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初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ヴァイオリンソナタ第28番

2008年04月27日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ヴァイオリンソナタ第28番です。

比較的明るく弾むような曲調の多いモーツァルトの曲ですが、この曲は短調という事もあって、どこか切なく寂しげなメロディがつづく一曲です。
作曲された当時、モーツァルトの母親が亡くなっていた事も少なからず影響があったのかもしれません。

そして、ソナタの多くの場合は、たいてい全3楽章で作曲されますが、この曲は全2楽章で作曲されています。



 第1楽章:低音のピアノが、もの悲しく響くとヴァイオリンもいつの間にかそれに
 合わせて歌い始めます。
 ピアノの響きが少し速くなると、悲しみが少しずつ大きくなるような・・・、
 少し切ない響きが残ります。
 ピアノを中心に徐々に高音へ向かうと、やや明るい表情になりますが、
 どことなく無理をしているような、そんな風にも聴こえてきます。
 やがて、落ち着くと元のメロディがゆっくりと奏でられますが、
 逆に落ち着いた分だけ虚しく響いているようにも聴こえてきます。
 しっかりとしたピアノのリズムに寄りかかるようなヴァイオリンの響きが、
 悲しく響いていきます。
 何かを強く訴えたいのに、どうしても最後まで伝えきれずに、もどかしくも
 切ないフレーズが続き、後ろ髪を引かれるように切なく終わっていきます。

 第2楽章:しとしとと、もの悲しく響くピアノが、とても切なく響き渡ります。
 つづくヴァイオリンがしなやかな分だけ、一層その雰囲気を切なく感じさせます。
 だんだんと、少しずつ盛り上がっていきますが、その響きが大きくなる程
 苦しく感じます。
 やがてその、緊張の糸がぷつりと途切れたようになると、ピアノがなだらかに
 流れ、寂しさにため息をついているようです。
 しかし、それで少し落ち着いたかのように、諦めのような、ふんぎりが
 ついたかのような優しいメロディが聴こえてきます。
 しなやかに、ひっそりと流れるヴァイオリンのメロディはとても美しく響き
 束の間の休息を与えてくれるかのようにおだやかな時間が流れていきます。
 ただ、どうしても悲しみは拭いきれず、元の悲しいフレーズに戻っていきます。
 そして、言いようのない思いを込めるかのように、最後の力を振り絞って
 ラストを締めくくります。


いつも明るいモーツァルトの曲が、こんなに寂しく切なく流れると、少し以外な感じもしましたが、言い知れぬ思いがひしひしと伝わってくるような、切なく儚い曲調がなんとも魅力的な一曲です。
そして、時折聴こえてくる激しいフレーズや、優しいフレーズがその辛い胸の内をさらけ出してくれているような、味わいの深い一曲だと思います。

≪オススメCD≫
パールマンでどうぞ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番&第30番&第34番&第35番
パールマン(イツァーク)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆☆☆★
哀:☆☆☆☆☆
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
切なくこころにしみる一曲です。


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ピアノ協奏曲第23番

2008年03月05日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ピアノ協奏曲第23番です。

モーツァルトの中でも第20番以降が有名な曲ですが、その中で、この第23番はトランペットとティンパニが使われていない協奏曲です。
にも関わらず明く賑やかなこの曲はモーツァルトの妙技の成せる技を、味わう事のできる一曲といえるんじゃないでしょうか。

また第1・3楽章とは対照的に、少し切ない第2楽章がなんとも意味深にグッと響く曲です。ちなみに第2楽章ではイタリアの舞曲「シチリアーノ」のリズムが使われているのも聴きどころのひとつです。


 第1楽章:弦楽器のさわやかなフレーズから、フルートやファゴットを
 交えて軽快なリズムでスッキリとした序奏ではじまります。
 ピアノがとても上品に流れると、瑞々しい曲が華やかに続きます。
 弦楽器のなめらかなフレーズの上を転げ回るようなピアノの音色は
 可愛らしく聴こえてきます。
 途中、少し不安な表情も見せますが、
 すぐに機嫌を直すと、また、楽しそうに駆け出すようなピアノがとても
 印象的です。
 そして最後まで華やかにキラキラと輝くようなピアノのメロディが続き
 とても新鮮に聴かせてくれます。
 最後はソロをたっぷりと聴かせて締めくくります。

