還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

今年もツル枯れしたスイカ

2011-07-30 21:54:55 | 家庭菜園
=スイカ=
先週からツルが枯れ気味だったがとうとう完全に枯れてしまった。
ツルが枯れてしまってはこれ以上の肥大は望めないので、全て収穫した(20φ位のが3個と15φ1個)。
果たして熟してくれているだろうか? 最も楽しみにしていたスイカなので残念至極。

昨年も今年も同じように7月後半に同じように枯れてしまった。
ツル枯れ病かと思ったがどうやら全く乾燥対策をしていなかったのが原因かも知れない。
上手に作っている知り合いの畑を見ると、1坪半位の畑に3本だけ植付て、藁をしっかりと敷き詰めてあった。
一週間に一回の水やりだけだったので、乾燥しすぎて枯れてしまったようだ。

考えてみればあれだけ水気の多い実がなるのだから、相当な量の水が必要なのは当然なのに、気付くのが遅すぎたようだ。
何でも楽をしたり手を抜いたりすると結果は正直なものだ。 反省して来年に生かそう。


=落花生=
小さいが黄色くて可愛い花がたくさん咲き出した。
早いものはすでに紐が出てきている。



=トマト=

左側が横植えしたもの、右側は普通に植付たもの。
左側のほうが葉が密生して元気そうだが、今までの収穫量は横植え分が5個、普通植え分が12個と普通に植え付けたもののほうが多い。
横植えにするために苗の葉を上部の2枚以外は全て取り去ってしまうので、その分生長が遅れるのは仕方がないのだが、最終的にどうなるかで実験の結果を判断するつもり。



孫へのお土産(獅子唐の葉っぱについていたセミの抜け殻)




死刑と冤罪

2011-07-29 19:53:02 | 日記
当面は死刑の執行を命じないと現法務大臣が明らかにした。
元々死刑廃止論者であったし、今のように冤罪が次々と明らかになり、司法に対する信頼が低下している現状ではある面、仕方がないのかも知れない。

しかし私は(以前ブログにも書いたが)殺意を持って人を殺めた者は原則として自らの命で償うべきだと思っている。
死刑を廃止したノルウェイでは、この度のテロ犯人が最高でも21年の懲役刑しか課せられないというが、あまりにも理不尽に過ぎるように思われる。

遺族の感情や犯罪防止の観点から、刑法で「故意の殺人は原則死刑」と定めて、そこから裁判で殺人に至った経緯や動機・本人の置かれた環境等の情状を酌量して減刑するようにしたほうがいいと思う。

しかしながら、もし冤罪で死刑を執行されるようなことがあれば、それこそ取り返しがつかないことになってしまう。

冤罪の可能性と被害者の遺族感情等を考えるといかにも悩ましい問題だ。

交通事故自動記録装置のように生命が尽きる時の人間の脳の記憶を再現できたら、そういう悩ましさからは解放されるのだが・・・・。
そういうような研究はされているのだろうか?

そういうことが可能になったら少なくとも誤判や冤罪はなくなるだろうが、ちょっと困ることが起きる心配もありそうだ。
主人が亡くなって悲しみにくれているのに、再現した記憶に妻でなく別の女性が残っていたとしたら・・・・

ああ、恐ろしい・・・。



法事と癒しシステム

2011-07-19 20:04:08 | 日記
昨日は妹の七回忌。
兄とは年が8つも離れていてあまり一緒に遊んだ記憶がないので、兄弟といっても共通の思い出というのはあまりない。
4才下の妹のほうが兄妹としての感覚は強い。
その妹の突然の死からもう7年。
周り(子供)の人生を変えてしまった不幸な死であったが、時間の経過がいつしか悲しみも忘れさせてしまう。

