還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

いよいよハイパーインフレの足音が・・・

2012-11-30 23:29:25 | 日記
私らの父親世代が経験した戦後のハイパーインフレが我が国が経験した唯一のハイパーインフレです。
小さい頃に父親からこのインフレの凄さをよく聞かされたものです。
田舎では仲間内で毎月「頼母子講」が開かれていましたが、「始めに胴元になった人は田を一枚買えたが最後に胴元になった人は米一升しか買えなかった」という話を何度も聞かされました。
それほど制御できない激しいインフレが短期間で庶民を襲ったということです。

国の借金が1000兆円を超える我が国の財政状況の中で、自民党はさらに建設国債を発行し国土強靭化計画として200兆円の公共工事を行うことを選挙公約で言っています(公明党も同様の事を言っている)。
その建設国債を結果的に日銀に買わせる為に、日銀法を改正し日銀人事にも影響力を駆使しようとしています。

これはお札(日銀券)を際限なく刷るということとイコールなので、当然お金の価値が下がり(=インフレ)ます。
恐いのはこれを見越してヘッジファンド等の外資が市場を通じて一斉に日本国債を売り浴びせてきて、コントロール不能となり際限なくインフレが進むことです。
父親世代が若い頃に経験したことの再現です。
違うのは(現役世代の人は賃金もある程度上がるので影響が少しはましですが)私達世代は既に年金生活に入っていてモロに影響を受けることになります。

今は中年世代や若者の自殺率が目立ちますが、今後は暮らせなくなった老人の自殺率が高くなるかも知れません。
もっとも政府にとっては膨大な借金も実質目減りするし一石二鳥なのかも知れません。

今度の選挙はいろんな事を考えなければならないので中々難しそうです。

経ヶ岬灯台 (京都府)

2012-11-29 19:58:15 | 灯台巡り
(きょうがみさき)灯台
2010年11月6日(1100-1210)訪問

初点灯 明治31(1898)年12月25日

京都府竹野郡丹後町袖志
(35.46.38 N  135.13.24 E)
高さ  地上~塔頂:12.4m、水面~灯火:148.0m

経ヶ岬はたしか笹沢佐保か誰かの推理小説で始めて知った名前ですが、自分の中では京都の日本海側の奥深い秘境のイメージがありました。
この灯台はその丹後半島の尖端経ヶ岬に立つ「第一等灯台(※)」です。

蒲入展望所より

高さ約2.5mの巨大なフレネルレンズ


石造りのがっしりした灯台で、塔高は12m強とそんなに高くはありませんが標高が高いのと一等フレネルレンズの使用で光達距離は約41㎞を誇ります。
また日本で初めて水銀槽式回転機械(1893年にフランス人が考案したものでフランスより輸入)を使ってレンズを回転させた灯台です。

開国から30年近く経て日清戦争に勝利、南下してくるロシアに対抗するために富国強兵政策が取られましたが、それに伴う海運助成策の一環として建設されたということがこの案内看板に書かれていました。


訪れた日は道の駅「舟屋の里伊根」からR178で経ヶ岬を目指しました。
国道沿いにある「経ケ岬レストハウス」から大きく右折し突き当たりが広い無料駐車場になります。

ここから400mの案内標識に従って山道を登って行きます(約15分)。

灯台が見えてきました。

灯台の玄関です。

灯台守の宿舎跡なのでしょう大きな広場があり、その一段下がった所に灯台は立っています。



※ 第一等灯台とは第一等フレネルレンズ(直径259センチ、焦点距離92センチのレンズを言う)を使用した灯台で、日本では下記の6灯台だけです。
  犬吠埼灯台
  角島灯台
  経ヶ岬灯台
  室戸岬灯台
  出雲日御碕灯台
  沖ノ島灯台
  (設置年月順)
沖ノ島灯台以外は全て訪問しましたが、どれも観光客がたくさん訪れる立派な灯台です。



干し芋作り

2012-11-25 22:20:48 | 家庭菜園
先月に収穫したサツマイモですが、巨大になり過ぎて近所の人にもあまり人気がなく、(この時期は)豚汁に重宝しているのですがなかなか在庫が減りません。
そこで以前一人農業のTV番組でやっていた干し芋作りに挑戦してみました。

