★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-06-26 09:47:33 | コンサート情報



<コンサート情報>



~PMFオーケストラ東京公演~

モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K. 482
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調

ピアノ:ティル・フェルナー

指揮:マンフレート・ホーネック

管弦楽:PMFオーケストラ

会場:サントリーホール

日時:2024年7月30日(火) 午後7時

 パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)は、1990年に、20世紀を代表する指揮者・作曲家のレナード・バーンスタイン(1918年―1990年)がロンドン交響楽団とともに札幌で創設した国際教育音楽祭。これまで四半世紀にわたり、世界中に延べ3,500人以上の優秀な音楽家を輩出してきた。PMFの中心は、世界を代表する音楽家を教授陣に迎え、オーディションで選ばれた世界各地から集まる若手音楽家を育成する教育プログラム「PMFアカデミー」。教育の成果は、札幌をはじめ各地で開催される演奏会で広く披露される。特に、アカデミー生により編成される「PMFオーケストラ」は、世界トップレベルのアジア随一のユースオーケストラとして、毎年多くの聴衆を魅了している。

 ピアノのティル・フェルナー(1972年生まれ)は、オーストリア出身。ウィーン市立音楽院で学ぶ。1993年、スイスのヴヴェイで開催された「クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール」で優勝。バロックから現代曲までレパートリーは幅広く、中でもJ・S・バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、リストの演奏で高い評価を得ている。テノールのマーク・パドモアと定期的に共演するほか、室内楽でもベルチャ弦楽四重奏団、ヴァイオリニストのリサ・バティアシュヴィリ、ヴィヴィアン・ハーグナー、チェリストのエイドリアン・ブレンデルなどと共演。2013年より、チューリッヒ芸術大学にて後進の指導にあたる。2016年、ベルチャ弦楽四重奏団と録音を行ったブラームスのピアノ五重奏曲が「ディアパゾン・ドール」を受賞。2019年「ブゾーニ国際ピアノコンクール」で審査委員長を務めた。

 指揮のマンフレート・ホーネック(1958年生まれ)は、オーストリア出身。ウィーン音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1983年からウィーン国立歌劇場管弦楽団ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者を務める。その後、指揮者に転向し、1987年クラウディオ・アバドの下でグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の準指揮者を務める。以降、MDR交響楽団首席指揮者(1996年~1999年)、シュトゥットガルト州立歌劇場音楽総監督(2007年~2011年)、スウェーデン放送交響楽団首席指揮者・音楽監督(2000年~2006年)を歴任。2008年からピッツバーグ交響楽団首席指揮者・音楽監督を務めている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする