還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

半島巡りキャンピング旅行 四日目-1

2014-05-12 23:21:05 | 旅行
4月23日
6時に目覚めた時にはまだ曇っていたが、今日の天気はどうなるのだろうか? 
富士山をバックにした灯台の写真撮影が今回の旅の目的の一つであるので、カラッと晴れてくれることを祈りつつ、0740に道の駅を出発。

5年前のちょうど今頃の時期に、初めてのキャンピング旅行で房総半島を訪れた時は、富士山がくっきりと見えて感激したものだが、西伊豆からだともっと素晴らしい富士山が近くに望める筈です。
富士山が間近に見えるのと海に沈む夕日を売りにしている西伊豆地方なので期待を裏切らないで欲しいものですが…。


道の駅「花の三聖苑」の温泉で「田植え前の田を利用した花畑は、天国はこんな所かと思うぐらい見事だ」と地元の人から聞いたので朝一番に寄ってみたが、ちょうど花の端境期で残念であった。


=堂が島 (0800-0940)=

奇岩や多くの小島が松島に似ていることから「伊豆の松島」と呼ばれている西伊豆町の堂が島。

干潮時には陸続きになるというトンボロ現象が見られる三四郎島(見る方向によって3つの島にも4つの島にも見えるところからこう呼ばれている)。
あいにくこの時間には見られなかったのが残念。
公園内を散策した後、洞窟巡りの遊覧船に乗って見ることにする。
ここで昨夜道の駅で出会ったご近所さんの夫婦と偶然にもまた一緒になった。
灯台巡りでは滅多に旅の途中で再会することはないものですが、有名な観光地ではよくあることなのでしょう。

定員50人弱の遊覧船ですが、こんな洞窟の中へ入って行きます。

思わず首をすくめてしまいます。

洞窟の途中に天窓(天窓洞)が開いています。
公園内の遊歩道からも覗きこめますが(物を投げ込まないで下さいとの注意書きあり)、洞窟の中から見ると何やら幻想的です。
約20分間の遊覧を終え、向かいにある「加山雄三ミュージアム」でコーヒーをごちそうになり次の目的地まで車を走らせる。


=安良里灯台 (1015-1300)=
同じく西伊豆町の安良里漁港を囲むように突き出た網屋崎の先端にある灯台です。

安良里の集落と反対側の造船所方向へ行き、行き止まりになっている少し手前の遊歩道から歩きます。

西伊豆町は加山雄三と何か縁があるのでしょうか、ここに加山雄三の光進丸が停泊しています。

遊歩道入口、網屋崎まで約1㎞。
海岸沿いに平坦な道を通って楽に行けるだろうと考えていたのですが・・・。

こんな急なアップダウンを何回か繰り返して進まねばなりませんでした。

遊歩道に入ってすぐの高台から眺めた安良里港、防波堤灯台でしょうか、すぐ近くに灯台が見えます。
(この時点ではまさかこれが目指している灯台だとは夢にも思いませんでした)
途中には「ここから先は急な下り坂が続く、健脚向きコースです」との注意書きがある。

約一時間歩いてやっと灯台のある網屋崎に到着です。
海の向こう約100m先に安良里の集落が見える。

灯台に到達した証拠にと撮っている初点プレートですが、せっかく苦労してここまで来たのに何故かプレートが外されていました。
こんなことなら向かい側から撮影すればこんなに苦労することもなかったのに・・・。
人が住んでいれば橋でもかかっているのでしょうが、直線で100m位の距離を延々と約1㎞の山道を通って来なければ到達できない灯台です。

安良里では江戸時代から昭和40年頃までイルカ漁(どこかの名前だけは有名な大使が変な事を言っていましたが・・)が行われていました。
これはイルカ漁の網を保管していた網小屋です。


=黄金崎 (1315-1400)=

黄金色の地肌が夕陽に映え、その名の通り見事に黄金色に輝くという黄金崎。
ここからも美しい富士山が見える筈なのですが、春霞でその姿を拝むことは出来ませんでした。
黄金色に輝く向こうに富士山が望めるという絶好のスポットですが、本当に残念です。

馬の顔のように見える黄金崎の先端です。