チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

12月18日(金)、オール沖縄会議の県民集会で名護市政に対する取組を報告 /// 午後は県庁、糸満市役所で辺野古への土砂搬出が予想される南部地区の鉱山についての調査

2020年12月18日 | 沖縄日記・辺野古

  今日(12月18日・金)、オール沖縄会議主催の「辺野古設計変更は認めない デニー知事を支える県民集会」が開催された。小雨のぱらつく生憎の天候だったが、県民広場には250名ほどの人たちが集まった。

 各会派代表の挨拶の後、私も、「辺野古現場の状況について」と題して報告。この間の名護市長の意見書や美謝川の切替のためのボーリング調査等に対する取組について訴えた。

 午後は、南部地区の土砂採取予定地の自然公園法、森林法に関する手続きについて、県の自然保護課や森林管理課を訪問。その後、糸満市役所に行き、魂魄の塔横の土砂採取地の森林法に基づく伐採届出書の開示を受けた。ちょうど市議会で伊敷郁子議員が一般質問でこの問題を取り上げていたので、短時間だったが傍聴した。

 魂魄の塔横の鉱山は、沖縄戦跡国定公園の普通地域だが、自然公園法に違反して県への届出がないまま開発が始まったので、県から中止命令が出され、現在、作業は停止している。さらに、今日の公文書開示で、森林法に基づく伐採届も提出されていないことが指摘され、業者から顛末書が出されていることも明らかになった。

 また、荒崎海岸横の鉱山も、一帯は自然公園法の第3種特別区域に指定されている地域だが、糸満市の島ぐるみ会議の方々の調べにより県への許可申請が出されていない疑いが強まり、現在、県が調査に入っている。

 南部地区の鉱山からの辺野古埋立のための土砂を搬出することは、先の大戦で亡くなった多くの人たちの遺骨を冒涜するものだと強い批判が沸き上がっている。さらに、この間、明らかになってきているように、一帯の鉱山の多くが関係法令に違反した採掘を続けているのではないかという問題もある。

 防衛局は、辺野古埋立のための土砂採取について、「必要な環境対策は、各調達先の事業者において講じられている」、「防衛局としてコメントする立場にはない」と言い続けているが、このような無責任な態度は許されない(2020.8.21 防衛省交渉等での回答文)。

糸満市・荒崎海岸近くに広がる鉱山。一帯は自然公園法の第3種特別区域に指定されている)

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