チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

森本防衛大臣への抗議行動。気になる知事の姿勢

2012年08月30日 | 沖縄 オスプレイ

  (沖縄県庁入口で、森本防衛相への抗議行動)

 29日(水)、森本防衛大臣が、オスプレイ受け入れを説得するために沖縄にやってきた。知事らに、今年4月にモロッコでおきた事故の分析結果を報告するという。午後5時から県庁前で抗議集会が開かれるというので、高江を午後早めに出発し、参加した。

    (午後6時すぎ、県庁に入る防衛大臣らの車列)


 県庁前には、緊急の呼びかけだったこともあって、200名ほどが参加。いつもよりは少ない。県庁にフルスピードで入っていく防衛相らの車に、怒りのシュプレヒコールを突き付けた。

 それにしても、私が沖縄に来たこの4年間だけでも、いったい何度、県庁前で、首相や大臣らの車列への抗議を繰り返したことだろう。そして、何度、数万人が結集する県民大会を繰り返しただろう。しかし、事態は一向に改善されない。私でも、いいかげん厭になり、虚しくもなってくるが、戦後、そうした行動を延々と繰り返してきた沖縄の人たちのことを思うと、そうは言っておられない。

 ところが、翌朝(30日)の新聞を見て驚いた。「仲井真知事は今回の会談で、配備反対のトーンを弱めた」(琉球新報社説)というのだ。社会面のトップも、「知事『拒否』明言なく」という見出しだった。会談後、知事と記者団の一問一答で知事は次のように答えている。
 「(「配備反対という強い表明はなかった」という質問に対して)完全に安全と言われているものに反対というのは論理的におかしい。頭からノーと申し上げたことは一回もない。古い型式を新しい機種に代えることは当然だ。」(琉球新報)

 知事は、7月には、「(配備が)無理やりなら全基地即時閉鎖という動きに行かざるを得ない。」と言っていたはずだ。9月9日の県民大会、そして、その後のオスプレイの沖縄への搬入という最も重要な時期になって、知事のこの軟弱な態度は許し難い。知事は、9月9日の県民大会への参加もまだ表明していないが、こんな弱腰の知事など、県民のほうから、「知事は大会に来るな!」と断ろうではないか。


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 8月30日(木)から9月3日(月)まで、京都で取り組んできた住民訴訟の高裁判決などのため、京都に行きます。ブログの更新も遅れることになると思いますが、ご容赦ください。

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