 第2楽章:なんだか切ないメロディがゆっくりと、悲しく響きます。
 フルートやファゴットが、しんみりと入ると雰囲気は悲しく盛り上がります。
 そしてピアノは、やはり気だるく続きますが、何かを気にするように
 伏し目がちな様子に見えます。
 しかし、フルートが響くと少し陽が差したようにほんのりと明くなります。
 再びピアノだけになると、沈んだ空気が戻り、さっきまでの明さも何故か
 虚しく感じてしまいます。
 弦楽器と共にはじまるピアノは、やはり元気が無く、ポツリポツリと
 もの悲しく響き渡り、静かに終わっていきます。

 第3楽章:さっきまでとはうって変わって、弾むようなピアノが明く響きます。
 オーケストラも華やかになり、クラリネット、ファゴットも花びらが開くように
 開放感のある音楽が流れます。
 ピアノも力強く弾みながら、軽やかなメロディを奏でていきます。
 軽やかなリズムに、ダイナミックなアクセントを加えながら自由に動きまわります。
 中間部では少しとまどいの表情を見せながらも、
 やはり軽やかに歩を進めていくようです。
 そしてピアノがひとしきりのフレーズを歌い終わると、オーケストラが重なって
 少し盛り上がると、奇麗に曲を締めくくります。


軽やかなリズムですが、トランペットが無いので少しまろやかに聴こえると思います。
でも、逆に言われないと気付かずに普通に聴こえますから不思議な曲かもしれません。
ただ、明く弾むリズミカルな曲調は、とても華やかに聴かせてくれますから、あんまり意識せずに楽しく聴くのが一番いいんでしょうね。

≪オススメCD≫
ホロヴィッツは聴きやすいですよね。
モーツァルト : ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ミラノ・スカラ座管弦楽団
ポリドール

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
切なさと明さが一曲で味わえます

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ヴァイオリン協奏曲第4番

2008年02月07日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番です。

最近は寒い日が続いて、東京近郊でも久々に雪が積もったりして、せっかくの休日が大変だったりしますが、いかがお過ごしでしょうか?
最近、と言えばこのブログも更新が滞りがちで、楽しみにされている方にはお待たせしてスミマセン。

寒い日にはせめておうちで、明い曲をゆったりのんびり聴くのもいいですよね。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲も明く華やかで、寒い日も乗り越えられるんじゃないでしょうか?
モーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲」としては3番・5番が有名ですが、この4番もなかなかどうして、2曲にも引けを取らない名曲です。CDでもおそらく上の2曲のいずれかのカップリングとして収録されている事が多いと思いますから、それとは知らないうちに持っている事も多かったりして。
明い日差しを浴びるような伸びやかなヴァイオリンが楽しめる一曲です。


 第1楽章:ザックリとした弦楽器から始まると、弦楽器はその後高音のさわやかな
 フレーズに変わり、明く華やかに聴かせてくれます。
 カラっとしたオーボエが彩りを加えながら明い序奏(イントロ)が終わると、
 鮮やかなヴァイオリンのメロディが、力強くもしなやかに始まります。
 華やかに歌うヴァイオリインはとても新鮮で瑞々しく艶やかにメロディを
 聴かせてくれます。
 軽快なテンポに乗せて流れるようにしなやかに、そしてときには追い立てられる
 ような場面もありますが、さわやかな風のように最後まで元気に聴かせてくれます。
 最後には、伸びやかなカデンツァ(アドリブソロ)をしっかりと聴かせて、
 曲を締めくくります。

 第2楽章:オーボエのゆったりしたフレーズをオーケストラが包むように、
 ゆっくりとしたテンポから始まります。
 ヴァイオリンも、同じメロディを追いかけますが、伸びやかでしっとりと
 したヴァイオリンの音色は、とても温かく、安心感を与えてくれるメロディが
 ゆったりとさせてくれます。
 高音でつややかなメロディを聴かせたかと思うと、低音がじんわりと響かせたり、
 するとまた今度はあどけない表情を高音で聴かせたりなど、
 ゆっくりと響くメロディが様々な表情を見せてくれます。
 最後にソロを聴かせて、ふんわりとした曲を締めくくります。

