チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

大型コンクリートブロック投下の準備作業を進める防衛局---沖縄県は漁業取締船を出して投下を中止させよ!

2016年02月04日 | 沖縄日記・辺野古

 2月3日(水)は午前中、辺野古新基地建設事業の現状について県民会議と県との意見交換会が持たれた。午後から辺野古へ。そのまま泊り込み、4日早朝からはゲート前の座り込み行動に参加した。

  4日は木曜日なので昨日に続いて集中行動日だ。午前7時過ぎには300名ほどの人たちが集まり、この日も機動隊の動く気配はない。各地の島ぐるみ会議からの報告の後、私も博治さんに指名され、「当面、予想される防衛局の動き」について皆に説明した。

 その後、弾薬庫の第2ゲートへ移動。ゲート前で集会を開き、防衛局が大浦湾にコンクリートブロックを投下すれば、このゲートを完全に封鎖しようと皆で確認した。

 集会を終え、工事用ゲートに戻り始めたが、ちょうど「火薬」のマークをつけた米軍車両が第2ゲートに入ってきた。残っている人たちが、米軍車両の前に立ちふさがる。すぐに待機していた機動隊が駆けつけ規制を始めた。

 ゲート前の座り込み行動の合間に、現場の状況を確認するため、瀬嵩の灯台跡の丘に登った。今日も、昨年11月にコンクリートブロックを積んで大浦湾に入ってきたクレーン台船の上では作業員たちが動き回っている。近くのフロート沿いでは、カヌー隊と抗議船が監視行動を続けている。

 (フロートに沿って、カヌー隊と船団の監視行動)

   (コンクリートブロック(左)を積んだ台船の上では作業員らの動きが目立つ)

 昨日の午後、ゲート前の座り込みが機動隊に排除された後、ブルーシートで荷台を隠した工事車両が1台、基地の中に入った。トラックの横には「大慶産業」と書かれていたという。調べるとこの会社は汚濁防止膜の設置を主な業務としている。台船上での作業員の動きといい、こうした工事車両といい、まもなく汚濁防止膜の設置のためのコンクリートブロックの投下が始まることは間違いがなさそうだ。

 コンクリートブロックの投下を阻止するための沖縄県の迅速な対応が求められている。翁長知事は昨年12月18日、「(県からの照会内容の確認ができるまで)先に搬入された汚濁防止膜用コンクリートブロックを海域に投入しないよう」指示する文書を防衛局長に送ったが、防衛局はそれを無視する動きを見せている。ともかく知事は、一昨年8月の埋立本体部分の岩礁破砕許可をただちに取消す他ない。

 そして、県の強い姿勢を見せるための具体策を提案したい。県は、「はやて」という漁業取締船を所有している。昨年2月、防衛局が工事施工区域周辺にコンクリートブロックを投下した際、県は臨時制限区域の外側から潜水調査を行なった。その際、県は漁業取締船「はやて」と、ウェットスーツを着た、まるで海保のような職員を乗せたゴムボートを大浦湾に出している。

 もし、今回、防衛局がコンクリートブロックを投下すれば、県はただちにこれらの取締船やボートを出し、「違法工事だからただちに中止しなさい!」と注意して投下を中止させるべきだ。県は、文書による指示だけに留まるのではなく、断固とした強い姿勢を見せる必要がある。

          (県の漁業取締船「はやて」(昨年2月26日))

       (まるで海保のような県職員もいる)

 

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