材料は大き目のサツマイモ5個です。

①タワシで丸洗いし泥をよく落とします。

②皮むき器で皮をむいて、大き目のバケツの水につけて(空気に触れないように)アク抜きをします(約30分間)。


③厚さ1㎝位に切り、再度バケツで水につけてアク抜きをします(約3時間)。


④蒸し器で水が沸騰するまでは強火で、沸騰したら弱火にしてじっくり蒸します。
 箸が軽く通るように柔らかくなったら完了です。(私の場合は2回にわけて蒸しましたが、15分~20分で柔らかくなりました)

⑤ざるにあげて冷ましてから、天日干しをします。(3日間)


ポイントは3日間は晴天で乾燥した状態が続く時に作ることだそうです。
湿気が多くなるとカビが生えやすくなるのでNGです。

しかし私の場合は、最近は週末になると雨になってしまって中々条件が合いません。
今日は最高の天気状態だったのですが、明日はどうやら雨になりそうで結果が心配です。

大好きな干し芋ですが最近は中国産のものが多く食べさせてもらえないので、何とか食べられるようになってほしいものです。
(干し柿は上手く出来たんですがねえ・・・)



減税日本のある議員の無節操

2012-11-23 13:27:02 | 日記

他に自慢できるものを何一つ持たない凡人のささやかな唯一の自慢が「選挙権が出来て以来40数年間一度も棄権したことがない」という事だ。
残念ながら自分の一票が政権に結びついたのは前回総選挙の一度だけだったが、期待を込めた一票が無惨にも裏切られてしまって、今回はどうしたらいいのか悩むばかりだ。

民主党のあまりの裏切りぶり、自民党の旧来型政治への回帰と危険な軍国主義化の恐れ、石原慎太郎の核武装発言、橋本市長の独裁ぶりと素人集団の維新の会、宗教団体のダミーである公明党、現実離れした政策の社民党・共産党、雨後のタケノコのような小政党の乱立・・・云々とシラケルばかりの現状に暗澹たる思いで、政治がらみのの事をブログに書くのも汚らわしいという思いで避けてきた。

しかし直近の(議員という職業に就職したいだけなのかと疑いたくなるような)議員の右往左往ぶりが余りにも見苦しくて、一言鬱憤を晴らさずにはおれない気持ちだ。

維新との合流を模索してきた「減税にっぽん」が石原氏との約束を一夜にして反故にされ、橋本市長から合流を拒否されたと思ったら、代表代行という立場にある議員が「減税にっぽん」を離党し「維新の会」への入党を図った。
しかし「維新の会」からも入党を拒まれると、恥ずかしげもなく再度「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」へ復帰するそうだ。

TPP推進を公約としている「維新の会」への入党を希望しながら、今度は反TPPを党名とする政党に入党する。
一体この人の頭の中はどうなっているのだろう?
選挙民を愚弄するにも程がある、自分の利益の為だけに行動しているのがミエミエだ。
この人は一体何のために政治家になりたいのか?
こんな人に政治をまかせている日本人であることが恥ずかしい。

仮に主義主張が自分と同じであったとしても、やはり選ぶ基準の基本は「その人の人間性」にあると思う。

自分の不利益になるのはわかっていながら、同僚や先輩議員の必死の説得にも涙ながらに首を振って「菅内閣不信任案」に賛成し自分の信念を通した松木謙公議員のような人にこそ政治家を続けてもらいたいものだ。


 


長尾鼻灯台(鳥取県)

2012-11-22 19:57:48 | 灯台巡り
ながおはな灯台
2010年9月24日(0800-0815)訪問

初点灯 昭和28年3月31日
昭和43年 無人化
    平成2年 改修
鳥取県鳥取市青谷町青谷夏泊
(35.32.12 N  134.00.26 E)
高さ  地上~塔頂:13.4m、水面~灯火:67.6m

鳥取県のほぼ中央部に位置する長尾鼻(岬)にある灯台です。兵庫県境の岩美町を除けば岬らしい岬のない鳥取県で数少ない灯台の一つです。

宿泊地「道の駅はわい」から鳥取市方面へ向けて走っている途中、国道9号線の旧道脇にある小さな案内標識に従って左折します。
細い道をしばらく走ると今度は何の標識もない別れ道になります。
どちらへ行くか迷いましたが「エエイ、ままヨ」と左側へ車を進めました。結果的に正解で一安心。

