チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

きわめて悪質、防衛局辺野古工事の違法ダンプトラック---後面と側面に違った番号を表示(ダンプ規制法違反!)、沖縄総合事務局が是正を指示

2018年05月10日 | 沖縄日記・辺野古

 5月10日(木)、体調が悪く、少し遅れて辺野古へ。浜のテントに寄った後、ゲート前の座りこみに参加した。今日も指名を受けたので、7月にも予想される土砂投入の問題点等について説明し、なんとしてもそれまでに知事の承認撤回を求めようと訴えた。

 その後、沖縄総合事務局運輸部に電話。5月2日にゲート前でTさんが撮影した、側面と後面で番号表示が異なるダンプトラックの写真を、一昨日、沖縄総合事務局運輸部に送ったので、その見解を尋ねた。この車両は、後面は「沖縄 営 10966」だが、側面は「沖縄 営 12844」となっている。担当者は、「側面の番号は正しいが、後面の番号は違っている。すぐに車両所有者に連絡し、是正を指示した」と説明した。ダンプ規制法違反ということを認めたのだ。

 ダンプトラックは、ナンバープレートが泥などで汚れることが多く、過積載や違法ダンプをすぐに特定できるように、側面と後面に大きく番号表示をすることがダンプ規制法で義務づけられている。昨秋から私たちは何度も、番号表示が消えてしまっている車両について、沖縄総合事務局に写真を示し、強く指導するよう求めてきた。ダンプ規制法違反は罰則規定もある厳しいものだが、今回の車両は、異なった番号を書くという悪質なものだ。

  また、ダンプ規制法違反だけではなく、不正改造等の道路運送車両法保安基準違反車両についても、私たちは何度も沖縄総合事務局に訴えてきた。沖縄総合事務局は、昨年9月22日、51件について問題を指摘、さらに10月28日にも22件について問題を指摘し、ダンプ所有者と沖縄防衛局を指導してきた。そして今年になっても、4月20日には30件について問題を指摘、ダンプ所有者と沖縄防衛局を指導した。今回の指導は、4回目のものとなる。

 公共事業であるにもかかわらず、ダンプ規制法違反、不正改造等の道路運送車両法保安基準違反を何度も沖縄総合事務局が指摘しているのだから、事業者としての防衛局の責任はきわめて大きい。

  5月2日には、ゲート前の市民らがこのダンプについて、「側面と後面で番号表示が異なっている!」と警察官らに何度も訴えたという。しかし、県警の機動隊員らはそれを全く無視し、市民らを排除して違法車両を誘導したのだ。 

 沖縄総合事務局には、他にも道路運送車両法の保安基準に違反する不正改造車や、同法に違反し、タイヤが摩耗したコンクリートミキサー車やダンプトラックの写真なども送っていた。担当者はそれらの車両についても、車両所有者に是正を求めるハガキを送り、防衛局にも改善を求めたいとのことだった。昨秋以来、沖縄総合事務局の是正指示は、もう4回目になる。これ以上、放置することはできない。

 今日(10日)も、座り込みの人たちを強制排除し、多くの工事車両が入っていく。ダンプトラックやコンクリートミキサー車を監視するが、やはり違法車両が多い。防衛局はこのような違法行為を何時まで続けるのか! 決して許されない。

 

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