チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

市原フィルを聞きに来てくれた方々の素敵なブログ

2014年10月29日 01時13分32秒 | 市原フィル

市原フィル第29回定期演奏会を聴いていただいた方々のブログです。

 

お一人は団員ではないのに、いつも演奏会のお手伝いをしていただいている
「いつでも夢を」さんで、定期演奏会の感想を詳細に書かれています。

http://blogs.yahoo.co.jp/ken020101/12685343.html

そしてお友達の「ピッカリング2」さんも、一曲ごとに素敵なコメントを寄せています。

http://blogs.yahoo.co.jp/pickering2013

どちらの内容からも、私たちアマチュアの演奏する音楽を応援し、
真剣に聴いてくれ、楽しんでいただいていることが伝わってきます。

お二人がやり取りしているコメントには深い音楽体験が感じられるし、
次のラフマニノフへの期待も語られていて、とても嬉しい気持ちになります。

こうした人たちに支えられて演奏会がやれているんだよな~と改めて感じ
心から感謝したいと思います。
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

 

 

 

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定演の打ち上げは「収穫祭」みたい

2014年10月26日 22時51分00秒 | 市原フィル

定期演奏会が無事終わった。

定演の演奏は、若い指揮者中島さんの評判が抜群で、市原フィルもよく気持ちがひとつになり、
楽しいモーツアルト、なかなか感動的なブラームスにすることができた。


実はゲネプロ段階になっても「果たして明日は大丈夫なのか・・」と感じる部分があった。
ベートーベンの「コリオラン」で始まった気分を、「ハフナー」に切り替える難しさ。
「ハフナー」の直後に、ブラームス演奏モードに切り替える難しさに戸惑っていた。
技術面で難しい部分が多く、団員が弾きこなすのに必死になっていたからだと思う。

指揮者からは「音楽してない」「みんな楽しそうでない」「モーツアルトにそんな深刻な顔で演奏しなしで」と指摘された。

ところがステージリハーサルになると
「たった一晩でみんな上手くなっている。」と中島さんも驚くほど。これが本番を迎えたときの市原マジックだ。
「本番で豹変する」と言われていた中島さんの”顔芸”のおかげもあって、楽しい演奏会にすることができたのだった。

さてさて、今日の本題は市原フィル恒例の打ち上げについて。
予定の時刻になったとき、なんとAKB48(風の)お嬢さんたちが走り込んできた。

かわいいハロウィン風髪飾のメンバーは、日ごろ厳しいバイオリン主席のお嬢さん方だった。
会場は割れるよな拍手喝采となり、踊る彼女たちに一斉にスマホで写真撮りたがりの嵐。
盛り上がりついでに、おじさん、おばさんも乱入し、打ち上げの最後は大勢でのダンス大会になった。

曲はアップテンポな、AKB48の曲らしいのだが、なぜか懐かしい感覚に襲われた。

リオのカーニバル?
いやいや1970年代の新宿のディスコ?
いや徳島の阿波踊り?
盆踊りかな~?

リズムはかつてとは違うし、踊りも洋風なんだけど、わかったのは、みんなが同じ振りでシンクロして踊ること。
これはディスコでも、盆踊りでも同じ。
西洋音楽をやるオケのメンバーにも流れている、日本民族の底流にあるものなのだろうか。

そう、これは一年苦労して育てた作物の豊作を、村をあげて祝う「収穫祭」なんだと感じた。
オーケストラ村で、集団作業を何か月もやり遂げ、ともに達成感を味わっているのだ。

両コンミス、第2バイオリン主席の選択したAKBの踊りは、
まさにオケのメンバーの気持ちのど真ん中を射抜いたのではないか。
さすがだと思った。

でも、自分は酒も飲めず、踊りに参加もせず、こんなこと書いているんだよな~
4時間もかけて友人夫婦が駆けつけて花籠を届けてくれたな~・・・
元所属したオケのみなさんが聞きに来てくれ、おいしい生チョコをいただいたり・・・
そんなことを振り返りながら・・・


ま~これが自分なりのお祭りの仕方なのかなと割り切ろうっと。

コメント (2)
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定演目前、臨場感と緊張感で追い込み中

2014年10月23日 22時39分08秒 | 市原フィル

いよいよというか、いつも通りというか、あっという間に週末に定期演奏会本番だ。

合宿を含め、何か月間でだいぶ弾けてきていると思っていたが、直前になりダメな部分が
日々発見されて「なんでいつもこうなるの?」とあきれている。

Mzartの「ハフナー」。
弾けないところは、やはり弾けないとあきらめているものの
丁寧にさらってゆくと、いい加減に譜読みしているところが何か所か見つかった。
特に4楽章では超スピードで全体が騒がしいので、練習場では気づかぬままだった。

Beethoven「コリオラン」。
これは大丈夫だよね、とさらっていると、やはり発見があった。
個人練習では弾けていたはずが、実際にプルトごとに一台の譜面台だと譜面が現場では読めず
覚えていない部分がいい加減になり、結局「ちゃんと弾いてないじゃん」ということが明らかになる。
コリオランは全般的にちゃんと「使える音」「きれいな音」が出せていないことが課題だ。

Brahms「交響曲2番」。
ここでも毎度のことだが終楽章に手抜きが多く見つかった。
先日の通し練習では、隣のチェロ嬢から第3楽章のPizzの1音に「#つけて演奏している」と指摘されて驚いた。
(彼女が見逃さず聞き分けるのがすごい! 毎回見逃してくれてたんだね)

