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医学研究関連記事の新聞紙面から切り抜き
再生医療、薬理学、生理学、神経科学、創薬

9割の確率でアルツハイマー発症の可能性を診断、新診断法を確立=スタンフォード大学(米国)

2007年10月16日 | 医療技術
【Technobahn 2007/10/16 19:46】9割の確率でアルツハイマーの発症の可能性を診断できるという画期的な診断方法の確立に米スタンフォード大学医学部が成功していたことが10日までに、学術専門誌「Nature Medicine」に掲載された論文により明らかとなった。

 スタンフォード大学の研究グループによって開発された診療方法は患者の血液検査を行うことで、将来、アルツハイマーを発症するかが判るというもの。これまでの試験では 9割の確率で今後、6年以内にアルツハイマーが発症する可能性を診断することに成功した。

 研究グループではこの診断方法を臨床の現場で用いるにはまで実験や検証が必要だとしており、米食品医薬品局(FDA)の許認可が必要のない、研究機関向けにこの技術を提供することで、診断法の精度を高めたいとしている。

[Technobahn science news / 2007年10月16日]
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200710161946

米研究チーム、魚も不眠症になることを発見=スタンフォード大学(米国)

2007年10月16日 | 生きもの色々
 [ロサンゼルス 15日 ロイター] 米スタンフォード大医学部の研究チームは15日、魚にも不眠症になる種類がいることを明らかにした。

 人の睡眠障害を研究している同チームだが、観賞魚として飼われることも多いゼブラフィッシュの一部には、人間の不眠症に似た状態をもたらす突然変異遺伝子を持つ種類がいることが分かったとしている。

 この遺伝子を持つゼブラフィッシュは、食欲や睡眠などに関連する神経伝達物質ヒポクレチンの受容体が欠如しており、睡眠時間がほかの仲間に比べて30%少ないという。

 ゼブラフィッシュは、飼育にかかる費用がマウスよりも安価であり、ショウジョウバエにはない背骨を持っているため人間の神経系統を研究する上でより良い実験用生物として人気が高まっている。

[REUTER ロイター / 2007年10月16日]
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-28368520071016