つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

終りました

2012年11月06日 02時06分08秒 | コンサート
一昨日、苦労の甲斐あって、無事にメシアンの本番が終わりました。

若いアッカのメンバーに混じっての演奏でしたが、みんなの健闘ぶりが、終わった後の拍手に表れているようでした。

曲の背景から、真っ黒の衣装で弾き、ステージも薄暗い感じ、譜面のところに譜面灯を点けてのモノトーンな感じで演奏しました。

何と言っても、全8楽章で曲の長さが50分もありますから、途中で集中力が続くかな?という感じでした。曲中にピアノを除いた3人のソロの楽章もありますから、その間ステージでじっと待っていて、すぐに弾きだすという、テンションを一定にキープできない中で演奏することの難しさを教えてくれた一夜でした。

とりわけ、僕のソロの楽章は3/4の16分音符がMM=44という、メトロノームの一番遅いところで「カチッ、カチッ」というテンポは、遅いというより止まりそう、といったほうがあっているかもしれません。

2分音符などは、ピアノが16分音符を8回弾く間、動けないわけで、殆ど拷問を受けているかのようです。秒速1㎝くらいの速度で弓を動かすだけでもコントロールが難しいのに、それでクレッシェンドしないといけない時、現実的には弓を返せばいいわけですが、音楽的にはなるべく弓を返さないほうが良いので、あまり返さないで弾こうとすると、肉体の限界を攻めていることに他ならない、ちょっとSMの世界を垣間見たのでした。


写真を撮ってなかったので、文章のみでごめんなさい。


では、今度は10日に姫路の善教寺さんでのコンサートです。

詳しいことはHPを見てください。


ではでは


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