 第3楽章:ひょっこりとしたヴァイオリンソロがはじまります。
 一通りのフレーズを聴かせると、
 ヴァイオリンのテンポは速くなり、元気に走り出すように、明い曲が始まります。
 はちきれそうな笑顔をふりまくように、とても楽しく歌うヴァイオリンに
 引き込まれてしまいます。
 少し落ち着いて最初のフレーズに戻ると、なんだか照れ隠しをしているような
 あどけない表情にも聴こえてきます。
 しかし、テンポが速くなり再び賑やかに歌い出すと今度は少し影もあるように
 聴こえますが、やはり楽しく明い曲がめくるめく勢いで流れてきます。
 ようやく落ち着くと、ヴァイオリンソロはゆっくりと低音を奏でます。
 後半は忙しそうに元気よく、一気に駆け抜けると最後に、またはじめのフレーズを
 聴かせて、盛り上げると、ふんわりと曲を終わります。
 


冬のまっただ中ですが、この曲みたいに明く温かな春が待ち遠しい今日この頃です。
それにしても、いいですよねヴァイオリンは、華やかで明くて、伸びやかで、聴いているだけで、春が来た雰囲気にさせてくれますが、実際には、まだまだ遠い春の日だったりして。
このブログも冬眠しないように、なるべく更新するつもりですが・・・

≪オススメCD≫
モーツァルトヴァイオリン協奏曲が3曲入ってます。
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/第4番/第5番
藤川真弓
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
春が待ち遠しいときにはせめて曲だけでも!


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ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」

2007年12月12日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」です。

この曲は1777年に作曲されたということですから、モーツァルトが21歳のときの作品です。若いモーツァルトのハツラツとした明いピアノとオーケストラが楽しめる一曲です。

ちなみにタイトルの“ジュノーム”は…、ウィキペディアによると、フランスの女流ピアニストの名前で、モーツァルトが彼女にこの曲を献呈したことから、この名前で呼ばれるようになったようです。


 第1楽章:スッキリとした弦楽器のフレーズを聴かせると、すかさず可愛らしい
 ピアノがポロン♪と入ります。
 心地よく歯切れのいい前奏(イントロ)が終わると、
 ピアノのトリルから、なめらかなピアノの調べが始まります。
 控えめなピアノは、それでも上品に華やかなメロディを楽しませてくれます。
 ひとつのフレーズを中心にときにはささやくように、ときには歌うように
 明く楽しく喜びの表現で最後まで聴かせてくれます。
 ラストはカデンツァも聴きどころのひとつでしょう。

 第2楽章:薄暗い影のようにひっそりと鳴る弦楽器が悲しく響くと、オーボエの音色が
 更に一層寂しく響きます。
 序奏(イントロ)が終わると、ピアノが始まりますが、同じトリルでも1楽章とは
 違いどこか切ない響きを聴かせていきます。
 やがてピアノソロになると、少し落ち着きますが、それでも言葉少なく語るように
 つづくピアノはどこか切ない雰囲気があります。
 しかし、弦楽器が優しく入ると、ピアノも心なしか温かみを感じる優しいフレーズに
 聴こえてくるようです。
 次第にほぐれてきたように聴こえるピアノですが、後半では複雑な心境を覗かせる
 ような迷いとも憂いともとれるような、少し悲しいフレーズに戻り、最後には悲劇的
 な何かを言い残すようなフレーズを聴かせて終わります。

 第3楽章:低音のピアノから、いきなり始まるフレーズは、たたみかけるようにして、
 一気に高音まで駆け上っていきます。
 元気よく明いフレーズは、華やかに響きます。
 ダイナミックなフレーズをさらりと弾きこなしたかと思うと、テクニカルなフレーズも
 あっという間に弾きこなし、次々に見事な演奏を聴かせてくれます。
 そして、中半はゆっくりとしたメロディをしっとり聴かせて、しばしのまどろんだ
 時間を作ります。
 最後は元のフレーズに戻り、一気に駆け抜けるように盛り上がったかと思うと、
 スッキリと終わります。


