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つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

ひとつ終わりました

2013年05月11日 01時47分01秒 | コンサート
昨日、CD発売記念コンサート広島公演が無事に終わりました!
雨の中、たくさんのお客様にお越しいただいて、とてもよい雰囲気の中、楽しいコンサートになったと思います。

終演後、サイン会を行うため、得意の!?トークはなるべく短く短く・・・と思っていたのですが、気分がのってしまって、いろいろ早口でしゃべってしまいました。


CDもたくさん買っていただき、本当に感激です!みなさまありがとうございます。

さあ!明後日は博多公演です。
13日(月)19時より、あいれふホールにて。
こちらはお天気のようなので、ぜひぜひ皆様ご来場ください。

僕は少し骨休めをして、万全の体調で博多入りします

あうんのふたりでした

バッハに思いをはせる

2013年03月06日 09時00分00秒 | コンサート
今週末の3/9のコンサートは、ただのコンサートではなく、「震災のことを忘れないで!」というメッセージを込めたバッハ無伴奏組曲の演奏になる。

選んだのは組曲第5番。
そもそも原発事故からの逃避行を手記に残した浪江町のお婆ちゃんのことをラジオドラマにする構想の中で僕のチェロを弾いてくれませんか? ということから始まったのです。

元のドラマの部分を聞いて、すぐに「バッハの無伴奏組曲が使える!」と思った。
特に第5番のプレリュードやアルマンド等は、今までに演奏した時のイメージのものと、今回のような悲惨な状況を目の当たりにした時のイメージとがピッタリときた。

これまでに、自分の中のある思いを語る時「バッハの音楽を借りて自分の心を語る」というフレーズを使ったが(自称)、今回このラジオドラマコンサートの練習をしていた時、ふと思った。

バッハの音楽を借りて語るのではなく、自分が語ったもの=そのものが無伴奏の音楽ということ。

バロック時代の演奏スタイルやバッハに関する常識的解釈等について理解を出来たとして、楽器を持って楽譜を見ても、なかなかすぐに様にならないことは、自分の経験からも解っていることで、聴衆のかたが演奏に聞き入って聴いて下さる形になるまでの道のりは簡単ではないのがバッハかも知れない。

でも、このところ、特定のイメージを持って組曲第5番の練習をしていると、ある状況下の人間の感情の中にある「不幸」「苦悩」「悲しみ」「葛藤」などの表現=音楽の可能性を追い求めているバッハと自分が一体化しているような気がしてしまうのです。

その音楽は、和音を音階がリードし、リズムが感情の高ぶりを示すようなところがある。和音も、ドミナントとトニックの関係=カデンツ(終始のかたち)をどのように捉えるか=解決なのか、勝利なのか、成就なのか。それは強引に持って行ったのか、それとも自然に解決したのか。等々、話は尽きなくなる。

続きはまた。




バッハに思いをはせる(その2)

2013年03月06日 05時35分53秒 | コンサート
そういえば想い出すことがある。

大学2年の時に受けたチェロコンクールの課題曲が、この組曲第5番のプレリュードだった。当時19歳の若さで、この難曲に向かわなくてはいけなかった。

巨匠の演奏もいろいろ聴き、ピアノで何度もアナリーゼしてみたが解からない。

その「解からない」とは、随所に出てくるカデンツ(終止形)の解決の形が、なぜか予想通りの解決をしないこと=意味不明=算数的発想しかないため、何とか理解しようとするも、1+1=2以外の答えに対しての何故?に答えを見出すことが出来ないことに悩みました。

このことは何を意味するのかというと、人生経験の乏しさからくるところであって、何ら不思議はないのです。いわゆる定石通りに運びたい、順風に乗って行きたくてもそうはならないことのほうが、むしろ多いかもしれませんよね。

まだまだ続きを書きたいのですが、タイムアップです

今日のコンサート、この新たな試みを是非聴きににいらして下さい。
 

ではでは

何でかなあ?