突当りが結構広い駐車場になっています。
有料ですが私が訪れた時は朝早いせいか管理人さんは不在でした。
この辺りは絶好の釣り場になっているようで釣り客用の駐車場のようでした。
聞くところによると灯台見学等の短時間の駐車は大目に見て頂けるようです。


灯台は駐車場のすぐ脇にありますが、あいにくと門扉が閉ざされていて中に入ることは出来ませんでした。



タマネギ苗定植

2012-11-20 11:14:13 | 家庭菜園
=タマネギ=
育苗に失敗(ただの一本も発芽せず)した為、種苗店で苗200本を購入しました。
品種は3月頃まで保存可能な「もみじ」(淡路島で栽培されている品種)です。

約40cm丈です、もう少し小さい苗の方がトウ立ちしにくいのでしょうが・・・仕方ありません。

通常は元肥に鶏糞(N=5.0,P=4.0,K=2.0%)を施すのですが、タマネギの場合は冬の間の根張りをしっかりさせねばならないので、リン系の多い「AG有機堆肥」(N=4,0,P=7.0,K=4.8%)にしました。

今年の作付け作業はこれでほぼ完了です、あとは管理作業だけになりますのでちょっと楽になります。


=落花生収穫=

昨年むやみに作り過ぎて畝の栽培計画に支障をきたしたため今年は4株だけにしたのですが、こんな時に限って出来が悪いものです。
数も大きさも不満な出来具合でした(豆類なので肥料を全くやらなかった為か?)。
2週間ほど天日干ししてから収穫します。


=落葉堆肥=

今年も街路樹の落葉を拾って堆肥作りを始めました。


昨年の堆肥ですが完熟し土のようになっています。


兵庫大仏

2012-11-19 17:50:41 | 日記
昨日は妻の体操教室のウオーキングイベントで「KOBE de 清盛 2012」ガイドツアーに参加してきた。
清盛が開いたと言う「大輪田の泊」近辺の、清盛ゆかりの地を訪ねる2時間ばかりの小ウオーキングだ。
現在の兵庫区にあたる辺りで神戸でも神社仏閣の多い地域のようだ。

阪神大震災で大きな被害にあった為、歴史を感じさせる建物は少ないが、意外と知らない事が多い。

能福寺にある兵庫大仏
明治24年に建立されたが先の戦争中に金属回収令により解体されたものを平成3年に再建したもの。
高さ11mで奈良・鎌倉に次いで3番目に大きな大仏だそうですが、恥ずかしながら今日まで存在すら知りませんでした。

歩いていると屋根越しに見えるが、うっかりしているとみ見落としてしまいそう。

中央市場前に臨時に作られた「歴史館」から来迎寺(築島寺)~金光寺~能福寺~真光寺~薬仙寺~和田神社~清盛塚をガイドさんの解説を聞きながら2時間あまりのウオーキングツアー。
ちなみに大河ドラマ終了と同時に歴史館は閉館され、跡にはショッピングセンターができるそうです。

どちらかと言えば義経を中心に源氏寄りの読み物を読んできたので、清盛に関しては知らない事の方が多かったが、意外なエピソードなんかも聞けて勉強になりました。
自分の中では悪人のイメージの強かった清盛ですが、信仰心は厚く神戸にとっては神戸港の基礎を築いた恩人のようです。


新川運河沿いのキャナルプロムナード
港町神戸らしい風景です。

越冬に神戸にやってきたユリカモメ


舟木一夫50周年記念コンサート

2012-11-16 11:00:23 | 日記

昨夜は芸能生活50周年記念と銘打った「舟木一夫」のコンサートを見てきた。
吉永小百合と舟木一夫と言えば私らの中学・高校生時代に大活躍した2大スターである。
現在と違って日本全体みんなが将来に夢を抱いていた良き時代を反映して、青春映画・青春歌謡全盛の時代であった。

さすがに観客も若い人はいなくて、腰の曲がりかけたような昔乙女・元少年ばかり。
過ごしてきた生活の場はそれぞれ違っても、みな同じ時代を生きてきた連帯感のようなものを感じるコンサートだった。

