チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

Aさん、基地の中での抗議行動で不当逮捕される---「県民の尊厳を守りたい」

2013年09月26日 | 沖縄 オスプレイ

                         (昨日、不当逮捕があった普天間基地野蒿ゲート(26日))

 (26日、宜野湾署前での抗議・激励行動。マイクで拘束されているAさんに呼びかける)

 25日(水)、普天間基地野蒿ゲートで、Aさんが基地の中に入り、オスプレイ配備反対を訴えた。新聞報道によると、Aさんは、ゲート奥の警備員詰め所付近で抗議のプラカードを掲げ、30分ほどして駆けつけた米軍の憲兵隊がAさんを連行した。午後、Aさんの身柄は警察に引き渡され、Aさんは刑特法違反容疑で逮捕された。

 接見した新垣弁護士によると、Aさんは、「オスプレイ配備に反対するため、やむにやまれぬ気持ちでやった。県民の気持ちが日米両政府に届いておらず、県民の尊厳を守りたいという思いだった。」と話したという(琉球新報 2013.9.26)。

 26日(木)午前10時、いつものように大山ゲート、野蒿ゲートで抗議行動を続けていたメンバーらが、Aさんが拘束されている宜野湾署前に集まり、不当逮捕への抗議と、Aさんへの激励行動を行った。緊急の呼びかけだったが、20数名の人たちが集まった。

 皆が順次、マイクで、中に拘束されているAさんに呼びかけた。私もマイクを握った。「Aさん、聞こえますか? いつもAさんと行動を共にしている多くの仲間たちがAさんを激励するために、今、宜野湾署の前に集まっています。私たちは、Aさんの今回の行動を心から支援します。長くオスプレイ強行配備に反対してきたAさんが、『やむにやまれぬ気持ちでやった』というのはよく理解できます。Aさん、あなたは孤立していません。多くの仲間たちがAさんを支援しています。Aさん、頑張ってください。私たちは、常にあなたと一緒です。」

 午後、Aさんに接見した新垣弁護士と話し合った。本人は、自らの思いを表現できたからか、サバサバとして元気そのものらしい。すぐに救対を組織し、Aさんへの激励活動やカンパ集めに入ることを確認する。

 もし、Aさんが起訴されれば、1970年代の喜瀬武原の米軍砲撃演習実力阻止闘争以後、約30年ぶりの刑特法裁判となる。政府が、オスプレイ配備反対の沖縄県民の怒りの炎に、さらに油を注ぐようなことをするとは思えないが、もし、そのような事態になれば、私たちも全力をあげて、Aさんを支えていきたい。

 

          (野蒿ゲート前での抗議行動は続く)

 

 

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