー客用のようで1日700円ですが、灯台見学だと言えば400円でした。
そこから灯台までは歩いて約5分です。

右側へ行くと剣埼灯台、左側を海岸まで下ると間口港灯台があります。
この近辺には駐車は不可ですが、海岸まで出ると砂浜近くに一台位は駐車できるスペースがありました。

剣崎灯台より間口港灯台を望む
すぐ近くなのでここも是非ついでに訪れたい。



秋冬野菜の準備

2014-09-05 18:48:55 | 家庭菜園
夏の間にサボった所為とこのところの悪天続きで、秋冬野菜の準備が全く出来てない。
先日の講習会では植え付け時期や植え付け時の注意等を教えてもらい、準備がちょっと時期的に遅れたかなと焦り気味です。
仕方ないので昨日今日と畑で一泊(車中泊)して、スイカと苗採り用イチゴを抜いて、大根の植付準備をしてきた。

昨年までは耕してすぐに播種していたが、事後の降雨で土の相が変わると曲がり大根になるそうなので、今日は有機石灰と鶏糞を鋤き込んで耕すのみにしておいた。
来週に播種する予定。
今までずっと20~25cm間隔でペットボトルの底で穴を開け3粒づつ播種していたが、今年は講習会で教わった通りにやってみるつもり。
畝に二筋の浅い植え溝を掘り、(発芽率を考慮して)約5cm間隔でスジ蒔きをします。これだと双葉が出た頃に土寄せしやすいので管理作業が楽になります。


琉球島オクラ、背丈が2m位になっていますが、放任状態でした。

講習会で教わった通りに葉っぱを切り落とし、随分すっきりしました。
数個の花が咲いているのでまだ当分は収穫できそうです。


使わなくなったフライパンを利用して、タマネギ育苗用の土を作りました。
沸騰した湯の中に畑土を入れて、水分がなくなるまで煮込みます。
こうすることによって害虫の卵や雑草の種も死んでくれます。
これも講習会で教わった方法です。
(講習会では土に熱湯をかけるか、土を20分位熱すると良いと教わりましたが・・・)

俳句

2014-09-01 22:22:06 | 日記
先月25日開講の「Gacco」俳句の講義、やっと一週目の受講「俳句とは何か(9単元)」が終わった。
・俳句が成立した背景としての「連歌」の歴史を簡潔に説明できるようにする
・俳諧連歌の特質である「俳諧性」とは何かを言えるようにする
・俳句がこの短さで「詩」として成立する背景に、俳諧連歌の「開放性」が存在することを説明できるようにする
といったように単元毎に学習目標が設定されているので学習ポイントが明確になっているのだが、いざ最終のテストをやってみると、老化で錆びつきだした頭には中々難しい。

本日から第2週「俳句の構造」が始まった。
学習目標を見るとだんだん難しくなってきそうで、最後まで続けられるのかちょっと心配でもあります。

しかし何とか下手でもそれなりの俳句が詠めるように頑張りたいものです。
それにしても我々の祖先は連句といった面白い遊びをよく考えだしたものだと感心します。

自己流の写真俳句をちょっと工夫して、一人で第2句(脇)をつけて見ました。

春の花 沈む夕日に 後ろ向き(当初)

春の花 沈む夕日や 武庫の川
流れ流れて 暗き海の底

どなたか興味ある方がいらしたら、第3句以降を付句していただけると嬉しいのですが・・・。
ネット上で次々と連句が続いていくといったことも面白そうです。