舟木一夫の「65才を過ぎて嬉しかったのは年金を貰えるようになって安定した生活がおくれること」(もちろん謙遜だろうが)の言葉に観客との距離が一気に縮まったような一体感で、伴奏なしで「赤い夕陽が 校舎をそめて ニレの木陰に はずむ声 ・・・」と一緒に歌う観客が少年少女のようになっていた。

終演後は余韻に浸りながら久し振りに夫婦二人で青春時代にカムバック、できるだけ顔を見ないようにして腕を組んで歩いてみた。

美保関灯台(島根県)

2012-11-14 19:43:12 | 灯台巡り
(みほのせき)灯台
2010年9月23日(1310-1410)訪問

初点灯 明治31年11月8日
島根県松江市美保関町大字美保関字大平
(35.34.02 N  133.19.31E)
高さ  地上~塔頂:14.0m、水面~灯火:82.91m

島根半島の東端の地蔵埼に立つ山陰最古の灯台で、「世界灯台100選」「日本の灯台50選」「Aランクの保存灯台」に選ばれています。
また国の「登録有形文化財」にも指定されています。
美しい凝灰岩の石造りの灯台で、スカートの裾のように半円柱の建物が付属しているのが特徴的でした。

海側から見るとどことなく厳かな感じがします。
美観から言えば「出雲日御碕灯台」よりもこちらの方に軍配をあげたくなりますね。


赤い瓦屋根の建物は旧退息所(灯台守の宿舎)で現在はビュッフェとして利用されています。
白い灯台と赤い瓦屋根が上手くマッチして絵になる風景です。

この灯台の立つ地蔵埼は「大山隠岐国立公園」内にあり、その昔は美保碕と呼ばれていたそうですが、付近の海域で遭難が多く船の安全を願って地蔵がたくさん祭られていたことから地蔵埼というようになったということです。
この灯台も当初は「地蔵埼灯台」という名称だったが、地蔵埼という名称が全国的に多いことから昭和10年に「美保関灯台」と改称された。

有名な観光地なので松江市方面からR431~県道2号線経由で灯台駐車場(無料)までは迷うことなく到達できます。
駐車場から灯台までは500m位です。
駐車場と灯台には展望デッキがあり、そこから日本海や大山の眺めが最高です。

駐車場から灯台と展望デッキを望む


この時の旅行ではこの美保関灯台が島根県最後の訪問地になりましたが、島根県で助かったのは駐車場がどこも無料だったことです。
辺鄙なところの駐車場が有料であったりすると、何となく興ざめするものですが、
休日には松江市の市役所と県庁の駐車場も無料開放されていて、松江城とかの観光には大変助かりました。


上出来だった白菜

2012-11-12 19:44:32 | 家庭菜園
昔から「木枯らしが吹くと大根が太る」と言われるとおり第一弾目の大根が大分太ってきました。

今年は「耐病総太り」のみを作ったのですが、今日はその内4本を収穫しました。
そして白菜も芯が固くなってきたので今年初の収穫をしました。
しっかりと中身も詰まっており我ながら上々の出来具合です。
春菊・水菜と合わせて今晩は鍋です。
あとは豚でも飼えば(家に一頭いることはいるのですが・・・??)材料は全て自家製になります。

今日は二畝目のスナックエンドウ(28株)の種をまき、タマネギ用の二畝の準備(除草と苦土石灰)をしたのですが、どちらの畝にもドクダミの根がはびこっていて、それを全部取り除くのに随分苦労しました。
ドクダミは1cm位の根でも残っていればどんどん繁殖してしまうので大変です。
この生命力の強さを何かに活かせないものでしょうか?
「天恵緑汁」を作る際に使うヨモギのような利用方法があれば嬉しいのだが・・・。

