つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

嬉しい言葉

2014年01月26日 09時00分00秒 | いい話
そういえば、先日の加古川のコンサートで、もうひとつ嬉しいことがありました。

それは、コンサートの中で僕が話をした内容について、後の打ち上げ会場で長谷川さんの義理兄さんからのひと言でした。

「かるみ」ということについてでした。

実は僕がボッケリーニのソナタを弾いた後にこう言ったのです。

このボッケリーニのようなバロック音楽は「軽い」という要素が大事です。でも、これが出来るようになるのは簡単な道のりではないです。リズム感の良し悪しや才能ももちろんあるのだろうけれども、良い先生についてしっかり訓練を受け、それを習得し、また楽器や弓などにも恵まれていないと出来ることではないです。ちなみに、今日は良い弓にも恵まれています。

と言って名弓「○○○」を使っていたことを明かしました。

義理兄さん曰く

松尾芭蕉が晩年に東北の地を回って沢山の俳句を語った中で「俳句は究極はかるみ」という話しと通ずるものがありますね。これは、別に重いとか軽いとかいう単純なものではないようだけれども、何か秋津さんがコンサートの時に話されていた「軽さ」の話を聞いていて、すぐ芭蕉の話を思い出した。

と、話されたのでした。

僕には芭蕉の俳句の世界が解るわけではないので、返答に困ったけれども、ただひとつ思い出したことがありました。

それは、東北のひとの持っている「何か」と通ずるもので、先の大震災のあとでも、どん底の深刻にならずに「どうにかなるさ」的なちょっと楽天的明るさにつながり、明るいが「かるい」につながるのではないか?

以上、勝手な解釈でした。


ではでは

楽しかった!

2014年01月24日 02時03分53秒 | コンサート
先日のコンサートの開口一番の我々のコメントです。

とはいえ、報告が少し遅くなったのには訳ありです。
実は子供がちょっと大変だった?(未だ進行形)のであります。

詳しいことは控えるとして、なぜ子供って親が出かけると具合が悪くなるのでしょうかね?
昔からこの手の話はよくあるようで、古いものになるとうちのお寺の先代(祖父)の話です。

なんでも、布教使として出かける度に、息子(今の親父)が熱を出して急遽出先から帰宅していたそうで、考えた末、境内に保育園を開いたのだとか?

オフレコにした方が良さそうな話ですが、今さらかな?

では本題に!


この前の週末に出かけた二日間のコンサート。

まず、名古屋の「河文」レストランの夜の生演奏でした。



残念ながらピアノがあっても使えず、電子ピアノでの演奏でした。

なかなか良い環境とは言えない(純粋なコンサートではないわけで、聴いている人も友人との語らいに使っている人もいたのですから)中、それでも、30分3回のステージをこなし、終わってみたら、そこの男の従業員2人が一番喜んでくれたようで、売れたCD2枚はその二人でした。

この日は、懐かしい知り合いが譜めくりとして現れたのでした。
昔博多のレッスンでピアノの美江さん宅に居候していた時分、近くに住んでいた九大の学生だった方です。

今は会社のかなりの地位にある人なのでしょうが、この日ばかりは我々のしもべの様でした。いや、その雰囲気にすっかりはまっていたように見えたのは僕だけ?
何しろ仕事が終わった時間が11時ごろでしたから、それからそのバーで飲み始め、終電で帰れなくはなかったけど、結局1時過ぎまで呑み、僕らのホテルになだれ込むこととなったのでした。


さて、日は変わり次の日は新幹線に乗り加古川へ移動中、手を伸ばしてのセルフショットです。



さて、加古川のコンサートは由緒ある「教信寺」ではなくて、そこの和尚(長谷川さん)のお宅のホール「音楽の館」でのコンサートでした。



会場のリハーサルのショットで一人小さな坊やの頭が見えましたか?

