つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

2021/07/09

2021年07月09日 08時00分00秒 | 戯言
0今週の水曜日から、兵庫県養父市で開催されるビバホールチェロコンクールの審査で、出向いております。
日頃は、お寺の住職であり、また保育所の園長でありますが、今週は自分が長くチェリストとして歩んで来たことを、実感しております。
コンクール(コンテスト)ですので、審査が一次、二次、本選とあるのです。
ここのコンクールは、優秀なチェリストを輩出する意義もありますが、また同時に、受験者たちは日々の研鑽の積み重ねを披露して、運だめしであったり、自分の現在地を審査を受けることで彰かになるのです。
ここでは、ただ審査をするだけでなく、残念ながら予選を通過できなかったひとに、審査員が丁寧にアドバイスする歴史があるのです。これは、結果によって落胆したひとに、希望の光を当ててあげるという、お慈悲の心に通ずるものがあると思います。
実はこの講評で一番最後まで残っているのが私です。
この事を他の審査員の先生方は、私がお坊さんだからという事で、納得されています。
今日も、限られた時間の中、自分のこれまでの経験から学んだ事を落選した受講生に伝えて、希望の灯火がついたのを見れたとき、ここに自分がいることの意義を感じるのです。

悩み多き若人達、不確かな世界の中に、信じれるのは自分の積んだ経験だけ。

演奏家冥利につきる

2018年11月26日 09時04分37秒 | 戯言
昨日、大植英治さん指揮の威風堂々広島クラシックのフィナーレコンサートが終わりました。
僕はブラームスのバイオリンとチェロの二重協奏曲の二楽章を演奏いたしました。終わった後のパーティーの席で、オーケストラの幾人かの若人から、いろいろ嬉しい言葉をかけてもらい、伊達に歳を取ってはいないのかな?と、思ったのでした。
所謂「渋さ」が必要な曲を、英治さんが僕のために選んでくださったのだろう、と。
自分の存在する理由を教えてもらった様な気がした、良い日でした。

近況報告

2018年10月21日 14時39分07秒 | 戯言
大変遅くなりましたが、先月の還暦コンサートでは、古くからの友人、弟子達に助けてもらい、またご来場のお客様の中には、本当に懐かしい顔ぶれもあり、嬉しい再会であったり、久しぶりにコンサート後のパーティーで束の間の美酒に浸ったのでありました。
今年は、平和コンサートと続いてのコンサートでしたし、その後も県内のお寺での講師、兼演奏会などと続いておりまして、本当にバタバタとしておりました。
その後も、地元の中学校から道徳の時間での講師として「お話と演奏」という形での依頼がありまして、お寺の「報恩講参り」のスケジュールを縫ってのこととなりました。
この秋は、本当にある意味充実した秋となりそうです。

忙しい月間でした

2018年07月06日 03時41分55秒 | 戯言
先月は、前にお知らせした前門さまの御前演奏に始まり、親戚のお寺での若婦の大会でのお話し&演奏。広島別院での「布教師の全国大会広島大会」の時のアトラクションとして、30分の間ではありましたが、ちょっとお花を添えてきました。
ここまでが毎週水曜日に朝活を済ませてからでした。
そして、 最後に桐朋学園でのバイオリンの後輩の方に頼まれていたおさらい会の特別出演として、福岡県戸畑に出向いておりました。
忙しかったけれど、こんなに充実した日々を送ることのありがたさを、感じておりました。
そんな中、更に嬉しい事が。

お寺のお庭に「クチナシ」の木があったことがわかったのでした。白い花が咲いていたのです。
ちょっと近づいてみたら、何とも甘〜いいい匂いが。
お参りに行ったご門徒様の玄関に、一輪挿しされていた花を見て、「あれ?」
お話を聞いていくと、何でもクチナシに「八重」と「一重」があり、「一重」だと一輪咲いているだけで、そこら中が匂うのだそうです。残念!
しかし、何で呼ぶ?
八重桜ならぬ八重クチナシ?

御前演奏終わる

2018年06月11日 21時10分58秒 | 戯言
長いこと沈黙を守って来ましたが、ここらでようやくお伝え出来ることとなりましたので、ご報告をします。
実は、先日京都に演奏に行って来ました。
しかも、本山の前ご門主様からご依頼を頂いたものでした。
多分、一生に一度あるかないかと言うと大げさかも知れないけれど、本願寺派の僧侶であり、長いこと磨いてきたチェロの道との両方があっての、今回のご縁だと思う事です。なまんだぶ。