久々にモーツアルトのピアノ協奏曲を紹介してみましたが、やっぱりいいですよね。スッキリと明いモーツァルト。一般的には第20番以降の作品が有名ですが、番号が前半の作品の中では、この曲も有名な曲のひとつです。

≪オススメCD≫

モーツァルト:ピアノ協奏曲第8番&第9番
アンダ(ゲザ),ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団,モーツァルト
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
これなら通勤電車で聴いても楽しめる曲ですね。


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交響曲第29番

2007年10月30日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:交響曲第29番です。

モーツァルトの交響曲の中では、比較的目立たない存在のこの曲ですが、しかしもちろん目立たないからと言って、悪い曲という訳ではなく、やはりモーツァルトらしい明るくさわやかなメロディをじっくりと味わえる一曲です。


 第1楽章:ひっそりと優しい弦楽器の響きが流れてくると、それに続くヴァイオリン
 のメロディは明るく快活に賑わっていきいます。
 ヴァイオリンのフレーズはときにはひっそりと、そして明るく賑やかにを
 うまく繰り返しながら、晴れやかな雰囲気を作り出してきます。
 途中ではチェロのフレーズを転機に、やや怪しい表情も見せますが、
 基本的にはしなやかなヴァイオリンが明るくさわやかに聴かせてくれます。

 第2楽章:ゆるやかで、少し力無げな弦楽器がしっとりとしたフレーズを
 中低音で聴かせると、その後のヴァイオリンがチラリと聴かせる高音の
 フレーズを引き立てます。
 オーボエがおだやかに、さっぱりと間をつなぐと、
 その後も、まったりとした雰囲気をとてもおだやかな日常生活のように
 和やかでやんわりとしたメロディをゆっくりと聴かせてくれます。
 まるで、おだやかな午後におもわずうたた寝をしてしまったようなフレーズは
 その後も続き、その音楽はまるで眠っている子供を起こさないように
 気を遣っているかのように、そうっと優しく聴かせてくれます。
 最後はオーボエとホルンがアクセントを効かせて、締めくくります。
 
 第3楽章:ヴァイオリンがさっぱりとしたフレーズを聴かせると、オーケストラ
 はそれを追いかけるように大きく迫ります。
 間に、オーボエやホルンなどの管楽器がバランスを取るように入りながら
 ほどよいテンポで進めていきます。
 
 第4楽章:弦楽器はヴァイオリンを中心に素早いテンポに入り、軽快な雰囲気
 のまま、曲をすすめていきます。
 ホルンが何度かノックをするように、ポポポ、ポーン♪と効果的に響くと、
 最後は高音を高らかに鳴らしていきます。
 そんなホルンとのやりとりが終わると、少しおだやかな表情になりますが、
 快活な弦楽器は元気に、明るく聴かせてくれます。
 最後もホルンが元気いっぱいなファンファーレを聴かせてきれいに
 曲をしめくくります。


CDではその知名度の低さから、おそらく他の曲をメインに持ってきて、そのカップリング的な存在として録音されているケースが多いようにも感じますが、それでも必ずと言っていいほど探せばほぼ見つかるという、この存在感は見逃せません。

モーツァルトの他の交響曲のように「パリ」とか「プラハ」みたいなタイトルがついていれば、あるいはもっと知名度が上がったかも?!と言えるかもしれないですね。

≪オススメCD≫
他の交響曲と一緒に入ってます。
モーツァルト:交響曲第29番&第31番&第36番
クレンペラー(オットー),モーツァルト,ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,フィルハーモニア管弦楽団
EMIミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
何気ないひとときにも、ちょっと楽しめる一曲です。


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弦楽五重奏曲 第3番

2007年10月05日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:弦楽五重奏曲第3番です。

弦楽五重奏というと、一般的にはおそらく馴染みの薄い分野だと思いますが、一応先に編成を言うと、ヴァイオリンとヴィオラがそれぞれ2台ずつ、そしてチェロを1台加えた小編成での演奏形式になります。(弦楽四重奏にヴィオラを1台加えた形とも言う)

弦楽四重奏とはまた一味違った感じが味わえる気がします。(素人なので“気のせい”かもしれませんが…)それはさて置き、
曲はとても明るく、小春日和でカラッと晴れた秋の空には似合うような、落ち着いた曲でもあると思います。

