チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

シュワブ・工事用ゲート前のフェンス、水タンク等の占用許可書を入手---いくつもの許可条件違反が明かになった!

2018年07月18日 | 沖縄日記・辺野古

 7月18日(水)、朝から辺野古・浜のテントへ。海は今日も波風が強く海上行動は中止のようだ。ただ、K4護岸がもうすぐ仕切られそうなので、監視のために船だけを出したという。

 私は工事用ゲート前の座りこみへ。午前8時50分、工事車両が近づき、機動隊員らが出てきた。

 フェンスを前に出し、歩車道の境界にも水タンクの「交通規制材」(上の写真の赤白のタンク)を設置したので、ゲート前の歩道は幅1mもない。従来なら、正面から一斉に機動隊の排除が出来ていたのだが、今は両側からしか排除に入れず、機動隊にとってもまどろっこしいことだろう。座りこみを妨害するために設置したのだが、返って逆効果になっている。

 それでも、機動隊員らは暴力的な規制を続け、歩道に設けた仮設の「檻」に閉じ込めていく。炎天下、ギュウギュウの「檻」に拘束されるのはやはり辛い。

 こうして今日も300台ほどの工事車両が入ったのだが、午後の行動は状況が変った。

 昼過ぎに、昨日、糸数慶子参議院議員と沖縄総合事務局に行って提出を求めたこれらのフェンスや「交通規制材」の占用許可申請書・許可書が同議員の事務所経由で送られてきたのだ。午後は船に乗る予定だったが、この許可書の対応に追われることとなった。

 国道に構造物を設置するには、道路法75条の規定により、沖縄総合事務局に占用許可申請書を提出し、許可を受けなければならない。今回は、7月11日付で許可が出されており、「許可内容」は、仮設安全柵(H3.6m)13基、バリロード(「交通規制材」)44基等、そして「占用の目的」は「歩行者の安全確保のため」とされていた。歩道幅を1m以下にしておいて「歩行者の安全確保のため」とは呆れる。しかも警備員が立ち並んで自由に歩くスペースもほとんどない。

 上の平面図を見ても分るように、国道のゲート前左右の半円形の歩道部分は占用許可の対象ではない。国道敷であるから、もちろん市民らの自由な通行が保証されなければならない。

 ところが防衛局は、市民らがこの箇所に入ることを警備員や県警の機動隊員らを使って規制している。占用許可が出されている場所ではないから、こんな規制は許されない。

 また、沖縄総合事務局は、占用許可にあたって「許可条件」を付している。たとえば次のような許可条件がある。

・「専用者は、占用許可済表示板を見やすい箇所に掲出すること。」

 ⇒この表示板はなく、許可条件違反である。

「占用区域を厳守し、区域外において作業し、または資材危惧を放置してはならない。」

 ⇒前述のように、ゲート前左右の半円形の歩道部分は占用許可が出されていない。ところが防衛局はこの箇所への立入りを制限するだけではなく、下の写真のように、その箇所を「交通規制材」等の資材置場にしているのだ。許可条件違反であることはあきらかである。

  午後3時頃、3回目の搬入が始まる前に、皆で工事用ゲート前で、占用許可の対象とはなっていない歩道部分への立入りを求めた。ALSOKの警備員らが、立ち塞がって妨害する。やがて出てきた機動隊員らも、我々の立入りを認めようとしない。全く法的根拠のない、違法な規制だ。そのうち、機動隊に拘束され、「檻」に閉じ込められてしまった。

 「檻」から解放された後、マイクを持ってこの問題についての抗議を続けた。博治さんと一緒に、県警の現場責任者と話し合う。占用許可書を見せながら説明すると覗きこんで見ていたが、「今日は返答できない。戻って検討する」と言うだけだ。「明日、きちんと回答し、許可条件違反をきちんと是正するよう指導せよ」と求めた。

 

 

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