時というものが悲しみを癒してくれる万人の妙薬であるのは間違いないが、その他にも悲しみを癒してくれるシステムがある。

それは昔ながらの葬式である。
永遠の別れの瞬間からすぐに葬式の段取りが始まる。
区長さんへの連絡、葬式を取り仕切ってくれる近所の人達との打ち合わせ、死者を連れて帰る自宅の片づけ、精進家の依頼、役所への届け出・・・等々
短時間のうちにやらなければならない事が多くて、悲しみにひたる間もなく準備に忙殺され、その間に次第に悲しみを薄れさせてくれる。
(*精進家=かつて田舎では葬儀は自宅で行うのが普通であり、遠方からの参列者の休憩や食事(精進料理)を世話してくれる近所の家のこと)

更に人間の脳というのも強すぎる悲しみから無意識にその人を保護するように働くもののようだ。
大震災で肉親も家も何もかも無くした人達の様子を見ていてもそのように思う。

今で言う「エコノミー症候群」で妻の妹が急逝したおりも、通夜式が終わり家族だけになった深夜、母親が「葬式を出す家がこんなに笑っているとこはない」と言うくらい、肉親だけで思い出話に花を咲かせ、涙が出るほど笑い転げたことがあった。
最大の親不孝(親より先に死ぬということ)に皆の悲しみが極限になった時、心が壊れるのを本能的に防ぐように作用していたのだろう。

時間と脳、それに社会システムが人間の心を守るツールであった。
最近は何でも合理的であるということの方が尊重される時代になり、田舎の葬式も葬儀会館で執り行うことが多くなってきたし、49日も短縮して35日で終わらせることが多い。
便利で楽にはなり、お金さえ出せば他人に気を遣う必要もなくなったが、その分何かを失ってしまったような気もする。

しかし田舎の葬式の大変さを知っている身としては、「わが子にはそんな思いはさせたくはない」というのが本音でもある。

いつかはごく少数の身内だけでどこかの葬儀会館で送られる日が来る。
式の間は小林旭の「北帰行」、出棺の際は同じく「惜別の歌」を流してくれと妻には言ってある。



北へ帰る 旅人ひとり
涙ながれて やまず・・・

やはり虫に喰われたトウモロコシ

2011-07-16 22:16:29 | 家庭菜園
熱い日々ですがひと頃に比べるとカラッとしていて、まるで盆過ぎのような気候です。
予期せぬ早い梅雨明けにとまどっていたセミもようやくその気になったようで、朝からうるさい(と言うのは人間の勝手だろうというセミの声が聞こえてきそうだが)鳴き声を聞かせてくれています。
わが畑では何を勘違いしたのか、もうコスモスの花が咲き出しました。

ヒマワリもいいですが、私はコスモスとかナデシコのほうが何となく儚げで好きです。


=トウモロコシ=
トウモロコシも収穫時期になりました。


昨年虫害に効果のあった雄穂の切り落としを今年も実行しました。
アワメノイガの幼虫による虫害はなかったのですが、カメムシや他の小さな虫が多数発生してやられてしまいました。

右端は何故か3本が一つの実から出てきた奇形。


=スモモ(ソルダム)=
先週防鳥網をかけてきたおかげで、完熟スモモがたくさん収穫できた。

市販のものでは味わえない完熟の甘さは格別です。



=スイカ=
スイカも大分大きくなってきたので網が破れないようにカゴで補強し、上側にも防鳥網をかけてカラスの被害にあわないようにしました。

苗2本で計4個だけ結実させたので(一株で3個が一般的)少しは大きめのが収穫できるかなと楽しみにしています。



=トマト=



=落花生=

落花生も黄色い小さな花が咲き出しました。
今年は土寄せをしっかり行って収穫量を増やしたいと思ってます。



今日の畑作業は、暑いのであまり無理をしないように追肥と水やり・除草を軽く行うだけで、後は二人で昼寝をして過ごしました。
古家は茅葺きで天井も高く、風通しもよいので快適です。
最近の家は軒が短かく気密性も高いので夏の暑さはこたえます。
妻は畑へ昼寝に来てるようなものです。