来週にタマネギを植え付ければ今冬の作付けは終わります。
あとは余裕ができるので雑草や剪定クズの片づけをしたり、畝を延長したりしようと思っています。


映画「北のカナリアたち」

2012-11-11 22:57:55 | 日記

今日はあいにく終日雨の天気だったので、吉永小百合の「北のカナリアたち」(東映創立60周年記念作品)という映画を見てきた。
北海道最北の離島で分校の女教師であった吉永小百合(20年前のある事件のせいで教師を辞め、追われるようにして島を離れて東京の図書館で定年を迎える)とその6人の教え子達の物語である。
分校に赴任して子供達に歌の楽しさを教え、みんなに慕われていた教師が島を離れざるをえなかった事件のことで、教師自身と教え子達がそれぞれ心の奥に苦しみを背負ったまま20年が過ぎた。
森山未来演じる教え子が殺人犯として追われることがきっかけになり、吉永小百合が教え子達を尋ねて北海道へ。
そこでのそれぞれの教え子と吉永小百合の会話がからみあって、20年前と現在が交錯しながら物語は進んでいく。

原作は湊かなえの小説「往復書簡」の中の「二十年後の宿題」でサスペンスドラマであるが、どちらかと言えばヒューマンドラマとして描かれている。

余命半年足らずの夫(柴田恭平)を抱えながら一方で、やはり心に深い苦しみと悩みを抱えた警官(仲村トオル)と不倫の関係になる女教師の描き方が表面的すぎたきらいもある(本当はもっとドロドロとしたところも描いた方が深みがでたろうと思うが)。
もっとも高倉健と同様に吉永小百合というスターの出来上がったイメージは中々壊せないものなのだろう。

人間は誰でも心の奥底に表と裏の面を持っており、それぞれが深い悩みをかかえながらも生きていかなければならないのだと言っているような映画だった。
死期の迫った女教師の夫が事件の日に、妻の教え子に諭した「明日世の中が終わるという時でも、人は今日リンゴの木を植えなければいけない」という言葉が妙に印象に残った。
殺人犯となった森山未来の演技が素晴らしかったし、最後に護送される途中で(警官になった同級生の必死の願いで)分校に立ち寄り、元教師と6人の生徒が再会するシーンでは緩んだ涙線が止まらなかった。

ロケ地である厳寒の北海道の厳しい風景もストーリーとマッチして成功だったと思う。

それにしても吉永小百合はいつまでも本当に若い。
鶴瓶と共演した「おとうと」でも台所に立つ後姿は20代の娘のような腰つきだったが、今回も同じ状況では全く変わっていない姿で、恐れ多くも思わず抱きしめたくなるような後姿だった。
(天地真理のような変わり方はファンとしてはあまり見たくないものだから)
いつまでも俳優としてのイメージを大切に努力するプロ根性のたまものだろう。


有馬瑞宝寺公園の紅葉

2012-11-10 20:49:03 | 旅行
いよいよ関西でも紅葉の見頃の時期になってきました。

今日は「温泉博士」の温泉手形を利用して「かんぽの宿有馬」の金泉入浴を兼ねて有馬の瑞宝寺公園へ行ってきました。

車で30分弱の近場でありながら今まで一度も行ったことがなかったのですが、思っていたよりも素晴らしい紅葉に感激しました。

紅葉時期の土曜日とあって人混みの中での紅葉狩りになりましたが、人が途切れるのを待ってシャッターを切る。
こんなに見事とは思わなかったのでコンディジしか持ってこなかったのが心残りです。

ここから六甲山頂まで約90分のハイキングコースがあり、その途中には小さな滝もありました。

そんなに広くはない公園ですが、高度があるせいか木々の葉が鮮やかな色に染まっています。

近くには駐車場もなく途中から車は通行止めになっていたので、「かんぽの宿」の駐車場に車を停めて1㎞ばかり歩きました。
ちょうど適度な運動後に入浴です。
宿泊客の他、ハイキングの途中で立ち寄ったと思われるハイカーの人達で結構混んでいるわりには狭い浴槽と、露天風呂がないのがちょっと不満です。
紅葉を眺めながら露天風呂でゆっくりと過ごせれば最高な気分になれるのですが・・・。
源泉温度が100℃近い金泉の湯に浸かり過ぎてしまって人間紅葉になってしまいました。


枯れ葉になる前のひと時を、色鮮やかに染めて我々を楽しませてくれる葉っぱたち。
それにひきかえ、風呂でうだるか飲めないお酒でしか赤くなれない自分は・・・。

ちょっと寂しい晩秋の夕暮れです。


出雲日御碕灯台(島根県)