ブラ2は何といっても4楽章が怪しい。ものすごい勢いと音量なので自分で何弾いているかわからなくなるんだけど、
実は弾けてない、読み違えている、左手と右手がバラバラで音がまともに出ていない部分が多く見つかる。
思えばこれまで参加したどの交響曲も4楽章がいつも怪しかった。これもまた繰り返される癖で
第1楽章からいつも練習していると、最後がおろそかになる。今回こそはと取り組んだんだけど癖は治っていないよな~。

こうして定期演奏会が目前になると、友人や知人が見ている前で弾いている状況が迫ってくるし
本番の舞台でミスすれば全体に迷惑かけることのリアリティーが増してくる。
ちょうど試験の直前になって、追い込まれるように集中力が高まるような感じなんだが
子供のころからの癖は一生治らないものだと、笑うしかない。

営業活動では「エビ反り曲線」というのあって、期末になると急に受注が集中して目標を達成することがよくある。
どうやらオケの練習もそうなんだと割り切り、これからが「詰め」と心得て練習しよう。

今夜も、再度譜読み、運指の工夫を重ねて、本番であと3%~5%角度を上げようと思う。
土曜日にはゲネプロがあり、これからが本当の勝負だ。

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マーラー交響曲5番の楽譜届く.全く歯が立たない!

2014年10月18日 00時56分04秒 | オケの練習

古巣のM響のファミリーコンサートでチェロ主席と立ち話したときに、
「来年の定期演奏会のマーラー5番に僕も乗せてください」とお願いしてしまった。


市原フィルの定期演奏会が目前に迫ってきているし、市原は来年の記念コンサートのメインに
ラフマニノフの第2交響曲に決まっている。実に素晴らしい交響曲だけど非常に困難が予想される。
そんな中で、マーラー5番に挑戦することにしてしまったが、二足のワラジを履くのは無謀なのかな~

でも決めてしまった以上、実力のない自分ができることは何かと少しずつ進めている。

・マーラーもラフマニノフもスコアーとCDは購入した。
・例の無料楽譜サイトIMSLPから、チェロ譜をダウンロードして製本まではこぎつけた。
・youtubeでは、アバドやら、バーンスタインの名演も聞くことはできた。

そして本日チェロ主席から楽譜が到着した。
なんと、主席は27Pのチェロ譜を製本し、全楽章にボーイングマークを記入してくれていた。

すごい!

初合わせ(初見大会?)もまだ11月だというのに、この段階でボーイングが決めてあるとは、
M響はなんとすてきなオケなんだろう。
僕のようなlatestarterにとって、オケの進捗に合わせ臨機応変にボーイングを変更することは大変難しい。
オケの意志として、あらかたのボーイングが決めてあるとは、なんと優しいオケなのと感激した。

 

しかし、喜びはここまでだった。

早速マーラーの第1楽章を弾いてみようじゃないかと、チョロチョロと弾き始めてみた。
ところが、CDから聞こえてくる美しいマーラーとは似ても似つかない様相を呈し、愕然となる。

#4つで始まったので「面倒くさい」ことは覚悟はして取り組み始めたが・・・・
ヘ音記号だったのがハ音記号に変わってゆき(ここまではよくあること)、
しかし五線紙の上に2本3本平気で音が出てくる。え~親指ポジションでは届かないよ~。
そろそろ低音になってくるので、テナー記号からヘ音記号にもどるのかとおもいきや、マーラーさんは面倒くさいのか
そのままハ音記号でどんどん書き進んでゆく。五線紙の下の方書かれると大変苦手なんだよね。

そうこうするうちに、#4つだったはずなのに、突然♭4つに変貌している。なんでこうも急変身するの?
目を凝らして音を拾っているんだけど、♭4つはすぐ次の段になると、アレレ♭5つに増加しているではないか!

あとはもう、しっちゃかめっちゃか。
♭も#もなくなったかと思うと、ヘ音記号に戻って、いつの間にか#4つになって、ハ音記号になったと思ったら♭になって・・・
テンポも速くなり遅くなり・・・ただでさえ音そのものが出しにくいのに、目まぐるしく変貌する楽譜についてゆけない。

それにG線の第1ポジションの音符から、遥か彼方のハイトーンの音符まで直線で結ばれているのは何だろう?
グリッサウンド?こんな表記見たことないぞ、え~ギューンってやるのかな~・・・

てな具合で、聞き惚れているだけのマーラーは、こんなにも複雑な音の変化組み合わせを仕込んでいた。 

今いえることは一つ。「この楽譜は全く歯が立たない」


何度も何度もつまずき、立ち上がり、ひっくり返りを沢山繰り返せば、何とかなるだろうか。
でも間に合うだろうか・・・  

M響の初合わせは11月3日に迫って来ている。
とても練習に間に合うだけの「譜読み」すらできそうもない。
演奏に至っては、はたして半年先とはいえ、定期演奏会に間に合うきがしていない。

ラフマニノフに加えてマーラーという美しい楽曲を演奏するチャンスなど二度と訪れることのないと思い
「60代半ばでの大胆なチャレンジ!」と一人で盛り上がっていたのが全くバカみたいだ。

果たしてこのまま進んでいいものか・・・思考停止中

 

 

コメント (5)
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