つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

コンサートのお知らせです

2022年10月24日 19時47分05秒 | コンサート
みなさま
来たる11/6(日)午後2時より、姫路の善教寺にて「サロンコンサート」に出演します。
これまでにかなりの回数演奏しておりますベートーヴェンチェロソナタの第3番。
年々体力や筋力の低下を感じております。また、ハリというかバネというか、筋肉のしなやかさが段々と失われていく中でチェロに向かう度にいろいろ考えさせられており、そういう意味でも、何か前に弾いた時とは何かを変えていかなくてはならない必然性を感じています。
これが年相応の味となって新境地に入れればいいなと思う次第です。
どうぞお楽しみに。
 
一部はピアノの福田直樹さん。
 曲目未定
二部はチェロ秋津智承、ピアノ鹿取裕美子さん。
 ベートーヴェンチェロソナタ第3番
 ラフマニノフ 「ヴォカリーズ」
 ショパン ノクターン (遺作)
 ハーバート チェロ協奏曲第2番 第二楽章
 
 
サロンコンサートの会場
善教寺
11/6(日)午後2時開演(1時半開場)
670-0897
姫路市西大寿台4-6
☎︎0792 23 5783
事前に電話予約が必要です。

姫路駅北口バス停8番より神姫バス③に乗車。大寿台バス停下車徒歩5分


久々のコンサートの案内です

2021年10月12日 21時38分38秒 | コンサート

みなさま

コロナ緊急事態宣言が解除され、ようやく少しコンサートに足を向けて良いかな感がありますね。

さて、今回のご案内は、兵庫県(関西圏)にお住いの方々にどうかなと思いまして、ご案内いたします。(もちろん広島からの方でも大歓迎です)

会場は姫路の善教寺さんという浄土真宗のお寺で毎年開催されている、恒例のコンサートです。私は縁あって長い事ここでのコンサートに出演させていただいてます。コンサートは2部構成になっておりまして、前半が私、後半がピアニストの福田さんが演奏されます。今回は少し詰まった内容のものとなりそうですが、芸術の秋に相応しい充実した午後のひと時となっていくものと思います。

チケットは電話での予約となっています。

演奏者 チェロ 秋津智承 

    ピアノ  福田直樹 鹿取裕美子

曲目  ベートーヴェン 「チェロソナタ 第2番」 他

    リスト     「メフィストワルツ」「ソナタロ短調」

善教寺 tel 079-223-5783 または fax 079-281-2487  

会場へのアクセス等は    姫路市西大寿台4-6

姫路駅北口バス停8番より神姫バス③に乗車。大寿台バス停下車徒歩5分

では、会場でお会いできるのを楽しみにしております。

秋津智承


2021/07/09

2021年07月09日 08時00分00秒 | 戯言
0今週の水曜日から、兵庫県養父市で開催されるビバホールチェロコンクールの審査で、出向いております。
日頃は、お寺の住職であり、また保育所の園長でありますが、今週は自分が長くチェリストとして歩んで来たことを、実感しております。
コンクール(コンテスト)ですので、審査が一次、二次、本選とあるのです。
ここのコンクールは、優秀なチェリストを輩出する意義もありますが、また同時に、受験者たちは日々の研鑽の積み重ねを披露して、運だめしであったり、自分の現在地を審査を受けることで彰かになるのです。
ここでは、ただ審査をするだけでなく、残念ながら予選を通過できなかったひとに、審査員が丁寧にアドバイスする歴史があるのです。これは、結果によって落胆したひとに、希望の光を当ててあげるという、お慈悲の心に通ずるものがあると思います。
実はこの講評で一番最後まで残っているのが私です。
この事を他の審査員の先生方は、私がお坊さんだからという事で、納得されています。
今日も、限られた時間の中、自分のこれまでの経験から学んだ事を落選した受講生に伝えて、希望の灯火がついたのを見れたとき、ここに自分がいることの意義を感じるのです。

悩み多き若人達、不確かな世界の中に、信じれるのは自分の積んだ経験だけ。

コロナ対応について

2020年12月11日 09時00分00秒 | 報告
皆さま
とうとう新型コロナ感染が、いよいよ猛威を振るってまいりました。
いろんな災害と違い、もう例外なく、どこに行っても人ごとではなくなっております。
今年の大晦日は、予定では「ゆく年来る年コンサート」を開催する予定でおりましたが、残念ですが開催を中止とさせて頂くことといたしました。どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
また、合わせて大晦日の除夜の鐘も打たないことにいたします。
願船坊が此処に建立してから、除夜の鐘を打たない年は多分なかった事と思います。
それでも、この度の広島の感染予防の観点から鑑み、今回の決定をいたしました。
そして、開けて新年の元旦会も中止とさせていただきます。

