9月21日(土)、台風17号が沖縄本島西を通過した。それほど大きな台風ではなかったが、各地でかなりの被害が出た。
今日(22日・日)の朝、辺野古の仲間から「フロートが護岸に打ち上げられている」との連絡が入った。沖縄ドローンプロジェクトのメンバーがすぐに駆け付け、上空からの写真を撮影してくれたので、下に添付する。
昨年9月に続き、今年もフロートが台風の高波で護岸に打ち上げられる事故が発生したのだ。何度も指摘しているように、現在の外周護岸は、下部の概成工事が終わっただけで、まだ、基準高+4.00mの高さしかない。今後、この上にさらに高さ4mのL型の擁壁を造成し、最終完成高を基準高+8.10mにしなければならない。(詳細は末尾の図参照)
現状の高さのまま、内側に土砂を投入すれば、高波が護岸を超えて土砂をかき混ぜ、それが外海に流出して海が汚濁されると何度も指摘してきた。今回は、台風は西にそれていたため、決定的な被害に至らなかったが、さらに大きい台風が直撃した場合の被害が危惧される。
K8護岸部では、護岸の上に積み上げた根固用袋材が高波で散乱してしまっていた。