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つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

終りました

2011年12月21日 09時00分00秒 | コンサート
先日の砥部でのコンサートは、いろいろな意味でとても有意義な数日でした。



まずは、久しぶりの再会に期待と懐かしさをもって臨んだのでした。



しかし、それにしても会場の砥部オーベルジュリゾートは、日常からの隔絶というか、VIPな待遇を受け、ある意味夢のような数日を過ごしました。
そういう意味でも、今回僕を指名してくれた山本君に感謝!感謝!

暗い一年の最後に良い時間を過ごせたとの、共演の山本裕康さんの弁でした。
コンサートは喩えて言えば、学校で師弟の関係にあった頃から、しばらくぶりに共演して、師匠と自分の距離が少しは縮んだかと思ったものの、コーナーを回って直線になってみたら、縮むどころか遥か前を走っていて、参った! というようなコメントを会場で話していました。

コンサートは前半チャペルで僕がバッハの6番を演奏したのですが、リハーサルの時ちょっと残響が有り過ぎる感じだったので、それなりに頭の中でシュミレーションして臨んだのですが、本番で音を出した瞬間「やられた!」と。
全然響きが違った上に、僕のところに音が返って来ないんです。

いやあ、この手の事はよくあるので、それなりに組み立てを切り替えましたが、プレリュードの間は、頭の中では「まいったなあ! うんんと、じゃあこの手でいくか!」なあんてね。

次のアルマンドからは、落ち着いて弾けたかな?
あとで聞いたら、お客さんの中には涙を流しておられた方がおられたと聞き、またしても演奏家冥利に尽きるだったのでした。

デュオの時は、山本君がかなり緊張しているように見えたものの、それを気にしていると自分の足を引っ張られることに繋がりかねないので、こちらの乗りに逆に巻き込んでしまいました。

以前も話したかもしれませんが、僕の2重奏というものに対してのイメージは、武道の真剣勝負のように考えています。
そういう意味では、山本君からは殺意や敵意のようなものは一切感じなかったですね。いい人過ぎるのも、どうなのかな?と、。



そうそう、練習である種の音が問題になり、僕の弓を使わさせてあげたのですが、どうやら気に入ったみたいで、本番もそれを引き続き貸してあげたのでした。

最後の写真は、次の日お別れの時の写真です。




上、左から、山本君、僕、上甲さん
下、左から、山本君、コック長、僕、上甲さん

以上です。

砥部にいます

2011年12月16日 15時53分42秒 | コンサート
昨日から愛媛県の砥部に来てます。



チェロの山本裕康くんと砥部オーベルジュリゾートでのコンサートです。

まず、本当に素晴らしいロケーションありで、建物の造りも贅を尽くしておられるし、食事も地産地消で素晴らしいですし、随所にもてなしの心が温かく伝わる、極上の幸せを頂けました。

写真はフランス産の生ハムです。




今夜はそれに見合う音楽を演奏を提供出来るか、真価を問われます。

ではまた

またひとつ終わりました

2011年11月11日 09時00分00秒 | コンサート
昨日、姫路の善教寺でのコンサートが無事に終わりました。

曲目はショーソンの「小品」、フランクのヴァイオリンソナタ、カサドの「親愛のことば」です。

ピアノは、夏の平和コンサートに続き、丸山聡美さんにお願いしました。

僕が言うのも何ですが、本当に気持ちよく弾けたのは他でもない、彼女が僕の曲の解釈をよく理解してくれて、良いサポートをしてくれたのが大きいと思います。
改めて感謝感謝です。



アンコールに、カザルスの「鳥の歌」それからサンサーンスの「白鳥」と続いたせいか、今日の白鳥はピアニスト泣かせの超ピアニッシモになってしまいました。

終わってみれば、会場に目を真っ赤にしたご婦人がおられたのが、印象的でした。

そういえば、終演後に会場のスタッフの人が「私の知り合いが演奏に感激して泣いて泣いて、本当に良かったですと言ってました」とわざわざ告げに来てくれたりして、何だか今日も「演奏家冥利に尽きる」でした。

また、有意義な一日となりました。

善教寺さん、演奏会にあしを運んで下さった方、ありがとうございました。


ではでは

お庭コンサートおわりました

2011年05月17日 10時00分00秒 | コンサート
またひとつ終わりました。



当初気にしていた天候もばっちりになり、あとはお客さんの入りが心配でしたが、会場の雰囲気からしてこれ以上ではちょっと困ったかも?と思うくらいの入りになり、良い感じのコンサートになりました。



演奏したのは、宮城道雄「春の海」
バッハ「シチリアーノ」
モーツァルト「アンダンテ」、ピアノソナタ10番3楽章
リムスキーコルサコフ「インドの歌」

ほかに、日本の民謡などを歌ったり吹いたり擦ったりしたのでした。

そうそう、今回目新しいことといえば三つほどありました。

ひとつは、今ちょっとお借りしているバロック弓を使って、バッハを3曲ほど弾きました。
楽器ももう一台のものをちょっと調弦を下げて、いわゆる疑似バロック演奏とでも言いましょうか? 
邪道と言われればそれはそうかもしれないけど、僕にとってはなかなか新しい領域に足を突っ込んだような気がしました。

もうひとつは、「恩徳讃」という浄土真宗の方ならだれもが知っている歌と「アメージング・グレース」という黒人霊歌をドッキングさせてみたのです。
このコンサートが東日本大震災チャリティーコンサートであることから、コンサートの最初に黙とうの代わりに合掌していただき、その時にこの歌を歌ったのです。
僕的には、結構いい感じだったと思ったのですが?

最後はフランクのヴァイオリンソナタ4楽章をチェロ・フルート・ピアノの3人でトリオのように編曲して演奏しました。
「これはチェロで弾くといい味が出るかも?」とか言いながら、フルートにもピアノにもいつもは弾かないところを弾いたり弾かなかったりしながらの演奏でした。

まだ、聴きに来られた人に感想を聞いていないので、これから少しずつどうだったか解ってくるのでしょう。

ところで、今年も昨年と同じメンバーでした。最後にパチリと一枚。



ではでは

終りました

2011年04月01日 09時00分00秒 | コンサート
例の大植さんとのチャリティーコンサートの告知はしましたが、その後、詳しいことをお知らせできなかったこと、まずお詫びします。

僕の演奏曲目は、シューベルト「アルペジオーネ」、ブルッフ「コル・ニドライ」、フォーレ「夢のあとに」、バッハ無伴奏組曲より抜粋、クライスラー「愛の喜び」等でした。
他には、大植さんのピアノソロでベートーヴェンの「月光ソナタ」「イマジン」「Yestadey」「Westside story」もう一人のピアノの子と連弾でシューベルト、ブラームスのハンガリアン舞曲。ヴァイオリンとヴィオラの二重奏でモーツァルト。ヴァイオリンのソロでクライスラー「愛の哀しみ」、ブラームスのソナタ。ヴァイオリンとヴィオラとチェロでベートーヴェンの弦楽三重奏曲「セレナーデ」より抜粋などでした。

参加したメンバーは、バイオリン、ビオラ、ピアノがそれぞれ若い演奏家で、あとは僕と大植さんでした。(場所によっては、ご当地の演奏家の方が出演されました)

みんな、留学先で大植さんと接点があったようでした。現在進行形の人、既に帰国している人といろいろでした。
彼等はひとまとまりの若いグループ、大植さんと僕はおじさんのグループとしての演奏になってましたが、大体が大植さんと誰か、または独りでソロを弾くかのパターンしかあり得ないわけです。何故なら合わせが出来ないからでした。

それで終わってしまったら新しい出会いがないままになりそうな気がしたので、(というより若い人たちにチョッカイを出したくなったというのが、本音かも?)おせっかいな僕は、一日目のコンサートの最後の辺りで若い弦楽器の人たちに共演を持ちかけてみたのです。
嬉しいことに、すぐにノリノリの快諾をもらい、選曲は僕の独断でベートーヴェンの弦楽三重奏曲「セレナーデ」に決めました。

幸い僕が一日置いてコンサートに参加することになってたので、僕から送ったFAXの楽譜でみんなは譜読みをする暇があったのですが、問題は僕との合わせの時間がないことでした。

二日目当日は、朝11時から地元RCCテレビ局のロビーでのコンサート。



ここが終わって次のリーガロイヤルホテルでの出番までの間に、既にお客さんの入ってきた会場での急場のリハーサルをして何とか形にして、即2時からの本番を迎えるという、強行軍なのでした。



そのあと、また5時からエリザベト音楽学校でのコンサートまで、移動を含み1時間弱しかありませんでした。僕は、速攻腹ごしらえの食料調達のため、デパ地下を奔走したのでした。

ここで、ひとつ僕のコンサートやセミナーでのこだわりを披露します。

僕は、休憩はいつ頃するのか?  また、食べるものは確保してあるか?
等ということが気になるタイプなのです。
要するに、「腹が減っては戦が出来ぬ」を地でいっているひとなのです。
ですから、自分が主催しているものは、ここのところに非常にポイントを置いています。

で、本題に戻りますが、そのあと移動先の学校に着くや否や、「食事をする部屋を確保してください!」
とお願いし、先に一緒に着いた女の子たちと久々のちゃんとした食事を取り、ギリギリ5時の開演に間に合いました。
ここでは、そこのバイオリンの先生、コーラス、クラリネットの合奏(これが素晴らしく良かったことが印象に残ってます)等の演奏も加わり、僕らは出番は少なかったのですが、あっという間の2時間のコンサートでした。僕の知り合いも多数来て下さってましたが、最後はスタンディングオベーション(拍手喝采)となってました。



長々となってきたので、続きはまた。

ではでは







チャリティーコンサートします

2011年03月24日 22時47分57秒 | コンサート
突然ですが、お知らせします。

戦友でもあり、尊敬する先輩でもあり、同郷のよしみの大植英次さんが急遽帰国され、チャリティーコンサートをされます。

明後日の土曜日から始まり月曜日まで連続三日間あります。

そのうち、26日(土)13時より、広島市佐伯区民文化センター大ホール。
17時より、岩国市市民会館。
また、28日(月)17時より、広島エリザベト音楽大学セシリアホール。

以上の三ヶ所は僕が共演させてもらうことにしました。

また曲目等、詳しいことが決まりましたら、お知らせします。


ではでは

ざぶとんコンサート行ってきました

2011年02月14日 09時00分23秒 | コンサート
昨日は、呉の曹洞宗「神応院 」さんの涅槃会の法要の中の「ざぶとんコンサート」に招かれて演奏に行ってきました。



実は10年くらい前に一度演奏に行っていたので、二度目になります。

例によって話も交えて1時間ほど演奏してきました。

ベートーヴェン作曲 モーツァルトの歌劇「魔笛」より12のバリエーション ヘ長調
グラズノフ作曲 「吟遊詩人の歌」
ハーバート作曲  チェロ協奏曲第2番より第2楽章
ドボルザーク作曲 「森の静けさ」
シューマン作曲  「アダージョ&アレグロ」

という内容でした。この中のハーバートだけ初めて演奏する曲だったので、YOUTUBEで探したらすぐに見つかり、おまけに楽譜まで手に入ったので、今回演奏することが出来ました。
なかなかいい感じの何か映画の1シーンでバックで使えそうな、ムードを持った曲ですよ。
アンコールピースに加えてもいいかな? と思います。

ところで、この日はお寺の行事としては「涅槃会」(ねはんえ)お釈迦様がお亡くなりになった日を偲び、その残された法ーーー仏教のお経にたくさんのお話がありますが、そのひとつずつが、全てお釈迦様とその弟子との問答になっていて、いろんなことに対して諭されたりお勧めされたり、悟りの世界から見て我々に解るように、方便(譬え)を使って話されているのです。亡くなる前に弟子たちに「我なきあとは、法をよりどころにし、なんじ自身をよりどころとせよ」「弟子たちよ、諸行は無常である。怠りなくつとめなくてはならない」これが最後の言葉だったそうです。ーーーのことを改めて思いめぐらすことが、大事なことだと思います。

本堂の内陣に掛けてあった「涅槃絵」です。



僕は、コンサートの曲にはあまりそのことを意識していなかったので、せめてアンコールの時くらいはお釈迦様に向かって演奏をしたいと思い、献奏したのです。
バッハから5番と4番のサラバンドを弾きました。

あまり馴染みのない曲が並んでいた割には、拍手が暖かく感じることができたのは、気のせいかな?