2012年12月30日 09時00分00秒 | コンサート
みなさま

明日は、恒例の行事、ゆく年くる年コンサートです。

しかし、天気が悪すぎます。
午後は雪、夜には曇りになるようですが、いけないのは気温。
マイナスの世界になります。
となると、車でお越しの方は、間違いなくスタッドレスタイヤを用意して頂かないと、帰りの道で立ち往生してしまう可能性が出てきます。くれぐれもしっかりした用意をお願いします。(市内の方)

会場の中はストーブがありますので、何とかしのげますが、除夜の鐘を突いていただくときは、差し込むような寒さになると思われます。

それでも聴きたいと思って、ご来場して下さった方には、たんと甘酒を飲んでいただけるように準備しております。

演奏曲目は

ベートーヴェン チェロソナタ第1番より第1楽章
ドビュッシーの小品より ピアノ連弾
メシアン 「世の終わりのための四重奏曲」より抜粋
ブルッフ 8つの小品。「コル・ニドライ」
タイス 「瞑想曲」
モンティ 「チャルダッシュ」

以上です。

外は寒くても、心が温まる演奏を出来るよう準備して皆様のお越しをお持ちしております。

では、近隣の方から遠方の方まで、事前報告でした。


報告します

2012年11月24日 18時20分53秒 | コンサート
もう既に、お知らせしましたが、明日は、三原の室内管弦楽団の定期演奏会でドボルザークのコンチェルトを演奏します。

会場はJR本郷駅付近の生涯学習センター「にいたかホール」です。
開演14時からです。

よろしかったら、聴きにいらして下さい。

そういえば、ちょっと前のことになりますが、アッカというグループの定期演奏会でのスナップショットが届きましたので、ちょっと紹介します。



実は、このメンバーが暮れの「ゆく年くる年コンサート」に出演してくれることになってます。

年末に”世の終わり”という言葉の響きは何とも言えない感じもしますよね。
ですので、そのあとにちゃんと僕のソロで癒しの曲を演奏しますので。

どうやら、今年も寒い年の瀬になりそうですが、どうぞ、この意味深いコンサートに足を運んでみませんか?

そして、一年を振り返ったり、来年の抱負を考えたりの時間にあてがってはいかがでしょう?

おまけは、今年の紅葉のスナップです。
割と今年は家の窓からの景色が、わざわざ出かけなくても結構いい感じだったと思うのは、僕だけでしょうか?



ではでは


姫路(善教寺)のコンサー

2012年11月09日 06時19分59秒 | コンサート
はい、いよいよ明日は一年ぶりに善教寺さんでのコンサートです。

ただ、お知らせしているコンサートのプログラムに変更があります。
当初予定していたボッケリーニのソナタをコダーイのソナタに変更します。
といっても、全楽章はちょっとマニアックな方には良いかもしれませんが、一般的には厳しいと思いますので、第1楽章だけとさせていただきます。

シューマン、ファリャ、コダーイとヨーロッパの民族の違いが出て、なかなか面白いプログラムになれば良いなあ、と思っています。

コンサートは前半がピアニストの福田さん、後半を僕と丸山さんで受け持ちます。

では、お近くの方、ご都合がつけば是非聴きにいらして下さい。

ではでは

終りました

2012年11月06日 02時06分08秒 | コンサート
一昨日、苦労の甲斐あって、無事にメシアンの本番が終わりました。

若いアッカのメンバーに混じっての演奏でしたが、みんなの健闘ぶりが、終わった後の拍手に表れているようでした。

曲の背景から、真っ黒の衣装で弾き、ステージも薄暗い感じ、譜面のところに譜面灯を点けてのモノトーンな感じで演奏しました。

何と言っても、全8楽章で曲の長さが50分もありますから、途中で集中力が続くかな?という感じでした。曲中にピアノを除いた3人のソロの楽章もありますから、その間ステージでじっと待っていて、すぐに弾きだすという、テンションを一定にキープできない中で演奏することの難しさを教えてくれた一夜でした。

とりわけ、僕のソロの楽章は3/4の16分音符がMM=44という、メトロノームの一番遅いところで「カチッ、カチッ」というテンポは、遅いというより止まりそう、といったほうがあっているかもしれません。

