「お金が全てではない」と言われますが、ある程度お金がないと生きていけまへん。
所持金がわずかになった時、生活保護を申請する人、タクシー強盗を思いつく人、自殺する人・・・。あまりに精神的に辛い体験をすると、思考が停止することがあります。そんな時は、がんばってもろくな考えは浮かんできません。自重が必要ですね。
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【<自殺者>30代過去最多 「氷河期」世代、道失い--同世代の旗手らに聞く】 毎日JP 2009年5月14日(木)18:00
働き盛りの30歳代の自殺者数が過去最多を記録した。20歳代後半と合わせ、この年齢層はバブル崩壊後の「就職氷河期」「ロストジェネレーション」世代と呼ばれる。世代の旗手や専門家らに、現状の問題点を聞いた。
◇政治に力なく、希望持てぬ
◇非正規就業で「高齢」扱いに
◇給料減り暮らせない現実
小説家の平野啓一郎さん(33)は近著の「決壊」で、「自分かこの世界か、どちらかを愛することができれば自殺を踏みとどまることができる」と書いた。しかし、その目に、現在の日本は「政治のリーダーシップもメッセージもなく、生きることに期待や希望が持ちづらい」と映る。
「せめて、自分を好きでいるために、人格を複数持つべきだ。職場での自分が嫌いでも、家族といるときの自分が好きなら、その人格をベースにする。コミュニケーションの機会が増えるし、孤立しない」と話す。
作家の雨宮処凛(かりん)さん(34)の周囲にも、派遣切りに遭い、住居を失って自殺した男性がいるという。「30歳を超えると非正規やアルバイトは高齢扱いされ、雇ってもらいにくくなる。正社員募集に飛びつくと、『名ばかり管理職』のような正社員で、足元をみられる。自殺は、もうやっていけないという叫び」と話す。
警察庁によると、自殺の原因・動機の中で、30歳代の自殺者数が他の年齢層をしのいでトップだったのは、うつ病▽その他の精神疾患▽職場の人間関係▽子育ての悩み▽結婚をめぐる悩み――など。「心の病」の背景には複合的要因があるとみられ、30歳代がさまざまな理由で追い詰められていることが読み取れる。
「希望格差社会」の著作がある山田昌弘・中央大教授は、「中高年男性の自殺の大きな動機が、家族に保険金を残すためなのに対し、氷河期世代は、派遣切りに象徴されるように、将来への見通しが立ちにくくなったことにある」とみる。
山田教授によれば、この世代は、正社員として就職しても転職に失敗するなど一度つまずくと、別の選択肢を探せないことが多い。「ワークシェアリングやワークライフバランスの手前に、給料が減り暮らしていけない現実がある。自殺の根がそこにある」と話した。
(警察庁 PDFファイル)
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>「中高年男性の自殺の大きな動機が、家族に保険金を残すためなのに対し、氷河期世代は、派遣切りに象徴されるように、将来への見通しが立ちにくくなったことにある」
将来の見通しが立たなければ、結婚も難しいし、ましてや出産も考えに及ばないでしょう。
高齢者となって過去を振り返った時、働き盛りの時期が心身ともに一番頑張っていた時期とカウントする人は多そうです。そんな充実の時に、自殺を考えるのは何とも切ないです。
病気で治療を行う最中の人は、自殺を考えることはありません。が、それがうまく行かなかった時、一変して自殺することが頭をかすめることはあるでしょう。希望がなくなるからだと思います。
がん患者から見ると、政治に力なく、希望持てなくても、非正規就業で「高齢」扱いにされても、給料減り暮らせない現実にあっても、それでも体が健康なら何とか生きていけるんじゃないかと希望が持てるのにな、と思うんですけど。。。
立場が変わると、見えるものも違ってきますね。
健康もお金もほしい人、<ここをクリックよろしくね~ >
This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)
所持金がわずかになった時、生活保護を申請する人、タクシー強盗を思いつく人、自殺する人・・・。あまりに精神的に辛い体験をすると、思考が停止することがあります。そんな時は、がんばってもろくな考えは浮かんできません。自重が必要ですね。
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【<自殺者>30代過去最多 「氷河期」世代、道失い--同世代の旗手らに聞く】 毎日JP 2009年5月14日(木)18:00
働き盛りの30歳代の自殺者数が過去最多を記録した。20歳代後半と合わせ、この年齢層はバブル崩壊後の「就職氷河期」「ロストジェネレーション」世代と呼ばれる。世代の旗手や専門家らに、現状の問題点を聞いた。
◇政治に力なく、希望持てぬ
◇非正規就業で「高齢」扱いに
◇給料減り暮らせない現実
小説家の平野啓一郎さん(33)は近著の「決壊」で、「自分かこの世界か、どちらかを愛することができれば自殺を踏みとどまることができる」と書いた。しかし、その目に、現在の日本は「政治のリーダーシップもメッセージもなく、生きることに期待や希望が持ちづらい」と映る。
「せめて、自分を好きでいるために、人格を複数持つべきだ。職場での自分が嫌いでも、家族といるときの自分が好きなら、その人格をベースにする。コミュニケーションの機会が増えるし、孤立しない」と話す。
作家の雨宮処凛(かりん)さん(34)の周囲にも、派遣切りに遭い、住居を失って自殺した男性がいるという。「30歳を超えると非正規やアルバイトは高齢扱いされ、雇ってもらいにくくなる。正社員募集に飛びつくと、『名ばかり管理職』のような正社員で、足元をみられる。自殺は、もうやっていけないという叫び」と話す。
警察庁によると、自殺の原因・動機の中で、30歳代の自殺者数が他の年齢層をしのいでトップだったのは、うつ病▽その他の精神疾患▽職場の人間関係▽子育ての悩み▽結婚をめぐる悩み――など。「心の病」の背景には複合的要因があるとみられ、30歳代がさまざまな理由で追い詰められていることが読み取れる。
「希望格差社会」の著作がある山田昌弘・中央大教授は、「中高年男性の自殺の大きな動機が、家族に保険金を残すためなのに対し、氷河期世代は、派遣切りに象徴されるように、将来への見通しが立ちにくくなったことにある」とみる。
山田教授によれば、この世代は、正社員として就職しても転職に失敗するなど一度つまずくと、別の選択肢を探せないことが多い。「ワークシェアリングやワークライフバランスの手前に、給料が減り暮らしていけない現実がある。自殺の根がそこにある」と話した。
(警察庁 PDFファイル)
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>「中高年男性の自殺の大きな動機が、家族に保険金を残すためなのに対し、氷河期世代は、派遣切りに象徴されるように、将来への見通しが立ちにくくなったことにある」
将来の見通しが立たなければ、結婚も難しいし、ましてや出産も考えに及ばないでしょう。
高齢者となって過去を振り返った時、働き盛りの時期が心身ともに一番頑張っていた時期とカウントする人は多そうです。そんな充実の時に、自殺を考えるのは何とも切ないです。
病気で治療を行う最中の人は、自殺を考えることはありません。が、それがうまく行かなかった時、一変して自殺することが頭をかすめることはあるでしょう。希望がなくなるからだと思います。
がん患者から見ると、政治に力なく、希望持てなくても、非正規就業で「高齢」扱いにされても、給料減り暮らせない現実にあっても、それでも体が健康なら何とか生きていけるんじゃないかと希望が持てるのにな、と思うんですけど。。。
立場が変わると、見えるものも違ってきますね。
健康もお金もほしい人、<ここをクリックよろしくね~ >
This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)