では今一度整理しますと

① ゆく年来る年コンサート
② 除夜の鐘
③ 元旦会

以上の行事を中止とさせていただきます。

願船坊住職
願船坊門徒会


ご報告とお知らせ

2020年09月22日 07時54分40秒 | 報告
みなさま

このところ急に朝晩が涼しくなってまいりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

さて先日9/13に、無事に平和コンサートが終えることが出来ました。
コロナ禍の中、沢山のお客様にお越しいただきましたこと。また、アンケートに有難いお言葉を沢山の方々から頂き、本当に開催して良かったと思いました。
会場に用意した医療従事者の方々への募金箱にも、温かいお気持ちを沢山頂戴しましたので、早速、安佐市民病院様宛に寄附をさせていただきましたこと、みなさまにお知らせします。

尚、毎週水曜日の朝6時半からの「朝活・朝コン」は、誠に申し訳ありませんが、23日はお休みさせて頂きますので、どうぞご了承ください。

皆様にお知らせします

2020年06月09日 12時47分54秒 | 報告
みなさま

ここに来て、暑さが急に増してきましたが、お変わりないですか?

さて、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策として、4月に入ってから願船坊のいろんな行事を中止とさせていただいておりましたが、今週の水曜日の「朝活・朝コン」より再開をいたします。

また9月の恒例の「平和コンサート」は今のところ、三密への対策を万全にさせていただいた上で、開催予定です。

詳しい内容については、7月中にHP上でお知らせいたします。


今こそ自分にできることを

2020年04月15日 04時23分29秒 | 報告
みなさま

昨今の新型コロナウイルスの事では、 3月頃ではまだよその所の出来事という気持ちでいましたが、今や広島県下でもクラスターが出来てしまい、本当に他人事ではなくなり、にわかに落ち着きのない緊迫した日常に様変わりしてしまいました。

まず、当願船坊の対応について、みなさまにお知らせいたします。

当面の間、以下のお寺の行事を自粛いたします。

中止する行事

毎週水曜日開催 朝活・朝コン
毎月一回開催 日曜学校
5月10日(日)開催予定 「お庭コンサート」


ところで先日テレビの番組で現在のインドの様子を伝えていました。町並みの向こうにヒマラヤ山脈が見えていました。インドも最近は大気汚染が進んでいて、遠くの景色は見えないのが当たり前になっていたようです。このコロナウィルスのことにより、社会の日常が激変したためでしょう。でもこのことが私たちに何かを教えてくれているんじゃないでしょうか。

今世界中がこのコロナウィルスによりこれまで築き上げてきた文明生活と言うものが、根底から考え直す時期になっているのかもしれませんね。

そういえば仏教の捉え方の中に「今ここにある当たり前と思っているものは、本当は何一つ当たり前と言うものはない」
と言う教えがあります。

また、ある仏教書に書いてあるのですが、

ひとの生を うくるはかたく
やがて死すべきものの
いま生命あるはありがたし
正法を 耳にするはかたく
諸仏の 世に出づるも
ありがたし 『法句経』182番

2500年前、釈尊が発見された天地の真理は、「縁起」の一言で表現されてます。例えば時計の部品の1つが故障したら、時計全部が止まる。つまり1つの部品を動かす背景に、時計を構成している部品のすべての働きがあるように、私1人を生かし、木一本を育てる背景に全地球、全宇宙の働きがある。その命の尊さに目覚めよ、と言うのが縁起の教えです。
天地総力の働きをいただいていると言う点では、人間も動物も1本の木も皆同じであり、命の尊さにおいては全く平等と仏教では説く。
ただし授かりの働きが違う。天地いっぱいの働きを一身にいただいて、今私はこうして呼吸ができ、考え、筆を運ぶと言うことができると言うことを、自覚する働きをいただいているのは人間だけだと言う。
自覚する働きをいただいた人間として、命を授かることができた喜び、それが『法華経』の「人の生をうくるはかたく」の一句なのです。
しかし、そんな素晴らしい人間の命をいただいて生まれてきても、その尊さを説いてくださる教えに出会えなければ気づくことができない。幸い命の尊さを解く人と教えに出会うことができた。それが次に、

正法を耳にするはかたく
諸仏の世に出づるも ありがたし

の一句でしょう。
しかし、どんなにすばらしい人がこの世にお出ましくださり、 すばらしい教えを説いてくださっても、聞く側にアンテナが立っていなければ、人にも教えにも出会うことはできません。

「私が苦しみから救われる」のではなく、「苦しみが私を救う」のです。

これはローマ法王の側近としてバチカンで活躍しておられた尻枝正行神父の言葉だそうです。
苦しみから逃れて救われるのではなく、苦しみに導かれてアンテナが立ち、人や教えに出会うことで救われる。苦しみはアンテナを立てよと言う仏様からの慈悲のプレゼントといただくのである。

さて、苦しみの最たるものは「死」といえよう。
葬儀の1つの大きな意味は、死者が全身心をあげて残った者たちに語りかける遺言の一言を聞くところにあるのではないか。
最期の遺言とは何か。

「死ぬんだよ。あなた方も。必ずこの日が来る。しかも予告なし、待ったなしに。いつ死んでも良いような今日ただいまの生き方をしなさい」

とかく人々は死を忘れる。人は死を嫌い死から眼をそらそうとする。葬式は嫌でも死を目の前に突きつけられる時、死を見据えることにより、本気で生命とは何か、生きるとはどういうことかを考えることができるのです。

