コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

佐々木浩久監督 祝ピンク映画初監督作品 「絶倫謝肉祭 奥まで突いて!」 舞台挨拶&トークショー

2017-11-13 | 映 画
 11日、佐々木浩久監督ピンク映画初監督作品「絶倫謝肉祭 奥まで突いて!」上野オークラ劇場で出演者と佐々木監督舞台挨拶が15時からありましたので、その舞台挨拶&トークショー行って来ました。
 またその後、久々のピンク映画三本立ても鑑賞させて頂きました。

 佐々木浩久監督ピンク映画初監督作品「絶倫謝肉祭 奥まで突いて!」は、
昨今少なくなった斬新な映像で、意味深くこの先の何かを感じさせるエログロ映画です。またほぼ胸がでているエロチックで隠微な女優陣の表情も今までないピンク映画を観れ面白かったです。
 やはり佐々木監督の大ヒット作「発狂する唇」(2000年)「血を吸う宇宙」(2001年)に続く物語で、この前作二本を観て知っているとなおこのシリーズ映画の”禍”の元を感じ取り、家庭崩壊がさらに意味深く観られます。
 ところでこのようなエログロでサスペンスタッチのピンク映画を撮らしてくれた大蔵映画OPPictureにビックリしましたが、同時上映されたピンク映画ベテラン監督作品「浮気天国 いけない牝尻」(2008年OP映画) 渡邊元嗣監督や「温泉仲居妻 やらせっぱなし」(2000念新東宝)深町 章監督を観ていると確かに軽いギャグが満載し面白いのですが、すでにマンネリ化してしまい途中で満腹状態になってしまいます。
 故に、佐々木監督のような既存のピンク映画とは違ったストーリージャンルの監督を招いたと感じた次第です。
 ただ温泉仲居妻 で故渡辺護監督の門下生 深町章監督と久保新二さんのコンビの面白さは、この二人しか作れないこのギャグピンク映画の王道で、今後も見習わなければならないと強く思いました。
 以前ピンク映画全盛期の頃、みんなオールナイトのピンク映画を観に行ったのは、裸以外にこのこのピンクギャグがあったか観に行っていたのを思い出しました・・・。

        

 舞台挨拶&トークショーでは、佐々木監督がまだ北海道の学生時代、「ピンク映画友の会」に入っていて、その上映会で当時若手ピンク監督として多くの作品を撮っていた高橋伴明監督作品と石井聰亙(現 岳龍)の「狂い咲きサンダーロード」を上映したら、観客から「こんな映画みにきたんじゃない」と怒られた事があったそうで、今回監督として初ピンク映画を撮れてよかったともと感銘深く話していました。
 またこの映画、劇中に女優人の”胸が出っ放し”なのは、ピンク映画ファンに怒鳴られた経験から、佐々木監督がファンに対してのサービス精神からだと思った次第です。
すでに新しいプロットも出来ているようで、ピンク次回作も期待できそうです。
 またトークショーで出演者からこの映画「シン・ゴジラ」のような雰囲気があり、この先の物語に何かゾクゾクさせられるようですと話すと、監督も”それそれ!”それ感じて(楽しんで)もらいたいと言っていました。
確かにエログロでサスペンスタッチは、若い女優人も感じてくれたようで佐々木監督も満足そうでした。
 そうそう瑞希の恋人健一が、最近サスペンスタッチの映画を撮り続けている、佐々木監督の師匠黒沢清監督によく似ているのは、そんなような暗示が隠されているようで奥が深い映画だとつくづく思いました。
 それと、ラストの4連結(P)で映倫から指摘され四苦八苦した話が監督からあり、監督は「間に男が入っているからOKだと思っていた・・・・」と言ったら、会場大爆笑となりました!
 それから劇中で、渚の両親として佐々木浩久監督と奥さんの女優滝本ゆにさんの三人家族写真が出てきて、知っている人はクスーと笑っていましたー。
 また撮影で自分たちの働いている場所が映っているので、わざわざ長崎から駆けつけてくれた若者たちもいました! 感謝感激です!!

尚、今作品が製作されるに至ったきっかけは、佐々木監督の隣に座っているしじみさんの夜のメールだそうです。 しじみさんがOPPictureに推薦してくれたそうです。

        
           ファンサービスの景品争奪ジャンケン 楽しいトークショーでした!

 映画『絶倫謝肉祭 奥まで突いて!』予告

  11月10日(金)~11月16日(木) 上野オークラ劇場で上映 後全国公開

  上野オークラ劇場 上映作品、時間等


         
                     恒例のファンとの出演者サイン会




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