2分音符などは、ピアノが16分音符を8回弾く間、動けないわけで、殆ど拷問を受けているかのようです。秒速1㎝くらいの速度で弓を動かすだけでもコントロールが難しいのに、それでクレッシェンドしないといけない時、現実的には弓を返せばいいわけですが、音楽的にはなるべく弓を返さないほうが良いので、あまり返さないで弾こうとすると、肉体の限界を攻めていることに他ならない、ちょっとSMの世界を垣間見たのでした。


写真を撮ってなかったので、文章のみでごめんなさい。


では、今度は10日に姫路の善教寺さんでのコンサートです。

詳しいことはHPを見てください。


ではでは


いよいよです

2012年11月03日 00時25分05秒 | コンサート
いよいよ、明後日11/4に広島のアンサンブル・アッカという団体の定期演奏会にて、メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」を弾きます。

この曲は、僕がかつて留学中にボストンの仲間と演奏したことがあるのですが、それ以後、その中の1楽章だけ取り出して演奏したことがあるだけで、久しぶりに演奏することになるのです。

「現代曲」というエリアは、昔弾いたものでないと、ちょっと譜読みに時間がかかるだけでなく、指使いを決めて正しく音程を取れるようになることが、かなり困難です。(実際は、あまりに昔過ぎて、この楽章は大変だった、というような記憶しかなく、改めて譜読みをすることとなりました。)

でも、この曲は特に曲の背景(アウシュビッツの収容所に入れられた時に作曲した。しかも、初演はその収容所の中だったらしい)が特殊ですから、作曲者が何を言わんとしているかをどこまで想像し、掴めるかどうかに、曲の仕上がりがかかってくるのです。

今回、僕はそのメンバーに混じって弾きますが、みんな初老の僕のアドバイスをどこまで表現出来るか、期待と希望を胸に臨みます。

詳しいことは、HPをご覧ください。

では、お近くの方は日曜日の午後、会場で逢いましょう。


プライベートコンサートのお知らせ(直前ですが・・)

2012年10月19日 14時51分31秒 | コンサート
とても直前ではありますが、コンサートのお知らせです

10/27(土)午後3時より
願船坊庫裏にて
『秋津 智承 プライベートコンサート』
曲目:Z.コダーイ作曲 無伴奏チェロの為のソナタ

ごくごく少人数で行いたいと思います。
目の前で、コダーイの無伴奏を聴いてみませんか?
かなり迫力満点で、腰抜かしちゃうかも

お越しになる際は、事前にご一報ください

それでは、芸術の秋、盛り沢山で練習頑張るぞ

コンサートのご案内♪

2012年10月15日 23時18分37秒 | コンサート
朝晩めっきり冷え込むようになり、山の色も少しずつ紅葉の準備に入った感がありますね。
我が家は風邪ひき続出ですが、皆さんはお元気ですか?

さて、ホームページの演奏会お知らせにはチラシをアップしているのですが、来月は、二つのコンサートがあります。

まず、11月4日(日)午後2時開演 広島市東区民文化センター
<スタジオ1> アンサンブル・アッカ第12回定期公演に特別賛助出演します。
演奏曲はメシアン作曲 「世の終わりのための四重奏曲」です。
この曲はメシアン自身が、第2次世界大戦時に収容所に送られ、その中で作曲し演奏会も持ったのだそうです。生きて帰れる望みのない絶望の淵の中にあって、その中でキリストへの信仰心を音楽にしたような感があります。
どちらかというと、非情に重たくメッセージ性の強い曲ですので、演奏する側にも非常に負担のかかる曲なのです。そのためか、演奏されることも滅多にない曲ですので、どうぞお聴き逃しなく。
アッカのメンバーとも気合が入り、何か月も前から何度となく合わせをして相互理解を深めているところです

もう一つは11月25日(日)午後2時開演
本郷生涯学習センター にいたかホール(0848-85-0701) 三原市本郷南6-25-1
演奏曲はドヴォルザーク、チェロ協奏曲です。
こちらは、三原室内管弦楽団の定期演奏会にソリストとして出演します。
この曲について今さら説明はいらないと思いますが、芸術の秋に相応しい一曲だと思います。

お近くの方、どうぞ聴きにいらして下さいね
ではではまた