つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

ねえちゃん

2010年11月23日 14時54分30秒 | いい話
このところ、娘にとって良い事があった。

近所の公園に遊びに行った時のこと。
最初はひとりで遊ぶのに付き合ってやる傍ら、僕は雑誌を持って暇つぶしを決め込むことにしていた。

そこに、広場のとなりに住んでいるちょっと年上のねえちゃんが家から出てきてバッタリ。娘の大好きなねえちゃんだったため、いきなりテンションが上がった。もともと静かなところなので、娘の声はそこら中に響き渡り、ねえちゃんの父親が出てきて、しばし世間話をしながら二人を見守る。


そらねえちゃんと娘。それと、拾ってきたドングリたちでデコレートしてくれたケーキ。

そこに、またとなりのねえちゃんが友達3人と一緒に広場に乱入するも、マイペースのふたりと、3人組には混ざる気配なし。
しばしの時間が経ち、ねえちゃんたちは鉄棒に群がる。
と、娘の視線は大きいねえちゃんに釘付け。
何しろ、めっぽう鉄棒が上手なねえちゃんなのだ。
すかさず、娘も出来るようになったでんぐり返しを披露しようと、「ねえちゃんみて!」「ねえちゃんみて!」を連発する。なかなか思うように出来ないのを見かねて、僕が手助けをしてやる。

出来るだけ外野で過ごしたかったが、いつの間にか一緒に遊ぶ羽目に。

最初は「かくれんぼ」。あとで「だるまさんがころんだ」もやる。
でも、最近の「だるまさんがころんだ」は面白い。
何しろ、だるまさんがころばない。「新聞を読んでるだるまさん」「お母さんに怒られているだるまさん」なんてやっているわけ。

その後は結局ままごとに明け暮れる。落ち着くところはやはり女の子かね。
でも、娘のテンションも力尽きて少しくたびれた顔つきをしてきたので、帰ろうを勧めるが、店開きしたままごとグッズが娘の持ち物。
あとで持ってきてもらうことにして、娘は先に帰る。

もう、すっかり辺りが暗くなった頃、お姉ちゃんたちは、どろどろになったドングリやままごとセットをちゃんと洗ってくれて、持ってきてくれる。

うれしいねえ! と思ったら、次の日、「ピンポーン」と、誰かなと思いきや昨日のねえちゃんたち。
「さなちゃ~ん、あそぼー」だって。

なんて、有難い事でしょう。昔ながらのこどもたちのご近所付き合いが始まったのでした。


ではでは



99年の愛

2010年11月21日 22時23分15秒 | いい話
この前TVで放送があった「99年の愛」という番組を、嫁が録画してくれていたので夜な夜な観てしまった。

そして、久々に目が腫れるほど泣かせてもらいました。

日系人のことについて、今まで殆んど何も知らなかったけど、またひとつ歴史を勉強させてもらい、番組に感謝感謝。

では、今夜はこれにて

泣かせてもらいました

2010年11月15日 12時05分27秒 | いい話
先日、姫路の善教寺さんに誘われて、落語を聞きに姫路に行ってきました。

三遊亭円窓さんの「つる」を聞き、大いに笑わさせてもらいました。
実は、僕はお恥ずかしながら生で落語を聞いたのが、今回が初めてでした。
なかなか貴重な経験をさせてもらいました。

で、まずは古典落語。その次に創作ものがあったのですが、ここで、落語とピアノのコラボでした。ピアノの方は桐朋時代のひとつ先輩の方でしたが、先輩は僕のことを覚えて下さっていたのに、僕は失礼ながら認識出来なかったので、申し訳なくお話をしましたが、母校の昔話になると、そんなことはどこかに飛んでいき、楽しいひと時を過ごしました。

また、僕が詩と音楽のコラボを何度か経験をしたので、そこら辺でも話が盛り上がりましたね。師匠の話の流れを読んで、スッと解らないように音楽のつじつまを合わせていたところを評価してあげたのですが、聞けば、師匠と何度もご一緒しているとのこと。なるほど、それでわかった!

