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アゲハの幼虫は鳥のフンに擬態する=東京大学

2008年02月25日 | 生きもの色々
【Technobahn 2008/2/25 18:41】アゲハ(Papilio xuthus)の幼虫はホルモンの影響によって4令時までは黒と白の特徴的な紋様によって鳥のフンに擬態し、最後の脱皮によって葉に溶け込む緑色の紋様に切り替わることが東京大学の研究グループが21日、米科学雑誌「サイエンス」に掲載した論文によって明らかとなった。

 この論文発表を行ったのは東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻適応分子機構学研究室の藤原晴彦教授。

 藤原教授は、「昆虫の皮膚、卵などのたんぱく質にはGGYGGというアミノ酸構造が含まれるが、従来この構造が何をしているかは不明瞭だった」とした上で「硬いたんぱく質をつくるための構造と考え架橋実験を行った結果、GGYGGがチロシナーゼにより特異的に架橋できることを発見した。この構造を利用してプロテインチップなどへの応用が可能になる」と述べている。

[Technobahn 2008年02月25日]
http://www.technobahn.com/news/2008/200802251841.html