今年の秋はどうも季節感がピンと来ない日がつづいてる気がしますが、こんな曲を聴いて“芸術の秋”を堪能するのもひとつの楽しみ方かもしれませんね。


 第1楽章:チェロのしっかりとしたフレーズと小刻みなリズムを加えて、
 ヴァイオリンのメロディが軽やかに流れてきます。
 軽快なメロディはヴァイオリンを中心に、他の弦楽器と心地よいハーモニーを
 作りながら、進んでいきます。
 さえずる小鳥たちのようなヴァイオリンの響きに、あくびをするカバのような
 のんびりとしたチェロの低音も微笑ましい雰囲気にさせてくれます。
 木々の間を並んで飛ぶようなヴァイオリンとヴィオラのハーモニーも息が
 ぴったりと合わさっていてとても新鮮に響きます。
 なめらかなヴァイオリン、しなやかなヴィオラ、落ち着いたチェロが絶妙の
 バランスでそれぞれの持ち味を発揮してくれます。

 第2楽章:中低音のゆるやかな和音がゆったりと味わい深く響くと、
 ヴィオラ、チェロを中心に伸びやかなメロディをじっくりと聴かせていきます。
 途中にスパイスのように入るヴァイオリンがまた、心地よく響きます。
 後半からはヴァイオリンが目立つようになりますが、それでも、じんわりと
 響くチェロの魅力的なサウンドも聴きどころです。
 
 第3楽章:ゆったりと、のんびりとしたヴァイオリンはヴィオラと絡みながら
 とても落ち着いてのんびりとしたメロディを奏でてくれます。
 ヴァイオリンのフレーズに優しく寄り添うようなヴィオラ、そして
 しんみりと聴かせるチェロ。
 そのじんわりとしたチェロから、ヴィオラのフレーズで厚みを付けながら
 盛り上がり、ヴァイオリンの高音へと昇り詰めていくと、
 とても愛苦しいような、惹きつけられるものを感じてしまいます。
 そして、平和でゆったりとした雰囲気を堪能できる落ち着いた曲を最後まで
 聴かせていきます。
   
 第4楽章:テンポアップして軽快なリズムに伸びやかなヴァイオリンが
 とても明るく響きます。
 ヴァイオリンの軽快な響きにヴィオラが加わると、とても流麗に流れる
 フレーズはとても心地よく響きます。
 軽やかな響きは弾むように続き、とても明るくスキップでもしているように
 とても軽快な足取りを聴かせてくれます。
 明るいメロディが最後まで続き、最後もスッキリと決めて曲を締めくくります。
 

個人的には、何故か秋の雰囲気を感じてしまうこの曲です。しっとりとした味わいを聴かせてくれますが、決して悲しくはなく、ほんのりとした哀愁も感じられるこの曲を、なんとなく秋に聴いてしまうような、そんな感じのする曲です。

≪オススメCD≫
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番&4番
メロス弦楽四重奏団,モーツァルト,バイヤー(フランツ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
晴れた秋の空に聴きたい曲です。


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ピアノソナタ第12番 (モツーァルト作曲)

2007年08月22日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ピアノソナタ第12番です。

モーツァルトに関しては、ピアノソナタでもタイトルのついた曲が、たくさんありますが、もちろんモーツァルトの曲もタイトルがついていなくても、明るく楽しい曲はたくさんあります。

この曲もタイトルは特についていませんが、明るくおちついた曲調はモーツァルトらしく、朗らかなフレーズが続きます。


 第1楽章:おだやかなピアノが軽やかに響いていきます。
 やわらかな序奏(イントロ)が終わると、力強いフレーズが曲を引き締めます。
 その後も、おだやかなフレーズに低音がキリッとアクセントを効かせながら、
 お互いのバランスを保ちつつ進めていきます。
 ゆるやかに聴かせながらも、何度も崩れそうになりますが、すぐに元の調子に
 戻っていきます。
 何度も似たようなフレーズが続きますが、毎回どこか少し違ったニュアンスを
 聴かせてくれます。
 可愛らしく聴こえたり、やわらかく聴こえたり、間に入る少し暗めのフレーズ
 もちょうど良いアクセントになっていて、最後まで飽きずに聴いていられます。

