つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

終わりました

2012年03月27日 20時15分26秒 | コンサート
今日は、前橋市にある群馬病院に行って参りました。
まだ真新しい感じの、明るい色(白)を基調としたトーンで固めてありました。

以前からあった建物に、新しく増設され、太陽を燦々と浴びることの出来るような造りになってました。

専門は精神科。院内をぐるっと案内されましたが、やはり顔つきがおかしくなった、一目で病んでいると判る人が入っておられました。

でも、うつ病の方などもおられましたし、現代の社会の軋轢が産んだ患者さんたちを治療する病院といっても、差し支えないのかな?と思いました。

プログラムはこちら。



院長先生には、僧侶としての目線からと演奏家としての両方から、生と死についての話をしてくださいとのこどだったので、一応メモをして臨んだのに、どうやらやはり、演奏家目線からの話で終わってしまいました。

何だか、会場でみなさんと向き合って話をしていたら、講義の時間というより、早く演奏に入った方が良いような雰囲気があり、いつもの演奏に際してのコメントを挟みながらの流れとなりました。

ピアノは、昔チャイコフスキーコンクールに一緒に行った、林絵里さんにお願いしました。

最後に院長先生と林さんと一緒に、パチリ。



帰り際に、「良かったです」「鳥肌が立ちました」等と聴いていた人からコメントをもらえて、ちょっとひと安心。

「また来てください」と院長先生の口から頂いて、遥々出向いて行った甲斐があったと。

さあ、また明日から日常が待っているわけで、今の車中は、自分自身にお疲れ様!と、ビールとワインで乾杯。

P.S.以前、少々病んでおりましたが、副産物として、お腹回りがすっかり落ち、完全復調しております。
ご心配おかけしました。



おわり

嬉しいプレゼント

2012年03月26日 09時00分30秒 | 戯言
そういえば、この前の僕の誕生日に、お袋が珍しいものをプレゼントしてくれました。

アマリリスです。

その成長ぶりをとくとご覧あれ。








ここには写してないけど、最初、球根からニョキニョキと蕾を抱えた茎が伸びたんですが、そのスピードたるや、一日に3㎝くらいのもうスピードでした。

ちなみに、これを撮ったカメラは新しいP-03Lumixです。


ではでは

近況報告

2012年03月24日 09時00分00秒 | 戯言
今月と来月はちょっとコンサートが目白押しなのです。

まず今月の27日は高崎の群馬病院に出かけて、そこの院長先生からのお願いで、
病院職員むけのコンサートをします。

演奏会は「生と死を考えるスピリチュアル・コンサート」という、重たい内容のものです。しかも、お寺の住職としての視点からのトークも交えての演奏になるのです。

演奏曲目は。、バッハ無伴奏組曲より第5番。シューベルト「アヴェ・マリア」。
カザルス「鳥の歌」。シューマン「アダージョ&アレグロ」等です。

久し振りにバッハの5番に向かってみて、改めてこの曲に入り込むことのできる年齢になってきているのかなあ?と思うのです。
バッハの音楽を通して、人生そのものを語る心境になれたような気がします。


替わって、4月には22日に京都の桂にある、浄土真宗本願寺派西山別院にて、親鸞聖人750年大遠忌の法要の中で、演奏とトークをします。(詳しいことは、またHPに載せます)

また、29日と30日は和歌山の吉野にある本善寺というやはり浄土真宗本願寺派のお寺に呼ばれて演奏します。


コンサートホールではなく、お寺の本堂や病院での演奏が多くなってきていますが、僕がただのチェロ弾きではなく、一方で僧侶であることで、このようなご縁が出来ているのだなあと、つくづく思うのでした。

おわり


ようやく四足病?治りました

2012年03月16日 10時00分00秒 | 戯言
しばらくの間、体調不良だったので、精進料理に近い食事療法を嫁さんにお願いしておりました。

そういえば、2月に東京に行った後くらいから、どうもお酒が美味しくなくなり、何だか肉を食べると気持ちが良くない、いわゆる「四足病」が再発していたのです。(以前もお話したことがあります)

あまりにもおかしいので、近くの病院でいろいろ調べてもらいました。
えーと、胃カメラに、血液検査、尿検査に、検便、胸のレントゲンに、血管年齢、心電図等々。

結果は殆ど問題なし。・・・ということは? 気分の問題なのか?

