つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

お庭コンサートおわりました

2011年05月17日 10時00分00秒 | コンサート
またひとつ終わりました。



当初気にしていた天候もばっちりになり、あとはお客さんの入りが心配でしたが、会場の雰囲気からしてこれ以上ではちょっと困ったかも?と思うくらいの入りになり、良い感じのコンサートになりました。



演奏したのは、宮城道雄「春の海」
バッハ「シチリアーノ」
モーツァルト「アンダンテ」、ピアノソナタ10番3楽章
リムスキーコルサコフ「インドの歌」

ほかに、日本の民謡などを歌ったり吹いたり擦ったりしたのでした。

そうそう、今回目新しいことといえば三つほどありました。

ひとつは、今ちょっとお借りしているバロック弓を使って、バッハを3曲ほど弾きました。
楽器ももう一台のものをちょっと調弦を下げて、いわゆる疑似バロック演奏とでも言いましょうか? 
邪道と言われればそれはそうかもしれないけど、僕にとってはなかなか新しい領域に足を突っ込んだような気がしました。

もうひとつは、「恩徳讃」という浄土真宗の方ならだれもが知っている歌と「アメージング・グレース」という黒人霊歌をドッキングさせてみたのです。
このコンサートが東日本大震災チャリティーコンサートであることから、コンサートの最初に黙とうの代わりに合掌していただき、その時にこの歌を歌ったのです。
僕的には、結構いい感じだったと思ったのですが?

最後はフランクのヴァイオリンソナタ4楽章をチェロ・フルート・ピアノの3人でトリオのように編曲して演奏しました。
「これはチェロで弾くといい味が出るかも?」とか言いながら、フルートにもピアノにもいつもは弾かないところを弾いたり弾かなかったりしながらの演奏でした。

まだ、聴きに来られた人に感想を聞いていないので、これから少しずつどうだったか解ってくるのでしょう。

ところで、今年も昨年と同じメンバーでした。最後にパチリと一枚。



ではでは

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しませていただきました (fuku)
2011-05-23 21:45:18
お庭コンサート、楽しませていただきました。今回、いろいろな試みをなされたところは、聴き手側にも新鮮な感じに思えました。
仲でも、リヒテルとオイストラフが演奏したCDを好んで聴いていたので、私はフランクのヴァイオリン・ソナタに興味がありました。あれをチェロ&フルートとピアノで演奏されるとどのようになるのでしょう・・・。しかもお庭での演奏ですし。演奏もすばらしかったですが、お庭の音の広がり方も曲に合っていたような気がしました。
ステキな時間をありがとうございました。
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お庭コンサートが羨ましいです (ちゅんちゅん)
2011-05-25 00:17:15
お久しぶりです。
春の海は先日、神社の田祭りで、お琴の演奏を聴いてきました。
和太鼓、修験太鼓、雅楽ありで、清澄で、ピンと張り詰めた空気感に心が洗われました。
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コメントありがとうございました (chisho)
2011-05-26 05:05:05
fukuさま

お久しぶりですね。
この間のコンサート、気に入っていただけた曲があって良かったです。

このコンサート、そもそもはいつかのNHKの「お庭でバッハ」の予行演習のつもりで始めたわけでしたが、段々ポピュラーなものを取り入れるようになってきています。
これはこれでいのでしょうが、それとは別に、僕の無伴奏ばっかりのような、ちょっとマニアックな感じのコンサートもまた、計画したほうがいいのかな?
と、誰からともなく無言の声が聞こえてきているような感じがするのは、考え過ぎかなあ?

ではまた
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コメントありがとうございました (chisho)
2011-05-26 05:27:01
ちゅんちゅんさま

お久しぶりですね。
「春の海」は自分の中では尺八とお琴がベストカップルなのではないか?と思っていて、いわゆる弦楽器の表現ではなく、管楽器の表現、しかも尺八のような音の出る前に「すごみ」が聞こえてくる感じの世界をどこかで見ています。

とはいえ、一応洋楽の形で曲が書かれているわけですから、その範疇で弾かないといけないですよね。

当日は例によって?多少悪乗りしていたかも知れないですが、演奏を聴きに来て下さった方から、具体的に一つずつのコメントは頂いてませんので、ホントはどうだったのか、興味はあるのですが…。

ではでは
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