宝くじの夢

2011-07-14 20:34:24 | 日記
宝くじに当たった夢を見た。
当選番号を数字ひとつづつ追っていくと自分の買った宝くじのものとピタリと一致した。
早速、宝くじ売り場(高額当選なのに宝くじ売り場でというのもおかしいのだが)へ持っていくと、「最近偽造くじが横行しているので預かって調べてみます」というところで目が覚めた。
いいのか悪いのか紛らわしい夢だが、初めて見た当選の夢だったので、いいほうに信じて早速連番10枚とバラ10枚を買った。

嫁さんには馬鹿にされたが、ひそかに抽選日を心待ちにしていたら、いつも拝見しているあるブロガーの方も同じような夢を見られたそうだ。
一等の当選確率は米俵2俵のうちの米粒一つの確率だそうなので、二人も当選した夢を見たと言うのは・・・。

ところで宝くじは滅多に買わないので震災復興くじが発売されているのかどうかは知らないが、もしまだなら是非発行を検討していただきたいものだ。
それとも当分の間、宝くじの収益金はすべて震災復興に使うようなことになれば、別に当選しなくても毎回買ってもいい。

阪神大震災の経験をふまえて関西の各県はカウンターパート方式で東北の復興支援にあたっている(兵庫・徳島・鳥取ー宮城、大阪・和歌山ー岩手、京都・滋賀ー福島)が
関西のカウンターパートの各県が被災県の宝くじ発行業務を代行して発行してもよいだろう。

万一の夢を見ることが出来て、なおかつ震災復興にも協力できるならば言うことなしだ。


頭の体操でお金儲け?

2011-07-10 21:13:13 | 日記
滋賀県の年配の男性が考案した「磁力抵抗ゼロの連式発電機」の有用性が認められ、電気自動車や風力発電などへの応用に期待が高まっているらしい。
自転車についている発電機を手で回してみるとわかるように、磁石のせいで回転部の抵抗が大きくて結構な力がいる。
そこで位置を45度づつずらせた磁石を8個連結するとほとんど抵抗がなくて回転するそうだ。
もしこれが実用化されたら効率の良い発電機が作れ、家庭用の風力や水力発電が簡単にできそうだ。
下水道に水力発電機を設置しても充分に発電できるだろうし、いろんな所への応用が見込める。

これからは節電とともに各家庭でソーラーや風力、水力等を利用した自家発電を利用して危険な原発をなくしたいものだ。
晴れている時はソーラーで、風がある場所では風力を、雨の時は雨どいに設置した水力発電を組み合わせたりすると案外実用価値があるのではないだろうか?


40年ほど昔、ある先輩が車のラジエータを取り外して水を満たし、その後ろから扇風機で風を送る装置を作ったりしていた。
それが今で言う「冷風扇」のはしりだったのではないだろうか、特許を取っていたら今頃は・・・・。

また同じ職場の別の先輩は、奥さんが出産で帰省中に自分で洗濯をしている時に「脱水時に脱水機に少量の水をかけるとすすぎ時間が極端に短くてすむ」ことを発見し、「特許をとるんだ、これで俺も大金持ちだ」と張りきっていたりした。
もっともこれはすでに大手メーカーが特許取得済みでまもなく製品化されて、先輩の夢は文字通り夢で終わってしまったが・・・。

最近は科学技術が高度化し、素人が手を出せる分野はないと諦めが先にたってしまう。
例えばパソコンがいい例で、今では骨董品の値打ちがあるかも知れないようなNECのPC-8001の時代は、少し詳しい人なら動作の詳細まで理解できたりしたが、現在のパソコンになるととてもじゃないが一般人の手に負える代物ではなくなってしまった。

しかし頭のいい人が見落としたり、無視していったものがどこかにあるのかも知れない。
使い勝手が悪かったり、不便だなと思うような事があれば、ひょっとしたらそれが宝物に化けるかも知れない可能性を秘めているのだろう。

これからは慣れと無意識で普段見過ごしていることに少し注意を払うように気をつけて暮らしてみよう。
何でもいいから頭を常に動かしていれば大金持ちにはなれなくても、残り少ない時間も少しはゆっくりとしたものに感じられるだろう。