悪い時は、春菊もダメ。菜の花もダメ。高菜のおひたしもダメ。そうそう大好きなネギもダメでした。

食べれたのは、ご飯やうどんやパン。だいたいの野菜。白身の魚。

お蔭で、体重が71kから68kにまで落ちました。それに、お腹周りも随分すっきりとしてきました。

やっぱり、少し美味しいもの食べ過ぎだったのでしょうね!
からだが、栄養のある食べ物に対して満腹信号を出してくれたのでしょう。

ということで、「四足病」は病気に非ず。警告なのでした。

からだ君、ごめんな。少し気を付けるから、また、よろしく!

おわり





あれから一年が経ちました

2012年03月13日 09時00分00秒 | 戯言
先日の11日は、あの大震災からちょうど一年目の日でした。

不覚にも、その何日か前にそのことを自覚したことへの何というか、不甲斐なさのようなものさえ覚えたのでした。

家族には、「もっと早くに気が付いていたら、何かお寺でやれたのに。どうして何も考え付かなかったんだろう。」と、今からでも追悼のお勤めか演奏か、何人かに声をかけてみようかなあ?と思案をしているうちに、当日になってしましました。

その日はまた、親父が所用で出かけているのに、午前中はお参りのあと、お寺での法事があり、夕方はお通夜に出かけたような忙しい一日でしたが、昼食のあと僕は子守をしながら境内にいたとき、嫁が買い物先から電話をかけてきました。
「もうすぐその時刻になったら、一斉にスーパーで黙とうをすることが、政府からお達しがあったみたいよ!」との連絡が入りました。

お寺でも、原爆投下の日には、その時刻に鐘楼を打つわけだし、今日も打っていんじゃない? との提案に、何の躊躇もなく「そうだ! それしか今出来ることはないから」ということで、静かに?10回ほど鐘を打ちました。

行事でもないのにどうして鐘を打つのか?ということに対し説明をしたら、すぐに理解したのか、娘は手を合わせて黙とうしてくれました。

そのあとすぐ、嫁が帰ってきて開口一番。
「道路を走っている車が一斉にハザード出して止まっていたよ!」とのこと。

それを聞き、日本人もまだ捨てたもんじゃないなあ! と思えたのでした。

出来ることから、なんでもいいから行動をすこと。
これが、必要ですよね。

ではまた




バッハの無伴奏「みんなで弾けば恐くない」のしめくくり

2012年03月05日 10時43分55秒 | 戯言
先週の土曜日、以前お話ししたNHKの講座の最後の締めくくりのプチコンサートを、無事に終えました。お客さんも、この通り。





手探りでの講座の内容でしたが、後での反省会兼ランチの時に
「とってもためになった内容だった」「日頃のレッスンでは聞けないような内容が新鮮でした」等と、皆さんからの嬉しい感想でした。

でも、もっとびっくりしたのは、
「この講座はひと月に一回ですが、この頻度だと折角少し出来たことが、次の時には殆ど忘れてしまっていて、ちょっともったいないですね!」 というような話をしたら、
「講義と講義の間にもう一度くらい集まって練習しましょうよ!」
と、早速段取りを決めようとしている一人の受講生の姿に、
「あくなき向上心に拍手! 素晴らしい!」
と、思ったのでした。

と、更に「3/17は先生、ご都合は?」と聞かれ、
何をするのかな?と思ったら、「今回の曲を練習しませんか?皆さん!」

いやあ、この熱意はどこからくるのでしょう?

本当に、素晴らしき受講生の皆さんの態度に、脱帽でした。

おわり