★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

●クラシック音楽●コンサート情報

2024-06-05 09:35:13 | コンサート情報



<コンサート情報>



~セバスティアン・ヴァイグレ指揮読売日本交響楽団のマチネーコンサート~

ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死
ブライス・デスナー:2台のピアノのための協奏曲(日本初演)
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容

ピアノ:角野隼斗
    フランチェスコ・トリスターノ

指揮:セバスティアン・ヴァイグレ

管弦楽:読売日本交響楽団

会場:東京芸術劇場

日時:2024年6月22日(土)午後2時/6月23日(日)午後2時

 指揮のセバスティアン・ヴァイグレ(1961年生れ)は、ドイツ、ベルリン出身。東ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でホルン、ピアノ、及び指揮を学んだ後、ベルリン国立(州立)歌劇場管弦楽団で15年間首席ホルン奏者を務めた。1997年に同楽団の第1カペルマイスターとなる。2004年よりスペイン・バルセロナのリセウ大劇場の音楽総監督に就任。2007年、バイロイト音楽祭で「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮。2008年よりフランクフルト歌劇場の音楽総監督を務める。2011年に同歌劇場管は「オーパンヴェルト」誌の「年間最優秀オーケストラ」に選ばれ、2015年にも同歌劇場は「年間最優秀歌劇場」に輝くなど、その手腕は高く評価されている。2019年読売日本交響楽団常任指揮者に就任。

 ピアノの角野隼斗(1995年生まれ)は、千葉県八千代市出身。2014年に開成高校から東京大学理科一類に進学。東京大学大学院進学後は情報理工学系研究科創造情報学専攻にて機械学習を用いた自動採譜と自動編曲について研究。2018年ピティナ・ピアノコンペティション(PTNA/ピティナ)特級グランプリを受賞。これにより音響工学研究者に加え音楽家になる決意を固め、プロピアニストとして活動を始める。2018年フランス音響音楽研究所 (IRCAM) に留学し、音楽情報処理の研究に従事。2019年に東大POMPの先輩らと男女混成6人のシティソウルバンド「Penthouse」を結成し、Cateen名義でPf.(ピアノ/キーボード)を担当。同年「リヨン国際ピアノコンクール」第3位。2020年東京大学総長大賞を受賞し、大学院(修士課程)を修了。2021年第18回「ショパン国際ピアノコンクール」3次予選進出(セミファイナリスト)。自身のYouTubeチャンネルでは「Cateen かてぃん」名義で活動し、チャンネル登録者数は100万人、総再生回数は1億1600万回を超えている。

 ピアノのフランチェスコ・トリスターノ(1981年生まれ)は、ルクセンブルク出身。ルクセンブルク音楽院、王立ブリュッセル音楽院、ラトヴィア音楽アカデミー、パリ市立音楽院で研鑽を積んだ後、1998年ジュリアード音楽院に入学、そこで修士の学位を得る。 2000年、19歳でミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団とアメリカ・デビューを果たす。2001年、自らソリスト、指揮者として活動する室内オーケストラ、新バッハ・プレイヤーズを創設。現代音楽様式にも触発され、ソロ・ピアノ、ジャズ・アンサンブルのための作品も作曲。2004年フランスの「オルレアン20世紀音楽国際ピアノコンクール」優勝。またルクセンブルク・フィルハーモニーによりヨーロッパコンサートホール協会の「ライジングスター」ネットワーク・アーティストに選出され、主にヨーロッパとアメリカを中心に精力的に活躍している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする