つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

ビバコンクール

2012年07月30日 12時51分18秒 | いい話
毎日暑いですねえ。

どちら様も、上手に水分補給をして、精の付くものを食べ、クーラーの温度の調節をし、エコと夏バテ防止を両立させてください。

また、もし皆さんの中で、このように過ごして暑い夏を乗り切っているというコメント聞かせてください。

さて、7月は東京のコンサートが終わって1週間のちに、ビバコンクールの審査で兵庫県の養父(やぶ)というところに1週間出掛けてました。

日によっては朝10時から夜8時前までお仕事の日もありました。

50人以上の若いチェリストの今後を左右する、ある意味非情なところもあるのがコンクールトいうものですが、ここのコンクールは、審査発表の直後に惜しくも次に進めなかった参加者が講評を聞くことができるのです。

このシステムは審査員にとって気の抜けない審査となりますし、コンクールの意味するものの良い面と悪い面のどちらもカバーするとても良いシステムだと思っています。

ところで、この養父という地名、あの「やぶ医者」という言葉の発祥のところだそうで、お話を聞くと通常我々の知っている話とは、ちょっと違うようです。

そもそも、ここに死んだものでも生き返らせるほどの有名な名医がこの「養父」の地にいたらしい。この医者の名声は、京の都にまで届いていたそう。

ところが、その養父の「お医者」の名声に預かろうと、誰も彼もが「やぶの医者です。やぶ出身の医者です。」と名乗りだした。彼ら「ヤブ医者」は、今でいう詐欺まがい行為や医療ミスを連発したことだろう。

ついには「やぶのお医者」の名声は地に落ち、全国に不名誉な言葉を轟かせてしまった。


とまあ、こういうことだそうです。

このコンクールは、沢山のボランティアの方々の力によって成り立っているそうで、多くの参加者は養父の個人のお宅にホームステイして、とてもアットホームな感じが出ていました。

参加者の演奏に一喜一憂しておられるのが、演奏の前と後の拍手の感じから読み取れました。

ちなみに、ここの観光協会のHPですwww.yabu-kankou.jp/

養父ってどんなところ? の疑問には、こちらにアクセスしてください。

ではまた


やれやれ、どうにか持ちました

2012年07月11日 03時36分11秒 | コンサート
昨日、秋津チェロ教室・発表会が終わりました。

天気にも恵まれ、ホールもほぼ満席になり、プログラムも盛りだくさんだったのでしょうね。終わってみれば、9時半あたりになっていました。

聴衆の方々は、「良かった」「素晴らしかった」「感動しました」等々、喜んでいただけたような印象でしたので、ホッとしました。

何しろ、発表会でチケット代が5000円ですから。

弟子たちは、一様に僕を褒め称えてくれたのですが、それはそれ、僕からみんなには、この演奏会を企画してくれて、東京で演奏する機会をもらったことに対して、感謝の意を述べました。

少し前のブログでも書きましたように、僕の課題はいかに故障を乗り越えながら本番にベストな状態を持っていけるか?でしたから、そういう意味では、心配はあまりしないですんだようで、ホッとしています。

細かいことをここで披露するのはやめますが、一夜明け、演奏会の録音を聴きながら、まだまだだなあ…。と、演奏を冷静に聴いて、いろいろみんなにも伝えたいことが出てきています。

より、高い極みを目指している弟子たちを思えば、ですから。

まあ、ひとまずはお疲れさんでした。ゆっくり休んでしっかり自分自身にご褒美をあげてください。


こちらは、家風呂で温泉の元を入れて、のんびり入り、リフレッシュして改めて録音を聴き、只今ブログ更新しました。


ではでは


いよいよです

2012年07月06日 01時33分33秒 | ぼやき
とうとう、第1回発表会の日が目前に迫ってきました。

何かしかし、ここまでの道のりは、決して楽なものではありませんでした。

久しぶりに「ロココ」のバリエーションを弾くのに当たり、鍛えたりする筋肉がありまして、その際、肉体の限界を超えないように(故障しないように)気を付けながら上げていかなくてはダメなんです。

こういうことは、しょっちゅうリサイタルやコンチェルトを弾いているソリストなら、あまり問題ない事でしょうが、僕のように時々ソリストになるような人は、一旦使わなくなった特定の筋肉をもう一度鍛え直して、演奏に耐えうる筋肉に上げていくことを強いられるわけで、実はこれが結構難しいことなんです。

極端な言い方をすれば、身体の機能は全て年齢と共に衰えているわけで、昔の状態に戻すことは、並大抵のことではないのです。うっかりすると、昔のように弾けなくなった事実に直面した時に、焦りや苛立ちや失望感などに苛まれてしまうのです。

実は、随分昔、留学中に既にこの手の問題にぶち当たり、イラついていたところを師匠にアドバイスしてもらいました。

昔のようにいかにカッコよく早く弾こうとするのではなく、すこしじっくり楽譜を読んで、そこに隠れているニュアンスを見つけ出し、それを演奏に表すことを考えたらどうか、と。(機能的 → 音楽的)

このことがあるおかげで、何度も挫折しそうになった時、立ち直れてきた経緯があるのです。

とはいえ、何でも乗り越えることが出来るわけではないです。

近年その手の故障が多いのですが、関節の故障や、指の組織が悲鳴をあげることがたまにありまして、それにより苦痛を伴うため、練習を一旦休まなくてはならなくなるのです。またそのリハビリの方法を探すのが、自分で考えながらのことですので、試行錯誤をしながらの先の見えない感じなのです。

今回はまた二つの新しい場所に問題が起きてしまい、それを壊さないように
、また上手に避けながらの演奏を強いられています。

やれやれです、全く。

音楽的演奏に逃げることが出来ない根本的なことなので、爆弾かかえているような、ある意味怖い状況なのです。

あれ、気が付いたら、皆さんを心配させるようなことばっかり書いてしまいました。

ああ、どうしてこんなことを言ってしまうのでしょう。

それは、あることに対する言い訳をしているからなのかもしれません。

実は、嫁さんに指摘をされて気が付いたんです。

無意識で娘に当たっていたのです。

悪いことをした!   そのことにまた、苛まれている自分があったのです。



明日からは、努めて褒めてやろうと思います。

あ、でもその前にまず、謝らないといかんでしょうなあ。


深夜に失礼しました。

では








久々の乾杯

2012年07月03日 09時00分00秒 | 戯言
このところ、子供たちが(正確にいうと下の子)夜寝てから、二人で乾杯なんていうことは滅多にないのですが、この前ちょっとそういう気分が一致したので、テーブルに並べてみました。



最近、安定して気に入っている銘柄、サッポロビールの「麦とホップ」それの黒ビール。それにサッポロプレミアムアルコールフリーです。

しかし、この日も飲み始めて話もはずんだ頃に、インターフォンから泣き声が!

嫁さんは、しぶしぶ中途で止めて下の寝室に降りていったのでした。
かたや旦那のほうは、仕方なく独り盛り上がったのは良かったものの、そのあとの片づけに随分手こずり、深夜を通り越して朝方の就寝となったのでした。

実は、下の子は夜の就寝に関して、重度の母親依存症なのです。
ですので、僕は全く代わりが出来ないのです。出来るのは、昼間の愛想と、家事と掃除。



寝不足はつづく