還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

「竜馬伝」が終わった

2010-11-28 23:28:37 | 日記
一年間一回も欠かさずに見続けた大河ドラマ「竜馬伝」がついに終わった。
終わり方は今一つであったが、終わることに一抹の寂しさを覚えるほどに熱心に見続けたドラマは久しぶりだ。

並行して子母沢寛の「勝海舟」も読んだので、幕末の人間関係がいくぶんは理解できたような気がする。

それにしても鎌倉幕府以来、何百年も続いた武士の世の中にあって、よくあんな考え方ができたものだと思う。

武市半平太・河田小龍・勝海舟・横井小楠・桂小五郎・高杉晋作・西郷隆盛・・・等々
ひとえに様々な人との出会いから、あらゆるものを吸収していった人間力によるものだろう。

農民が納めた年貢によって生計をたてていた当時の武士達にとっては、戦前に共産主義思想を唱えるに似たような恐れを持ったに違いない。

現在で言えば庶民の税金で食べている役人の世の中をひっくり返すようなものだろう。

そう考えればマスコミを総動員しての「小沢一郎潰し」も何となく裏が見えてくるような気がする。

当時にすれば過激な理想を唱える竜馬に対して、幕府のみならず、かつての同志の薩長や土佐の中にも殺意を持った人間がたくさんいた。

まるで今の民主党を見ているようだ。

敵に本当に恐れられる人物は暗殺されるというのが、歴史が教える真実なのかも知れない。