還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

久し振りの畑仕事

2017-01-28 19:15:16 | 家庭菜園
先週の積雪も大分溶けてきたので久し振りに畑に行ってきた。
いろんな行事やインフルエンザ罹患のせいで今年になってやっと2回目です。
でもさすがに篠山です。

道路には雪はないのですが、畑は一面雪だらけ。

畑上は10cm位の積雪だが、駐車場所は屋根から落ちてきた雪が氷状になり50cm位積もっている。
スコップで小さな塊に砕いてから雪かき、畑仕事をする前にすっかり疲れてしまった。

玉ねぎも氷状になった積雪に覆われてしまっていた。
氷をはがすように雪を取り除いてから鶏糞を追肥したが、雪の重みで地面に這いつくばっている。
おまけに雪をはがす際に一部の葉がちぎれてしまった。
昨年はベト病で不作だった玉ねぎだが今年はどうなるのだろう?
何とか元気を取り戻してほしいものです。

今日は他にイチゴに追肥をしたのと、後は大根、ニンジン、春菊、水菜、白菜を収穫したのみ。


乾電池の復活(60年前のテクニックが)

2017-01-12 22:07:56 | 日記
今なくて困る物の筆頭は何でしょう?
いろいろありそうですが、電池もそのひとつであることは間違いないでしょう。

我が家でも朝食前にガスレンジ点火用の単一電池が消耗してしまってガスに点火ができなくなってしまった。
買い替えようにもまだ店は開いていない。
幸い、使っていたのはアルカリ電池ではなくマンガン電池だったので、小学校時代にやっていたことを再現してみることにした。

乾電池の上部にドリルで穴を開けます(昔は釘で穴を開けていました)
穴は出来るだけ深く開けた方が液が浸透しやすいです。
その穴からスポイト等で塩水を注入してからロウソクの蝋を垂らして穴を防いで完成です。

これはまだ小学校低学年の頃、兄が買って来てくれた科学雑誌「子供の科学」から得た知識です。
とりあえずガスレンジが使えるようになって亭主の株がちょっとは上がったかな?

昔はそれほど乾電池を使う機器も多くはなくせいぜい懐中電灯がメインでしたが、
こんなことで光らなくなった懐中電灯の灯りが復活した時はたいそう感激したものでした。
簡単な応急措置として覚えておいて損はないと思います。


最後に参考までに
マンガン電池もアルカリ電池も+側は二酸化マンガン、-側は亜鉛で同じですが、
違いは電解液です。
マンガン電池は弱酸性の塩化亜鉛か塩化アンモニウム、アルカリ電池は強アルカリ性の水酸化カリウムが使われています。

最近はアルカリ電池が主流ですが、
アルカリ電池はパワーも容量も大きく、大電流で連続的に使用する機器(ディジカメ、プレーヤー等)に向いている。

一方マンガン電池は
大電流を必要とする機器には不向きで、休ませると電圧が回復するという特徴から間欠的に使う機器(ラジオ、リモコン、インターフォン等)に適している。
値段もアルカリ電池の半分程度で経済的です。




歴史

2017-01-07 20:16:07 | 日記
現役を引いて暇になった高齢者の楽しみは、温泉やグルメ、それに旅行が一般的ですが、知的(?)な分野では俳句や短歌、それに歴史研究が多いようです。

「歴史は勝者によって作られる」と言われるように、勝者に都合の悪い物は焼き捨てられたり、改ざんされたりしていることが多い。
(子供や孫に自分の過去を話す時に自分に都合の悪い事や不利な事は省いて語るのと全く同じ)
そこでわずかに残った史跡や口伝を元に、想像力を駆使して過去の歴史を解釈しなおす余地が大きいことが興味をそそるのでしょう。

ひとつの歴史的事実でも国や立場の違いによって見方や解釈が真逆になることも結構多いものです。
また自分の思想的立場に拘るあまり歴史解釈が表層的になることもあります。
最近はネットの普及によっていろんな考え方を容易に発信できたり、陰謀論や謀略論的な考え方を目にする機会も多くなったので余計です。

昨日近くで「近代・現代史市民講座」なるものが開かれていたので参加してみました。
講師は偶然にも長女が西宮の小学校でお世話になった先生のご主人で、中学教師を定年後に大学に行って歴史を勉強しなおされた方でした。
講座の趣旨は「単純に善玉・悪玉を仕分けるだけでなく、事実を事実として直視し、多角的に柔軟に歴史を理解することで、客観的で広い視野と深い理解に基づく歴史観を持てるようになる」ということで、資料に基づく実証的な事実を基にするというものです。

昨日は「太平洋戦争開戦」に至るまでの日米関係と、「真珠湾攻撃にいたるいきさつ」について現存する資料に基づいてお話されました。
学校の歴史の授業では古代から始め、現代については時間不足で深く学ぶ時間がなかったように記憶しています。
そのせいか知っているつもりでも突き詰めてみると深く知らないことが多いことに気付かされました。

最近のことなので資料は充実している筈なのですが、逆に支障があるのか、まだ公開されていないものも多い。
また例えば本省と現地大使館に相反する資料があったり、敗戦時に焼却した資料も多いそうで、まだまだ事実がはっきりしない事も多いそうです。
そこに謀略論が出てくる余地があるようで、正しく歴史を理解するのはなかなか難しい。
だからこそ歴史が面白いのです。

いくら年をとっても知的好奇心は大切にしたいものです。





謹賀新年

2017-01-01 23:18:57 | 日記
新年明けましておめでとうございます。
皆さんはよいお年を迎えられたでしょうか?

厳寒予想に反して年末年始は穏やかな日々でした。
国内、海外とも波乱の予想される一年ですが、どうか最近の陽気のように穏やかな年であってほしいものです。

今年は喪中で初詣にも行けず、実家での新年会もなくいつものような新春らしさはありません。
今日は娘一家も連れて義母が認知症でお世話になっている施設へ。
自分の娘の顔も名前もわからないほど進行してしまいましたが、幸い徘徊や被害妄想等はなく可愛らしいボケ方なので救われています。

我々団塊の世代が75歳になる頃には認知症患者が激増すると言われています。
これからの年寄りの課題は巷間言われているとおり「健康維持」と「ボケ防止」に尽きるのでしょう。
一説によると人間は加齢と共に必ずボケ、程度の差こそあれ誰にも避ける事はできないらしい。
唯一の防止策はボケる前に死ぬことだそうです。
新年早々暗い話題になりましたがボケ防止のためにも、今年も人との関わりを大切に楽しい日々を過ごしたいと思っています。