 第2楽章:やさしく、あたたかいゆったりとしたメロディが、ふわっと
 やわらかく響きます。
 聴いていると、いつの間にか少し切ない雰囲気になってしまいますが、
 それでも、ゆっくりと流れる時間にそのまま身をまかせていると、
 わずらわしい事も忘れて、ピアノの響きの中にいつまでも居たくなるような
 なごやかな響きがずっとつづいていくような、そんな気分になって
 しまいます。
 シンプルなフレーズが短い時間をゆったりと感じさせてくれます。

 第3楽章:少し勢いをつけたピアノが、転がり出すように音を響かせていきます。
 止まりそうになったかと、思うとポーンと高く弾む音はとても軽快に聴こえます。
 勢いはあるものの、決して速すぎず、かと言って遅くも無い、
 程よい速さで軽快なリズムとメロディを聴かせてくれます。
 マイペースなメロディは少しずつ変化を付けながら聴かせていきます。
 後半に行くに従って低音が効果的に入ってくると、少しずつ元気になっていって
 いるような気がします。
 少しだけ、切ないような表情も見せながら、高音のメロディが明るく朗らかに
 転がるように聴かせると、最後はしっとりと終わります。


久々にモーツァルトのピアノを聴いた気がしますが、いつ聴いてもマイペースで明るく軽やかに聴かせてくれるモーツァルトは、落ち着いた気分にさせてくれると思います。
暑い日がまだまだ続くようですから、こういう軽やかな曲を聴くと、少しは暑くてうっとおしい日も、気分転換になるかもしれないですね。

≪オススメCD≫
クラウディオ・アラウのゆったりとした演奏でどうぞ。
モーツァルト:Pソナタ第11番
アラウ(クラウディオ),モーツァルト
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
明るく軽やかなピアノは、ゆっくりと聴きたいですね。


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ピアノ協奏曲第10番

2007年07月26日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ピアノ協奏曲第10番です。

この曲は「第10番」というより「2台のピアノのための協奏曲」としてのほうが有名な曲かもしれません。

作曲された頃は、パリでの就職活動に失敗し、母親を亡くして、アロイジアに振られてザルツブルクへ引き返した頃の作品ですが、曲には暗いところは無く、明るくさわやかに聴ける曲です。

“2台のピアノのための”曲ですが、そうと言われなければ、2台とは思えないほど自然に流れるピアノを聴かせてくれます。


 第1楽章:伸びやかな弦楽器から始ると、軽快なリズムからさわやかな前奏を
 スッキリと聴かせてくれます。
 ピアノのトリルからソロが始ると、まるで1台で弾いているような絶妙な
 コンビネーションで素早いフレーズも可愛らしくサラッとこなしていきます。
 交互に掛け合いを見せたり、ときには重なり合い活き活きとした音を
 やわらかい高音で聴かせてくれます。

 第2楽章:ゆるやかに伸びるオーボエの音を包むように弦楽器がやさしく響くと
 オーボエをなぞるように、ゆるやかなピアノトリルが始ります。
 やわらかく落ち着いたメロディはとてもゆったりと聴けます。
 オーボエと絡み合うピアノも艶やかですが、低音の弦楽器も絶妙なアクセント
 を入れると、ピアノの響きが一層引き立てられてムードたっぷりの曲を
 聴かせてくれます。

 第3楽章:軽やかなリズムに乗せて短い前奏(イントロ)が終わると、2台の
 ピアノは力を合わせて、時には競い合うように勢いよくメロディを作り出します。
 可愛らしく聴かせたかと思えば、力強い響きを聴かせてみたり、そうかと思えば
 力無くよりかかったような音を聴かせたり、とにかく次々に様々な音を
 聴かせてくれますが、全体的にはとても楽しく快活な雰囲気を保ったまま
 最後までスッキリと聴かせてくれます。


明るくさわやかな曲はいつ聴いても楽しくさせてくれる曲です。

≪オススメCD≫
アルゲリッチとその他の協奏曲も入ってます。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第10番&第19番&第20番
アルゲリッチ(マルタ),モーツァルト,ラビノヴィチ(アレクサンドル),パドヴァ・エ・ヴェネト室内管弦楽団,フェーバー(イエルク),ヴェルテンベルク室内管弦楽団
ワーナーミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
絶妙な2台のピアノをお楽しみください。