お題は「金子みすず最後の一日」



住職が始まる前に「どうぞハンカチのご用意を!」と言っておられたが、あとで、出しておけばよかった!と後悔した。

一人娘を残して今夜自らの命を絶とうとしている母親とその愛娘のお風呂での会話が、ネタの中心になっていたが、何も知らないではしゃいでいる娘、心中がばれないように明るく振舞う母、親権を振りかざして子供を引き取りにくる夫におどされている娘を気遣う両親、この四人の表情が、手に取るように伝わる師匠の達者な一芸に、参った!(泣かせていただきました)

「あなたがふうちゃんを連れて行きたければ、つれて行ってもいいでしょう。
ただしわたしはふうちゃんをこころの豊かな子に育てたいのです。
だから、母がわたしを育ててくれたように、ふうちゃんを母に育ててほしいのです。 どうしてもというのなら、それはしかたがないけれど、あなたがふうちゃんに与えられるのはお金であって、こころの糧ではありません」
(カルチモンを飲む前にかいた遺書)

その日、会場にはサプライズで金子みすずさんの娘さんが、高齢にもかかわらず来られていたのでした。

お母さんの記憶はありますか?と尋ねたところ、「全然ないんです。」とのことでした。でも「いろいろあったけど、生きててよかった」とおっしゃったひと言に、苦難の人生の中に何か支えになったものが存在するんだろうな?

と、想像で何かに向けて感謝する。

ではでは




昨日のおまけ

2010年11月09日 23時16分39秒 | 戯言
昨日東北から帰宅したが、帰って来てから今晩までの5連発いきます。

まず仙台から広島までの飛行機が、IBEXエアラインのボンバルディアという確かカナダの飛行機だったかな?

これが、乗ってみたらかなり新らし目の機体だったので、スチュワーデスに聞いてみたら、9月に卸したばかりという話。60人そこそこの小さな機体だけど、なかなかヒューンと軽~く飛んでいる感じで、機内でのサービス(飲み物、グッズの販売)がなかったのが残念だったが、快適な空の旅だったので、パチリ。



帰ってきたら、娘とママが悪~い雰囲気。
少しでも何かの足しにと、ままごとに付き合う。



次にいつ頃からかの物か不明だけど、秋の落し物満載の箱の中にいたドングリの違いに気づき、分類わけをさせてみる。実はこういうことは割りと好きな部類なようで、最近はブロックを巧みに使い分けて、いろいろな作品を発表してくれる。
先ずはこれ。



次に、昔、仙台のオケに仕事によく来ていた時に、行きつけの飲み屋さんで気に入ってつまんでいた「ほや」のしおから。「ばくらい」と言います。
生の「ほや」を食べれるようになりたくて、地元の方に相談した際に、この「ばくらい」を置いているお店に僕を連れて行ってくれたのでした。
ちなみに、これでもって僕は生の「ほや」を食べれるようになったのです。


鶴岡に行って来ました

2010年11月08日 10時03分38秒 | コンサート

今回は山形県の鶴岡に行ってました。

そう、金浄寺というお寺に招かれて、【バッハで語るわが人生】というタイトルを頂いて、バッハの無伴奏を中心に、マックスレーガーや「鳥の歌」「白島」日本の歌「赤トンボ」「ふるさと」を弾きました。

例によってマイクを片手に二時間強のお話半分、演奏半分のコンサート?でした。

本堂におられた方々の表情が最初は怖かったんですが、次第に和んだ感じになられていったように見えて、良かったです。

今、コンサートの録音を聴きながら書いてますが、ちょっと盛り沢山だったかな?

いつもよりお話が長くなってしまいました。

今僕が弾きたい曲がマックスレーガーだったので、最初にまず弾いてインパクトのある始まりにしようと思ったわけですが、ちょっと余計だったかな?

次にやるときは、カサドにしようと思ったのでした。

そういえば、そもそも今回の話のきっかけになった一人のお医者さんが、わざわざ新潟から聴きに来てくださって、あとで話をしたのですが、ガンバ歴30年の方で,バロック弓を貸してくださることになりました。

何年か前にNHKに出演したのがきっかけになっているわけですが、改めてあのご縁に感謝したいと思います。

ありがとうございました。

やった!

2010年11月05日 00時36分25秒 | 戯言
ついに見つけたのです。



いやあ、最近うちの近くでススキを見つけることが困難になっていたのですが、今日たまたま娘のドングリ拾いに付き合って、近くの裏山に出かけてみたとき、その傍らにたくさん生えていて、しかもいつもはさみを持ってないため、素手では刈り取れないので、泣く泣く諦めていたのですが、今日は素手で簡単に刈れました。多分、少し枯れてきていたからでしょう。(助かった)

いずれにしても、家の中に季節感を出すのは、楽しいですね。

ではでは

あ、昨日探していた予約のメモが、何とゴミ箱のなかで埋もれてました。
ご心配おかけしました。

可部の方に限定
(新建のパットゴルフ場に行く手前の坂道の脇にいっぱい生えてましたよ! ちなみにドングリも少し残ってました。)

ない!