演奏後は、そこのお寺の寺族の方々と、懐かしい話を沢山させていただき、帰路につきました。

実は、ご当地もので「鶴屋安芸」という饅頭屋があり、これを買って帰りましたら、両親は痛く喜んでおりました。みなさんも、呉に立ち寄った際は、どうぞ一度食べてみんさいや!

ではでは






バレンタインコンサート終わりました

2011年02月08日 09時00分21秒 | コンサート
昨日、二日間に渡り開催したバレンタインコンサートが終わりました。

なぜ二日に渡り開催したかというと、大変ありがたい話なのですが、僕がコンサートをすると、ムシカさんの常連のお客さんで一杯になることが多く、今回このコンサートを計画した時、ある団体さんの顔ぶれが頭をよぎりました。
そう、チェロ愛好家の団体さん(ハーベストと言われます)や、「世界を見る会」さん等の方々にお知らせをしたら、軽く会場が一杯になりそうな気配がしたのです。(予想は的中しました)

それで、ムシカの常連さんの方々にはゆっくり聴いていただきたかったので、これを2/5でそちらのルートで案内していただき、僕のルート(HPを使ったもの)は2/6にしたわけだったのです。(不可解に思われた方ごめんなさい)

しかし、結果はどちらもほぼ満員になり、延べ120人超えの方が聴きに来てくださいました。本当にありがとうございました。




一日目より二日目のほうが午前中に仕事がなかったので少し楽でしたが、一日目の疲れが出てないといえば、嘘になりますね。

実は一日目にお昼を食べたとき、ムシカのマスターに教えてもらったお店に行き、チョーどでかいサンドイッチを食べたんです。それはダブルロースかつサンドでした。厚みが口を大きく開けても追いつかないサイズ。いわゆるアメリカンなサイズと言ったらお判りになる方もあるでしょう。
朝ひとつ本番が終わったせいか、無性にガッツリ食べたかったのです。
ちょっと年甲斐もなくガツガツと食べ、おかげで一日目はコンサートの間、全然疲れた感じがなかったです。

しかもおまけに、両親が聴きに来ていたこともあり、家族でお疲れさま会をしようと、これまた洋食屋(まさお君)に行き、ガッツリとハンバーグを食べたのでした。
さすがに夜になって何となくお腹の感じが重たかったんです。
案の定、次の朝ちょっと壊し気味に。

結局本番の前も、どこか他人のお腹のようで、お腹に入れるものも炭水化物オンリーでした。

でも、それは演奏が始まるまでのこと、弾きだしたら忘れてました。
ちなみに、ハーベストの方々と打ち上げ(新年会と言われてましたが?)に参加し、ビールやワインを飲みましたが何ともありませんでしたから、意外に緊張からくるお腹壊しだったんでしょうか?(正露丸万歳!)

以上、他愛もないコンサートの報告でした。(続きはありません)


ではでは





ひとつ終わり!

2011年02月05日 23時27分19秒 | コンサート
今日、今年の最初の大鳥のひとつ、ムシカでのバレンタインコンサートがなんとか無事に終わりました。



優雅と気品というテーマを掲げてのハイドン、エルガーのコンチェルト2本立てでした。

今日は午前中、NHKの講座でもハイドンを弾きました。朝と昼と二度集中しないといけない、ちょっとハードな一日でした。

出来については、僕が書くのより前回同様コンサートに聴きに来られた方の中からのコメントのほうが、リアルですよね。

是非勇気のある方のコメントをお待ちしております。

では、先ほど今日の演奏のチェックは終わりましたので、明日に向けて今日の疲れをしっかり取って、このブログを書いたら寝ます。

では、おやすみなさい

どなたか感想を!

2011年01月27日 09時00分47秒 | コンサート
そういえば、この前の長与での新春コンサートに聴きに来られた方の中から、どなたか当日の感想をコメント下さる勇気のある方おられませんか?

Elegant & Noble と命名してのコンサートでしたが、実際にはそれぞれのムードに合う様に最初のボッケリーニと最後のエルガーを、それぞれ意識して弾いたつもりですが、実際は如何に?

どうぞ、多数のコメントお待ちしています。

ではでは