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カリフォルニア在住28年目の筆者が、L.A.の最新ニュース、生活に役立つ情報、楽しいお話しなどをお伝えいたします。 

在外選挙人

2012年12月11日 | 生活

日本でも期日前投票が可能ですので既に投票された方もいらっしゃると思いますが、
先週末に妻と一緒に、Little Tokyoにある日米文化会館内の投票所へ行き、
衆議院選の投票をしてきました。

こちらでは確か先週の水曜日から投票が始まり、
9日の日曜日が最後の日だったと思いますが、
今回はどれくらいの人が米国内から投票したのでしょうか。
正直に告白すると、日本に居た20台前半の頃には投票へ行った事などなかったのですが
日本を離れて生活していると余計に祖国の事が気になり(歳のせい?)、
米国内から投票が出来るようになってからは欠かさず行くようになりました。

既に日本の住民票を既に抜いてしまったので小選挙区は本籍のある渋谷区(東京7区)で、
小選挙区と比例代表の両方へ投票をしました。



いつもながら投票所は多くの領事館関係者と思われる方々が
円滑かつ公平中立に投票が行われるようキビキビと働いてらっしゃいましたが、
長年アメリカの役所や店舗での使命感や責任感に乏しい対応に慣れてしまった者には、
久し振りに節度感があり几帳面で丁寧な対応に接し、
やはり日本人は違うなと(勿論良い意味で)思ってしまいました。

ただ前回も同じことを感じたのですが、
僕ら夫婦のように毎日ネットで日本のニュースなどに接し
投票する候補者や政党の事を前もって調べる事が出来れば問題は無いのですが、
ご高齢の方がどれだけ事前に情報を得る事ができているのかが非常に不安です。

一応、単に政党名や候補者の名前等が書かれたファイルもあるようですが
駅前などで候補者の演説を聴くこともなく、地上波で放映されるニュースだけでは
自分の選挙区から誰が立候補しているのかも分かりません。
多分、会場へ行けばそのような情報に接する事ができるかもしれないと思い、
直接来られる方も多いのではないかと思いますし、
実際僕自身も一番初めに投票に来た時にはそれを期待していましたが
何も無く愕然とした記憶があります。

全国全ての選挙区をカバーする事は非常に難しく、
かつ、外国の投票所全てを同じような環境にする必要もあるのかもしれませんので
実現は難しいのかもしれませんが、
会場にネットに繋がるPCを数台用意するだけで
各党のサイトや候補者のホームページへアクセスする事が可能になりますので
是非検討をお願いしたいと思います。

前回の投票では、ある党の政策を見逃して危うく投票しそうになった所を
妻から助言で回避できましたが、今回は迷わず投票用紙に記入しました!

大きな体勢は既に決まっているようですが、細かな所がどうなるかが非常に気になりますね。
小選挙区で落選しても比例で復活と云うのが非常に気に入りませんが、
来週の開票結果が楽しみです。

来年にも選挙があるそうですので、
まだ在外選挙人の登録をされていない方は
お早めに手続きをされる事をお勧めいたします。

領事館のアドレスは以下の通りです。
http://www.la.us.emb-japan.go.jp/web/home.htm