これはここの二男ちゃんで「弦」くんといいます。
嬉しいことに僕のCDを生まれた時からずっと聴いてくれたそうで、この日はその演奏者の生の演奏を聴けた、記念すべき日だったかもしれません。

2時に始まり終わってみたら4時半を回っていました。
話を交えての演奏は、CDの曲全部とオマケ少々でした。

会場の皆様、長谷川家の皆様、共に笑顔の一杯の良いコンサートになったこと、最後にお伝えして、報告終わります。

P.S. 今回の衣装。考えた末のものでしたが、一見「やーさん」に見えるでしょうか?白の上下に黒のシャツ、赤いネクタイでしたから。


ではまた







今年の正月

2014年01月12日 09時00分00秒 | 戯言
ちょっと過ぎた日のことですが…。

義理の兄様と我が娘たちと、正月に真剣に神経衰弱ゲームを。


また、久々に登場。我が家の晩御飯メニュー。


これに使った野菜の多くは、岡山の嫁さんのお父様から送って頂いたホクホク蓮根に、お姉さんの嫁ぎ先のお宅で作られた、ホントに美味しい白菜、里芋、水菜、大根、チンゲン菜、近所のお友達からもらった美味しいさつま芋等を使ったものです。

いやあ、嫁さんますます腕上げておりまして、小生は幸せでございます。

次に凍てつく朝の雪景色をご覧あれ。


夜中の気温が氷点下になることが…。

写真はご無礼しますが、最近は下着を長いものに変えただけでなく、それを二重に着ています。これにより、随分と暖かく感じられるのです。
特に足元から寒さが上がってくるものですが、靴下、ズボン下辺りを二重にすることは、こんなにも効果があるのかと、最近見直しております。これ、考えてみると、暖房の温度を上げるのではなく、むしろ寒い時は暖房機の温度は少し下げ、こちらの服装を工夫することで対処することをお奨めします。

ではでは




新年明けましておめでとうございます

2014年01月05日 05時36分37秒 | 戯言



みなさん

昨年は小生の他愛ないブログをご覧くださり、ありがとうございました。

昨年は、幼稚園の副園長から保育所の副園長となり、顔だけの役職かから実務をこなさくてはならない役職に配置代えとなり、まず出来ることからということで園児の送迎時の車の誘導・あいさつに始まり、園の行事や研修に行ったり、理事会、監査に出席し、わからないまでも県や市からの書類を開き、悪戦苦闘の日々でした。

また、お寺のことでは5月に住職交代(継職といいます)の一大行事に向けての実行委員会が発足し、お寺のいろんな場所の修復や設備の更新など、頻繁の会議に追われながらの毎日でした。そんな中、住職塾に通い「お寺の住職に必要な要素としてひとつの会社経営についての知識を学ぶ」というような、今まで使ったことのない領域の頭を回すことを学びました。

チェロのことでは、2枚目のCD発売、合わせて発売記念コンサート。広島近郊の生口島で開催された夏の行事「レモン共和国」での堀さん達とのチェロカルテットのコンサート。また新しい事と言えば、「金春流」能楽師の山井綱雄さんとのコラボもありました。

更に付け加えますと育児もこなしております。何しろ一日中一緒に暮らしていますので、日々のこと(オムツ替え、食事の世話、遊びに付き合うこと、風呂、添い寝など)があるわけでして。

ということで、新年早々ご挨拶が今日になってしまったわけですが、とにかく「時間が無い」というのが一年を通しての実感でした。

そんな中にも、保育園の保育士の方々、ご門徒の方々より嬉しい反応が出てきたことは大きな収穫でした。

それは、チェロを弾くということでした。

ご門徒の法事やお参りの際、法話の代わりにチェロの演奏をしたのでした。これには、かなりの方が良い印象を持たれたようで、また中には歓喜のあまり泣かれた方もおられたのです。

また、保育園のお遊戯会のあとの忘年会で、サプライズでチェロの演奏をしたところ、とっても喜ばれました。(ビンゴゲームの最後のひとに「ディズニーの星空?)をプレゼントしたのです)そのせいか、会うたびに「先日はありがとうございました」と嬉しそうにあいさつをしてもらうのでした。

というような諸々の出来事を想い出しながら、新年のあいさつに代えさせていただきます。

ちなみに、冒頭の本年の書初め「無碍」の意味は「障りが無い」というものですが解りやすく説明します。

阿弥陀さまのお慈悲には、その行く手を阻むものが無い。邪魔をするものがいない。何故かというと、阿弥陀さまの立てられたお誓いがそれほどすごいからに他ならないからであります。そのことはあちらの世界では知らぬものは無いようです。ですから他の仏様は無論、神様も讃えられ、悪魔も外道は近づかないわけです。尚、その阿弥陀さまを帰依しているものは、同様に扱われるのであります。

ごめんなさい、何だか気が付いてみれば、とても長いものになってしまいました。


今年も、あまり更新の頻度は上がらないかも知れませんが、「つれづれ日記」をよろしくお願いします。