子供に人気のあるクワガタ虫ですが、我が家では害虫扱いです。カブトムシは益でも害でもありません。その違いをちょっと話します。カブトムシは、木の葉の腐ったような中で育ちます。堆肥をかき混ぜると、幼虫がぞくぞく出てきます。私は、使う分を取った中に幼虫がいれば、そっと堆肥の中に戻してやります。
ところが、クワガタは違います。彼らは木を食い破り卵を産み付けます。孵った幼虫は木の内部に入り、木を食べながら育ちます。したがって、彼らに侵入された木は、あちこち穴だらけになってしまい、ぼろぼろになります。大風などが吹いて木に負荷がかかると、枝が折れたり幹ごとドサッと倒されます。クワガタの好きな木はクヌギやナラ、それから栗です。ほかにも好きな木があるかも知れませんが、私は分かりません。
そういうことで、クワガタは普通では養殖しにくいのですが、カブトムシは簡単に養殖できます。カブトムシは木を食い破らないので、害虫ではないのです。
我が家では栗を栽培しているので、このクワガタは大敵です。そのほかには、同じような害をする虫はカミキリです。カミキリの作る食べかすはオガクズのように、細かい粒です。クワガタは長さが5mmくらいの細いかけらです。この二つの害虫を駆除してきました。しかし、彼らは木の奥深くに入ってしまうので、徹底した駆除はなかなか難しいです。
今までにこういうことをしてきました。まず、彼らのあけた穴にノズルの付いた殺虫剤を吹き込みます。その際に、無理にノズルを穴にいれると、彼らの食べかすである細かいおがくず状の木くずで、ノズルの穴が詰まってしまいますので、釘のようなもので木の穴を大きくして、それからノズルを差し込みます。もし、ノズルが詰まってしまったら、細い針金のたくさん付いた剣山のような、猫などの毛を梳かすブラシのようなものの針金をノズルの穴に差しこんで詰まったものを取り除きます。細かい作業です。
そのほかの方法は、彼らを見つけて取る方法です。これは一番簡単ですが、なかなか見つからないのが欠点です。ところが、彼らを見つけやすいのは昼ではなくて日暮れ時が一番です。夜も遅くなると見つけにくくなります。要するに夕涼みの刻限が一番です。彼らが穴から出てきて、樹液を吸うのがその時刻です。懐中電灯と、虫かごと穴を広げるための釘のようなものを持って、一本いっぽん見てあるきます。言い忘れましたが、これが出来るのはクワガタです。カミキリはまた別な意味で同じ刻限に取れます。
カミキリは、その刻限に樹上を歩き回っているか交尾をしています。見つけ次第駆除します。クワガタは子供の間で人気があるので、一応は虫かごに入れておき、欲しい子供が来なかったらそのまま餓死させます。
何年やっても、徹底して駆除できないし、自分の栗林だけやっていてもほかの土地から飛んでくるものなので、限界があります。しかし、これをやらないと、彼らに食われ放題となってしまって、栗の木はほとんど倒れてしまいます。山林にある野生の栗は、そういう害虫が付きにくいようです。
栗の害虫は彼らだけではありませんが、この二つの虫が最大の敵です。本当は、もっと徹底して薬剤などを散布すれば駆除は進むでしょうが、費用をかけてやっても、ペイしないので、やらないというより出来ないというのが本音でしょうか。
ところが、クワガタは違います。彼らは木を食い破り卵を産み付けます。孵った幼虫は木の内部に入り、木を食べながら育ちます。したがって、彼らに侵入された木は、あちこち穴だらけになってしまい、ぼろぼろになります。大風などが吹いて木に負荷がかかると、枝が折れたり幹ごとドサッと倒されます。クワガタの好きな木はクヌギやナラ、それから栗です。ほかにも好きな木があるかも知れませんが、私は分かりません。
そういうことで、クワガタは普通では養殖しにくいのですが、カブトムシは簡単に養殖できます。カブトムシは木を食い破らないので、害虫ではないのです。
我が家では栗を栽培しているので、このクワガタは大敵です。そのほかには、同じような害をする虫はカミキリです。カミキリの作る食べかすはオガクズのように、細かい粒です。クワガタは長さが5mmくらいの細いかけらです。この二つの害虫を駆除してきました。しかし、彼らは木の奥深くに入ってしまうので、徹底した駆除はなかなか難しいです。
今までにこういうことをしてきました。まず、彼らのあけた穴にノズルの付いた殺虫剤を吹き込みます。その際に、無理にノズルを穴にいれると、彼らの食べかすである細かいおがくず状の木くずで、ノズルの穴が詰まってしまいますので、釘のようなもので木の穴を大きくして、それからノズルを差し込みます。もし、ノズルが詰まってしまったら、細い針金のたくさん付いた剣山のような、猫などの毛を梳かすブラシのようなものの針金をノズルの穴に差しこんで詰まったものを取り除きます。細かい作業です。
そのほかの方法は、彼らを見つけて取る方法です。これは一番簡単ですが、なかなか見つからないのが欠点です。ところが、彼らを見つけやすいのは昼ではなくて日暮れ時が一番です。夜も遅くなると見つけにくくなります。要するに夕涼みの刻限が一番です。彼らが穴から出てきて、樹液を吸うのがその時刻です。懐中電灯と、虫かごと穴を広げるための釘のようなものを持って、一本いっぽん見てあるきます。言い忘れましたが、これが出来るのはクワガタです。カミキリはまた別な意味で同じ刻限に取れます。
カミキリは、その刻限に樹上を歩き回っているか交尾をしています。見つけ次第駆除します。クワガタは子供の間で人気があるので、一応は虫かごに入れておき、欲しい子供が来なかったらそのまま餓死させます。
何年やっても、徹底して駆除できないし、自分の栗林だけやっていてもほかの土地から飛んでくるものなので、限界があります。しかし、これをやらないと、彼らに食われ放題となってしまって、栗の木はほとんど倒れてしまいます。山林にある野生の栗は、そういう害虫が付きにくいようです。
栗の害虫は彼らだけではありませんが、この二つの虫が最大の敵です。本当は、もっと徹底して薬剤などを散布すれば駆除は進むでしょうが、費用をかけてやっても、ペイしないので、やらないというより出来ないというのが本音でしょうか。