「問う、死の宣告は仏の慈悲か」
「答えて曰く、人は皆、死の宣告を受けているものです。ただつまらないことに心を奪われて、その声が聞こえないだけです」と。

「法句経」の「死すべきものの、いま生命あるはありがたし」の心をいただくのであります。

今は音楽家としてより、一僧侶としてのお話でした。

なまんだぶ

新年のご挨拶

2020年01月02日 18時35分00秒 | 報告

皆様
新年あけましておめでとうございます。
例年に比べて、あたたかい新年のような気がいたします。
今年は、両親も含め家族全員風邪もひかずに、元気に正月を迎えることができました。
しかし、昨年災害に遭われた方々にとっては、どんなお気持ちで年を越されたのかと考えると、手放しでめでたいと言っている場合ではないかもしれませんね。

誰もが、明日、何が起こるか分からない身であります。1日1日を大切に、生かさせていただきましょう。
皆さまが心穏やかに過ごされることを祈念しております。

南無阿弥陀仏

願船坊


2019/12/30

2019年12月30日 15時20分00秒 | 報告

平成から令和へと年号が替わって今年も残すところあと僅かとなりました。
今年も振り返りますと様々な事がありましたね。
海外では、パリのノートルダム大聖堂が火事になったこと。香港の大規模デモ。微用工問題で韓国との関係悪化のことでしょうか。国内では、何と言っても天皇陛下の即位礼。テニスの大坂なおみさんの全豪オープン優勝でランキング1位。探査機はやぶさの小惑星着地成功。バスケットボールの八村さんのNBAドラフトでの快挙。ラグビーW杯の日本が8強に。ローマ法王の来日など、また競泳の池江瑠花子さん白血病公表に代表される悲しいニュースもたくさんありましたね。高齢者の暴走運転事故。あおり運転事故。京都アニメーション放火。東日本台風大雨災害。沖縄首里城焼失など、なかなか日々の生活のこと、気持ちや心の切り替えもままならない方々もたくさんおられることを思いますと、新年に向けて「良いお年を!」と声掛けできない向きもあるでしょう。
しかし、そのようなことをほんのひと時忘れて、お腹の中から笑っていただき、新しい年の一つのページを、この「願船坊新春落語会」で始めて頂くのはいかがでしょう。

改めまして年明け1/18(土)に開催いたします、新春落語会のご案内をさせて頂きます。

この度、願船坊で2度目となる落語会に、お迎えいたします桂春蝶師匠は、一昨年前にお越しいただいた噺家さんです。
今回は私と何か新しい事が出来るかも知れません。お話にチェロで相槌を打つとか?

いやはや、全く具体的には何も決まってないのですが、その気になれば出来なくはない話ですので。

また、休憩中には境内にて、深川にあります「ana菓子工房」の焼き菓子・ドリンクセットも振舞います。こちらも大変人気のお菓子屋さんです。(焼き菓子・ドリンクセット代はチケット代に含まれています)
 
どうぞ皆さまお誘いあわせの上、願船坊の新春落語会にお越し下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。


詳しい内容はチラシをご覧下さり、お早目のお席のご予約を頂きたく思います。
尚、お席の指定はしておりませんので、当日少しでもお早目にお越しいただければ、良い席にお座り頂けます。
 


平和コンサート

2019年09月04日 09時26分09秒 | コンサート
みなさま

昨今はようやく秋の訪れを感じるようになりましたね。

さて、HPではご案内しておりましたが、来たる9/8の午後3時から、恒例の平和コンサートを開催します。

今回は前回と同じピアノ三重奏をメインに、チェロアンサンブルも聴いていただきます。

まず、メンデルスゾーンのピアノ三重奏第1番は、弦楽器奏者とピアノ弾きがアンサンブルをする際に最も演奏の機会が多い曲です。それほどまでもよく演奏されるのには、やはりそれなりに訳があるのです。

今回共演して下さるバイオリニストの谷本華子さんは、関西を中心に活躍されている方ですが、海外にも早くから出られて、沢山研鑽を積んでおられます。
これまでに何度か関西で同じステージに上がっておりましたが、この度僕からのオファーを受けて下さりました。1足す1が2以上になると期待しています。

ピアニストの鹿取さんは、メンバーの中で一二の若い方ですが凄く意欲的な方で、この度彼女にとってベートーベンもメンデルスゾーンも初挑戦ながら、どこまで弾きこなしてくれるかが楽しみです。
私とはふた回りくらい年齢差がありますが、そのピアノの瑞々しさに腕達者なバイオリン、そして還暦過ぎの円熟味のあるチェロをプラスしたピアノ三重奏。そして、師匠と弟子たちの奏でるチェロアンサンブルのハーモニーなどなど。聴きどころ満載ですので、日曜の午後、どうぞお足を運び下さい。


詳しいことは、チラシをご覧下さい。