熱消毒

2011-07-09 21:35:59 | 家庭菜園
昨日近畿地方にも梅雨明け宣言が出された。
例年より13日早い梅雨明けだそうで、梅雨入りが5月26日で例年より12日早かったのでちょうど季節が2週間ほど早まったことになる。
電力不足が心配される今年に限っては、秋の到来が待ち遠しい。
間違っても夏だけが2週間長くなるなんてことのないようにお願い(誰に?)したい。

週一の畑作業もこの暑さの中ではなかなか捗らない。
今日は軽く収穫をし、トウモロコシとスモモの上に防鳥網をかけてきた。

一週間でお化けのように大きくなったキュウリ、他にスモモ・トマト・ベビーコーン・シソ葉・獅子唐を少々。


今年もジャガイモを掘り起こした後に消石灰をすき込んで水をかけてから透明マルチをかけてきた。

水と消石灰による発熱と太陽熱で土の消毒をします。
大根の種をまくまでの間、約2カ月このままにしておきます。
病気予防と連作障害の緩和にも効果があるようです。

九電よお前もか!

2011-07-07 21:53:21 | 日記
玄海原発の再稼働に向けた「住民向け説明会」への「やらせメール」が明らかになった。
東電、関電だけでなくどこの電力会社も体質は変わらないようだ。

不正や隠蔽、偽装等が明らかになり存続の危機に陥った会社をたくさん見ている筈なのに、バレないとでも思ったのだろうか。
万事がこの調子なのだろう。

「コンプライアンスの順守」や「CSR(企業の社会的責任)」が会社存続の生命線と考えている普通の会社が多いのに、独占企業には他山の石とする考えがないのだろうか。

インフレ対策にと思って少ない貯金をはたいて株を買った東電はあんなことになるし、あわてて東電から乗り換えた九電はこのていたらく。
「普段の心がけが悪いからだ」と言われればその通りなのだろうが、今年は本当についていないようだ。

先日、天神さんの「夏越の大祓」で電車の時間が気になり神事が終わるのが待ち切れず、お祓いをしなかったのがいけなかったのかな?



夏野菜の生育状況

2011-07-02 22:08:31 | 家庭菜園
今日は比較的に涼しくて畑作業も割合に楽でした。
週一農業ですが、この時期は全ての野菜が一週間で見違えるように生長していて畑へ行くのが楽しみな時期です。

=ジャガイモ(メークイン)=
一畝半に植えていたメークインを全て掘り起こした。

自慢するわけではないですが「今年は出来が悪い」と周りの人たちが言っている割には立派なものが収穫できた。
(3月12日元肥に鶏糞、5月5日に鶏糞を追肥)
おかげでスチール棚を改造した収納棚も一杯になりました。

来週に最後の北アカリを収穫して今年のジャガイモは終わりになります。



=スイカ=
今のところ順調に育っているようです、10φ位のが2個ほかに小さいものが数個。

大好きなスイカなので収穫が楽しみです。
孫ツルを全て除去して、追肥(米糠+鶏糞)を施してきた。



=トウモロコシ=
ヒゲが出だしたので雄穂をゆすって受粉を促してから、虫害予防のため雄穂を切り落としました。
毎年実がなっても虫に半分位食べられていましたが、昨年初めて雄穂を切り落としてみたら虫害に会わなかったので今年も同様にしてみました。

採れたてのトウモロコシの甘さが家庭菜園の醍醐味なので、虫害のない収穫を楽しみにしています。



=トマト=
テントウムシダマシの食害で葉が網目状になっている。

虫害で枯れた下葉を切り落として、簡易捕虫器でテントウムシダマシを退治する。
屋根を残して周囲のビニールを外し、鶏糞+米糠を追肥する。



本日の収穫物はキュウリ、獅子唐、ベビーコーンとメークイン。
ベビーコーン(トウモロコシの2個目の実)も茹でただけで大変甘くて美味しい。