2012-11-09 22:21:14 | 灯台巡り
(いずもひのみさき)灯台
2010年9月22日(1230-1420)訪問

初点灯 明治36年4月1日
島根県出雲市大社町日御碕秋台原山1478
(35.26.02 N  132.37.45 E)
高さ  地上~塔頂:43.65m、水面~灯火:63.3m

角島灯台と同じく石造の灯台で塔高は日本一の高さです。
世界灯台100選(※)に選ばれた大型灯台で「日本の灯台50選」にも選ばれています(Aランクの保存灯台)。
参観灯台になっていて灯台に登ることができますが、今回は天気も悪く登りませんでした。(ちょっと後悔)

「りりしい」という形容詞が一番似合う立派な灯台です。

またほとんどの灯台には岬とか埼という字がつきますが、石偏の碕の字がつく唯一の灯台でもあります。

山口方面からR9~R431を経由し県道29号線を進みますが、有名な観光地ですので迷うことなく到達できます。

訪れた日はあいにくと小雨が降っていて、青空をバックにした白亜の灯台をカメラに収めることはできず残念です。

周辺は散策路が整備されていて「夕陽スポット」や「展望所」も数か所設置されています。
特に「出雲松島」と言われる景観は素晴らしいです。

天気が良ければ最高の眺め


サカグリ照射灯も併設されています。



※世界灯台100選に選ばれている日本の5灯台
犬吠埼燈台(千葉県銚子市)
姫埼灯台(新潟県佐渡市)
神子元島灯台(静岡県下田市)
美保関燈台(島根県松江市)
出雲日御碕燈台(島根県出雲市)


懐かしい風景

2012-11-06 13:26:43 | 日記
人はそれぞれ懐かしい色や懐かしい音、懐かしい風景を持っています。
それは多分幼い頃に見聞きしたものが心象風景として脳の奥深くに刻み込まれているからなのでしょう。

言葉で表すことは出来ないわけですが、私にとって懐かしい色とは幼児の頃に出会った鮮やかなグリーン系の色紙の色です。
昔は今から思うと生活自体が単色系だったように感じるのですが、その中で当時サクラクレパスの24色セットとか36色セットを持っている友達を羨ましく思ったものです。
その中にあった色でもあります。
その後その色を見ることはなかったのですが、いつだったか比較的最近に久し振りにその色に出会って(夢だったかもわかりませんが(笑))一瞬のうちに感情が幼児の頃にトランスポートしてしまい、妙に懐かしい余韻が残りました。


一方今では残っていない故郷の原風景に旅先で出会うことがあります。

休日に父母が畑仕事をしている脇の畔で遊んでいた記憶がよみがえります。

生活範囲の狭かった幼児の頃は隣の村へ行くのが大冒険でした。
峠を越えると何か恐ろしいことがありそうな気がした村のはずれ

峠を越えても変わらぬ景色にホッとした幼い頃の記憶

遊び場であった里山の風景

旅の目的には未知の風景に出会う旅と懐かしい原風景に出会う旅があるようです。
私は故郷(山中の田舎)にはなかった灯台を巡る旅を続けていますが、たまに旅先で懐かしい風景に出会うと郷愁をかきたてられます。

 君の知らない 僕の故郷
 故郷のはなしをしよう♪

そんなロマンチックな光景を夢見た頃もあった遠い昔が懐かしい。

大飯原発の活断層調査結果

2012-11-05 23:16:06 | 日記

関電調査では活断層ではないとされた破砕帯が、原子力規制委員会の調査で「12万~13万年前以降に動いた活断層の疑いが強いことが確認されました。地滑りで起きたのか地震で動いたかの確認は現段階では確定できない」ということで結論は引き延ばされようとしています。

これを受けて現在「大飯原発停止」を要請する緊急署名が提起されています。
http://www.labornetjp.org/news/2012/1352109458824staff01

再稼働の音頭を取るマスコミ(読売新聞他)もある中、原発事故に対する世間の関心も若干薄れ気味の気配がありますが、
こと原発に関しては「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ではいけないと思います。

一人ひとりの意思を署名で!!

そして来る総選挙では例えどんなしがらみがあろうとも、原発容認の政党には絶対に投票しないようにしましょう。