チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

「重音」で大きな壁に突き当たっている

2013年09月23日 00時32分31秒 | チェロ

東京でレッスンに通い始めてどれくらいだろう。まだ4ヶ月くらいか。

可能な限り毎週通っているレッスンの効果を実感することが多い。
7月のアンサンブルコンサートで、ブラームスのクラリネット五重奏第4楽章を
ぎりぎり乗り切れたのも、Feuillardを使った基本レッスンの積み重ねのお陰だったし
最近オケの練習に参加しても、以前と違って少しだけ大胆に音出しが出来ている。

先日のレッスンでは、初めて「以前より良くなってますね」と褒めてくれた部分も出てきた 

  【 Feuillard(フィヤール)の表紙 】

 

しかし、レッスンが進むに応じて課題がだんだん難しくなって気がする。
その中でも、一番厄介で、前進があまり感じられないのが、下記No.28番の課題だ。
指がつりそうになるだけでなかく 思うように動かないことばかりが出てくる。

 

  【 Feuillard 28番のエチュード ~現在12番まで履修~ 】

No.28からも 「今度はこれやってきてください」と、毎回レッスン終了時に1小節分だけ宿題になる。
1から8までは何とかクリアしてきたが、9から先は第2弦を2本の指を同時に押さえたままで、第1弦上で指を動かさないといけない。
指に集中していると1弦と2弦の「重音」が「単音」になってしまうという、厄介な演奏練習になっている。
結局11番はうまく弾けなかったが、先生が大目に見て前に進ませてくれた。
いずれこのNo.28は他のエチュードに比べて、誠にまことに気が乗らないこと限りなしなのだ。

いままで気が付かなかったが、英語での解説部分を見ると
「指の独立性を練習すると共に、重音の準備」
みたいなことが書いてある。

重音は、オケではたいがいチェロの中でパートを小分けして対応することが多く、ほとんどチャレンジしてこなかった技術だし、
楽譜に重音の指示がある場合も、音程が悪くて迷惑をかけるので、僕自身は開放弦以外は単音で弾く事がほとんどだった。
「重音は、克服できないだろうな~」と匙を投げていた。

ところがレッスンではそういう技術への入り口をどんどんチャレンジさせてくれる。
いつの間にかハイトーンには抵抗感が減少してきていて、前進の喜びを感じ始めていたが、
「重音」ばかりは、ボーイングの位置決めもさりながら、double stopで正しい音程を出すことが難しく「重音」どころか「重苦」なのだ。

先輩諸氏は、重音を使ったアンサンブルなども演奏していたが、自分もいつかは出来るようになるのだろうか・・・
少なくとも先生は まだ匙を投げてはいないのだから、いつか、きっと・・・というわずかな希望を持ちながら、もう少し頑張ってみようと思う。


 


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