BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

WBC世界S・ウェルター級タイトルマッチ バーノン・フォレストVSミケーレ・ピッチリッロ

2008-01-21 21:56:27 | Boxing
フォレスト 11ラウンドTKO勝利

テクニシャンには流れを渡さなければいい、ということを体現した試合だった。
とにかく中間距離では突き放す、近接戦では肘をたたんで強振するのが奏功した。
ただ単調なヘッドハンターという印象も拭えない。
カバジェロもそうだが、難攻不落に見えてあっさり陥落しそうな雰囲気を漂わせている。

ちなみにバーノン・フォレストはVernon Forrest。
森はForest。
今日は割りと面白いジョークだったかな?

IBF世界フライ級タイトルマッチ ノニト・ドネアVSルイス・マルドナド

2008-01-21 21:08:42 | Boxing
ドネア 8ラウンドTKO勝利

「左を制するものは世界を制す」と言うが、まさにドネアのボクシングだ。
左で試合を組み立てるというより、左で試合を支配するというところか。
4ラウンドに一瞬左にスイッチしたのは遊び心か。
マルドナドのスイッチに対抗したのか、単に練習したのか、それは分からないが、
相手の右だろうと左だろうと、お構いなし。
マルドナドも中盤以降はリードブローが全てチョップだった。
粟生に以前、KO欲しかったらマルケスをコピーすればいいと書いたけど、撤回。
ドネアをコピーすればいい。
最後にレフェリーのチャーリー・ドゥワイアに拍手。
マルドナドに反撃の力が残っているかを慎重に見極めつつ、
ドネアの左がヒットした瞬間にストップ宣告。
最高のタイミングでの試合終了だった。

蛇足

どれも実現には相当高いハードルがあるけれど、
頭の中で日本人絡みのフライ級団体統一をシミュレートしてみた。

坂田VSドネア 

坂田がドネアの左をどのラウンドでかいくぐれるかどうかがポイントになる。
どんなに遅くとも5ラウンドまでに自分の距離に詰められなければ坂田の負け。
再戦で真価を発揮する坂田だけに再戦すれば分からないが、
一発勝負では7:3でドネアか。

内藤VSドネア

ドネアの当初のターゲットとされた内藤だが、相性という面では坂田より分がいいと見る。
内藤の場合、フェイントが上手いということそれ自体が相手に対するフェイントになるが、
ドネアが内藤をどれぐらい分析しているのか、先入観の有無が勝負を分ける。
両者のリーチに差はない。
右腕でボディからアゴをカバーするドネアだが、
内藤の左ボディで飛び込んでからワンテンポ遅らせた右が顔面にヒットするかどうか。
ドネアの左の弾幕と内藤の長い変則右ストレートの勝負。
五分五分もしくは5.5:4.5でドネアと見る。

亀田VSドネア

ランダエタ2で見せたボクサースタイルでは左右の差し合いで圧倒される。
亀田ガードは自分よりパワーないしは体格に優る相手には通用しない。
9:1でドネア。

WBC世界S・フライ級タイトルマッチ クリスチャン・ミハレスVSフランク・ゴルジュ

2008-01-21 20:22:21 | Boxing
ミハレス 1ラウンドTKO勝利

川嶋連破、アルセ撃破、菊井をきっちり仕留めてのからの安全牌第2弾。
軽快なパンチを矢継ぎ早に繰り出す印象が強かったが、
バランスを崩すほど力を込めて打つことも覚えたんだね。
安パイ路線はここで終わり。
リングアナが"He is considered the top superfly weight boxer in the entire world"と
紹介してたが、いよいよ団体統一路線に乗り出すようだ。
ナバーロ、キリロフに快勝すればバンタム転級で長谷川がターゲットか。