最後に弾いたG線上のアリアのあとは、みなさんで御本尊に向かって合掌させていただきました。


バッハ無伴奏組曲第1番より数曲。
シューベルト「アルペジオーネソナタ」
サンサーンス「白鳥」
バッハ「G線上のアリア」など




珍客

2018年04月06日 00時03分55秒 | 戯言

この時期いろんな渡り鳥が飛来してくるけれども、名前を知りませんが朝誰よりも早く起きて高い所で喉を鳴らしている鳥がいます。「以下あいつ」
鳴き声の質としてはウグイス並みに上物です。ただパターンが覚えられるような感じではなく、かなり長いお喋りです。容姿は全体的に焦げ茶で、羽の尻尾のほうが少しだけ赤い筋が通っている感じで、あまり警戒心がないかも知れないです。
ところが、ある日お寺の庭がとんでもない姿になっていました。
そこら中の庭の苔がひっくり返されたようになり、池の中にもあちこちに苔の塊がプカプカ浮いてました。
私が本堂に用があって行った際、視界の中からあいつが庭からピョンピョンと逃げていくところを目撃したのです。しかも、その直後に今回の事件に遭遇したわけです。
犯人は断言できなかったけれども、鳥の仕業に違いないという事で、速攻ホームセンターに鳥避けのネットを買いに行き、お庭の苔の絨毯をカバーしたのでした。
ただ、もしかして鳥が網に引っ掛かってしまうかも知れないので、注意深く観察しなきゃあいけないと、思ってました。
案の定、2日目の昼間にあいつが網にかかって動けなくなっていたのです。朝には何ともなってなかったのに…。ちょうど法事が始まる時だったので、坊守に後のことは託しておきました。
あとで聞きましたら、その網が足どころか羽根までもが絡みまくり、前坊守と格闘の結果、ハサミで網を切って外してやったそうです。
でも、その後に飛び立つ感じは、あまり高くは飛べない感じだったと聞き、昔聞いたある話を思い出しておりました。「野生の動物に人間が触ったら、その匂いが災いしてもう二度と野生には帰れない」と聞いた事が、ずっと気になってます。

池の苔を守るのか、生き物の命を守るのか、どっちだ。いや、どちらも守る道はないのか?

なかなかないこと

2018年03月10日 13時53分56秒 | 戯言
今日はオーケストラのコンサートを聴きます。
病み上がりにはどっちに転ぶかわかりませんが。
大きな音が耳にキツイかもしれないので、もしもに備えてイヤホンも持参しております。

あらためて古巣のオーケストラ(広響マイタウンコンサート)を聴かせていただきます。

初体験

2018年03月06日 08時15分30秒 | 戯言
うーむ
還暦を迎えるといろんな意味で節目になるのであろう。
昨日昨晩夜中に起きようとした。そして体を起こした途端、とんでもないめまいが突然襲い、吐き気を覚えた。これはいけないと言うことで、一旦横になったのだが、吐き気は収まることなく、事は急がねばと言う状況になってしまい、トイレに向かおうとする。本当に1分を争う感じでトイレまで何とか這っていき、オエオエやってしまう。頭の中をいろんなことがよぎる。何かまずいものを昨日食べたのか、それとも頭の中で何が起きていて、そのせいで吐き気がきているのか。もしそうであれば家族を起こして病院に直行なのか。ところが家族を起こそうとドアを叩くも何の反応もなく、吐き気が収まるのを待ってほうほうの体で何とか子供のベッドまでたどり着き、腹ばいになってとりあえず横になる。パジャマ1枚だったので少し寒かった。しかし布団をかけようにもそのことがなかなかできず、姿勢を変えようとしたその途端、グラグラ目が回り吐き気が襲ってきて再度トイレに這っていく。あーこれで私の人生が終わりが来るのであろうか。日ごろから聞かされているように、最後はどんな逝きかたをするのか誰にもわからない。それが惨めな最後であってもそれはそれで阿弥陀様は受け止めてくださるわけだから、あーこんなものかと言うことであろう。

冬眠明けました

2018年03月02日 07時38分43秒 | 戯言
もう3月に入り、本当に寒かった冬も去って行きましたが、先月は散々な月になってしまいました。
今年の冬はインフルエンザが大変猛威をふるいましたが、皆さんは大丈夫だったですか。我が家は最初に私がAをもらってきて、そこを皮切りに次々とうつしてしまいました。下の娘は幼稚園のお遊戯会が迫っていましたので、なんとか死守したのでした。しかしあろうことか、その娘が今度は違う形のインフルエンザをもらってしまいました。何とかギリギリ間に合い治癒証明をもらい、無事にお遊戯会は終わりました。
ちなみに2度目は誰にもうつらず仕舞いに。
終わり良ければ全てよし!







新年のご挨拶

2018年01月03日 12時22分05秒 | 戯言
新年あけましておめでとうございます

みなさま、今年一年が良い年になりますように。

今年は比較的穏やかな三ヶ日で、家族一同揃って良い正月を迎えることができました。

昨年の大晦日は、ゆく年来る年コンサートはありませんでしたが、中には間違えてのご来場もあるかと思い、演奏の準備はしておりました。案の定、ひとグループの方が、今年もコンサートがあると思われてご来場され、1時間位お話しを交えながら演奏を聴いていただきました。

除夜の鐘はたくさんの方が突きに来られ、深夜の1時ごろまでお参りがありました。恒例の甘酒のサービスも喜んでいただけましたし、境内にはロウソクを灯して、厳かな明かりの中で参詣されました。

昨今いろんなところでライトアップされますが、こちらも年々レベルアップしていき、「おおみそか がんせんぼうで としをこす」というように認識してもらえるお寺になりたいものです。