２０１１年が暮れようとしている。
今年もいろいろあったな～振り返ってみよう
＜海浜幕張の高層ビルから見た夕日 富士山もチラリ＞
大震災を浜松で経験。急遽ホテルを確保するも帰宅難民になった
茂原でのアンサンブルコンサート中止、停電と放射能に工夫の日々
市原フィル管弦楽団の定演デビュー。初ニールセンに汗を流す
無呼吸といびき対策を目的に喉の切開手術。いまだ違和感が残る
モーツアルト・クラリネット５重奏曲で室内楽大会の舞台に立った
雇用延長の２年目の突入。６１歳でも働けていることに自分で驚く
タイ洪水の中1,000キロをタクシーで移動。ミャンマー・ラオス入り
家内の入院大手術、結婚して初めて8日間も一人暮らしを経験
徳永英明コンサート行脚（家人の付き人で各地のホールを体験）
シルクドソレイユ、キャッツ、新日本フィルのマーラー、沢山の音楽
そして暗転した年の瀬。息子の墓を先に立てることになるとは・・・
いろいろあった２０１１年だったけど、来年こそいい年でありますように。
＜九十九里海岸に こんな明るい朝日が昇るはず＞
以前からキャッツを予約していた。
せっかく一番前から２列目が取れているのだから・・・
行くことにした。
＜キャノン・キャッツ・シアター。劇場の上にも猫の目が＞
会場が暗くなると、目の前に黄色い猫の目が点滅する。
薄明かりの中、音もなく這い出してきたのは、
猫かと錯覚するようなしなやかな動きのアクターたち。
７回も見に行ったという同僚もいるけど、
たしかに この舞台の演出には、何度も驚かされた。
特に猫たちが思わぬところから出てくる舞台装置に目を見張った。
そしてあのメモリー・・・彼女の歌声に聞き惚れた。
＜スターは作らない劇団四季、でもそれぞれの力量は素晴らしかった＞
ミュージカルとは無関係だけど、気が付いたことがあった。
今年タイで見たのは紛れも無いシャム猫の「野良猫」だった。
ところがキャッツの舞台の上での「シャム猫」は「ペルシャ猫」の姿をしていた。
作家はあまりよく識別してなかったのかな・・・
”本当のシャム猫”姿の女優・「タントミール」（Ｔａｎｔｏｍｉｌｅ）の
スリムでなまめかしい動きには目が離せなかった。
鳴り止むことのない拍手、カーテンコールの中でキャッツは幕を閉じた。
以前横浜に暮らしていたころにはよく通った中華街や元町だったけど
「久しぶりの横浜だから」と、みなとみらいから程近い中華街に行くことにした。
まだ明るいなか 中華街に入ると、なんだか全体に洗練された感じを受けた。
上海料理の店を選んで、クリスマス・ディナーコースを注文した。
＜クリスマスツリーをあしらった前菜＞
＜ふかひれスープに続いて、オマール海老のチリソース煮＞
＜イルミネーションが明るいメインストリート＞
店を出ると、中華街のメインストリートはすっかりライトアップされていた。
忘年会とクリスマスを兼ね会食をしようという人々の流れは
夜に入って ますます勢いがついた感じ。
路地は人の波で溢れていた。
年忘れ・・・にはなるはずもなかったけど・・・
キャッツとおいしい中華で ひと時のくつろぎは得ることができた。
年の瀬にかけがえのない家族がこの世を去ってしまった
アンサンブル仲間五人のうち四人が 最近家族を亡くした
アンアンブルやるかどうかためらいが交わされた
「クリスマスにふさわしい曲ならいいかも」
「レクイエムなんかあったらいいね」
結局、僕らの編成に合ったレクイエムが見つからず
[クリスマス協奏曲](Corelli)
[アヴェ・ベルム・コルプス](Mozart)
[Ｇ線上のアリア](Bach)
を用意して集まることにした
家族との別離の悲しみが尽きることはないけれど・・・
せめて自分たちなりのレクイエムとなりますように・・・
LAの友人”老哲”さんが
今晩(３日の夜中）１２時から、
ベルリンフィル１２チェロのライブ放送が無料で見られる
という情報を送ってくれました。
下記がそのURLです
http://www.digitalconcerthall.com/en/concert/2866?utm_medium=email
ダウンロードできるかは分かりませんが、LIVEというのがいいですね。