2010年11月04日 01時38分53秒 | 戯言
土曜日の鶴岡でのコンサートも近づき、そろそろ出かける準備をしようと先ずは飛行機の予約をしたときのメモを探すのだが、見当たらなくなってしまった。

この手のことはよく起きることで、前日でないだけ幾分マシかもしれない。
元々記憶力が当てにならないので冷静になって探すのだが、未だに見つからない。ANAのサイトから自分の予約番号は見つかるが、チェロの予約番号はサイトには乗ってないのだ。

まあ、多分電話したら教えてくれるか、または当日カウンターに行けば何とかなるとは思うのだが、メモが見つからないことがしゃくでならない。

ここらでちょっとブログに書き込みをして、同情してもらおうとは思ってないが、戯言を聞いてもらうことにした。

今日は恒例の(11月3日と決まっている)家族総出で家の柿の収穫と葉っぱ落としを手伝って少々疲れているので、もう休まないと。

しかし、昨年は段ボール箱に2箱以上収穫があったが、今年はなんと12・3個しかなかった。これも猛暑の加減なのだろうか???

では、一旦寝ることにしよう。


SLに乗りました

2010年11月01日 09時00分00秒 | 家族タイム
昨日は、ひょんなことから、かねてからやりたかったことの実行へとなりました。

といいますのは、昨日は知り合いのところであるはずだった計画が急遽延期になり、ポッカリ空いてしまった予定のところを、納得のいく代替のお出かけに変更する必要がありました。 娘のためにも、嫁のためにも、そして自分のためにも。

みんなのための息抜きデーとして一体何にすればみんなが喜ぶか、前日の夜というより当日の朝方まで悩んだ末に、やっと決まったのがこれです。



そうなんです。SLに乗ったんです。
これは、山口県を走っているSL山口号で、新山口駅から津和野駅までを一日一往復しています。でも、人気の路線ですから座席予約が取れるかが一番の心配でしたが、朝までかかって決まったお陰で?早朝の最寄り駅に直接問い合わせたところ、ラッキーなことに座席の予約が取れました。

実は、みんなこれに乗るの生まれて初めてで、嬉しさで久しぶりにちょっと興奮したかも知れないですね。特にあの汽笛の音は何ともノスタルジックな気分になりましたね。
乗車しようとした駅に30分前には到着した時には誰もいなかったのに、駐車場を探して5分前に戻った時には、かなりの人が駅に待ってました。みんな乗るのかと思いきや、写真撮影をしようと集まって来た人たちが圧倒的に多かったのでした。

幸運にも取れた車両が最後尾で、その展望車のデッキから見ていると、至るところで車を止めカメラを構えるひとたちの多いことにびっくりしました。そして、みんなとっても嬉しそうに見ていたり、手を振る人もいたり、僕がどうのこうのじゃないのに、みんな僕に向かって手を振ってくれているように錯覚して、まんざらでもない気分にさせられていました。



長門峡駅というところまでは自家用で乗りつけ、津和野駅まで乗車して街中を散策し、2時間ほどでまたその同じSLに乗って帰路に着きました。

津和野では、嫁は以前ここで入手した記憶のあるお土産を見つけて買い求めていました。娘はというと、疎水に泳いでいる丸々と太った鯉を見せに連れて行ったら、何故か興味が鯉でなく水の上に浮いている鯉のえさが流れていくのをずっと見ていました。大人から見たら全然面白いことでないのに子供の視点は変わっているようです。

駅弁を食べていれば観光にもう少し時間があったけれど、時間はちょうど昼だったこともあり、貸し自転車やさんで教えてもらったパスタ屋さんに行きました。これが、結構美味しかったのでちょっと紹介します。

自家製手打ちパスタの「artigiano」というお店で、津和野の中心地辺りの本町通の古橋酒造の蔵のひとつを改造した作りになっていました。写真を撮ってないのですが、小さな街なのですぐ見つかると思いますよ。
0856-72-3365 定休日は月曜日です。Winkという女性雑誌にも取り上げられているそうです。どなたか津和野に行かれることがありましたら、足を運んであげて下さい。若い二人が頑張っていましたので。

最後におまけ、網棚のルーツもあります。



ではでは