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ヴァイオリン協奏曲第3番 

2007年06月26日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番です。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲というと、クラシックの中ではあまり目立たない存在なのかもしれません。というのもその後の作曲家達の残したヴァイオリン協奏曲があまりにも有名になったり、あるいは個性的なフレーズや印象的なメロディが使われていて、「ヴァイオリン協奏曲=作曲家の代表作」と言ったイメージの作曲家(メンデルスゾーンとか)も少なからずいる事もその原因のひとつかもしれません。

加えてモーツァルトの場合はヴァイオリン協奏曲よりも、ピアノ協奏曲や交響曲の方が圧倒的に有名ですから、それに比べるとヴァイオリン協奏曲があまり日の目を浴びる機会が少ない気がします。

しかし、そうは言ってもやはり同じモーツァルトのヴァイオリン協奏曲が、あまり面白くない訳じゃぁありません(そりゃそうだ。)
逆に、モーツァルトがピアノ協奏曲や交響曲を書かなかったとすれば、ヴァイオリン協奏曲が逆に今以上に有名になっていた事でしょう。
モーツァルトの明るいメロディがヴァイオリンの音色に変わっても瑞々しく、美しい響きを聴かせてくれる。そんな一曲だと思います。


 第1楽章:さわやかな弦楽器の音色がスッキリとしたフレーズで流れてきます。
 明るく華やかな前奏(イントロ)が心地よく響いてきます。
 歯切れの良いヴァイオリンソロが始ると、さわやかさが一層引き立ちます。
 爽快感に加えて艶っぽい音色を聴かせてくれると、ヴァイオリンの様々な
 表情を聴かせます。
 中盤ではやや暗めになるところもありますが、すぐに元気を取り戻して
 快活で歯切れのあるフレーズを聴かせてくれます。
 くったくのない明るい笑顔をあちこちにふりまいてくれるような、元気で
 活発なフレーズがとても新鮮に響きます。
 最後のソロもお聴きのがしなく。

 第2楽章:ゆったりと表れる弦楽器にフルートがそうっと、やわらかい音色
 で触れると、更にしっとりとしたヴァイオリンが、艶やかに表れます。
 瑞々しいヴァイオリンの、ゆるやかな音色はうっとりと聴き入ってしまいます。
 しなだれるように、なめらかに聴かせるヴァイオリンの音色に浸って
 いつまでもこのまま、夢うつつの雰囲気にうつろいながら、
 浮世離れしたくなってしまいそうな甘いメロディがとても魅力的な一曲です。
 途中に入るフルートも雰囲気を盛上げてくれます。

 第3楽章:スカッと晴れた日にスッキリと目覚めよく、起きた朝のような
 清涼感のあるオーケストラの前奏に、明るいヴァイオリンの音色が響くと
 今日一日いい事がありそうな、ワクワクするメロディを聴かせてくれます。
 途中、なにか気になって思い出せないようなもどかしいフレーズを聴かせ
 ますが、しばらくすると、「ま、いっか!」とばかりに細かいことは
 気にせず明るいメロディを聴かせてくれます。
 後半では少し雰囲気の違ったメロディをいくつか加えながら、
 やはり最後まで明るいまま、あっさり終わります。


明るく朗らかなヴァイオリンの音色を素直に楽しめる一曲だと思います。鮮やかでハキハキとした輝きあふれるヴァイオリンの魅力を満喫できる楽しい曲です。
初心者の方にもオススメです。シンプルなメロディが自然に聴ける耳障りのよい音を楽しめます。

≪オススメCD≫
繊細でしなやかなヴァイオリンです。
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/第4番/第5番
藤川真弓, モーツァルト, ヴェラー(ヴァルター), ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
明るくさわやかなヴァイオリンが心地よく楽しめます。


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ファゴット協奏曲

2007年05月31日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:ファゴット協奏曲です。

ファゴットという楽器自体、一般的にはそれ程有名ではないと思いますが、たまにこういう曲を聴いてみるのも面白いもんですね。

オーケストラのほかの曲でも特徴的な音色を活かして印象的に使われるイメージが強い楽器ですが、よもやこの楽器を主役にして協奏曲を書いてしまうとは、さすがですねモーツァルト!現代のファゴット奏者達も感激の涙に打ち震えている事だと思います。(ちょっと言いすぎかな?)

そこで、今回他に有名な作曲家がファゴット協奏曲を書いてないのかな?と思ってウィキペディアで調べてみると・・・、ありましたね、ちゃんと。あんまり聴いた事のない作曲家の作品も数多くありましたが、ヴィヴァルディなんか37曲も書いてるって言うからちょっとビックリです。他にはウェーバーも書いてるみたいです。

この二つに関しては、まだ聴いた事ないですけど、聴いたらそのうち記事にしてみるのもいいのかな?なんて思ってます。

そして、今回はモーツァルトですが、ファゴットのコミカルで、なんとなくトボケたような愛嬌のある音色をうまく使って聴かせてくれますから、楽しめる一曲だと思います。


 第1楽章:弦楽器の明るい前奏(イントロ)は、いつものモーツァルトの雰囲気が
 楽しい曲が始りそうな予感を期待させます。
 そして、いよいよファゴットが始ると、最初は普通に入ってきますが、聴いていると
 ポコポコ♪パカパカ♪と、次第に口ごもったように聴こえて、なんだか真面目にやって
 いるんだろうけど、どうもコミカルに聴こえてくる音色が笑っちゃいけないんだけど
 思わず噴出してしまいそうになってしまう、陽気なフレーズを聴かせてくれます。
 弦楽器がサラサラと鮮やかに聴こえるだけに、どうも対照的なファゴットの音が
 面白おかしく聴こえてきます。
 終盤のソロも、さあどうぞとメロディを渡されるものの、いざ独奏になってみると
 緊張して大真面目に汗を汗を掻き掻き必死に頑張っているように聴こえるところが、
 なんとも面白く聴こえてしまいます。

 第2楽章:ゆっくりと、しなやかな弦楽器がそうっと始まり、オーボエが優雅に
 聴かせます。そしてファゴット。程よく抜けた力加減が絶妙な安らぎを与えてくれます。
 オーボエと絡みながら、のんびりと朗らかな音色は「そんなに急いでドコ行くの?」
 「マイペースでいいじゃない?」なんて言われてるようにも聴こえます。
 ふわふわと、ほんわかした雰囲気を作り出すファゴットの音色を改めて聴いてみると
 妙に落ち着いた感じが、肩の力を程よく解きほぐしてくれる気がします。
 最後のソロもほんのり、まったりできる安心感が湧いてくるようです。
 
 第3楽章:明るく、少し余裕を持ったオーケストラの前奏に続き、ファゴットが
 軽快に始ります。
 途中では少し悩ましげで不安な表情を見せますが、お得意の陽気でコミカルな
 フレーズが流れてくると、細かいことなんて気にしなくっても、とりあえず
 マイペースでやってればいいんじゃないの?なんて言われているようで、
 それとなく元気付けてくれるようなそんな気がします。
 
結構いろいろ書きましたが、実はこの曲も最近になって初めて聴いた曲です。モーツァルトだし、ファゴットだし・・・ある程度こんな感じかな?と思っていたので聴くのが後回しになっていましたが、実際に聴いてみても、だいたい予想通りの感じでした。

・・・ただ、聴き終わってしばらくすると、何故かまた妙に聴きたくなってしまい、最近よく聴いてます。特にどこがどうとかいう事はないんですけど、聴いてるとなんだかミョ~に落ち着くんですよねこの曲。案外隠れた癒し系なのかもしれません。(別に隠してるわけじゃないんでしょうけど…。)


≪オススメCD≫
ジャケットには写真が載ってませんが、曲はちゃんと入ってます。
モーツァルト:オーボエ協奏曲
ベーム(カール), トゥレチェック(ゲルハルト), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, モーツァルト, プリンツ(アルフレート)
ユニバーサルクラシック

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≪のだめカンタービレ11巻≫
ちなみに見た目はこんな楽器です。
のだめカンタービレ (11)

講談社

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
ちょっとひと息入れるときにはちょうどいい曲ですね。


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